‘湘南ゴールド’の機能性成分

掲載日:2018年3月9日


図 湘南ゴールド
図 湘南ゴールド

当所で育成された‘湘南ゴールド’は、皮、果肉ともに黄色が特徴の、おいしくてさわやかな香りが評判のカンキツです。

現在、‘湘南ゴールド’の味や香りなどの分析評価とともに、健康機能性に関する評価も行っています。ここではその機能性についてご紹介します。

‘湘南ゴールド’は、温州みかんに含まれることで知られているβ-クリプトキサンチンなどのカロテノイドの含有量はやや少ないことが分かりました。一方、ポリフェノールの仲間であるフラボノイド類は多いことが明らかとなりました。‘湘南ゴールド’に含まれるフラボノイドはナリルチンとヘスペリジンが主なものです。これらは他のカンキツにも存在することが知られています。果肉よりも果皮に多く、さらに部位を分けて調べると、皮の内側の白い筋や、中の薄皮(じょうのう膜)に多く含まれることが分かりました。


表 カンキツ果皮・果肉の主要フラボノイド

ところで、野菜や果物に存在するポリフェノール類には、様々な健康機能性が期待され、調査が進められています。その一つに抗酸化活性があります。

抗酸化活性とは、老化やガンなどの生活習慣病の病因となると言われている、体内に取り込まれた活性酸素を消去する働きのことです。

‘湘南ゴールド’の抗酸化活性は、ネーブルオレンジやグレープフルーツなどよりも高いことが分かりました(アメリカ版のデータベースを引用)。フラボノイド類を多く含むことが、活性の高さに影響していると考えられます。

‘湘南ゴールド’は3月から収穫が始まりますが、まだ生産量が少ないこともあり、ほとんどが県内で販売されて4月一杯で販売終了となっています。神奈川県内の直売所等ではお目にかかることもあるかもしれません。春を感じるジューシーでさわやかな‘湘南ゴールド’、機能性成分の話も思い出しながら召し上がっていただけると幸いです。

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