マグカル・テーブル(第7回)会議結果

掲載日:2015年4月2日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

マグカル・テーブル

開催日時

平成26年12月18日(木曜日)17時30分から19時00分まで

開催場所

横浜市開港記念会館 1号室

(役職名)

出席者

黒岩祐治、東幾世、白井貴子、杉本圭司、鈴木伸治、長倉勉、平澤創、本多初穂、眞野純、三上章彦、横内謙介、ラサール石井、薄井英男

次回開催予定日

平成27年5月

問い合わせ先

文化課文化事業グループ、柳田、酒井

電話番号 045-210-3808

ファックス番号 045-210-8840

フォームメール(以下をクリックすると、問い合わせフォームがご利用いただけます。)

県民局くらし県民部文化課のホームページ

下欄に掲載するもの

議事録

議事概要とした理由

審議(会議)経過

■文化課長

 それでは、定刻でございますので、ただ今から、第7回マグカル・テーブルを開催させていだきます。はじめに知事よりご挨拶申し上げます。知事お願いいたします。

 

■知事

 年末の大変お忙しい中わざわざお集まりいただき誠に有難うございます。このマグカル・テーブルも7回目を迎えることになりました。この間、着実に一歩一歩前進してきたという気がします。演劇関係者の中でも、神奈川面白いぞ、というメッセージが少しずつ広がってきているんではないか、そういったことをバネにしながら少しずつ進めて行きたいと思っています。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックがありますが、この時には全国、世界からお見えになったお客様がマグカル・神奈川に行って、演劇観たいな、ミュージカル観たいな、そんな流れを是非つくっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

■文化課長

 この会議は原則公開となっており、本日傍聴の方が2名お越しになっていますので、ご了解ください。本日は、座長を務めて頂いております西川りゅうじん様がご欠席のため、これからの進行はテーブル・マスターであります黒岩知事にお願いいたします。

 

■知事

 それでは昔の仕事に戻った感じで進行させていただきたいと思います。議題にはいらせていただきます。議題の1「平成26年度マグカル資料の概要」、議題の2「マグカルの今後の取り組みについて」、二つ続けて事務局から説明をお願いいたします。

 

■事務局

 議題1、議題2について資料1に基づき説明。

 

■知事

 有難うございました。ご覧のようにあれやこれやと色々なことが進んでいるかなという感じです。説明は以上でございまして、ここからは、自由にご発言いただければと思います。パフォーミングアーツの発案者であり、実際塾長をやっていただいている横内さんいかがですか。

 

■横内氏

 ものすごい速度でまさか今年度からやると思わなかったのでちょっとバタバタで、でも秋から開講し実際週2回やっています。80人ぐらいの応募があって中から約30人。女性が多いので、バランスが悪いです。来年5月位には新規に募集をかけて、今いるメンバーから何人かやめてもらう。競争はちゃんと実現させていって少しでも質のいいものにしていきたい。ここの特徴は、実はAKBのメンバーが一応生徒になっているし、各事務所等に所属していてもいいよということ。なぜならば、公共の施設がやっているのでオープンな観念の部活ですよとアナウンスすることによって、本当に高校生からプロの人で、なるべく若い10代の人をもっと集めたいと思っている。その人達がそれぞれ何かになった時にここで学んだということがあったり、皆もう本当に若いタレントが今世の中で皆ビジネスの中に組みこまれているが、実はレッスンを受けずに舞台に出ている人が多いが、ここにそういう場所があるぞ、そういう意味で神奈川県がやっているのはいい試みになるかもしれないなという手応えは感じる。実際受けに来ている女の子が、来年映画でとっても大きな役をやる、という事が決まっていたりするので、そういう意味で、ただアマチュア向けではないものが実現できる感じです。ただし、期待というのはいいが、どこかにちゃんと出口をつくらなければいけない。まだ出口を具体的に用意するタイミングは早いしそれ程の力は無いと思っていますけれど、再来年には何かの形にして作品をアップしなければならない。ただの卒業公演では面白くないので、僕としては、30年前に僕らが芝居を始めた頃に青少年センターにあった、約10日間青少年センターの舞台に劇団を呼んでやらせ続ける、そこにお客さんを青少年センターが用意してくれるという、高校の演劇鑑賞会、芸術鑑賞会を誘致してくれた。僕らは当時駆け出しの人気劇団だった訳ですが、呼ばれて、でも本多劇場はせいぜい広い劇場だったが、青少年センターは倍の広さだった。毎日、朝と昼、2回公演を10日間。結局20回公演、高校生が小劇団を観させ続けられた。芸術鑑賞会ということで、たぶん学校がそこへお金を払っていたのもあると思う。僕らは同じ場所でただ20回やればいい。そういう事で言うと初めてまとまった仕事になった公演だったのですが、かつて青少年センターがそういうことをやっていたがいつの間にかそのような事は全部消えた。高校の側からも演劇でなくてもっと違うものを、ミュージカルがいいとか。それと青少年センターがその辺りからパワーがなくなった。ちょうどそのような流れが生まれてしまって出来なくなったのですが、僕はまず、復活できないかなと考えています。やっぱり今、興行として、お芝居を創るという事はとっても難しくてKAATなんかも大変だと思う。一般のお客さんにチケットを売って満員にさせるという公演をアカデミーですることは簡単にはできない。お客づくりを何十年もやらなければならない。観せるべき人たちとか、今、高校芸術鑑賞会で何を呼んで観ているか分からないけれども先生方も実は困っている、何をどうやればいいのか。近くの文化会館を借りてやっていたりすると思うのですが、さすがに学校の体育館でということは減っていると思う。例えばそういう時に青少年センターに来てくれれば、これこれこれだけの物をこれだけの値段でやっているぞという、これを何とか実現したい。

