webnews29号 良食味根深ねぎ新品種「KNS21」の育成

掲載日:2018年5月14日
webnews29号バナー
良食味根深ねぎ新品種「KNS21」の育成
から生物資源部

写真:育成系統は葉折れが軽減
育成系統は葉折れが軽減


昭和35年に旧園芸試験場で育成された根深ねぎ「湘南」は軟らかく食味の良い品種です。自家消費や直売などでは人気の高い品種ですが、残念ながら、分げつ性や葉折れの多さなどから市場出荷向けの生産現場から次第に姿を消していました。そこで、食味を変えずに分げつが少なく、葉の立った新品種を育成するため、農総研では厚木市の農家、野路稔氏と共同で10年余りをかけ「湘南」の改良を続けていました。
中国産ねぎの輸入増加に伴うセーフガードが発動された平成13年より2年間、特性検定試験を実施したところ、葉折れが格段に軽減され、秋冬期の首伸びが良いなど優れた特性が認められ、系統を選抜することができました。消費者への食味についてのアンケート調査や貫入抵抗分析機(レオメーター)による測定から「湘南」と同等の「軟らかさ」を持つこと、また、分げつは裁植密度を株間3cm程度にすることで効果的に抑制できることもわかりました。そして、平成14年に1本立ち性の個体を最終選抜することによって「KNS21」を育成しました。
写真:KSN21
KSN21


湘南地域で試験栽培を行って生産者や市場から好評を得ていますので、本年度中に品種登録申請を行う予定です。
前の記事へ 次の記事へ
29号のタイトル一覧へ
本文ここまで
県の重点施策
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • 未病の改善
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • マグカル
  • ともに生きる