(仮称)下古沢・上古沢・愛名土地区画整理事業に係る環境影響予測評価実施計画書の概要

掲載日:2020年4月3日

対象事業の名称等

事業の名称

(仮称)下古沢・上古沢・愛名土地区画整理事業

事業者

厚木市下古沢・上古沢・愛名土地区画整理組合設立準備委員会

事業の種類

土地区画整理事業

対象事業の目的

土地区画整理事業の手法を用いて、良好な自然環境に配慮した産業用地を整備することを目的とする。

対象事業の位置等

実施区域

厚木市大字上古沢、下古沢及び愛名

実施区域及び周辺地域の環境の特性

〈社会的状況〉
 
土地利用 実施区域の土地利用は傾斜地山林が大半を占め、畑地、荒野、平地山林などがわずかに含まれる。また、実施区域は市街化調整区域である。
交通
 
道路交通 実施区域に最も近い県道相模原大磯の観測点における平成17年度の道路交通量は、全ての観測項目において休日よりも平日の交通量が多い。
鉄道 実施区域周辺における平成19年度の鉄道駅の利用状況は、「本厚木駅」で約2,708万人、「愛甲石田駅」で約881万人である。
バス 実施区域に最も近いバス停留所である「森の里青山」からは、「森の里」行きが3系統、「厚木バスセンター」行きが1系統、「愛甲石田駅」行きが1系統運行している。
公害の状況
 
大気汚染 実施区域周辺における平成19年度の一般環境大気測定局(一般)及び自動車排気ガス測定局(自排)の測定結果を以下に示す。
 
  二酸化硫黄(ppm) 一酸化炭素(ppm) 二酸化窒素(ppm) 浮遊粒子状物質(mg/立方メートル) 光化学オキシダント(ppm)
一般 厚木市役所分庁舎 0.004   - - 0.023   0.028   0.049 ×
自排 厚木市金田神社 - - 0.6   0.035   0.032   - -
国設厚木 - - 0.6   0.036   0.034   - -
:環境基準を達成している。×:環境基準を達成していない。△:環境基準の長期的評価は達成しているが、短期的評価は達成していない。-:測定を行っていない。
水質汚濁 実施区域周辺では中津川、小鮎川、玉川の3地点で水質が測定されており、このうち環境基準の類型区分のA類型に指定されている中津川では、平成20年度の調査において、大腸菌群数を除く全ての項目で環境基準を達成している。
地下水汚染 実施区域周辺における平成20年度の調査では、調査地点6地点の全てで環境基準を達成している。
土壌汚染 平成22年2月現在、厚木市には土壌汚染対策法に係る指定地域はない。
騒音・振動 厚木市が実施した環境騒音の調査では、実施区域は3つのメッシュに含まれる。このうち昼間・夜間ともに環境基準を達成しているのは、1メッシュのみである。また、実施区域周辺における平成20年度の道路交通騒音調査では、調査地点2地点のうち、国道246号基準点において夜間の環境基準を達成していない。
また、厚木市では、振動の調査は実施されていない。
地盤沈下 厚木市における平成20年度の調査では、水準点33ヶ所のうち13ヶ所でマイナス1センチ未満の変動量を示したが、1センチを超える沈下はなかった。
〈自然的状況〉
 
気象 厚木市における平成20年の年平均気温は15.7度であり、月平均気温は、7月及び8月26.1度が最も高く、2月の4.7度が最も低かった。また、年降水量は1,981.5ミリであり、月降水量は、8月の382.5ミリが最も多く、1月の18.5ミリが最も少なかった。また、実施区域周辺における平成20年の風向は、年間を通して北北東の風が多く、次いで西南西、北の順であった。
水象 実施区域周辺における平成20年度の河川流量調査の結果を以下に示す。
 
  流量(立方メートル/sec) 調査個体数
平均値 最小値 最大値
中津川 第1鮎津橋 5.79 1.81 19.49 47
小鮎川 第2鮎津橋 1.91 0.57 4.17 46
玉川 相川水位観測所 1.39 0.48 2.79 46
地象 実施区域及びその周辺の地形は、急斜面と一般斜面が複雑に入り組む一般山地であるが、実施区域の西側は広域にわたって人工の平坦化地に改変されている。また、実施区域及びその周辺の地質は、凝灰岩を主とし砂岩、泥岩、礫岩を含む愛川層群を主とし、沢沿いに沖積層がみられる。
生物
 
