農薬のドリフトに注意しましょう

掲載日:2018年3月7日

食品残留基準のポジティブリスト制が2006年(平成18年)5月29日から施行されました。ポジティブリスト制とは、一定の基準を超えて農薬等が残留する農産物の流通を原則禁止とする制度です。

この制度が導入されたことで、注意しなければいけない点が出てきました。

今までは、使用基準に基づき農薬を適正に使用していれば、残留基準や一律基準を超過することはないとされていましたが、今後は、近接圃場で栽培されている他作物への農薬飛散が、そのまま出荷停止の原因となる恐れがあるため、農薬使用者が農薬散布時にドリフトさせないよう注意を払わなくてはならない、ということです。ドリフトとは、農薬散布時に発生する飛散のことです。

これはどういうことか、神奈川県の場合に当てはめてみましょう。

神奈川県では、多品目の野菜が栽培されており、様々な野菜が隣接して栽培されていることがよくあります。例えば、キュウリにアブラムシが発生したので農薬を使用する場合、その農薬が必ずしもすぐそばに栽培されているコマツナに対して登録があるとは限りません。そして、散布時の多少の風、散布圧、操作等の要因により、非意図的に農薬が飛散してしまうケースが考えられます。この結果、近隣のコマツナに付着した場合、その作物の収穫後の検査によって一律基準である0.01ppmを超えて検出されてしまう可能性があるのです。

そのため、農薬を散布する場合には周辺の作物の栽培状況も十分に考慮し、「風が弱い時を選んで散布」「散布の位置と風向に注意」「散布機の圧力と風量を適切に」「散布水量を適切に」といった農薬散布時の基本的な注意事項を守ることが大切です。

どのような作物で、農薬残留のリスクが高いかをまとめた図を見てみます。


タイプ別の近接作物残留リスク
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