大学生の省エネルギー住宅の見学・宿泊体験(冬)

掲載日:2018年3月9日

省エネルギー住宅の良さを体感していただくことを通じて、その効果やメリット等を多くの方に普及していくため、冬の寒い時期に大学生を対象とした「省エネルギー住宅の見学・宿泊体験」を行いました。(参考:参加者募集のお知らせ(※募集は終了しています。))

当日は、夏に引き続きご協力いただきました株式会社イソダ様の講義、モデルハウス見学、意見交換、宿泊体験を行いました。概要と参加者の感想等をご紹介します。

実施概要

  • 日時 平成30年1月11日(木曜)午後から12日(金曜)午前
    (※見学のみの場合は1月11日夕方解散。宿泊者のみ翌朝まで。)
  • 場所 株式会社イソダ モデルハウス「ソーラーサーキットの家NEXT」(鎌倉市津235)
  • 協力企業 株式会社イソダ(鎌倉市腰越4-9-7)
  • 参加者数 7名(うち宿泊体験は大学生4名)

1 省エネルギー住宅に関する講義

株式会社イソダの磯田会長から、省エネルギー住宅に関する状況、高断熱・高気密住宅の特徴等について講義をしていただきました。(参考:省エネ住宅宿泊体験!(株)イソダ 磯田会長の講義(2017年8月実施))

 講義2 講義3

2 モデルハウスの見学

株式会社イソダの磯田会長と設計部の岩澤課長から、モデルハウスの特徴や機能についてご紹介いただきました。

見学1 見学2 モデルハウスの見学見学3

見学の感想(参加者アンケートから抜粋)

  • 省エネルギー住宅を実際に体験してみてわかったことが沢山あって良かった。 
  • 省エネ≠快適だと思っていたが、省エネ=快適だと気付いた。
  • 音環境もよく、とても快適。
  • 少ないエネルギーで住宅を温めるという視点なのだと認識することができた。
  • 今まで住宅について考えるときに、家電についてしか考えた事がなかったが、違う角度から住宅について考えることができた。
  • 家によってこんなに快適性が違うことを知ることができて、住宅を選択する際の基準などにしたいと思った。
  • 将来、快適さと省エネを合わせた家を建てたいと思うようになった。
  • 今後、家を建てる時は、省エネ住宅を建てようと思った。

3 参加者による自由意見交換

モデルハウス見学後、省エネルギー住宅や見学の感想などについて意見交換をしていただきましたので、概要の一部をご紹介します。意見交換には株式会社イソダ様にもご同席いただきました。

意見交換1 意見交換2

主な意見交換の内容(○:参加者、●:株式会社イソダ)

大学では電気系の学科で学んでおり、能動的に電気を使ってどう便利にするかといった発想をしがちだったが、材質や気密性など家の静的なことに注力するだけでこれだけのものができる。同じ技術の発展でも、違う着眼点で見ることができたのではないかと思う。
講義の中で「暑さ・寒さの原因はほとんど窓から」という話があったが、窓を三重の構造にして多く設置しているので、光が多く入っている。その点も快適さにつながっていると感じた。
開口部(窓等)を小さくすれば省エネになりやすい。しかし、省エネだけでなくデザイン性、快適さを考えた窓の大きさ、夏の風の通り道や通風を考えた設計が必要。
このモデルハウスは気密性能が高く、温まった空気を逃がさない・寒い空気を入れないというだけでなく、道路に面しているが車の音が聞こえない。例えば保育園などがこういう気密性能の木造の建物にすれば、省エネで、フローリングで子どもたちが素足で歩けて、音も表に出さない、ということが展開できる。
家電のことを勉強しているので、省エネ住宅は省エネ家電を集めて扱いやすく設計されているような住宅を想像したが、家の設計から、太陽の光や熱を取り込んで生かす、逆に太陽の熱を入れない、といったことまで考えて作られていた。それに合わせた家電づくりが、これからできるのではないかなと感じた。
今はLEDや省エネ家電は当たり前になっていて、その上で、住宅の断熱性能や気密性能等と組み合わせてどれだけ省エネになるか。日本では住宅はまだ消費財だが、資産となるようしっかり作った場合は価値も下がらないので、これからは財産になると思う。
自宅は帰ると廊下が寒いが、この家は床が冷たくない。また、どの部屋も温度の差が無く、快適に過ごせることがすごいと感じた。自分達の学科で学んでいることでは、人がいかに使いやすいものを作るかということが一番の課題で、「今あるものをどうやって効率よく活用するか」ということが一番の悩みどころだが、この家はそういったことを考えて作られているのかなと思った。
この家の「快適に節電、エネルギーを使わない」というコンセプトが自分の現在の研究と共通しているが、家丸ごと電気を使わないような仕組みにしてしまう、ということで、すごく興味を持って説明を聞かせていただいた。家電も、家の仕組みによって形も構造もどんどん進化していくと思う。今日、最先端の家を見せてもらって、自分の将来につながると思って見学させていただいた。

4 宿泊体験の感想

意見交換終了後、参加者のうち大学生4名にモデルハウスに宿泊していただきました。

宿泊してみて気づいたこと、感想など(参加者アンケートから抜粋)

  • エアコンを1台しか使っていないのに家全体が温かいので、断熱に力を入れている住宅はすごいと感じた。
  • 寒い部屋が1か所も無いことに驚いた。
  • 外の温度に関係なく温かい。目の前の道路を通る車の音が気にならない。
  • 屋内ではほとんど温度差を感じなかったが、浴室は少し寒かった。
  • 今まで省エネルギー住宅の良さを知らなかったが、宿泊してみて、将来こんな家で生活したいと思った。
  • 将来、省エネ住宅に住み、環境に優しく快適に過ごしたいと思う。
  • 省エネだけでなく防音効果のすごさも体感できた。思っていたよりも身近に省エネ住宅の波がせまっていると思った。

関連ページ

今回の見学・宿泊体験の参加者の感想掲載ページ

今回の見学・宿泊体験にご参加いただいた神奈川工科大学の方が掲載してくださったホームページです。

宿泊体験を動画で紹介「かなチャンTV」

夏に開催した宿泊体験を動画で配信しています。

かなチャンTV動画