「神奈川県における水稲出穂期の地域差とその変動要因」の摘要

掲載日:2018年5月14日
神奈川県における水稲出穂期の地域差とその変動要因
摘要
神奈川県内における水稲の出穂期の地域差を調査した.
1.同一条件で育苗した‘キヌヒカリ’及び‘アキニシキ’を移植した場合,水口から十分離れて冷い灌漑水による出穂遅延が生じない状態における出穂期の県内地域差は2から3日程度であり,先に気温と日長時間を変動要因として作成した発育モデルから算出した値と概ね一致した.しかし,地域によっては水口から水尻にかけて同一水田内でも10日以上の出穂遅延がみられ,冷水灌漑により出穂期が影響を受けていた.
2.遮光処理(遮光率95%,7日間)による出穂遅延の程度は処理時期により異なり,出穂前20日までの処理により2から5日の出穂遅延が生じた.
3.移植後から出穂前46日及び幼穂形成期である出穂前29から12日の期間は冷水灌漑による出穂遅延が生じ,その程度は潅漑水温と外気温との温度差に左右された.
4.‘キヌヒカリ’を用いた16から20年間にわたる本田での調査から,近年,出穂期が早まる傾向が認められた.出穂期の早晩は移植後から出穂期までの全期間を通しての日平均気温が関与しており,生育期間を通しての高温が要因と考えられた.

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