webnews23号 光触媒で残留農薬を減らそう!

掲載日:2018年5月14日
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光触媒で残留農薬を減らそう!
農業環境部
図:農薬と酸化チタンの混合散布
図1 農薬と酸化チタンの混合散布


神奈川県では都市と農業の共存を目指し、どこまで農薬を減らして作物を栽培できるかについて研究を行っています。
その研究の一つとして、当所では必要最低限の農薬を用いて病害虫防除を行った後、作物上に残った農薬(残留農薬)を人為的に、すみやかに分解させる技術を研究しています。
その方法として、環境浄化の技術として研究されている「光触媒」(注)を用いて、残留農薬の分解が出来るかどうか検討しました。
まず、肩掛け散布機の中に農薬(クロルフェナピル剤)と光触媒用酸化チタンを入れ、よく混ぜて作物(コマツナ)に散布します(図1)。
その作物上の残留農薬の推移を調査したところ、自然分解区と比較して、酸化チタンを用いた区では光(太陽光線)が当たることにより農薬の分解が早く行われることがわかりました(図2)。
図:農薬(クロルフェナピル剤)の分解モデル
図2 農薬(クロルフェナピル剤)の分解モデル


また、いくつかの他の農薬でも、酸化チタンと混ぜることにより、分解の進むことが確認されています。
この方法を実用化するためには、まだ解決すべき問題がありますが、将来、安全に残留農薬を分解させる技術として期待されます。
(注)「光触媒」:酸化チタンのように、光が当ることで、それ自身は変化することなく、接触する有機物に対し化学反応を促進させる物質。
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