 それと劇王ですが、それこそ日本劇作家協会、私も理事ですが、ずっと手伝ってきた、結構、日本の劇作家皆で支えてきた大会ですね。ちょうどオリンピックということになるのであればそれが日本でつくったルールで国際大会になる、正に柔道。発祥は名古屋ですが、佃君という我々劇作家仲間が発想して始めた物ですが、遠くの場所に遠征していくのにいい仕組みになっている。3人以内というルールがありますから、例え南米やブラジルから招聘してもせいぜい4人呼べばいい。20分なんで翻訳システムもそんなに大変ではないみたいなことがあるので、神奈川県がやるにあたっては是非世界大会をやるといいと感じている。

 また別な話ですが、演劇界の中では今回トピックスというか神奈川県ではもう一つ問題と思ったのは相鉄本多劇場というのがずっと神奈川で20年小劇場であり続けて150人位の小屋ですが、神奈川の劇団の人はそこを頼りにして公演を続けていたのですが、この秋で閉鎖になりました。KAATのスタジオ等というのは彼らには広かったり自由に使えるスケジュール的な余裕があまり無かったりする。稽古場なんかにも使われているしその場所が無くなったという事が心配です。今劇王等、実際運営に関わっているのは、若い横浜にいる演劇人たちなのですが、彼らはどこで今後やっていこうかということを悩んでいるので、もしそういうものが生まれたらいいなと、本当、小劇場、この位の部屋の広さで十分なので。青少年センターの2階という場所を、今ああいう風にやってますが、ちょっと劇場という雰囲気じゃない。展示場にも使える所を強引に劇場化している状態なので、それが小劇場っぽくなると、せっかく生まれているそういう気を大切にする。長くなりましたが、以上です。

 

■知事

 ありがとうございます。非常に感じるものがありました。例えば高校演劇鑑賞会をずっとやっていたという話。これ私なんかイメージで元々ブロードウェイみたいなのをつくろうと言っていた。ブロードウェイというのは何かというと、いつ行っても何かやっている、ずっとロングランというものがある、だからわざわざ来るというのがある。だから次々公演が東京から始まり流れてきてその通過点にあるというのなら、わざわざマグカル劇場である必要はないわけで、ここから生まれてきている、根付いているというのが欲しい。とは言いながらも興行というものが上手くいかないと成立しない。興行になるような仕掛けがあるか。お客さんを強引に連れてこようという様な、ツアーの中に入っているというか、修学旅行はそうですよね。演劇鑑賞会でもそうですよね。もう生徒それぞれ判断するのではなくて、もう入ってますよ、と皆来るわけですから。そういうのが続いていると、ボリューム感が出ると興行になっていくなと。これで今実は考えているのがマグカルをずっとやってきた中で、今、横内さんから話し出てきたけれども国際化という部分です。そろそろ重大な大きなポイントとして出てきているかと思っている。例えば今、神奈川県は色々な国際戦略を展開している。例えばベトナム。ベトナムが急成長を始めてきて日本にすごく関心が高い。4月にベトナム行ったときに非常にいいルート出来た。総理大臣とか国家主席と会談ができ、非常に太いパイプができあがった。ベトナムから来る観光客はどんどん増えている。例えば、ベトナムから日本に来る人向けのツアーを作り、そこには必ず劇場が入る、というパッケージにしてしまえばお客さんもそれで来る。その中で興行としても育てていくというような仕掛け、そういう発想というのは是非やってみたい。ただある程度ターゲットを絞った形でのコンテンツの作り方、実はあるのではないか。ベトナムの人達に観てもらえるような、ベトナム人が見たくなるような、また、向こうで話題になりそうな芝居小屋がここにあってここでこんなものをやってるとか、中国の人が出てとか考えられると思っている。先ほどのご指摘は重要なポイントだと思う。

 劇王、私も見せていただいたが本当に面白いですね。文句なしに面白いというか20分間でしたけど要するに飽きる前に終わりますからね。全然知らない人達でも20分間くらいなら見られる。同じスタイルで県庁本庁舎でやった時も面白かった。あれの世界大会というのは面白そうだ。今度、全国大会をやると決めているからこれを一つのきっかけにして、神奈川ブランドの大きな部分に広げたいと思う。本多劇場が閉鎖されたのは本当に残念だった。良くやっているのだからもうちょっと事前に上手く連動すれば良かった。後で私も結果だけ聞いて、どうしてしまったのかと思った。その様な事がないようにこれからしっかり耕していきたい。ありがとうございました。

ラサール石井さんもミュージカル制作大丈夫でしょうか。

 

■石井氏

  ええ眞野さんと、来年の秋に向けて今本作りをしていて、キャスティングもだいぶ固まってまいりまして、それが末端とどう連携していくのか自分で分からないですけど、できれば上手く連動出来ればいいかなと。先程J:COMの番組のためのVTRを撮ったのですが、パフォーミングアーツの皆さんもオーディション受けていただければいいなと思って、それはもう言ってしまったけれど。そんなところです。お聞きしたことで、僕も思いましたけど、相鉄本多が無くなるというのは本当に残念ですね。それに代わる公共の施設は意外と無い。理由は経営不振なのですか、建物が老朽化なのですか?

