「土壌診断結果からみた県内農耕地30年間の土壌化学性の推移」の摘要

掲載日:2018年5月14日
土壌診断結果からみた県内農耕地30年間の土壌化学性の推移
摘要
本県の土壌診断事業の歴史は古く,1970年代から交換性塩基類の化学分析に着手し,塩基飽和度による改善指導が行われてきた.データの集積に関しても1980代には全国に先駆けてパソコンによる土壌診断システムを発表し,普及させた.その後Windows版に改良され,現在,現場で広く利用されている.本事業により集積した過去33年間の土壌診断データを解析した結果,以下の新しい知見が得られた.
作物別に年次変化を検討したが,年度による変動が大きく,傾向がわかりにくい.これは年度により対象地域や作物に違いがあるためであり,5年平均で比較すると,明確な特徴が把握されることがわかった.
水田では,若干カリの蓄積傾向がみられる他は大きな年次変化はなかったが,水系別に区分すると酒匂川水域ではリン酸が多く,相模川水系では少ないことが明らかになった.露地の普通作物と野菜はリン酸とカリの著しい蓄積がみられた.果樹園でも同様にリン酸とカリの蓄積がみられ,とくにナシにその傾向が著しかった.茶園では,ECとカリの低下とリン酸の蓄積がみられた.施設野菜では,全体に養分蓄積過剰にあり,年次的な大きな変動はないが,1995年以降ECが低下する傾向がみられた.施設花きでも,全体に養分蓄積過剰にあり,カーネーションのリン酸,バラのカリが蓄積傾向にあった.

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