‘湘南ゴールド’の味を表現すると・・・

掲載日:2018年5月14日

湘南ゴールド
図1 湘南ゴールド

‘湘南ゴールド’は、神奈川県農業技術センターで育成され2003年に品種登録(平成15年11月第11469号)されたカンキツです(図1)。県の西部で以前から栽培されていた‘黄金柑(ゴールデンオレンジ)’と温州みかん‘今村温州’のかけあわせで誕生しました(研究報告)。現在、生産の拡大とブランド化がすすめられています。

神奈川県農業技術センターでは、‘湘南ゴールド’のブランドイメージの作成と販売戦略に活用できる消費者ニーズを収集するために、平成18年から19年にかけて研究をすすめてきました。

消費者目線で‘湘南ゴールド’を評価し、商品イメージや商品化のアイデアを収集するために、グループインタビューという手法を用いました。
※グループインタビュー:5~10人の対象者に司会者が座談会形式でインタビューを行うもの。新商品の開発や商品改良の際の消費者のニーズや不満の把握に活用されている。

試食を行いながら商品イメージを収集した結果、黄色い果皮が‘ユズ’や‘レモン’を連想させて、「酸っぱそう」見えますが、試食では「程よい甘さと酸味」に魅力があり、外観と味のギャップに新鮮な驚きを感じていることがわかりました。特に印象的なのは香りで、「気分がリフレッシュする」、「心地よい香り」との意見が出されました。

この結果から、‘湘南ゴールド’のキャッチフレーズを「幸せを呼ぶ、新感覚オレンジ」とし、各種PRに活用しています。

イメージとキャッチフレーズ
図2 グループインタビューから収集した、消費者の‘湘南ゴールド’のイメージと作成したキャッチフレーズ

このグループインタビューの後に、消費者と市場関係者双方にアンケート調査を実施したところ、香りや甘みについては、双方とも高い評価がみられましたが、果実の大きさ(ピンポン球の一回り大きい)について、消費者は「食べきりサイズでお手頃」、市場関係者は「小さくて見栄えがしない」と差が見られました。流通業者との商談に当たっては、ポイントとなる要素です。

表1 湘南ゴールドの外観と味に関する評価

今年も3月20日以降に発売される予定です。流通量は未だ少ない「幻の果物」ですが、西湘地域のホテルやレストランではスイーツも開発されています。旬の時期は1ヶ月という‘旬のカンキツ’をぜひお楽しみください。

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