webnews22号 環境にやさしく省力的な水稲の施肥方法

掲載日:2018年5月14日
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環境にやさしく省力的な水稲の施肥方法
生産技術部

現在、水稲の施肥方法は、田植えの前に元肥を入れ、出穂する2週間前に追肥をするのが普通です。しかし、このように2回にわたって施肥することは労力がかかります。また通常、肥料は水田の全面にまかれていますが、その一部は流出してしまうため、肥料の無駄になるだけでなく、環境に影響を及ぼします。
そこで、育苗箱に土と肥料を層状に入れることにより施肥作業の省力化と肥料の流出防止を図る「水稲育苗箱全量施肥技術」について、その実用性を検討しました。
写真:移植時期の苗
移植時期の苗。層の中央にある白い粒が肥料

肥料は窒素溶脱が100日程度まで持続する専用の肥料(商品名:稲まかせ)を使用し、育苗箱に土と肥料を層状に入れます。(写真) これにより移植と施肥が同時にできるだけでなく、層状に敷き詰めた肥料がゆっくりと溶け出すため、追肥の必要もなく、省力化につながります。
また、水田の全面に肥料をまく慣行の方法に比べ、苗の直下に施肥されるため、肥料の利用効率を向上させるとともに、肥料の流出を抑えて環境汚染も防ぎます。
この方法により、慣行の方法よりも肥料を30%減らして栽培した場合でも、ほぼ同量の玄米が収穫されました。また、玄米に含まれているタンパク質は量が多いと味が落ちますが、タンパク質の含有率も低下する傾向があるため、食味の向上も期待できます。
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