強度行動障害支援集 騒がしさ

掲載日:2018年4月3日

騒がしさ

「学校へ行くよ」の声かけで落ち着かなくなります

10歳代


どうして

「学校」という言葉自体に反応しているようです。

こうやってみよう

「学校」の言葉掛けを無くし、カードで提示する。「行くよ」とだけ声を掛ける。

説明

本人は学校が好きな方ですが、「学校」という言葉によって過去の体験を思い出し混乱していたようです。

本人にとって悪いイメージに繋がる「言葉」を使わない事で混乱を避けています。

学校の写真を提示し、「行くよ」とだけ声を掛けると自分から動くことができています。

 

ひばりが丘学園

スケジュールボードにいつもとちがう日課が提示されていると次の行動に移れなくなってしまいます。

20歳代前半


どうして

楽しみから気分が高まったり、緊張や不安から落ち着かなくなってしまうのではないかと考え

られます。

こうしてみました

いつもとちがう日課は朝提示するのではなく、直前に提示します。

説明

いつもとちがう日課に対して強い緊張感を持ってしまう方です。通常の日課は起床時に一日分

を提示していますが、いつもとちがう日課は直前に提示することにしました。直前に提示すること

で、いつもとちがう日課が原因で不安定になることがなくなっています。

 

中井やまゆり園


受診の順番が待てず、騒がしく動き回る

30歳代前半


どうして

待っている間、何もすることがないためと思われます。

こうしてみました

待っている間、日中活動で取り組んでいる作業課題を提供しています。

説明

待つことが苦手な方で、受診待ちの際に騒がしく動き回ることがありました。待っている間に

「すること」として、日中活動で行っている作業を提供したところ、落ち着いて待てるようになっ

てきています。

 

ひばりが丘学園


朝食前に絶叫

30歳代前半・男性


どうして

起床後、朝食までの時間が長く待ちきれないようです。「空腹」を「我慢する」ことが苦手です。

また「待つ」ことが苦手です。

こうしてみました

朝食の準備が整ってから、起床を支援しています。

説明

ご本人は、生理的欲求を我慢することや待ち時間をイメージすることは苦手です。幸い起床時

間は遅いリズムなので、目覚めたらすぐに朝食が食べられるよう配慮しています(施設生活での

日課はありますが、個々の状態に応じて柔軟に対応する発想で取り組んでいます)。

 

七沢学園


落ち着いて作業していたのに、最後に悪ふざけ?

10歳代後半 女性


どうして

がんばりすぎて疲れてしまったようです。

こうしてみました

夢中で取組んでいる作業でも、作業量と疲れ具合を観察し、合間に小休憩を入れるようにし

ました。

説明

過度の緊張と疲れから不適応行動に出てしまう方もいます。がんばり過ぎないように配慮しま

しょう。

 

ひばりが丘学園


登校前に不安定となり、登校できない。

10歳以下


どうして

要求が通らないときのいらだちのほか、注意や興味のそれやすさが考えられます。

こうしてみました

課題となる場面で安定して行動できるパターンをつくり、統一して支援します。

説明

過着衣や食事、歯磨きなど、起床から登校までの場面で不機嫌となり、スムーズに登校できな

いことが続いていました。1週間ごとに支援方法をチェックし、本人がスムーズに行動できる支

援方法へとつなげていきました。スクールバスに乗るまでの間、園のワゴン車や駐車場の車に

向かって突然走りだすことが見られました。本人が興味を持っているもの(園のエレベータなど)

に意識を向けることで、スムーズな登校につながりました。

三浦しらとり園