更新日:2025年12月18日
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淡水魚類図鑑 カムルチー
スズキ目タイワンドジョウ科

| 分布 | 原産地はアジア大陸東部で、大正12年に朝鮮半島から奈良県に移入されたのが最初です。 |
| 形態 | 体は細長く、ヘビのような頭をしています。 体には2列に並ぶ菱形の模様が特徴的です。(近縁種のタイワンドジョウは3列) |
| 生態 | 流れの緩やかな泥底のところ、特に水草が茂っているところに好んで生息しています。 強い肉食性で、魚やエビの他にカエルなども食べます。 産卵期は5月から8月で、オオカナダモなどの水草の茂ったワンド等に、水草を集めた直径1m位の円形の浮巣を作りそこに産卵します。卵とふ化した稚魚は親が守ります。 鰓の近くにある上鰓器官で空気呼吸を行うことができるため、汚濁して酸素量の少ない水域でも生息できます。また、水温が低下すると冬眠します。 |
| 備考 | 一時期は、相模川でもかなり増えたようですが、最近はあまり見られません。 顎口虫の宿主になることがあるので生食は止めましょう。 |
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