webnews30号 最近注目の「硝酸塩・シュウ酸塩濃度」ホウレンソウの品種では?

掲載日:2018年5月14日
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最近注目の「硝酸塩・シュウ酸塩濃度」
ホウレンソウの品種では?
生物資源部

ホウレンソウは、神奈川県内で800ヘクタールの作付面積があり、年間を通じて県民の皆さんに供給されているとても重要な軟弱野菜です。ホウレンソウといっても、日長(日の長さ)や気温によって、季節はもちろん、地域によって様々な品種が使い分けられるため、数百にものぼる品種があります(図1)。
写真:様々なホウレンソウ品種の葉の形
図1 様々なホウレンソウ品種の葉の形


最近、野菜に含まれる硝酸塩・シュウ酸塩濃度が注目されています。そこで、平成14年度から、国内外の多数のホウレンソウ品種を春夏秋冬同じ条件で栽培し、個々の品種の硝酸塩とシュウ酸塩濃度を測定してきました。
写真:ホウレンソウ栽培の様子
ホウレンソウ栽培の様子


その結果、栽培期間が短い早生の品種はシュウ酸塩濃度が低く、硝酸塩濃度は高いという傾向が、晩生の品種はシュウ酸塩濃度が高く、硝酸塩濃度は低い傾向がありました。また、葉色の濃さで比べると、葉色が薄い品種はシュウ酸塩濃度が低く、硝酸塩濃度は高いという傾向が、葉色が濃い品種はシュウ酸塩濃度が高く、硝酸塩濃度は低い傾向がある、ということが分かりました(図2)。
図2:冬作における栽培日数および葉色と硝酸塩・シュウ酸塩濃度との相関
図2 冬作における栽培日数および葉色と硝酸塩・シュウ酸塩濃度との相関


今後、これまでの知見を生かして、よりよい地域特産ホウレンソウ品種の選定と新品種の育成に向けた取り組みを続けていく予定です。
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