webnews23号 キウイフルーツの健康診断

掲載日:2018年5月14日
webnews23号バナー
キウイフルーツの健康診断
生産技術部

写真:キウイフルーツの葉と葉柄
キウイフルーツの葉(左)と葉柄(右)

神奈川県のキウイフルーツは、県西部を中心に168ha栽培されています。果実は11月に収穫され、低温庫で貯蔵されます。市場へは西日本産のものが品薄になる翌年の3月から5月にかけて出荷され、有利販売されます。このため、産地からは、貯蔵から出荷までの間、果実が軟化しないよう、さらに硬くて貯蔵性の高い果実が求められていました。
そこで、当所ではキウイフルーツ果実の貯蔵性の診断方法を検討するため、葉柄から搾り取った汁液中の養分濃度と果実貯蔵性との関係を調べました。
その結果、葉柄汁液中のカリウムイオン濃度と貯蔵された果実の硬さとの間に相関があることがわかり、貯蔵性の低い果実(貯蔵中に軟らかくなってしまう)ほど、前年6、7月の葉柄汁液中のカリウムイオン濃度が高い傾向を示しました(図)。
2月の果実硬度と前年7月の葉柄カリウムイオン濃度との関係
図 2月の果実硬度と前年7月の葉柄カリウムイオン濃度との関係


以上のことから、キウイルーツ果実の貯蔵性を診断するには、生育期間初期の6、7月に葉柄養液中のカリウムイオン濃度を測定する方法が有効であるといえます。
今後は、この方法で診断した果実を貯蔵性別に保管、出荷するシステムを確立するとともに、貯蔵性を向上させる技術を開発していきたいと考えています。
前の記事へ 次の記事へ
23号のタイトル一覧へ
本文ここまで
県の重点施策
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • 未病の改善
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • マグカル
  • ともに生きる