(仮称)綾瀬インターチェンジに係る環境影響予測評価書案の概要

掲載日:2020年4月3日

対象事業の名称等

対象事業の名称

(仮称)綾瀬インターチェンジ

事業者の名称

事神奈川県知事 黒岩 祐治

対象事業の種類

道路の建設

対象事業の目的

東名高速道路の横浜町田インターチェンジと厚木インターチェンジは、約15キロメートル離れており、この間に位置する綾瀬市などからは、両インターチェンジにアクセスしにくい状況にあるため、両インターチェンジのほぼ中間に新たなインターチェンジを設置することにより、県民生活の利便性向上や地域経済の活性化とともに、既存の両インターチェンジ周辺の渋滞緩和を図る。

対象事業の位置等

対象事業の位置

実施区域:綾瀬市小園720番地ほか

事業延長:約0.4キロメートル(最長ランプ区間)

実施区域及び周辺地域の環境の特性

実施区域の位置する綾瀬市は、神奈川県の中央内陸部に位置する。綾瀬市の周辺市としては、藤沢市、大和市、海老名市及び座間市がある。

実施区域は、東名高速道路の横浜町田インターチェンジと厚木インターチェンジのほぼ中間に位置し、県道42号(藤沢座間厚木)と東名高速道路の交点にある。

実施区域周辺は大部分が工場、事業所、住宅等の既成市街地となっているが、実施区域の西側にはわずかに市街化調整区域がある。

手続等を行う前に、対象事業の実施に関し環境に配慮した内容

社会的配慮

自然的配慮

その他の配慮

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対象事業の概要

対象事業の規模

 

約0.4km

県道42号(藤沢座間厚木)又は市道11号線から東名高速道路までの最長ランプ区間(B)

(参考)約0.7km

東名高速道路上の影響範囲

車線数・

標準幅員

A,B,C,Dランプ

1方向1車線 標準幅員 7m

実施区域

面積

約20ha

料金所

 

4レーン(入口2、出口2)

北側2レーン(入口1、出口1)、南側2レーン(入口1、出口1)

主要構造物

 

市道橋架替 1箇所(東名高速道路立体交差)

その他

市道付替・改良

ETCゲート及び綾瀬バスストップへの市道付替

高速道路入口部北側・南側交差点工事

綾瀬バスストップ移設

    • 土地の改変は最小限とする。
    • インターチェンジの形状は、道路構造令の範囲内で、コンパクト化に努める。
    • 低騒音舗装について、積極的に検討し、必要に応じ騒音の軽減に努める。
    • 施設周辺の緑化に努める。
    • 周辺道路交通の円滑化に努める。
    • 供用後の道路交通に伴う騒音・振動について、環境基準等を満足し、周辺施設の生活環境に著しい影響を及ぼすことのないよう必要に応じて適切な対策を講じるよう努める。
    • 大部分の施設を工業専用地域内に配置し、生態系への影響を軽減する。
    • 土地の改変を最小限とすることで樹木の伐採を最小限に努める。
    • 土地の改変を最小限とすることで動植物の生息、生育環境の保全に努める。
    • 埋蔵文化財包蔵地については、関係機関と協議の上、文化財保護法に基づき適切な措置を講じるよう努める。
    • 土地の改変を最小限とすることでレクリエーション資源への影響を軽減するよう努める。
    • 主要な構造物は、景観及び耐震性に配慮した設計に努める。
    • 再生可能エネルギーについて、積極的に検討し、導入に努める。
    • 施設は適切な維持管理を行い、長寿命化に努める。
    • 長寿命化が期待できる材料や製品について、積極的に検討し、使用に努める。

環境影響予測評価の結果

選定した評価項目

9項目(大気汚染、騒音・低周波空気振動、振動、廃棄物・発生土、植物・動物・生態系、文化財、レクリエーション資源、地域分断、安全)

