webnews23号 カボチャ異常果を切らずに判別するには?

掲載日:2018年5月14日
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カボチャ異常果を切らずに判別するには?
三浦試験場

写真:水中浮力による簡易判別法
水中浮力による簡易判別法


トンネル早熟カボチャに、種子の形成が全く無いか不完全で、果実内側の果肉部分が水浸状に腐るという、異常果症状がまれに発生することがあります。しかし、この異常果は、外観上は何の変化もないため、出荷時の選別が困難であり、問題となりました。
そこで、当試験場では、この異常果を非破壊で簡易に判別する方法を検討しました。その結果、果実の比重を利用して水中での浮き沈みを見ることにより、簡易に判別できることがわかりました。
そして、試験場で収穫したカボチャを水槽に入れたところ、水に沈む果実は果肉部が蜜状(ゼリー状)で、切り口が水浸状でした。また、内果皮と胎座の境界がはっきりせず、種子は少なく、その部分はスポンジ状の柔組織になっていました。これらの症状は、現地で発生している異常果と同様でした。一部の正常果にも水中に沈むものがありましたが、異常果はほぼ100%水中に沈みました。
写真 正常果と異常果の断面
正常果(左) 異常果(右)

なお、異常果の発生原因の解明について、平成5年度より検討を行い、これまでに土壌の化学性、単為結実(受粉しないで結実すること)、エチレンの影響、病害の検定などの試験を行ってきましたが判然としません。現在、その他の化学物質や気象条件による影響を検討しています。
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