「電力を選択する」が地球を救う

掲載日:2018年9月6日

コラム「電力を選択する」が地球を救う

 日本の電力化率は40%台です。つまり、自然界からとりだしたエネルギーの40%を「電力」と
いう形に変えて利用しています。この割合はアメリカやドイツを上回っており、世界のなかでも
高い水準にあります。そこで問題は、「何からつくられた電力を選択するか?」です。現在、日本
ではほとんどの電力が化石燃料(石油、石炭、天然ガス)からのものです。これが地球温暖化の
原因になっています。地球を救うためには、環境にやさしい電力に切り替える必要があります。

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 電力自由化が始まったことで、私たち一人ひとりが「電力を選択する」ことができるように
なりました。今までは、何から電力をつくるかは電力会社に任せきりでした。しかし、
これからは違います。「どのエネルギーからつくられたか」を意識して電力を選べるのです。
それによって、再生可能エネルギーからの電力が増えれば、地球温暖化の防止につながります。


 「かながわエコ10(てん)トライ」は、私たち一人ひとりの実践行動をとおして、持続可能
な社会をめざしています。家庭や職場では、照明や冷暖房などのために大量の電力が消費されて
います。電力自由化を活用すれば、料金の節約だけでなく、地球環境問題の解決にも貢献できる
のです。


 一般県民(インターネット利用者)を対象にした今年のアンケート結果によれば、「電力会社のdenkisentaku
変更、もしくは変更の検討をした人」の割合は69%に達しています。そのうち多くの方々が、「電
力構成が自身の価値観と一致しているか」、「再生可能エネルギーの割合が高いか」、あるいは
「CO2排出量の少ない電気を供給しているか」を重視しているそうです。


 「電力を選択する」ことで、日本のエネルギーの未来を変えることができます。電力会社が提示
する条件を比べてみましょう。「会社は信頼できるか」、「料金は安いか」、そして「電力は何か
らつくられているのか」をチェックしてみてください。
地球を救う一歩です。

(拓殖大学教授 原嶋洋平)

【拓殖大学教授 原嶋洋平氏プロフィール】
 名古屋大学大学院修了。博士(学術)。地球環境戦略研究機関(IGES)主任研究員を経て、2000年から拓殖大学に。国立環境研究所客員研究員、国際協力機構(JICA)環境社会配慮助言委員会委員、神奈川県総合計画審議会特別委員などを歴任。
 参考URL:https://fis.takushoku-u.ac.jp/education/staff/harashima_yohei.html

 

「地球温暖化と省エネ行動に関するアンケート調査」を実施しました。

かながわ地球環境保全推進会議では、平成30年度地球温暖化と省エネ行動に関するアンケート調査を実施しました。

電力選択に役立つ情報

電力は何からつくられているのか(電源構成)を確認するなど、電力選択に役立つ情報を紹介します。

※かながわ地球環境保全推進会議にて収集したものを例として掲載しています。

電力小売全面自由化に関する情報

 

 

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