 

■薄井氏

 再開発が絡むと伺っています。

 

■石井氏

  なるほど。そのビルとかが無くなってしまうと仕方がないですけれど、あれ位の規模の劇場が神奈川県とどっか企業のいくつかと提携して常に運営されていると面白いとは思うのです。浅草とかでアリーズが虎姫一座、わはは本舗、毎日一応うちの小屋でやって大変厳しそうですけど、頑張ってやっているのでああいうことをしたいプロダクションやら、企業とかあるいはJ:COMさんとかどうなのですかね、と上手く連携してそういう小さな劇場が運営出来ていけたらそこが中心になって人を呼び込めるということはできるかなと思う。自分が参加できそうだというのは、劇王。今度の大会審査員をやらしていただいて、だいぶ前に名古屋でやったことがあります。確かに非常にシンプルで分かり易くて意外と面白い人達が結構いて、転換も10分間位でやらないといけなくてセットが組めない訳ですけど、そこが、僕が見た時には天井から紙コップが糸電話のように吊るされているだけのセット。それが素晴らしかった。そういう発想のシンプルさの中にある演劇的なものがあるので、それをもうちょっとどんどん広げていくのであれば、今後もずっと協力していけるかと思います。だいぶ休んでしまっていたので物凄く話が進んでいるのでビックリして凄いなと思っています。

 

■眞野氏

 横内さん、劇王での脚本が3、4年の間に質は上がりましたね。

 

■横内氏

 名古屋の劇王の優勝者が2人、もう劇作家協会新人賞を取っている。劇王って同じ条件で書くから、作家の技量を育てるための一番のコンテンツです。

 

■眞野氏

 久しぶりに観ると、5年前と比べると同じ仕組みでやっているのかと思うほど上手になっている。脚本は上手になっている。やっている人は別ですよ。脚本は本当劇作家協会のプログラムだけあって、脚本が皆上手になっている。それがすごいと思ってうちでどうぞ、ということになった。とてもいい試みだと思う。

 

■知事

 相鉄本多劇場が無くなって、例えば県庁本庁舎の大会議場を使ってもらったというのはそういう一つの思いがあって、例えば今日皆さんこうやって会議やっていらっしゃるこの開港記念会館、ここにホールがありますけれど、非常にクラシックな素敵な所ですよね。こういう所も結構使えるかなと。あまり単発的にやるのでなくて継続的にやることになっていけばと思う。私の友人でも演劇とか好きなのがいて結構ビジネスで成功している人ですが、いいタイミングでこっちに持ってきて、劇場化だけでなくてビジネスとして劇場も一緒に作ってしまおうかな、ということを実際している人もいますからね。ここでコンテンツが生まれてくる雰囲気が出てくると、そういった人の流れというのは自然に集まってくるのかなと思います。そうすると平澤さんが、決断してすぐ来るのではないでしょうか。

 

■平澤氏

  すいませんちょっと遅れました。ほぼ私出席させていただいている気がするのですがこの1年でものすごく進んだ気がします。その一方で本物の知事のヴィジョンの中で先程もおっしゃっておられたと思うのですが、所謂ブロードウェイ構想がヴィジョンとしては分かり易いと思う。おそらくいくつかの側面で課題があると思っているのですが、まず1つ、私が第1回目か2回目にお話した、まさしく知事がおっしゃるように、ブロードウェイの良さというのは、いつでもそこにある、そこに行けばいつでも観ることが出来る。ただそれは時間と金が物凄くかかるので、まずは、神奈川県の中でいつも発信している、例えばホールであるとか劇場であるとか、それをみると神奈川県内必ず365日いつでも必ずどこかで何かやっていると、場所としてブロードウェイをやるのではなくて、ネットの上でインターネットの上でそこに行くといつでも神奈川県でやっている内容が見れるようにしましょう、というのを私が言ったにも係らず、最初遅れたので抜けた点、拝見させていただく所が抜けた点だと思います。まず情報発信するという事が非常に重要だと思うので、神奈川県でやっている色々な、このテーブルで議論して世界に発信する以外に神奈川県は発信力があるので、それをまずネットやっていかなければいけない。これを非常に現場の皆さん頑張っていただいていると思うのですが、来年はこれは1つ強化しなければならない。これだけが唯一今我々が自ら時間をかけなくてもいい、発信している情報。これを例えば多言語化していく、それからそこで例えばチケットが買えるとかだとか、今もうスマホ時代ですから本当にいつでも情報を得てそこに行くことが出来る、これも強化していかなければいけない。

 2つ目は、この1年で非常に進んだと思うのが、自らの発信力をこのマグカルというものを核にして出来ているなという事です。これをどう繋げていくかというのが一番目のブロードウェイ構想でいうと場所の問題ですよね。場所の問題というのをどうするのか考えていかなければならない。これをどう県として市として出来るのかということを、場所の提供ですね。場所の提供は実はおそらく出来ると思っていてその上何をやっていくのかということをこのテーブルで議論しなくてもある一定の水準とか基準というものを設けて常に発信できる場所というものが無いだろうかと。ブロードウェイ構想というものに元になっているので、音楽という側面がちょっと少なかったが、例えば川崎市とか、所謂ストリートミュージシャン、ちゃんと受けいれられる体制があるように、ストリートっていう、演劇というのもですね、もう色々な事が出来ると思うので何かそういう場所の提供、いつもそこに行けば芝居やっている、音楽やっているというようなそういうものを何か出来ないか。まあそれが本当に文化になっていく。