環境影響予測評価結果の概要

評価項目

評価細目

予測評価結果の概要

大気汚染

大気汚染

工事中の建設機械の稼動や工事用車両の走行により発生する大気汚染の予測結果は基準等を満足します。

さらに事業の実施にあたっては、環境保全対策として、排出ガス対策型建設機械の採用等により、大気汚染の要因となる物質の発生を低減するように配慮します。

また、供用後の自動車の走行により発生する大気汚染の予測結果も、基準等を満足します。

このことから、各予測結果は基準等との整合が図られており、事業者の実施可能な範囲内で環境影響を可能な限り回避又は低減していると評価します。

騒音・低周波空気振動

騒音

工事中の建設機械の稼動や工事用車両の走行により発生する騒音の予測結果は、敷地境界及び周辺家屋での基準等を満足します。さらに事業の実施にあたっては、環境保全対策として、低騒音型建設機械の採用等により、建設機械の稼動に伴う騒音の低減に配慮します。

また、供用後の自動車の走行により発生する騒音の予測結果も、基準等を満足します。

このことから、各予測結果は基準等との整合が図られており、事業者の実施可能な範囲内で環境影響を可能な限り回避又は低減していると評価します。

振動

振動

工事中の建設機械の稼動や工事用車両の走行により発生する振動の予測結果は、建設作業に伴う基準等を満足します。さらに、事業の実施にあたっては、環境保全対策として低振動型建設機械の採用等により、建設機械の稼動に伴う振動の低減に配慮します。

また、供用後の自動車の走行により発生する振動の予測結果も、基準等を満足します。

このことから、各予測結果は基準等との整合が図られており、事業者の実施可能な範囲内で環境影響を可能な限り回避又は低減していると評価します。

廃棄物・発生土

産業廃棄物、発生土

事業の実施により、建設発生土、建設汚泥、コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊及び建設発生木材の発生が予測されますが、環境保全対策として、可能な限り再利用及び再資源化に努めるとともに、再利用できないものについては、関係法令等を遵守し適正に処理します。

このことから、事業者の実施可能な範囲内で環境影響を可能な限り回避又は低減していると評価します。

植物・動物・生態系

植物、動物、生態系

実施区域内には樹林環境が存在しますが、事業の実施による樹林環境の改変はありません。

また、実施区域周辺の生態系については、生育可能な環境が周辺に広く存在することから、生育する植物相、生息する動物相への影響を低減できるものと考えられます。

このことから、植物・動物・生態系に著しい影響は及ぼさないと評価します。

文化財

文化財

事業の実施により改変されると想定される埋蔵文化財については、文化財の価値を損なわないように、工事着手前に関係機関と協議の上、文化財に関する法令及び条例に基づき必要となる保全対策を講じます。

このことから、事業者の実施可能な範囲内で環境影響を可能な限り回避又は低減していると評価します。

レクリエーション資源

レクリエーション資源

実施区域周辺にはレクリエーション資源として公園、緑地が存在しますが、事業の実施によるレクリエーション資源の移設や改変はありません。

また、実行可能な範囲内でレクリエーション資源へのアクセス・利便性及び快適性を確保していることから、事業実施に伴う影響は低減していると考えられます。

このことから、レクリエーション資源及びその利用等に著しい影響は及ぼさないと評価します。

地域分断

地域分断

工事中の市道橋(下原橋)架替工事の影響については、迂回路の確保、周辺住民への事前周知を行うことにより、周辺住民の交通経路に対する分断は生じないと考えられます。

また、供用後の東名綾瀬バスストップの利用についても、アクセス経路は工事前と同様に確保されていることから、利用者の交通経路に対する分断は生じないと考えられます。

このことから、周辺住民の日常的な交通経路に著しい影響は及ぼさないと評価します。

安全

交通

工事中の工事用車両については、可能な限り工事用車両の走行台数を分散させる計画としており、工事中及び供用後も実施区域周辺の交差点における交差点需要率は、交差点交通流に支障が生じるとされる0.9を下回ります。

また、工事中の交通安全については、事業区域の工事用車両出入口に交通整理員の配置を行い、一般車や歩行者の安全確保に努めるほか、通勤通学時間帯に配慮した工事用車両の計画的な運行に努めるなどの安全対策を実施します。

供用後の交通混雑については、実際の交通の流れを勘案し、必要に応じて関係機関との協議の上、適切な対応を検討してまいります。

このことから、事業者の実施可能な範囲内で環境影響を可能な限り回避又は低減していると評価します。

予測評価の対象としなかった項目

10項目(水質汚濁、土壌汚染、地盤沈下、悪臭、電波障害、日照阻害、気象、水象、地象、景観)

