横須賀ごみ処理施設に係る環境影響予測評価実施計画書の概要

掲載日:2020年4月3日

対象事業の名称等

事業の名称

横須賀ごみ処理施設

事業者等の名称

横須賀市長 吉田雄人(「廃棄物処理施設の建設」については、都市計画決定権者としての横須賀市長 吉田雄人)

事業の種類

廃棄物処理施設の建設、発生土処分場の建設、宅地の造成

対象事業の目的

横須賀市及び三浦市域内で発生する可燃ごみを安全で安定的に処理するため、横須賀市に廃棄物処理施設(焼却施設等)を建設する。

あわせて、焼却に伴う熱を有効的に利用した発電を行うことで温室効果ガスの排出量を削減し、循環型・低炭素社会の形成に寄与する。

対象事業の位置等

実施区域

横須賀市長坂5丁目3878番地ほか

実施区域及び周辺地域の環境の特性

<社会的状況>
土地利用 実施区域は傾斜地山林及び荒地となっており、北東側は横浜横須賀道路を挟み住宅用地、農地等の土地利用となっている。また、廃棄物処理施設に係る実施区域には、不燃ごみ減容固化施設が存在し、施設解体後に横須賀ごみ焼却施設を建設する予定となっており、発生土処分場にかかる実施区域には、一般廃棄物処分場が存在する。実施区域は用途地域の指定はされていない。
交通 実施区域の北から東側にかけて横浜横須賀道路及び県道27号(横須賀葉山)、南側に三浦縦貫道路、東から南側にかけて県道26号(横須賀三崎)、南から西側にかけて国道134号、西側に県道217号(逗子葉山横須賀)などがある。
大気汚染

実施区域周辺の一般環境大気測定局における平成21年度の観測結果では、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の長期的評価、二酸化硫黄、一酸化窒素、ダイオキシン類の評価は環境基準を達成しているが、浮遊粒子状物質の短期的評価、光化学オキシダントについては、環境基準を達成していない。また横須賀市小川町に設置されている自動車排出ガス測定局においては、浮遊粒子状物質の短期的評価は環境基準を達成していないが、二酸化窒素、浮遊粒子状物質の長期的評価、一酸化炭素については環境基準を達成している。

水質汚濁 実施区域周辺の公共用水域における平成21年度の水質の調査結果は、類型が指定されている水域においては、生活環境項目、健康項目共に環境基準を達成している。
<自然的状況>
地形 実施区域主要部の地形は、標高100~200m内外の起伏の多い丘陵及び山地からなり、広い平地の少ない地形となっている。
植物 実施区域は、近郊緑地保全区域に指定されており、植生はオニシバリ-コナラ群集、ススキ郡団、オオシマザクラ植林、アカメガシワ-カラスザンショウ群落が認められる。
<その他の状況>
レクリエーション資源の分布 実施区域内には大楠山ハイキングコースの衣笠コースが存在する。また、大楠山山頂においては、「神奈川県の景勝50選」に選定されており、主要な眺望地点となっている。

環境の特性に基づき配慮しようとする内容

共通事項

可能な限り残置山林を多く確保する。また、積極的な緑化を推進することにより、二酸化炭素吸収の低減を抑える。
土地利用は、ハイキングコースの存在を踏まえて計画する。
関係車両の安全運転を徹底し、交通事故の防止に努める。

廃棄物処理施設の建設にあたっての配慮

排出ガスについて、法規制よりも厳しい目標値を満足させて排出する。
適切な燃焼管理を実施するとともに、バグフィルタ前段に活性炭吹込装置を設けるなどのダイオキシン類対策を講じる。
CO2の削減による地球温暖化防止対策やエネルギーの有効利用の観点から、熱エネルギーを利用した発電を積極的に行う。
ファン、空気圧縮機等の騒音発生機器は低騒音の機器を採用し、騒音の著しい機器は適切な対策を講じるとともに、騒音を考慮した外壁仕様や開口部の計画を行う。
ごみピット内は気圧を負圧に保つことにより臭気の漏出防止対策とする。このとき、ピット内を負圧にするために吸引した臭気(空気)は、燃焼用の空気として焼却炉の中へ送り込み高温で分解する。また、プラットホームへの出入口にはエアカーテンを設ける等、臭気が漏れ出さないよう計画する。
周辺地域の景観と調和するよう、工場棟や煙突の高さ、デザインに配慮する。