 最後にマグカルとして1番最初にやった時と大きな違いは何かと考えたら、やはりオリンピックですよ。これで政府も出しているのが地域活性化というところを非常に、文化観光ということを強化している。ちょっと政府の認可はないのですが、何か文化発信というものを世界に向けるとクールジャパンアートとか、もしかしたら仕組みとして考えると産業革新とかそういう連携でお金を引っ張ってくることが出来ないか、ということをちょっとお話を伺いながら考えてみました。以上です。

 

■知事

 情報発信というのは力を入れていかなければいけない。さて本多さんいかがでしょうか。

 

■本多氏

 懐かしいなと思って聞いていたのが高校演劇鑑賞会なのですが、中学・高校のときに行ったな、という記憶と小学校の時にニッセイこどもミュージカルというのも確かあったなと記憶しています。やはり私も相鉄本多のクローズの話を聞いて非常に残念に思っておりました。小さな劇場がこの辺にはないので1つ確立されていたのに再開発の問題があると思うが、何とか残せなかったかと非常に残念です。20数年前に演劇の業界で働いておりまして、出産したり子育てをしたり実家の家業を継いだりしましたので遠くに離れたところにおりまして、なるべく近づかないようにしていたのですが、ここに呼ばれてしまいまして、懐かしいという思いと、ちょっとまずいなこれはという思いが頭の中にあります。娘も中学生なのですが、先週、学校で古典芸能か何かの鑑賞会があって、小学校中学校高校の頃に強制的に観させてしまうのは非常に1つの入り口を作る意味でいいなと。その中に古典がありミュージカルがあり、例えば現代劇があり、いくつかが子供のうちに観る事が出来ると非常にいいなと思っております。

 この場で話すべきことか分からないのですが、私の母校の演劇部の先生からちょっと相談を受けまして、神奈川県の私立の演劇の発表会を毎年7月にKAATさんの方でさせて頂いているが、何か条件が今までと違って厳しくなってしまったという事で、何かその事でお手伝いできないかと言われてしまいまして、私も協賛という形でお手伝いすることになりそうなのですが、KAATさんの方でも秘策を頂けるとうれしいなと思っております、すいません、この場で失礼致しました。

 

■眞野氏

  劇王が入ったりマグカルシアターが入ったり、色々なものが入ってきたので、今まで10日間用意して私立だけですね、公立含めた高校の全体の大会ならもう少し融通出来たが、私立だけだったので、ちょっとタイトでどうしてもおさえきれなくてそういう事になった。そういうことについて私たちは広げなくてはと思うが、色々なものが次から次へと入ってくるので、本来のKAATの役割がそういうことを引き受けることによって出来なくなってしまう。その辺の所が嬉しい悩みでもある。

 

■知事

  先程から出ている、演劇をする場ですね。元々は横浜ブロードウェイみたいなものを言っていたけど、今、平澤さんが言ったように神奈川県全体に広げても良い、それで薄井さんが神奈川県全体に、劇場がどこにどのようなものがあるか、洗いだしたのです。意外に、鎌倉にすごいホールがある、横須賀にすごいホールがある。そういうのを含めて、統一的にやっていくことになったら随分違っていく。リストアップした内容を説明してください。

 

■薄井氏

   神奈川県内の主な文化ホールは、グリーンホール相模大野など1,000席以上のものが30施設ある状況です。また、大和で28年開館予定の大和文化芸術ホールが新しく出来ます。小田原市民会館1,100弱ですが27年新築で1,200席新しいホールが出来る。茅ヶ崎にもありますし、今話ありました鎌倉芸術館1,500席、横須賀芸術劇場1,800席。それぞれ1,000席以上は30施設以上ありますので、今後そういったものと連携してこういった取組みをやっていくのが非常にいいかと思います。

 

■知事

  今、全体を統一的に運営していない、それぞればらばらにやっていますね。

 

■薄井氏

   KAAT県民ホールが事務局を担っている公文協の施設の連絡協議会が、全ての公民館含めて施設管理、技術の研修とかやって頂いているが、全体運営するという話はまだ出ていない。

 

■知事

  横須賀にすごい劇場あると知ったのはそこへ行ったからで、何のために行ったかというと全国PTA大会。そこで劇場を見て腰が抜けるほど驚いたというか。オペラをやれる凄いホールです。ここでPTA大会やっているのか。それぞれの館はそういうものをやっているのかというと、情報をもっと取り込んで良いと思うのにあまり飛び込んでこないし、空いてないのか、空いてない、一杯だって、何で一杯か、PTA大会とかそういうもので一杯でもしょうがない。せっかくある、県内全体を俯瞰した時の劇場とか演劇スペースとか色々なものをもっと複合的・総合的・統括的に運用するということだけでも全然違ってくると思う。鈴木先生いかがでしょうか。

 

■鈴木氏

  確かに色んなホールが自治体にあって可能性があると思うのになかなか統一的に運営できないというのがあると思う。例えばマグカルフレンズみたいな感じで趣旨に賛同してくれて活動していく場所を募っていく可能性は十分にあると思う。後は本当に大きなホールだけではなくても例えばライブハウスとか、最近吉本興業が吉田町にスタジオ、あれは常打ちではないのですよね、たぶん拠点ですか?