植物 実施区域周辺は、クヌギ-コナラ群集を主とした植生であり、609種の植物が確認されている。このうち重要な種として、ミゾコウジュ、エビネ、キンラン等、8種が確認されている。
動物 実施区域周辺からは、哺乳類13種、鳥類51種、両生類4種、爬虫類5種、昆虫類1,154種、魚類5種、底生生物61種が確認されている。このうち重要な種として、キツネ、ツキノワグマ、オオタカ、ノスリ、アオジ、シュレーゲルアオガエル、ニホントカゲ、シマヘビ、カトリヤンマ、ヘイケボタル、オオムラサキ、ホトケドジョウ、モノアラガイ等、哺乳類7種、鳥類20種、両生類2種、爬虫類4種、昆虫類39種、魚類2種、底生生物2種が確認されている。
文化財 実施区域周辺には県指定文化財が3件、市指定文化財が2件ある。また、実施区域周辺には13ヶ所の埋蔵文化財包蔵地がある。
レクリエーション資源 実施区域周辺には、7つのハイキングコースと10ヶ所のレクリエーション施設が整備されている。
地域景観の特性 実施区域周辺は、ハイキングコース等のレクリエーション資源があり、自然景観が主な地域景観の構成要素となっている。また、実施区域周辺には5地点の主要な展望地点がある。

環境の特性に基づき配慮しようとする内容

  • 樹木等の伐採は最小限に抑えるとともに、尾根部の改変を避け、連続した緑地を残すことにより、実施区域及びその周辺の豊かな自然環境の保全を図る。
  • 工事中に注目すべき生物が確認された場合は、可能な限りその保全に努める。
  • 仮囲いの設置や、作業量の平準化等により、騒音及び振動の低減に努め、周辺地域の住居環境の保全に十分配慮する。
  • 土砂流出防止工の施工や、沈砂池の設置及び法面の速やかな緑化等により、河川への土砂の流出を最小限に抑え、周辺の水域の保全に努める。
  • 朝夕の通学時間帯には、工事用車両の走行台数及び走行ルートを規制するとともに、実施区域の出入り口付近にはカーブミラーを設置するとともに交通整理員を配置し、児童及び生徒の登下校時に配慮する。

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対象事業の概要

対象事業の規模

 
項目 規模
実施区域 約70.1ヘクタール

土地利用計画

 
土地利用区分 土地利用の考え方 構成比
A 産業系土地利用ゾーン   丘陵地の自然環境に配慮し、現況地形を活かしながら産業機能の導入を図るゾーン 約40パーセント
A-1 厚木環状3号線沿道に区画道路を配置し、産業機能の導入を図る
A-2 森の里上古沢線からアクセスして、地区北西部に産業機能の導入を図る
A-3 森の里上古沢線からアクセスして、地区南西部に産業機能の導入を図る
B 公園・緑地ゾーン 周辺と連続する豊かな自然環境の保全を目的として、公園・緑地を配置するゾーン 約60パーセント

対象事業に係る工事計画の概要

 
項目 概要
主要工種 宅地造成工事、道路工事等の基盤整備工事
工事期間 概ね5年から10年程度

評価項目の選定

選定した評価項目

13項目(大気汚染、水質汚濁、騒音・低周波空気振動、振動、地盤沈下、廃棄物・発生土、水象、地象、植物・動物・生態系、文化財、景観、レクリエーション資源、安全)

対象事業の評価項目と行為内容の関係

 
評価項目 評価細目 行為内容(環境影響要因)
大気汚染 大気汚染 二酸化窒素 造成工事等
工事用車両の走行
建設機械の稼働
浮遊粒子状物質
粉じん
水質汚濁 水質汚濁 SS 造成工事等
騒音・低周波空気振動 騒音 造成工事等
工事用車両の走行(騒音のみ)
建設機械の稼働(騒音のみ)
低周波空気振動
振動 振動 造成工事等
工事用車両の走行
建設機械の稼働
地盤沈下 地盤沈下 造成工事等
敷地の存在(土地の改変)
廃棄物・発生土 廃棄物 造成工事等
発生土
水象 河川 造成工事等
敷地の存在(土地の改変)
地下水
地象 傾斜地 造成工事等
地形・地質
植物・動物・生態系 植物 造成工事等
工事用車両の走行(動物・生態系のみ)
建設機械の稼働(動物・生態系のみ)
敷地の存在(土地の改変)
施設の存在及び供用(植物・動物・生態系のみ)
関係車両の走行(動物・生態系のみ)
動物
水生生物
生態系
文化財 文化財 造成工事等
景観 景観 造成工事等
敷地の存在(土地の改変)
施設の存在及び供用
レクリエーション資源 レクリエーション資源 工事用車両の走行
関係車両の走行
安全 交通 工事用車両の走行
関係車両の走行

選定しない評価項目

6項目(土壌汚染、悪臭、電波障害、日照阻害、気象、地域分断)

対象事業を実施するにつき必要な許可等の種類及び内容

  • 土地区画整理組合の設立(土地区画整理法)
  • 都市計画(市街化区域及び市街化調整区域)の変更(都市計画法)
  • 道路管理者以外の者の行う工事の承認(道路法)
  • 公共下水道管理者以外の者の行う工事の承認(下水道法)
  • 公共下水道計画の認可(下水道法)
  • 林地開発の許可(森林法)
  • 農地転用の届出(農地法)

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本文ここまで
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