発生土処分場の建設にあたっての配慮

施設供用時において使用する敷均し機械等は、低騒音・低振動型の仕様に努める。
粉じんの発生が予想される作業を行う場合や乾燥時、強風時においては、適宜散水を行う。

宅地の造成にあたっての配慮

周辺の自然環境へ配慮し、極力自然地を残すよう擁壁形状等を計画する。
宅地造成等規制法に基づく適正な勾配による法面造成や法面の保護、擁壁構造とし、土砂の流出や地滑り等を十分考慮した計画とする。

このページの先頭へもどる

対象事業の概要

対象事業の規模

<廃棄物処理施設の建設>

項目 規模
実施区域面積

宅地の造成面積約24.9ヘクタールのうち、約6.2ヘクタール(造成法面約2.1ヘクタールを含む)
(関連区域)新設搬入路 約700メートル
既設改修道路 約400メートル

日当たりの処理能力 焼却施設 不燃ごみ等選別施設
焼却方式または溶融方式※ 破砕+選別
約430トン/日 約50トン/日(5時間)

※ 焼却施設の処理方式は、現在上記2つの方式を検討している。

<発生土処分場の建設>

実施区域面積 約7.1ヘクタール(受入土砂量:約50万立方メートル 受入期間:約5年間)

<宅地の造成>

実施区域面積 約24.9ヘクタール(残置森林約18.7ヘクタールを含む)

土地利用計画

<廃棄物処理施設の建設>
利用区分 面積等
施設用地
焼却施設:約0.55ヘクタール
不燃ごみ等選別施設:約0.23ヘクタール を含む
約3.7ヘクタール
場内道路 約0.1ヘクタール
雨水調整池
外周管理道路を含む
約0.3ヘクタール
造成法面 約2.1ヘクタール
約6.2ヘクタール
関連区域  
新設搬入路 約700メートル
既設改修道路 約400メートル
<発生土処分場の建設>
利用区分 面積等
発生土処分場 約7.1ヘクタール
<宅地の造成>
利用区分 面積等
造成面積 施設用地 約3.7ヘクタール
場内道路 約0.1ヘクタール
雨水調整池(外周管理道路を含む) 約0.3ヘクタール
造成法面(擁壁含む) 約2.1ヘクタール
約6.2ヘクタール
残地森林 約18.7ヘクタール
合 計 約24.9ヘクタール

評価項目の選定

選定した評価項目

廃棄物処理施設の建設 13項目(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音・低周波音、振動、悪臭、廃棄物、地象、植物・動物・生態系、景観、レクリエーション資源、温室効果ガス、安全)

発生土処分場の建設 12項目(大気汚染、水質汚濁、騒音・低周波音、振動、廃棄物、水象、地象、植物・動物・生態系、景観、レクリエーション資源、温室効果ガス、安全)

宅地の造成 12項目(大気汚染、水質汚濁、騒音・低周波音、振動、廃棄物、水象、地象、植物・動物・生態系、景観、レクリエーション資源、温室効果ガス、安全)

対象事業の評価項目と行為内容の関係

評価項目 評価細目 行為内容(環境影響要因)
大気汚染 環境基準設定項目 二酸化硫黄 〈廃棄物処理施設の建設〉
廃棄物処理施設の稼動
浮遊粒子状物質

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設機械の稼動(道路)
資材運搬車両等の走行(道路)
建設機械の稼動
資材運搬車両の走行
廃棄物処理施設の稼動
関係車両の走行

〈発生土処分場の建設〉
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行
敷均し機械等の稼動
土砂運搬車両の走行

〈宅地の造成〉
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行

二酸化窒素

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設機械の稼動(道路)
資材運搬車両等の走行(道路)
建設機械の稼動
資材運搬車両の走行
廃棄物処理施設の稼動
関係車両の走行

〈発生土処分場の建設〉
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行
敷均し機械等の稼動
土砂運搬車両の走行

〈宅地の造成〉
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行

ダイオキシン類 〈廃棄物処理施設の建設〉
廃棄物処理施設の稼動
規制項目 塩化水素 〈廃棄物処理施設の建設〉
廃棄物処理施設の稼動
粉じん

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)
建設機械の稼動(道路)
資材運搬車両等の走行(道路)
建設工事
建設機械の稼動
資材運搬車両の走行

〈発生土処分場の建設〉
建設工事
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行
敷均し機械等の稼動
土砂運搬車両の走行
発生土処分場の存在

〈宅地の造成〉
造成工事
既存施設の解体
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行

水質汚濁 生活環境項目 濁りの指標

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)
建設工事

〈発生土処分場の建設〉
建設工事
発生土処分場の存在

〈宅地の造成〉
造成工事

汚れの指標 〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事
土壌汚染 土壌汚染 〈廃棄物処理施設の建設〉
廃棄物処理施設の稼動
騒音・低周波空気振動 騒音