■本多氏

  コミュニティステーションの所を月に何回か必ずやりますね。

 

■鈴木氏

 そういう感じでやるような場があった、要はもっと変わった所だと葉山一式海岸。昔、歌舞伎をやっていた公民館がある場所ですけど、海岸沿いの斜面で、何かちょっと演劇でも出来そうな、昔は一流の歌舞伎をやっていた場所。場所と言うと何かものすごく沢山ある。もっと劇王のような取組であればもっと手軽に出来る場、そういったものを発掘していってそこを繋げていくようなことをやっていっても良いのかなと思う。特にライブハウスとかバーでもいいと思う。そういうとこは一杯ある。エンターテイメント性のあるものでないと駄目だと思う。マグカルってイメージ的には所謂純粋なアートというより少しエンターテイメントで人を惹き付けるという流れだと思うので、そういう場とネットワークを作り、場の発掘みたいなのがものあると面白くなっていくのかなと話を聞いていました。

 

■知事

  場をよく知っているといったら白井さん、神奈川県中の色々な所をご存知ではないでしょうか。

 

■白井氏

   先日、私、NHKのみんなのうたのコンサート、というのに参加した。NHKで50数年かかっている、みんなのうた、の何曲かを選んでそれで自分も皆とやらせていただいたことあるのですけれど、この歌を歌ってというので、海老名でコンサートをしてきました。海老名の海老名市民会館、やっぱり1,000位入る所なのですけど、ホールの方にマグカルっていうのがあるのですが知っていますか?と聞いたら案の定ご存じなかった。なので私もすごく反省したのですけど、今、知事はじめ皆さんの話を伺っていてブロードウェイという常に色んな事をやっているっていう場所に行くまでの何でしょう、頑張りの1つとして、それこそ、何でも鑑定団ではないですけど、マグネットのファミリーを作ってそこに出張オーディションじゃないですよね、学校で全員来てもらうのは大変なことですから、その各市町村の大きなホールに何校か学校が集まってもらってそこに楽しいエンターテイメントのオーディションやるとか、色々なことが出来るのではないかと、今思いました。全体には、色々な企業とか色々な方々に神奈川県の全てのエンターテイメントの向上のために協力していただいて、移動ワークショップですよね、ワークショップでもいいですが、ときにはそういうのもあって宜しいのではないかと思いました。

 

■知事

  先日、神奈川観光親善大使をしてくれている河村隆一さんに、大山に行ってもらって大山の能舞台でライブやってもらった。これが素晴らしくて、杉本さんどうですか。

 

■杉本氏

  僕は、来年1月からですけど劇場を自分で経営することになって、六本木にあります「グルマンシアター」っていいます。うちの会社と組んで劇場、今ライブハウスでやってるが、劇場でやってみようと思っている。感じたことを今色々なお話を聞いて、実体験していることがあるんですけど、シアトリカルなものは出来ない会場でKAATみたいにゴージャスなものがないし幕も無い袖も無いみたいな所なんすけど、所謂ポップカルチャー的な演劇だったら何とか出来るかなということで、僕1人で全部運営することは出来ないので、演目を持っているところ、プロデュース出来るところ、チケット売れるところみたいな幾つかの会社7社が組んで初めて1つの劇場運営してみようっていうことで先月記者発表したんですけど、それを見ていて如何に興業化させるのが難しいか本当分かりました。契約ですけど、一応運営している母体7社がプロモーターとしてリスク取って興行を打つというのが基本的なことですけど、余った会場に関してはなるべく3ヶ月前、もし会場の日程が余ってたら表に出すというやり方でやっています。

  入る演目はもうはっきりしていて、うちの場合特性もあるんですけど今言われている2.5次元というアニメを題材にしたものはほぼ間違いなく90%以上動員出来ている。割ときついのが芸術性を持ったものがなかなか動員できなくて団体のチケットも、さっき黒岩さんはベトナムって言いましたけど、四季みたいな方法を取って学校とか色々な営業してる。そこでも埋まらないです。なかなかそういう演目を世の中に出していくのはすごく難しいと実感していますけど、さっき言った興業化すると、いろいろ利益が出るわけで、出口を作るということはイコールスターを作る。ここにやっぱり若い子達が憧れているというのは、僕が見る中ではっきりしてるんではないかと思います。もうちょっと間口を広げるというか先程先生言われましたエンターテイメント性という事で言うと例えばミュージカルとかもうちょっと広げて内容も幾つかのパターンがあるという事を出していければ若い子達も寄ってきたり、もしかしたらそこで演技が下手だけど2,5次元ならやってみたいとかいうイケメンの子が何人か来てその子達を鍛えることによってお客さんがついてくるみたいなエンターテイメント性とが持てるとも思う。

ブロードウェイの話でグルマンをやった時に、今度うちの劇場に1回来て頂ければ分かると思うんですけど、ああいうものですからたいした設備無いけど、なんでグルマンて生まれたかという話を向こうのプロモーターに聞きましたら、そもそもちっちゃい所で何か合うのやってやろうといった若者がいて、それをたまたま観に来た人が実は劇場を持ってて、劇場っていっても200か300のキャパものなんだけどそこを、お前にやるから勝手にやれ、という、その代わり面白いものやれ、という、それがスタートだったという話を聞かされて、日本に限らず世界的にも小劇場で運営しながら何かやるというのはすごく難しくてスポンサーがあって初めて成立するのかなということ改めて知った。先程言いましたけど僕らは民間業者なのでオールリスクを取らなければならない。今あるのはどっちかっていうと役所主導でお金も多少あるわけじゃないですか。そういう意味では僕らと違って良いものを創り易い環境があるという風に感じます。

 僕もマグカルはほとんど出てると思うんですけど、役者の方とか歌を歌う方とか、演出出来る方、それから会場もあって、僕はプロモーターですけど平澤さんがレコード会社があって、尚且つプロモーション出来る新聞社もあるという、それでテレビ局もあるというこれだけあれば何か成功できるのではないかと感じてて、全員が参加できる具体的な演目を創って、1つの風を吹かせることが、もしかしたらオリンピックに向け1つ2つ、よりいいのかなということを思っています。

