「芳香性スイートピー‘スイートスノー’及び‘スイートピンク’」の摘要

掲載日:2018年5月14日
芳香性スイートピー‘スイートスノー’及び‘スイートピンク’
摘要
冬期の切り花栽培に適した冬咲き性で,既存の流通品種に比較して芳香が強く香りに特徴のある品種の育成を目的として交雑育種に取り組んだ.1997年に強い芳香を有する夏咲き性の‘プリンスエドワード オブ ヨーク’及び‘ロードネルソン’と冬咲き性で芳香の弱い‘イースターパレード’を交配親として交雑を行った.以降,冬咲き性で芳香の強い個体の選抜・自殖を繰り返し,F7世代で冬咲き性で花の香りが強い花色の異なる2系統を得た.旗弁色が明紫赤,翼弁色が紫ピンクの系統を‘スイートピンク’,旗弁・翼弁ともに黄白の系統を‘スイートスノー’と命名して品種登録に出願し,2008年2月22日に品種登録された.2品種とも花の香りは強く,‘スイートピンク’はバラのようなフローラル感,‘スイートスノー’はパウダリーな甘さを持つ芳香を有している.花形は花弁の波打ち程度及び花径が小さいオープン花である.切り花のボリュームはやや小さいが,生育・開花は安定し,株当たりの収穫本数は標準品種に比較すると‘スイートピンク’はやや多く,‘スイートスノー’はやや少ない.

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