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更新日:2024年5月10日

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警察署長会議における訓辞

神奈川県公安委員会

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警察署長会議における訓辞

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警察署長会議における訓辞

 

令和6年4月17日 定例警察署長会議 

 ただいま御紹介いただきました、神奈川県公安委員会委員の笹野でございます。定例警察署長会議の開催にあたり、一言、御挨拶を申し上げます。

 

 冒頭、令和6年能登半島地震への対応について、少し触れたいと思います。神奈川県警察では、地震発生直後から現在に至るまで、石川県に各種部隊を派遣し、多数の警察職員が現地で業務にあたっておられます。インフラも含めて復旧・復興に時間を要している中、過酷な条件下でも、地道に被災地での活動を続けておられること、また、被災者の方々に心を寄せた様々な活動をたくさんされていることについても、報告をいただいています。神奈川県警察職員の心根と真摯な活動について、公安委員会委員の皆が誇りに思っているということをお伝えしたいと思います。

 

 改めまして、所属長の皆さんにおかれましては、現場の第一線で、日々、部下職員を牽引し、県民の安全・安心の確保に、御尽力いただいておりますことに、深く敬意を表しますとともに心より感謝申し上げます。

 

 警察の業務は本当に多岐にわたっていると、公安委員会定例会の協議・審議の中で痛感しているところですが、社会問題の多様化が進む中、今後さらに警察課題は増えていくものと思われます。

 

 具体的な課題への取組については、このあと本部長以下、各部長より指示があるものと思いますので、私からは違う観点で少しだけお話をさせていただきます。今年、神奈川県警察は150周年を迎えます。この間、大勢の先輩方が叡智と工夫、努力を積み重ねられて、そうした「伝統」の上に、今があるものと思います。特にその「気構え」や「使命感」などの『神奈川県警スピリット』をしっかりと引き継ぐとともに、その伝統に恥じない、一丸となった力強い警察活動を、今後も展開し続けていただきたいと思います。また、それと同時に、培ってきた伝統を守り、しっかり伝承していくためには、「社会の変化」にも的確に対応していく必要があります。

 先輩方も、そうして県警察を進化させてきたものと思いますし、今年の「県警察運営重点」でも、そのことを指針に盛り込んだところです。

 

 組織を活性化し、一丸となって力強い警察活動を展開していくためには、職員一人一人の個性や能力が十分に発揮できる職場づくりが不可欠ですが、そのために、必要があるならば、組織運営や指導方法等、組織内部の常識についても積極的にアップデートする、そういう意識をもって取り組む。所属長の皆さんには、変えること、変わることに恐れずチャレンジして、県警察の新たな飛躍に向けた組織づくりに率先垂範で取り組むことをお願いしておきたいと思います。

 

 私ども公安委員会も、県警察がその機能を十分に発揮できるよう、今後も最善を尽くしてまいりたいと考えています。

 

 結びに、県警察が、今後も皆さんの御努力によって、200年、300年と伝統を積み重ねて、益々飛躍されることと、皆さんの御健勝を併せて祈念申し上げ、私からの訓辞といたします。

 

 

 

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