審査意見書に基づく実施計画書の変更内容又は変更しない場合は、その理由

審査意見書の内容

審査意見書に基づく実施計画書の変更内容

I(ローマ数字の1) 総括事項

(仮称)綾瀬インターチェンジの設置事業(以下「本件事業」という)は、東名高速道路の横浜町田インターチェンジと厚木インターチェンジが約15キロメートル離れており、この間に位置する綾瀬市や海老名市などから東名高速道路にアクセスしにくい状況にあることから、県民生活の利便性向上や地域経済の活性化とともに、既存の両インターチェンジ周辺の渋滞緩和を図ることを目的として、これらのほぼ中間の綾瀬市小園720番地外にインターチェンジを新設する事業である。

 

 

 

 

事業実施予定者は神奈川県及び神奈川県道路公社である。また、本件事業は都市計画に定めようとする事業であるため、神奈川県環境影響評価条例に基づく手続を都市計画決定権者である神奈川県が行っている。

 

本件事業は、「地域活性化インターチェンジ制度」を活用し、整備費用を利用者からの料金収入で賄う道路公社による有料道路事業を予定していたが、平成21年2月に、国から「スマートインターチェンジ制度」の拡充が示され、本インターチェンジのように高速道路本線に直結するタイプのインターチェンジにも導入できることとなった。

スマートインターチェンジは、ETC装着車に利用が限定されるが、従来のインターチェンジに比べて、コンパクトかつ低コストに導入できるほか、国費により高速道路会社が整備するため、利用料金に整備費用の上乗せが不要となる等、メリットが大きいと考えた。

また、スマートインターチェンジへの変更に伴い、ランプ橋が不要となり、管理施設の規模が縮小されることにより、水質汚濁や日照阻害、景観などの環境面でより有利になると考える。

したがって、本件事業の事業手法を変更し、スマートインターチェンジを新設する事業とした。

事業実施予定者は神奈川県である。また、事業手法の変更に伴い、都市計画に定める必要性を再検証し、本件事業を都市計画に定めない事業としたため、事業者を都市計画決定権者(神奈川県知事)から、対象事業を実施する者(神奈川県知事)に変更した。

本件事業は、東名高速道路と都市計画道路寺尾上土棚線を結ぶインターチェンジを設置するものであり、東名高速道路本線との分合流ランプ(4本)、料金所(6レーン)、出入口交差点などを整備するものである。

 

実施区域の用途地域は主に工業専用地域と準工業地域となっており、その周辺には第一種低層住居専用地域と第一種中高層住居専用地域も存在し、一帯は市街地が形成されている。また、インターチェンジと接続する都市計画道路寺尾上土棚線とこれに続く都市計画道路藤沢厚木線は、4車線で整備される計画であり、実施区域北側の県道40号(横浜厚木)から南側の国道1号までの区間が平成19年度内に完成する。

 

本件事業は、市街化された地域において新たにインターチェンジを建設することから、工事の実施や施設の存在及び供用による大気汚染や騒音など周辺環境への影響が考えられ、特に周辺の市街地では供用後の自動車交通量の増加に伴う環境影響が懸念される。

したがって、環境影響予測評価書案の作成に当たっては、次の審査結果を十分に踏まえ、適切な対応を図る必要がある。爾う内容ないようょの

本件事業は、東名高速道路と都市計画道路寺尾上土棚線を結ぶスマートインターチェンジを設置するものであり、東名高速道路本線との分合流ランプ(4本)、ETCゲート(料金所)(4レーン)、出入口交差点等(2箇所)を整備するものである。

本件事業の実施区域周辺は第一種低層住居専用地域と第一種中高層住居専用地域が存在し、一帯は市街地が形成されており、工事の実施及び施設の供用による環境への影響に十分配慮する必要があると認識している。

また、インターチェンジと接続する都市計画道路寺尾上土棚線は平成19年に県道42号(藤沢座間厚木)に認定され、県道43号(藤沢厚木)とともに4車線化が終了しており、実施区域北側の県道40号(横浜厚木)から南側の国道1号を結ぶ重要な路線となっており、供用後の自動車交通量の増加に伴う影響について十分配慮する必要があると考える。

