空母艦載機移駐前後の騒音状況の推移

掲載日:2018年11月9日

県では厚木基地周辺11か所に騒音計を設置し、騒音を測定しています。
平成30年9月末までの測定結果を用いて空母艦載機移駐前後の騒音状況を検証した結果は次のとおりです。引き続き、検証を進めていきます。(平成30年10月25日現在)

1 騒音測定回数

騒音測定回数(※1)について、北1km及び南2km(※2)における平成26年4月から平成30年9月までの推移を検証した。
特に空母入港期間中である4月、5月の状況を艦載機部隊の移駐前後で比較すると、北1kmの測定地点においては移駐前(H26~H29)には月あたり約2,400回から2,700回程度測定されたが、移駐後(H30)は、4月が1,461回、5月が1,725回となった。

空母艦載機移駐前後の騒音測定回数の推移(北1km及び南2kmの測定地点)(PDF:73KB)

2 100dB以上の騒音測定回数

特にジェット戦闘機等(※3)によるものと想定される100dB以上の騒音測定回数については、4月、5月とも北1kmの測定地点においては移駐前(H26~H29)は月あたり約250回から500回近く測定されたが、移駐後(H30)は、4月は23回、5月は39回となった。

空母艦載機移駐前後の100dB以上の騒音測定回数の推移(北1km及び南2kmの測定地点)(PDF:79KB)

3 Lden(※4)

Ldenについて、県が県内11か所に設置している騒音計の各地点における平成28年4月から平成30年9月までの推移を検証した。
特に空母入港期間中である4月、5月の状況を艦載機部隊の移駐前(H29)と移駐後(H30)で比較すると、各地点で4月、5月とも5から10dBほど減少しており、北1kmの測定地点においては、5月分については9.8dB減少した。これは騒音総量(※4)として9分の1程度となったことを表している。

空母艦載機移駐前後のLdenの推移(県内11か所の測定地点)(PDF:107KB)

現時点での検証状況(中間報告)

  • 空母艦載機移駐後、横須賀基地に空母が入港している4、5月を中心に、騒音は減少している。
  • その要因は、ジェット戦闘機等の空母艦載機の飛来頻度の減少による部分が大きいと考えられる。
  • 騒音状況の変化は、滑走路至近の地点だけではなく、全11か所で確認できる。

  • 一方で、ジェット戦闘機等が飛来した際には、住民から苦情が寄せられるなど、厚木基地周辺を中心に騒音が発生しており、環境基準を超える地域もあることから、その状況について更なる把握が必要である。
  • 以上を踏まえると、横須賀基地への空母入港時期等も踏まえ、引き続き検証する必要がある。

 

これまでの横須賀基地における空母入出港時期

入港

出港

平成25~26年

平成25年12月5日

平成26年5月24日

平成26~27年

平成26年11月25日

平成27年5月18日

平成27~28年

平成27年12月3日

平成28年6月4日

平成28~29年

平成28年11月21日

平成29年5月16日

平成29~30年

平成29年12月4日

平成30年5月29日

※ 短期の入出港を除く

騒音計設置場所

騒音計地図

注記

※1:騒音測定回数
  • 70dB以上・5秒以上継続等の騒音の回数。
※2:北1km及び南2kmの測定地点
  • 代表的な測定地点として、厚木基地から最も近い距離にある、滑走路北端から約1km及び滑走路南端から約2kmの地点に設置してある騒音計を用いている。
※3:ジェット戦闘機等
  • 現行機種では、戦闘機FA-18E/Fスーパーホーネット、電子戦機EA-18Gグラウラー等を指す。
  • ジェット戦闘機等は他機種と比べて騒音が大きいことから、北1km及び南2kmの測定地点における100dB以上の騒音はジェット戦闘機等によるものと想定される。
※4:Lden・騒音総量
  • Lden(時間帯補正等価騒音レベル)は、国際的に使用されている航空機騒音の評価指標であり、平成25年4月以降、環境省が定める「航空機騒音に係る環境基準」において用いられている。(単位はdB)環境基準の基準値はLdenの年間平均値で評価され、専ら住居の用に供される地域における基準値は57dB以下とされている。
  • Ldenの差を騒音総量の比で表現すると、Ldenが10dB下がった場合、騒音総量は10分の1となる。

 

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