 

■知事

   このテーブルの非常に大きな特徴で県と市が一緒になってやっていこうみたいな、我々として知りたいと思うのは県だからこそ市だからこそ出来る物というのがきっとあるでしょう、お金がどーんと出るというのは今なかなか財政厳しいからそこは難しいところ有るのですけど、どうぞ。

 

■石井氏

  さっき神奈川県の中の各市の施設、それはもう一杯あるのですよね。で全国にも一杯あるのですけど、僕らが今やっている演劇って実は1,000以上の所ではやらないものばっかりです。旅公演、こないだも東京ボードヴィルショウで東北を回っていたのですけど、そもそもトラムや本多でやったものを地方へもっていくのですけど、300、400の小屋だと丁度良いのです。今日は1,000の小屋でというと端からこう攻めて、そこに小さなセットを造り、お客さんは真ん中から前位しか入らないという状況でやってかえってやり難い訳です。なかなか1,000以上でやるソフトはないのです。で結構大きなバジェットになる訳ですよ。だからあんまり1,000以上の小屋が神奈川県にいくつあってそこを回るって言ってもですね、意外に物凄く大きなバジェットでちょっとこうビジネス的なものじゃないとまわらなかったりします。だから本当は300、400の小屋が一杯あると演劇的には嬉しくて、先程の相鉄本多に代わる物みたいなのはですね、若干猥雑なものから生まれるので、劇場というものも雑居ビルの中にあったりする方が良かったりするのです。県庁舎の中にあるホールというとどうしてもその空気感という物が世の中をアジるようなアナーキーな芝居は出来なかったりする訳じゃないですか。つまり大きなものの流れと、小さな流れと2つないとバランスが悪いのかなと。今ある既存の小さいものを小劇場として使っていくことも十分必要なのだけど先ほど言った、じゃあうちが食べ物や飲み屋の入ったビルを造るから1階劇場にしますか、みたいな話を神奈川県とやっていただいて、両方で、例えば金は向こうが出して運営は神奈川県がするとか、分からないけど、そうゆう所の流れの様な小さな100人でも200人でもいいのです。そういう小屋があって何か毎日やっているというような。この間東北で、たぶんあれは一関だったと思うのですが、ジャズが好きな方はご存知かと思うのですが素晴らしいライブハウスがあります。ジャズ喫茶が。東京でやっておられた方がそこへ帰ってやられてタモリさんとも親交があってタモリさんがしょっちゅうそこへ行って。物凄いスピーカーがあって素晴らしい音響設備なのです。レコードももうこんなもんがあるのかというレコードがある。そこには常に人が来ているのです。海外の物凄い一流ジャズミュージシャンが来て演奏したりもしているのです。僕が行ったときは、週末は必ず来るという東京の社長さん、結構金持ちの人なのだけど、そこに週末必ず来て飲んで泊まって帰っていく。だからそういういい箱があるとやっぱりそれこそマグネットじゃないけど磁場になって人は来るので。それをたぶんきっとお役所がやるのは難しいから民間がやっているのだと思いますけどそんなことの協力関係の中で小さい劇場が、箱物行政ではないものが神奈川県でやれれば全国のたぶんそういう県の見本というのですかね、のスタイルになって、ああいういうことやって成功しているからうちもやろうかということになって俗に言う、取りあえず各市が一所懸命でっかい小屋を造って何も全然やるものが無いという状態を打破出来るのではないかと思うのです。

■知事

  重要なご指摘ですよね。三上区長いかがでしょうか。

 

■三上氏

  皆さんのお話聞いていて私も若い頃赤テントとか黒テントへ何度も行ったこと思い出しました。ここ開港記念会館が2017、後2年ちょっとですね、100周年を迎えますので、三塔物語を含めて100周年記念事業として何をやるのか。横浜市は各行政区ごとに公会堂があるのですけれど、ここは中区の公会堂に指定されていますので、中区が直営で今運営しています。そういう中で国の重要文化財に指定されていますので100周年記念事業何をやるか、黒岩知事のお話伺いまして横の講堂は2階も入れると430位ですかね、入る所で、実はここの地下が凄いのです。どなたも知らないと思う、実は地下に凄い部屋がありまったく使ってないのです。そこの地下の部分は条例上公会堂に入っていないのです。ある意味では好きに出来るところなのですけど、私ギャラリーにしたいなと思っているのですが、この重要文化財を横浜市は正直言って、活かしきれていないのです。ただ他の行政区と同じように貸し館的な公会堂のイメージしかない。会議をやったりとか、黒岩知事おっしゃいましたけど、来年ここで関東ブロックのPTA大会をやるのですけど、そういう貸し館的な使い方しかしていない。本当に芸術とか所謂国の重要文化財としての活かし方がされていないというのを私本当に忸怩たる思いでいますので、その辺の使い勝手も含め、記念事業も考えながら、その後確かに400人位だと石井さんおっしゃった様に結構人入りますので。映画の鑑賞とかやっているのですけど、もうちょっと何か捻った使い方が出来ないか。せっかくの施設です。当時100年前に当時のお金で36万円、今で言うと数十億円のお金集めて、ちょっと開港50周年の時に計画、そしてここ岡倉天心の碑がありますけどお父さんがここで生糸の貿易この場所でやっていた。ここで岡倉天心が生まれたのですけどそういう歴史のある場所になります。是非皆さんの知恵を借りて活かしていきたいなと。オリンピックも大事ですけど、オリンピックのとき私も市の職員もいませんので100周年のときに何かここで記念イベントが出来るように皆さんの知恵を借りたいなと思っています。

