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初期公開日:2026年9月15日更新日:2026年9月15日

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痛みが現れる前から膝の中で進む変化をMRIで捉える「神奈川ひざスタディ追跡調査」を実施します

2026年09月15日
記者発表資料

国立大学法人東京科学大学が、県及び富士フイルム株式会社と連携し、痛みが現れる前から膝の中で進む変化をMRIで捉える「神奈川ひざスタディ追跡調査」を開始します。約8年前の初回調査に参加した方を対象に、当時のMRI画像や生活習慣などの情報と今回の追跡調査を比較し、将来の膝痛や変形性膝関節症を早期に予測できるかを検証します。

1 神奈川ひざスタディの概要

神奈川ひざスタディでは、これまでにMRI画像から骨、軟骨、半月板を三次元的に表示・定量評価することで、レントゲンだけでは分かりにくい膝関節構造の変化を解析してきました。その結果、膝のクッションである内側半月板が本来の位置からはみ出す「半月板逸脱(注記1)」が、軟骨摩耗や変形性膝関節症(注記2)の進行に深く関わることを明らかにしました。

2 神奈川ひざスタディ追跡調査

今回の追跡研究では、前回に引き続き同大学国際医工共創研究院再生医療研究センターの関矢一郎教授らの研究グループが、初回調査から約8年が経過した参加者を対象に再調査を行い、同じ人の膝が時間の経過とともにどのように変化するかを縦断的に解析し、「将来、膝が悪くなりやすい人」を早期に見分ける手がかりを探ります。(新たに参加者を募るものではありません。)

ひざスタディ説明図

 

3 今後の展開

将来的には、膝が痛くなってから治療するだけでなく、痛みが現れる前から膝の構造変化を捉え、生活習慣の見直しや適切な受診につなげる医療・保健システムの構築を目指します。これにより、住民が長く自分の足で歩き続けられる健康長寿社会の実現に貢献することが期待されます。

 

注記1 半月板逸脱(はんげつばん・いつだつ)

半月板(関節の大腿骨と脛骨の間にある、三日月形の線維軟骨)が本来ある位置から外側にはみ出す状態。半月板は膝にかかる荷重を分散する働きを持つため、逸脱が進むと軟骨にかかる負担が増え、軟骨摩耗や変形性膝関節症の進行に関わる可能性がある。

 

注記2 変形性膝関節症(へんけいせい・ひざかんせつしょう)

関節軟骨や半月板がすり減り、関節に炎症や変形が生じる病気。現在、痛みを和らげる薬はあるものの、傷んだ関節の構造そのものを改善する薬剤は確立されていない。進行すると痛みや機能障害が強くなり、人工膝関節置換術が必要となる場合がある。

 

(添付資料) 東京科学大学記者発表資料(PDF:1,848KB)

 

《SDGsの推進について》

県では、SDGs の達成にもつながる取組として、健康長寿の実現や新しい産業・市場の創出に向けた「ヘルスケア・ニューフロンティア」の施策に取り組んでいます。

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