webnews23号  今年度から実用化が始まりました!! 家族経営向けのダイコン洗浄・選別システム

掲載日:2018年5月14日
webnews23号バナー
今年度から実用化が始まりました!!
家族経営向けのダイコン洗浄・選別システム
生産技術部

写真:ダイコン洗浄・選別システム
ダイコン洗浄・選別システム

1 これまでの研究成果
ダイコンは、神奈川県を代表する主要野菜の一つであり、三浦半島地域でさかんに栽培されています。しかし、収穫されたダイコンの洗浄から箱詰めまでの調製作業は重労働であり、全労働時間のうち、60%を占めています。
このため現地では、機械化による省力化が求められ、ダイコンの洗浄・選別機が導入される事例もありましたが、大型で高額のため普及は限られていました。
そこで、当所では平成5から10年度にかけて、県内の事業所と共同で、省スペース・低コストの家族労力でも使いやすいダイコン洗浄機・選別機を開発し、ダイコン洗浄・選別システムとして確立しました。
このシステムは、(1)ダイコン洗浄機、(2)重量選別機、(3)受け槽、(4)水切り・乾燥架台で構成されています(写真左)。
作業は1人から2人で行い、洗浄されたダイコンは、1本ずつベルトコンベヤで運ばれ、重量を測定してコンピュータにより出荷規格に分類されます。同時に選別ゲートが開閉し、受け槽に落とされます。
写真:(2)の重量選別機の紹介
(2)の重量選別機の紹介

また、(1)の洗浄機は、すでに普及している洗浄機では不十分だった根の先端部と葉部の洗浄ができるように改良し、(2)の重量選別機は、低コスト化のため、計量には電子天秤を使用し、選別、搬送にはベルトコンベヤを利用しています(写真右)。
このシステムによる洗浄から箱詰めまでの作業能率を調査したところ、2人組の作業で1000本当たり2.8時間程度であり、効率は慣行作業の約1.5倍に向上しました。また、仕上げ洗浄や計量選別の工程が省略されるため、軽労化のメリットもありました。
2 重量選別機の普及へ
そして、今年度からこのシステムの実用化が始まりました。特に重量選別機の実用化は生産者からの要望が強く、システムとして開発した洗浄・選別機の単独での利用が可能になりました。
すでに洗浄機を所有している場合は、既存の洗浄機に重量選別機を取り付けることができます。また、この選別機は小型に改良され、低価格に設定されているため、今後の普及が期待されます。
写真:実用化された機械を展示したダイコン祭りの様子
恒例のダイコン祭りでは実用化された機械の展示
が行われました。(平成14年12月三浦試験場)

最初の記事です 次の記事へ
23号のタイトル一覧へ
本文ここまで
県の重点施策
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • 未病の改善
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • マグカル
  • ともに生きる