webnews25号 遺伝子組換えによるウイルス抵抗性植物の作出手法の研究

掲載日:2018年5月14日
webnews25号バナー
遺伝子組換えによるウイルス抵抗性植物の作出手法の研究
生物資源部

写真:遺伝子組換え植物のTuMV抵抗性
感受性 抵抗生
遺伝子組換え植物のTuMV抵抗性


農作物のウイルス病では農薬等による有効な治療法がないため、交配によって抵抗性品種を育成したり、媒介する昆虫の侵入を防ぐことなどで防除が行われていますが、自然界に有効な育種素材がないなど、的確な防除法がないのが実情です。一方近年、遺伝子組換え技術を応用することによって、ウイルス抵抗性植物を効率的に育成できることが明らかになってきました。
当研究所では、これまでにダイコンやカブなどのアブラナ科野菜の重要な病害であるカブモザイクウイルス(TuMV)に抵抗性を示す植物の作出手法について研究を進めてきました。
まず、TuMVの遺伝子の一部をタバコの近縁植物に組み込み、得られた組換え体にTuMVを接種すると、ウイルスの遺伝子を導入していない植物では激しいモザイク症状を示すのに対し(写真左)、ウイルスの遺伝子を導入した植物の中にはまったく病徴を示さないものが得られました(写真右)。
また、このウイルス抵抗性は、自然界に存在する多様なTuMVの系統に対しても有効であることも確認されました。
今後はこのような手法を農作物に応用するための技術開発に取り組んでいく予定です。
前の記事へ 次の記事へ
25号のタイトル一覧へ
本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa