webnews24号 現場に即したフェロモン剤の利用方法の検討

掲載日:2018年5月14日
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現場に即したフェロモン剤の利用方法の検討
三浦試験場


現在、防除用として使用される野菜害虫のフェロモン剤は、目的の害虫にだけ作用するため、天敵に影響が小さく、人畜に対しての毒性もほとんどありません。よって上手に利用すれば減農薬栽培につながります。

しかし、フェロモン剤の一つである「交信かく乱剤(合成性フェロモンを高濃度で空気中に分散させ、雌雄間の交信を阻害する)」は「アルミゲルア・ダイモルア剤(商品名:コナガコンプラス)」で処理量が10a当たり100本と、設置に手間がかかるため、処理の省力化が求められています。また、処理面積が小さいと風の影響を受け成分が飛散してしまい効果が不安定になります。

そこで、オオタバコガを対象に15aのほ場において、同数の交信かく乱剤を用いて、(1)省力化のために周辺部に設置する区(周辺処理区)と、(2)従来のように均一に分散させて設置する区(分散処理区)を設け、省力効果を比較しました。また、(3)交信かく乱剤を設置しない区(無処理区)を設け、小面積における交信かく乱剤の効果についても検討しました。
図 フェロモン剤の設置方法を変えたオオタバコガ発生数 



その結果、図のように、周辺処理区と分散処理区のオオタバコガの発生数を比べると、ほ場の中央部でもほぼ変わらないため、周辺処理区における省力効果が確認されました。

また、いずれの処理区においても発生数は無処理区と比較して少なく、15a程度の小面積でも交信かく乱剤の効果が確認されました。
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