 

■知事

   後で見学でもさせていただければ、見られますか。

 

■三上氏

  ええいつでも見られます。私鍵持っていますので。

 

■知事

   ありがとうございます。長倉さんいかがですか。

 

■長倉氏

   色々と聞いていて、特に劇王とかは話を聞いていてわくわくするようなものがたくさんあるというのが良く分かったのですけど、まあそういう話の中で先程横内さんがせっかく生まれた芽を摘むような状態に、器がなくなってしまう事でというのがもったいないというのが本当に私も同感してお聞きしていました。ちょっと話が違うかもしれませんが、例えば山下公園の人形の家がありまして、実は我が社指定管理に手をあげて落ちてしまったのですが、実はその時の1つのコンセプトとしてあそこ160人位のホールがあり高校生や若い人達に提供できないか、みたいな企画を作って出たところ、実は東京の確か京王エージェンシーさんかな、そこにとられちゃったというのがあるのですけど、新聞社として、若者育成じゃないですけど応援みたいな事業として指定管理を使いつつ、何か出来ないかというのを考えていて、実際あと京急グループさんのある会社が港南区民センターひまわりの郷、あそこが大体席数380位と聞いているのですけど、やっぱり高校生と大学生に、月だか週に1回運営から全てを任せてダンス大会をやったりとか音楽のバトルをやったりとか実際若い人が集まるとそこが活性化していくというようなことが向こうの話によると凄くいいので、ずっと指定管理を受け続けられていますみたいな話を聞いたので、まああの実は指定管理というと次のtvkさんの方が得意だと思うのですけどその辺が連携というか利用しながらというのも1つあるかと思います。

 

■知事

  ありがとうございます。東さん。

 

■東氏

  すいません、うちは毎回メンバーが変わっておりまして、これからは私がしっかり頑張っていきたいと思っております。先程から本多劇場の話しが出ているのですが、一番初めにブロードウェイ構想があった時にtvkの1階は普段レストランなのですけど100から120名位ならギチギチに椅子を置けて、ちょっと小さいステージがあります。そこであれば何か出来ないかという事で色々模索をしてみましたが、ちょっと経費的なものだとか難しいところがあったのですけれども今、北原照久さんに月1回必ずライブをやっていただいているのですね。そういう形で皆さんに活用していただきながら小さなそういう演劇的な物で本当に膝をつき合わせてみたいなものが活用できるのであればうちのレストランは委託しているので、夜とか何か入っている時は難しいかもしれませんけれども、本当に身近で観られる様な会場の1つとして賑わいの場を提供するみたいなことで出来るのではないかというのを感じております。後、番組等の出演者なんかは、知事にもおいでいただきましたけどバレエダンサーだったり、アーティストの方が、一杯出ている中でそういう方達が上手く活用出来るような場を、講師として参加できるような番組を一緒にコラボしてやっていければ、盛り上がりももっと作れるのではないかと思っております。今これを言うとまだ社の方針としてきちんと決まっていないのですが、オフレコでということですけど、来年SD2チャンネルになると本放送とは別にもう1チャンネル、2チャンネル目が放送出来るというような試験的な事をどうするか今検討しているところですが、例えば本当そういうところで演劇の色んな活動のものもきちんと見せていくとかいうことが今後提供出来れば本当に映像できちっと見せてあげるというところで、メンバーのモチベーションが上がったり、そういうところからうちは新人発掘のところではかなり、木村カエラさんもそうですし皆さん育っていくので、そういうところではtvkから又神奈川からアーティストが出ていくとか監督が出ていく、出演者が育っていくみたいなところが今後出来るのではないかという事を可能性として考えております。メディアの方としてはきちんともっと発信しなくてはいけない部分が一杯あると思いますけど宜しくお願いします。

 

■知事

  ここに集まっている人は皆さん凄い、皆さん持っているものちゃんと全部出してやればまだまだ色々な事が出来るという気がしてきますよね、眞野さんいかがですか。

 

■眞野氏

   最初にマグカルをやった時に、神奈川県へ来なければ神奈川県でなければ観られない物を創れないか、例えば東京のお客さんをこちらへ神奈川へ渡ってくるような物を創れないかっていう話でましたよね。それがようやく2年経って1年半経ってようやくラサールさんの話が、東京だけはやらないという作品。東京ではやらない、絶対やらない。埼玉でやっても東京ではやらない。 そういう作品が形になるのに2年位かかる。他にはもう1本あってそれがマグカルの話があった時に刺激になって今立ち上げられている、同じようなミュージカル。それもやっぱり都合2年半位。ようやく来年その2本ができる。そこからその次の段階で又考えようと思っていた、こんなに早く色んなものが進むと思わなかった。お芝居やミュージカルを創るにはそれ位かかる。先程知事がおっしゃったような、そこへ来なければ観られない強力なコンテンツ、例えばこないだ横浜でやっていたキャッツ、あれ創るためには何本も何本もずっとミュージカルを創り続けてきて、1回、神様が降りてきて出来上がるようなものなので。ああいうものを創る為には本当に時間がかかるなあっていう感じですね。今度神様降りてきますよね。

 

■ラサール氏

  そうですね。

 

