webnews24号 ナス・環境保全型農業の実証

掲載日:2018年5月14日
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ナス・環境保全型農業の実証
所内プロジェクトチーム


写真:ひもを用いた誘引方法
ひもを用いた誘引方法(平成14年8月)


当所では、所内プロジェクトチームによって環境保全型農業を確立するための実証試験を行ってきました。その方法として、農薬や化学肥料を減らした栽培区(実証区)と従来どおりの栽培区(慣行区)を設け、生育、収量、品質、労力、経済性などの比較をしています。これまでに、トマト、キャベツでその効果を実証しましたが、平成13、14年度はナスプロジェクトチームにより、ナス露地栽培における実証試験を行いました。

13年度は、(1)病害虫の発生状況、(2)化学肥料を減らした場合の収量への影響、(3)仕立て方や誘引方法による作業性の違いを確認しました。14年度は、(1)農薬の代わりに夜間に黄色の蛍光灯を導入し、夜行性のガを避ける方法、(2)化学肥料の代わりに有機質肥料や効き目の長い肥料を中心とした基肥の溝施用技術の利用、(3)省力化を図るため、ネットの代わりにひもを用いた誘引方法(写真)を組み合わせた栽培を検討しました。また、各試験区における生産性、作業性を調査し、経済性の比較も行いました。

その結果、慣行区と比較して実証区では、農薬、化学肥料(窒素量)ともに38%削減することができました。また、作業の省力性については、追肥の省略により、労働生産性の向上が実証されました。今回の実証技術を露地野菜栽培にそのまま利用することは、気象条件やほ場周辺の生態系を含めた環境条件により、難しい場合もありますが、環境保全型栽培の一つのモデルとして参考にしていただきたいと思います。
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