したがって、環境影響予測評価書案の作成に当たっては、審査意見及びこれらの認識を十分に踏まえ、事業の実施に際し環境保全上の見地から適正な配慮を講じることができるよう、調査、予測及び評価を行うこととした。今後も環境影響評価手続等を通じて近隣住民へ十分な説明を行う方針である。

II(ローマ数字の2).個別事項

1 環境影響評価項目の選定について地域分断

インターチェンジの設置により東名高速道路の綾瀬バスストップへの利用経路が変更され、その一部は従前より大きく迂回することになり、日常的な利用に支障を来たすおそれがあることから、評価項目として選定すること。

側道(付替市道)を整備することとしたため、綾瀬バスストップへの利用経路に変更が生じないよう配慮した。しかしながら、綾瀬バスストップの位置が移動すること、市道橋(下原橋)の架け替えに伴い一定期間の迂回が生じることから、「地域分断」を評価項目として選定し、予測・評価を行った。

2.調査及び予測の方法について

(1)大気汚染

現地調査の実施に当たっては、次の周辺状況を考慮して調査地点を適切に選定すること。

風向風速の計測に係る気象調査については、地形の傾斜、空地面積、隣接地の建屋などの状況

一般環境大気質調査については、空地面積、東名高速道路からの影響、近隣事業所のトラックの出入りなどの状況

大気汚染の調査及び予測の方法については下記の通りである。

気象調査については、比較的面積が広く、傾斜も緩やかで、周囲を住宅(大半が2階建て)が取り囲んでいる「釜田地域公園」を選定した。

一般環境大気質調査については、面積が広く、周辺が住宅に囲まれており、防音壁によって東名高速道路からの大気の直接的影響が軽減されると予想され、近隣事務所のトラックの出入りの影響が小さいと考えられる「東名公園」を選定した。

(2)騒音及び振動

東名高速道路本線に合流する東京方面への加速区間は、第一種中高層住居専用地域に接していることから、調査地点として追加すること。

この部分の東名高速道路本線は上り勾配で、ランプの加速合流付近となることから、住宅地の近傍において調査地点を2箇所追加し、「道路交通騒音・振動調査」及び「自動車交通量調査」を実施した。

(3)植物・動物・生態系

オオタカの飛翔が綾瀬市内で確認されていることから、詳細な調査計画を策定してこれを明らかにするとともに、適切に調査を実施し、予測及び評価を行うこと。

 

営巣地に関する情報を収集したところ、実施区域が「神奈川県オオタカ保護指導指針」による推定中心域(半径400m)内に含まれていないが、推定高利用域(半径1500m)内に含まれていることを確認した。

現地調査は実施区域から500mを包含する範囲でオオタカ定点調査を行い、オオタカの飛翔が確認されたため、食痕調査、営巣地周辺の繁殖状況調査、専門家へのヒアリングなどを実施し、予測、評価を行った。

(4)安全(交通)

将来交通量について

インターチェンジの供用は、周辺地域の自動車交通の流れに大きな影響を与えることが想定される。予測及び評価の前提となる将来交通量の算出に当たっては、現況の交通の流れを適切に把握し、これに基づいて計算モデルを検証する必要があることから、交通量が増加する可能性のある実施区域と国道246号を接続する幹線道路に交通量調査地点を追加し、休日を含めて調査すること。

交通量が増加する可能性のある実施区域と国道246号を接続する幹線道路での交通量調査として、「綾北小学校前」交差点を調査地点に追加し、休日を含めて調査を行った。また、北側ランプが接続する県道42号(藤沢座間厚木)の「寺小橋際」交差点を調査地点に追加し、調査及び予測・評価を行った。

3.その他

インターチェンジと一般道路との接続形態の違いにより、周辺の大気環境などに与える影響が異なるため、本件事業における選定の検討経緯を明らかにすること。

一般道との接続形態については、大気汚染や騒音・振動、交通安全等の環境保全対策につながるため、インターチェンジの設置位置やインターチェンジ形状、線形比較等を行い、周辺に与える影響に配慮した。

これまでの検討経緯を「1-2.対象事業の経緯」に示す。

具体的には、北側ランプの出入口について、小園団地方向の生活道路にランプ出入り交通量が進入しにくい構造になるように配慮し、周辺の大気汚染や騒音・振動、交通安全に対して配慮を行った。

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本文ここまで
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