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更新日:2024年6月4日
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外部評価課題の一覧と評価結果を掲載しています。
課題名 | 研究概要 | 行政施策上の効果 |
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マイクロプラスチックの排出実態の解明に関する研究(R4~6) |
相模湾の海岸漂着ならびに河川流下マイクロプラスチックの排出実態等を明らかにするとともに、河岸堆積物中に含まれるマイクロプラスチックならびにそれよりも大きなマクロプラスチックの量・材質・形態を調べ、その実態を解明する。 | 河川流下と河岸堆積物の結果をあわせることにより、河川における面的な実態を把握できるなど、マイクロプラスチックの発生源対策の基礎資料になる。 |
走査型電子顕微鏡を用いたPM2.5の実態把握(R3~6) | PM2.5については、質量濃度や一部の成分の分析によってのみ評価されているのが現状であり、実際の粒子がどういった形状、組成、分布をしているかについての知見は少ない。そこで走査型電子顕微鏡を用いてPM2.5の観察を行い、その実態を明らかにする。 | 実際のPM2.5粒子の形状や組成を把握することで発生源をより正確に推定することが可能となり、その結果を発生源対策に反映できると考えられる。 |
神奈川県における光化学オキシダント予測システムの開発(R5~6) | 光化学オキシダント濃度の予測AIモデルを用いて、神奈川県における光化学スモッグの発生予測システムの構築を試みる。過去の気象データ及び大気汚染物質データをAIの学習データとして精査し、予測結果と各地域における光化学スモッグの実際の発生状況との検証を行う。 | 大気汚染監視業務における光化学オキシダント濃度の予測精度の向上を図ることにより、県民の健康な生活を確保しつつ、企業が適切な経済活動を行うための安全情報として活用する。 |
天然記念物仙石原湿原を守る‼ -水質汚濁の原因究明と環境DNA生態系調査手法の開発による湿原保全体制の構築-(R6) | 史跡名勝天然記念物である仙石原湿原では、近年全窒素及び全燐の濃度が上昇し、富栄養化の傾向が確認されているが、現時点ではその原因が自然由来であるのか人為由来であるのかわかっていない。そこで、汚染源由来のトレーサー分析の手法を確立し、汚染原因と範囲を特定し、水質改善への道筋をつけるとともに、水生昆虫類等の環境DNA調査手法を開発して調査を行うことで湿原生態系への影響を明らかにする。 | トレーサー分析により仙石原湿原の富栄養化の原因を突き止め、改善のための対策を策定することができ、併せて実施する環境DNA調査により湿原の希少な生物群の調査・保全のための体制構築につなげることができる。 |
自動車騒音常時監視を計画的・効率的に継続するための課題解決(R6~8) | 騒音規制法第18条の規定により、県内町村域の自動車騒音の状況を常時監視している。監視対象地域を計画的・効率的に監視するため、5年間の計画を立てて監視を行っているが、今後も本業務を計画的かつ効率的に進めていくための課題解決を図る。 | 環境基準達成状況の適切な把握が可能になるとともに、今後も効率的・計画的に常時監視業務が遂行できる。 |
外部評価結果とその対応(PDF:620KB)・外部評価結果(数的評価)(PDF:208KB)
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