河川のモニタリング調査

掲載日:2018年6月13日

河川のモニタリング調査とは

神奈川県では将来にわたり良質な水を安定的に確保するため、平成19年度から「かながわ水源環境保全・再生施策大綱」に基づき、継続的な水環境の保全・再生に取り組んでいます。

この取組の実施効果を評価するために必要なデータを収集し、効果的な施策の展開に役立てるため、環境科学センターでは相模川・酒匂川の両水系において次のような調査を行っています。

動植物等調査

河川環境を指標する水生生物、河川と関わりのある陸域生物、生物の生息環境及び森林管理と密接に関係するSS(浮遊物質量)等の水質について調査を行い、将来の施策展開の方向性について検討するための基礎資料を得るとともに、施策効果として予想される河川環境の変化を把握することを目的として、5年に一度の頻度で相模川・酒匂川の両水系について調査を実施しています。

調査内容・調査方法

  • 水生生物(底生動物、魚類、付着藻類、両生類)
  • 河川と関わりのある陸域生物(鳥類(カワガラス、ヤマセミ、カワセミ等)、河原植物)
  • 生物の生息環境(ワンドや河床構造等の生物の生息にとって良好な環境を調査)
  • 水質調査(pH(水素イオン指数),BOD(生物化学的酸素要求量),COD(化学的酸素要求量),SS,DO(溶存酸素量),窒素,リン,TOC(全有機炭素),流量)
  • 各調査箇所において、動植物に関する調査は年2回(項目によっては年1回)、水質調査は年12回実施
  • 動植物については河川水辺の国勢調査マニュアル、水質については水質測定計画に基づく方法にそれぞれ準じ、専門業者に委託して実施

調査結果概要

 

相模川水系 酒匂川水系
第1期調査

平成20年度実施結果概要

(PDF:1,060KB)

平成21年度実施結果概要

(PDF:4,510KB)

第2期調査

平成25年度実施結果概要

(PDF:3,568KB)

平成26年度実施結果概要

(PDF:2,938KB)

県民参加型調査

水源環境の保全・再生事業への啓発を図るとともに、5年毎に実施されている動植物等調査の結果を補完することを目的として、県民の皆様から調査員を募り、県民参加による動植物および水質の調査を毎年度実施しています。

何を調査するの?

水源河川の相模川と酒匂川水系における動植物生息状況調査や水質調査を実施しています。
動植物生息状況の調査項目:底生動物、魚類、植物、両生類、水辺の鳥類
水質等の調査項目:水温、COD、pH、ゴミの量、透視度、川底の感触、水のにおい等
調査に必要な資機材等は、貸し出しも行っていますのでご相談下さい。

毎年どれくらいの人数が参加しているの?

過去5年間の参加人数とのべ調査地点数は次の通りです。

調査年度 参加人数 のべ調査地点数
平成25年度 62名 22地点
平成26年度 67名 41地点

平成27年度

81名 43地点
平成28年度 97名

47地点

平成29年度 100名 61地点
合計 407名 214地点

今までの調査で何がわかったの?

毎年の県民調査員の方々の結果を取りまとめることにより、環境省のレッドリストや神奈川県レッドデータ生物調査報告書に掲載されている種など、注目すべき生物の生息状況や河川の水質に関する情報が集まりました。

なお、平成24年から平成28年度にかけて実施した県民調査結果は次の通りリーフレットとしてまとめています。

第2期調査結果リーフレット(PDF:5,547KB)

調査に参加するのが初めてで心配ですが大丈夫でしょうか?

毎年初めて参加される方が多くいます。初めての方でも調査ができるよう6月から10月ごろにかけて調査方法についての講習会を複数回開催しておりますので、ふるってご参加いただければと思います。

調査に参加するにはどうしたらいいでしょうか?

参加にあたっては事前にお申込みが必要となります。詳しくは募集案内をご覧ください。

調査の流れはどのようになっていますか?

おおむね次の通りとなっています。

(1)事前説明会への参加

調査マニュアルの説明、調査シート等の調査に必要な資料や機材の配布等を行います(6月頃)。

(2)生物採集技術講習会及び生物同定技術講習会への参加

水生生物の採集方法や動植物の同定方法を説明します(6~11月頃)。

(3)調査計画を立案

いつごろ(季節)、どこで、どの項目を調査するのかを決めます(時期、回数、項目の決まりはありません)。

(4)現地調査

調査計画に基づき現地調査を実施します。

調査場所:相模川水系及び酒匂川水系

調査期間:平成30年6月1日~平成31年1月11日

(5)動植物の分類

調査シート、図鑑、顕微鏡等を使って動植物の名前を調べます(環境科学センターの図鑑、顕微鏡等を使用することも可能です)。

(6)報告
調査結果を「共通シート」(エクセル:140KB)「結果シート」(エクセル:75KB)「平均スコア値算出シート」(エクセル:35KB)に記入し、報告していただきます。

 

ご注意ください!

「安全に調査を行うために」(PDF:1,518KB)をよくお読みいただき、事故や怪我には十分注意してください。
 ○調査・講習会等へ参加する際の交通費等は自己負担となります。

その他調査マニュアルなど

調査で使うマニュアルです。ご自由にダウンロードしてご利用下さい。
「調査マニュアル」(PDF:8,433KB)
「現地調査シート」(簡易図鑑):魚類(PDF:468KB)底生動物(PDF:960KB)植物(PDF:2,538KB)両生類(PDF:194KB)鳥類(PDF:307KB)

<調査でみられる生き物>

カゲロウの仲間

kagerou

特徴:体長1cm程度。「きれいな水域」から「ややきれいな水域」にすんでいます。
(写真はウエノヒラタカゲロウ)

 

 

 

 

 

カワゲラの仲間

kawagera

特徴:体長2cm程度。多くの種類がいますが、いずれも「きれいな水域」にすんでいます。
(写真はカミムラカワゲラ)

 

 

 

 

トビケラの仲間

tobikera

特徴:体長0.5~4cm程度。「きれいな水域」から「ややきれいな水域」にすんでいます。
イモムシ状の体をしており、網を張ったり、小石や落葉で巣をつくって生活しています。
(写真はヒゲナガカワトビケラの仲間)

 

 

 

 

カジカ

kajika

特徴:体長10cm程度。上流の「きれいな水域」にすんでいます。
水生昆虫などを食べて生活しています。

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