幼虫齢期の判別によるイチモンジセセリの発生予察法の改善

掲載日:2018年2月28日

稲作害虫イチモンジセセリ(イネツトムシ)は、南関東では7月下旬~8月中旬に幼虫の発生量がきわめて多く、年によりイネに大きな被害をもたらす。この虫の発生時期、発生量とイネの被害を予測し、防除の適期と農薬使用の要否を的確に判断するため、発生予察法の改善に取り組んでいる。
幼虫は4回脱皮して5齢になり、5回目の脱皮で蛹になる。水田で見られる幼虫の各齢期をその場で正確に特定できれば、これらの幼虫が成虫になる時期、また幼虫数の多寡による発生量の推定が可能になる。
このような観点から、幼虫の外部形態について調査したところ、(1)頭部前面の色彩斑紋が齢期によって異なること、また(2)胸腹部にも齢期によっては顕著な特徴があり、多少の個体変異は見られても、現場で幼虫の各齢期を判別できることがわかった。
この虫の成虫は移動性が高く、発生量の年次変動も大きいため、調査の困難な昆虫である。この点、定着的な生活を営む幼虫に新たなスポットを当てることにより、従来の方法と組み合わせた、より精度の高い発生予察法の構築が期待される。

イチモンジセセリの飼育経過

図 幼虫各齢期の頭部前面の斑紋

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