平成28年の工業保安関係事故

掲載日:2018年3月23日

事故の発生状況

平成28年に神奈川県内で発生した高圧ガス関係の事故発生件数は58件(前年比同数)で、内訳は、災害事故が52件(同3件増)、喪失・盗難等が6件(同3件減)となりました(原因調査中の事故を含む。)。

事故件数は、若干減少しましたが、災害事故の発生件数は、昭和40年に高圧ガス事故の統計を取り始めて以来、過去最高の件数となりました。

特に、製造事業所で発生した事故は、41件と前年度の35件からさらに増加しており、また、その中で冷凍則製造事業所の事故20件(前年度比1件減)、コンビ則製造事業所7件(前年度比2減)に比べ、一般則製造事業所の事故件数が12件(前年度比7件増)と大幅に増加しました。

事象では「噴出・漏えい」が46件(災害事故全体の88%)と、前年と同様に最も多く、その内訳も、冷凍則製造事業所が19件、次いで、一般則製造事業所10件となり、一般則製造事業所からの漏えい事故の増加が目立ちます。

人的被害は、液化酸素の超低温容器の破裂により死者が1名、容器交換時の誤操作により漏えいした毒性ガスを吸引したことによる軽傷者が1名発生し、残念ながら、平成26年から間をおかず、高圧ガスによる死亡事故が発生してしまいました。

なお、製造事業所の事故の8割以上が施設設置後10年以上経過しており、事故の原因は施設の老朽化による腐食や破損が起因となるものが大部分を占めていることから、高圧ガス事故の発生防止には、日頃からの高圧ガス取扱現場における点検等による維持管理及び予防保全のための工事などが重要な事項です。

高圧ガス保安法の目的は、「高圧ガス災害の未然防止」であることを認識いただき、今後の事故発生防止に努めてください。

また、液化石油ガス事故は、14件発生し、その内訳は、漏えい11件(人的被害なし)、漏えい・爆発が3件(軽傷者1名)となっています。今年度は液化石油ガス設備工事事業者による施工ミスにより、メーターユニオン部から漏えいする事故が多く起きました。液化石油ガスの漏えいは、大事故につながる可能性があるため、工事後は必ず漏えい試験を行い、作業工程を再度確認するようお願いします。

火薬類事故は、速報段階ですが、煙火消費に伴う火災等が3件、部品落下等が1件の合計4件発生し、軽傷者2名となっています。 全国では、煙火消費中の事故は、毎年発生しており、保安距離の確保、また打ち上げ従事者の被害防止に努めてください。さらに火薬類消費者は、消費する予定が無くなった残火薬類は、速やかに販売店に返却する等の対応をお願いします。

 
表1 最近5年間の工業保安関係事故件数
区分/年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年  平成28年
高圧ガス事故(うち災害) 55(41) 53(39) 36(33) 58(49) 58(52)
液化石油ガス事故 22 17 15 12 14
火薬類事故 0 1 4 4 4
77 71 55 74 76
表2 平成28年の高圧ガス事故集計
事象 件数 人的被害
爆発 0 -
火災 0 -
漏えい等 46 軽傷者1名
破裂・破損 6 死者1名
その他  0 -
小計(災害事故) 52 死者1名、軽傷者1名
喪失・盗難等 6 -
合計

58

死者1名、軽傷者1名

※複数の事象の事故の場合は一次事象をカウントした。
表3 平成28年の液化石油ガス事故集計
事故の種類 中毒・酸欠 漏えい 漏えい・爆発 人的被害 合計
一般住宅 0  5 2 軽傷者1名  7
共同住宅 0 3 1  4
飲食店・旅館 0 1 0  1
その他店舗等 0 2 0  2
合計 0 11 3 軽傷者1名  14
表4 平成28年の火薬類事故集計
事象 件数 人的被害
煙火消費  4 軽傷者2名
残火薬類の放置  0 -
合計  4 軽傷者2名
本文ここまで
県の重点施策
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • 未病の改善
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019