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設機械の稼動(道路)
資材運搬車両等の走行(道路)
建設機械の稼動
資材運搬車両の走行
廃棄物処理施設の稼動
関係車両の走行

〈発生土処分場の建設〉
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行
敷均し機械等の稼動
土砂運搬車両の走行

〈宅地の造成〉
既存施設の解体
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行

低周波空気振動 〈廃棄物処理施設の建設〉
廃棄物処理施設の稼動
振動 振動

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設機械の稼動(道路)
資材運搬車両等の走行(道路)
建設機械の稼動
資材運搬車両の走行
廃棄物処理施設の稼動
関係車両の走行

〈発生土処分場の建設〉
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行
敷均し機械等の稼動
土砂運搬車両の走行

〈宅地の造成〉
既存施設の解体
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行

悪臭 悪臭 〈廃棄物処理施設の建設〉
廃棄物処理施設の稼動
廃棄物・発生土 廃棄物

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)
建設工事
廃棄物処理施設の稼動

〈発生土処分場の建設〉
建設工事

〈宅地の造成〉
造成工事
既存施設の解体

発生土

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)
建設工事

〈宅地の造成〉
造成工事

水象 河川

〈発生土処分場の建設〉
発生土処分場の存在

〈宅地の造成〉
宅地の形成

地象 傾斜地の崩壊

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)

〈発生土処分場の建設〉
建設工事

〈宅地の造成〉
造成工事

植物・動物・生態系 植物

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)

〈発生土処分場の建設〉
建設工事

〈宅地の造成〉
造成工事

動物

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)

〈発生土処分場の建設〉
建設工事

〈宅地の造成〉
造成工事

水生生物

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)

〈発生土処分場の建設〉
建設工事
発生土処分場の存在

〈宅地の造成〉
造成工事

生態系

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)

〈発生土処分場の建設〉
建設工事

〈宅地の造成〉
造成工事

景観 景観

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)
道路の存在
施設の存在

〈発生土処分場の建設〉
発生土処分場の存在

〈宅地の造成〉
造成工事
宅地の形成

レクリエーション資源 レクリエーション資源

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)
資材運搬車両の走行(道路)
建設工事
資材運搬車両の走行
関係車両の走行

〈発生土処分場の建設〉
資材運搬車両の走行
土砂運搬車両の走行

〈宅地の造成〉
造成工事
資材運搬車両の走行
宅地の形成

温室効果ガス 温室効果ガス

〈廃棄物処理施設の建設〉
建設工事(道路)
建設機械の稼動(道路)
資材運搬車両等の走行(道路)
建設機械の稼動
資材運搬車両の走行
廃棄物処理施設の稼動
関係車両の走行

〈発生土処分場の建設〉
建設工事
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行
敷均し機械等の稼動
土砂運搬車両の走行

〈宅地の造成〉
造成工事
建設機械の稼動
資材運搬車両等の走行

安全 危険物等 〈廃棄物処理施設の建設〉
廃棄物処理施設の稼動
交通

〈廃棄物処理施設の建設〉
資材運搬車両等の走行(道路)
資材運搬車両の走行
関係車両の走行

〈発生土処分場の建設〉
資材運搬車両等の走行
土砂運搬車両の走行

〈宅地の造成〉
資材運搬車両等の走行

選定しない評価項目

6項目(地盤沈下、電波障害、日照阻害、気象、文化財、地域分断)

対象事業を実施するにつき必要な許可等の種類及び内容

〈廃棄物処理施設の建設〉
一般廃棄物処理施設設置届出(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
建築確認申請(建築基準法)
都市計画決定(都市計画法)
ばい煙発生施設設置届出(大気汚染防止法)
特定施設設置届出(騒音規制法)
特定施設設置届出(振動規制法)
特定施設設置届出(ダイオキシン類対策特別措置法)
指定事業所設置許可の申請(神奈川県生活環境の保全等に関する条例)
公共下水道使用開始届出(下水道法)
除害施設設置等の届出(横須賀市下水道条例)
工事計画届出(電気事業法)

〈発生土処分場の建設〉
廃棄物最終処分場の廃止の確認申請(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
土地の形質の変更の届出(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
土砂埋立行為の許可(神奈川県土砂の適正処理に関する条例)
土地利用関連法令の確認・大規模土地利用行為の協議(横須賀市土地利用基本条例)

〈宅地の造成〉
一般廃棄物処理施設廃止届出(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
宅地造成工事規制区域内の宅地造成の許可(宅地造成等規制法)
伐採及び伐採後の造林の届出(森林法)
土地の形質の変更の届出(土壌汚染対策法)

このページの先頭へもどる

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa