川崎火力発電所2号系列2軸,3軸設備増設計画に係る環境影響評価方法書の概要

掲載日:2020年4月3日

1 事業者の名称、代表者の氏名及び主たる事務所の所在地

 
事業者 東京電力株式会社
(代表者の氏名) 取締役社長 清水 正孝
(所在地) 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号

2 対象事業の目的及び内容

対象事業の目的

 
事業の目的 新技術を導入し熱効率を向上させた1,600℃級コンバインドサイクル発電方式を2号系列2軸、3軸に採用することにより、低炭素社会の実現への貢献並びに廉価な電力の供給を図りつつ、電力の安定供給・エネルギーセキュリティの確保により確実に対応することを目的とする。
注 政治、経済、社会的情勢の変化に過度に左右されずに、多様なエネルギー資源を確保することをいう。

対象事業の内容

 
対象事業の名称 川崎火力発電所2号系列2軸,3軸設備増設計画
対象事業の位置又は実施区域 神奈川県川崎市川崎区千鳥町5番1号(敷地面積 約28万平方メートル)
原動力の種類 ガスタービン及び汽力(コンバインドサイクル発電方式)

発電所の出力

 
項目 現状 将来
1号系列 2号系列 1号系列 2号系列
1軸 2軸 3軸 1軸 1軸 2軸 3軸 1軸 2軸 3軸
原動力の種類 ガスタービン及び汽力 ガスタービン及び汽力
出力(万キロワット) 50 50 50 50 50 50 50 50 71 71
合計(万キロワット) 200 342

注:1.2号系列1軸は平成25年2月に運転開始予定である。
2.出力は気温5℃の時の値である。

発電用燃料の種類及び年間使用量

 
項目 現状 将来
1号系列 2号系列 1号系列 2号系列
1軸 2軸 3軸 1軸 1軸 2軸 3軸 1軸 2軸 3軸
燃料の種類 LNG LNG LNG
年間使用量 約160万トン 約160万トン 約130万トン

注 1号系列、2号系列1軸:設備利用率70パーセント、2号系列2軸、3軸:設備利用率80パーセント
の場合を想定したものである。

主要機器等の種類

 
項目 現状 将来
1号系列 2号系列 1号系列 2号系列
1軸 2軸 3軸 1軸 1軸 2軸 3軸 1軸 2軸 3軸
排熱回収ボイラ 排熱回収自然循環型 同左 同左 同左 現状と同じ 現状と同じ 排熱回収自然循環型 同左
ガスタービン及び蒸気タービン 1軸型コンバインドサイクル発電
ガスタービン:開放サイクル型
蒸気タービン:再熱復水型
同左 同左 同左 現状と同じ 現状と同じ 1軸型コンバインドサイクル発電
ガスタービン:開放サイクル型
蒸気タービン:再熱復水型
同左
発電機 横軸円筒回転界磁型 同左 同左 同左 現状と同じ 現状と同じ 横軸円筒回転界磁型 同左
主変圧器 導油風冷式 同左 同左 同左 現状と同じ 現状と同じ 導油風冷式 同左

ばい煙に関する事項

 
項目 単位 現状 将来
1号系列 2号系列 1号系列 2号系列
1軸 2軸 3軸 1軸 1軸 2軸 3軸 1軸 2軸 3軸
排出ガス量(湿り) 103m3N/h 6,810 2,270 6,810 2,270 2,820 2,820
排出ガス量(乾き) 103m3N/h 6,240 2,080 6,240 2,080 2,570 2,570
煙突出口ガス 温度 85 85 85 85
速度 m/s 33.1 31.0 33.1 31.0 31.6 31.6
煙突 種類 - 3筒身集合型 同左 3筒身集合型 3筒身集合型
地上高 m 85 85 85 85
窒素酸化物 排出濃度注1 ppm 5注2 5注2 5注2 5注2
排出量 m3N/h 48 16 48 16 22 22

注1.窒素酸化物排出濃度は、O2=16パーセント換算値を示す。
注2.窒素酸化物排出濃度5ppmは定格負荷値の値である。

復水器の冷却水に関する事項

 
項目 単位 現状 将来
1号系列 2号系列 1号系列 2号系列
1軸 2軸 3軸 1軸 1軸 2軸 3軸 1軸 2軸 3軸
復水器冷却方式 - 海水冷却方式 同左 海水冷却方式 海水冷却方式
取水方式 - 深層取水方式 同左 深層取水方式 深層取水方式
放水方式 - 表層放水方式 同左 表層放水方式 表層放水方式
冷却水使用量 m3/s 34.0 11.4 34.0 11.4 16.3 16.3
復水器設計水温上昇値 7 7 7 7
取放水温度差 7以下 7以下 7以下 7以下
塩素等薬品注入の有無 -

注:K.P.は、川崎港工事基準面を示す。単位はm。

3 対象事業実施区域及びその周辺の概況

 対象事業実施区域は、京浜工業地帯を形成している海岸一帯の埋立地の一画に位置しており、川崎市が
埋立したものを取得したものである。平成21年2月には1号系列の全軸が営業運転となり、同年7月には2号
系列1軸の建設工事に着手し、現在工事中である。

 対象事業実施区域は都市計画法に基づく工業専用地域に指定されている。また、最寄の住居系用途地域
は対象事業実施区域から約2キロメートルの距離にある。

 対象事業実施区域は、京浜運河及び大師運河に面しており、京浜運河の南東側には「港則法」に定める川
崎航路がある。また、京浜運河の水深は12~13メートルとなっている。

 川崎市は大気汚染防止法に基づく窒素酸化物の総量規制地域となっている。

 水質環境基準について、周辺海域では、生活環境項目測定点のうち5測定点がB類型水域、10測定点がC
類型水域に指定されている。また、全窒素、全燐についてはすべての測定点(15測定点)がIV類型水域に指定
されている。平成19年において、化学的酸素要求量はすべての測定点(13測定点)で環境基準に適合してい
る。全窒素は2測定点、全燐は3測定点で環境基準に適合している。平成19年において、健康項目はすべての
測定点(12測定点)で環境基準に適合している。

 対象事業実施区域において、哺乳類、爬虫類、両生類は確認されておらず、植物は植裁された樹木及び代
償植生がほとんどである。

 

4 対象事業に係る環境影響評価項目の選定

環境影響評価方法書で選定した評価項目

8項目(大気環境、水環境、動物、植物、景観、人と自然との触れ合いの活動の場、廃棄物等、温室効果ガス等)

対象事業の評価項目と行為内容の関係

 
環境要素の区分 環境要因の区分
大気環境 大気質 窒素酸化物 工事用資材等の搬出入
施設の稼働(排ガス)
資材等の搬出入
浮遊粒子状物質 工事用資材等の搬出入
資材等の搬出入
粉じん等 工事用資材等の搬出入
資材等の搬出入
騒音 騒音 工事用資材等の搬出入
資材等の搬出入
振動 振動 工事用資材等の搬出入
資材等の搬出入
水環境 水質
水の汚れ 施設の稼働(排水)
富栄養化 施設の稼働(排水)
水の濁り 造成等の施工による一時的な影響
水温 施設の稼働(温排水)
その他 流向及び流速 施設の稼働(温排水)
動物 海域に生息する動物 施設の稼働(温排水)
植物 海域に生育する植物 施設の稼働(温排水)
景観 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 地形改変及び施設の存在
人と自然との触れ合いの活動の場 主要な人と自然との触れ合いの活動の場 工事用資材等の搬出入
資材等の搬出入
廃棄物等
産業廃棄物 造成等の施工による一時的な影響
廃棄物の発生
残土 造成等の施工による一時的な影響
温室効果ガス等 二酸化炭素 施設の稼働(排ガス)

標準項目のうち選定しない項目

大気質 硫黄酸化物、石炭粉じん
底質 有害物質
地形及び地質 重要な地形及び地質
動物 重要な種及び注目すべき生息地
植物 重要な種及び重要な群落
生態系 地域を特徴づける生態系

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本文ここまで
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