■眞野氏

   で、神様降りてくると一月や二月が一発で、或いは何度も何度も繰り返し日本型で公演が成立させられる。神奈川発で関西でも出来るしどこでも出来る、東京以外。そういう意味でありがたいことに、このマグカルテーブルが始まったときに、東京を凄く意識し始めまして、埼玉の劇場とうちが神奈川の劇場は組む、それから静岡の劇場とうちの劇場が組む、それから新潟のものとうちの劇場が組む、それから例えば小さな劇場とうちが組む、でそういうことをひたすら私達やってきて、1週間ほど前の日経の「今年の回顧」という演劇の回顧欄、その上の1番最初からずっとうちの公演の褒め言葉がずっと続き、東京はそれの後ろにきた。おおやった、という感じですね。ただ、それが本当に2万人に集められたり6万人に集められたり出来るものではなくて、ハイアートとして認められた。だけどそれじゃ駄目なのですよね。だからやっぱりたった5,000人しか観られなかった、たった3,000人しか観られなかった、でも全国の演劇批評家は褒めてくる、そしてランキングをさせてくれと。でもそれは知事のおっしゃっているようなマグネットカルチャーに育つまでにはまだ少し時間がかかるという感じですかね。だから来年神様降りて来てもらわないとね。

 

■知事

  頑張りましょう。この間色々なものがちょっとずつ形になってきていますね。

 

■横内氏

   そういえば、というのかこれ薄井さんに言っていいのかな、さっきラサールさんがおっしゃった別に新しいピカピカの建物じゃなくてもいいんだよということもあり、アカデミーのレッスン場を、今青少年センターを使っていますけど、青少年センターの練習室だってアマチュアの人、色々使っていて、僕らのスケジュールが食い込むのも申し訳ないと思い、しかも今、週に2回しかやってないからこれで済んでるのですけど何か物を創りだしたら毎日必要なのですね。で場所が無いと困るよといって今東京では廃校になっている小学校とか中学校とかを文化施設にして稽古場にするとか、劇場的に使い一つ二つ公演やったなんてこともあるし、あそこの水天宮にあった中学校か小学校は今凄い稽古場になって「水天宮ピット」っていうのですけども、東京の芸術劇場の専用稽古場で、もう松竹の大きな舞台の稽古が出来るような体育館が、松竹がはいってると思うんですけど、でも横浜市は「急な坂スタジオ」っていって、あそこにいい稽古場作りましたが、県はそういうのはたぶん無いですよね、で一応探したんですよ。自治会館の屋上に体育館があってかつて県庁職員のためのバレーボールとかバスケットボールをする場所があったんだが、もうそんなスポーツ施設は民間でという事になって運動はやらないことになって、今地震のための水が少しだけ置いてあります。KAATの向かいに広々としてそれ位の稽古を出来るくらいの空間はあります。実験的に夏のオープンワークショップなんか使う、でも冷房も無いからすごいことになるのではないかという話をしているんですけど、まずそこがありました。また、青少年センターの裏に1つ廃校がありますね。紅葉坂の職業訓練校跡、これもやっぱり震災の時の備蓄用品置き場になっていて水周りも今全部止まっているので、使うためにはまずそこをなんとかしないといけないということがあるのらしいですが、まあ青少年センターがあるので、その隣なので職業訓練校跡みたいのが今廃墟になって、廃校であることが既に危険なことだし、あそこ文化施設として音楽堂があって、能楽堂があってもう1回やろうとする時には、例えばそういう事。最初から造るよりは楽ですし、それは成功例は東京には一杯あるのでそういうことによって、例えば劇場を誘致するとかアーティストインレジデンス。劇団も東京なんかで稽古するのはとっても効率の悪いことなので稽古場も高いし、それならもういっそのこと横浜に住まないか、ここら辺に全部あるぞ、ということになれば。それからかつてひどかった野毛の所の通り、あれも今凄く良くなりましたね、ギャラリーになったりアーティストが行きたくなる感じ、あの一帯がなりかかっている時なので是非その辺のところなんかも上手く使えたらいいじゃないかと。水だけ通そうとして何千万もかかるんだっていう話。

 

■薄井氏

  職業訓練校、水と電気全部止めているので、それをもう一回復活させるのは数千万かかるとか、音の問題とか色々あるのですけど今話しのあった体育室の関係は、来年使ってみて数ヶ月使ってみて暑さや寒さの様子を見させていただいて、どういう形でお願い出来るか考えたい。それは総務局と調整していますので来年は4ヶ月位使うつもりでいます。

 

■横内氏

   ちょっと頑張って改装して使えば、ちょっとした公演が出来る位の、防音とまあ電気はどうなっているか分からないですけど僕らの稽古場はこれで十分の場所。

 

■石井氏

   いいですね、だって昔早稲田の六号館のアトリエで皆芝居していた。機小屋と呼ばれていた。皆で木で造ってね。

 

■知事

  良く探されましたね。

 

■薄井氏

 色々とご相談させていただいてと思っているが、なかなかこう難しいこともあって。

 

■横内氏

   自治会館もやっぱり管理上、いろいろ問題が出てくる。

 

■知事

 相模原にある廃校、これを使って、あそこ相模ロボット産業特区のエリアになっているのだけれども実証実験の場に全部開放しているのですよ。そういうニーズがあって実証実験初期の段階から色々な事をやりたい、学校丸々どこでも好きな事やっていいですよ、と言ったらもう企業がどんどん寄ってきて、ロボットに階段のぼらせたり、ヘリコプター飛ばしたりとか色々な事をやっていますから、廃校使う手はありますよね。後、古民家再生なんていう話をしている訳だからどっかの古民家でここを芝居の拠点にしてというのがあったら、神奈川県全域で国家戦略特区にもなっているから、そういうなかで今空き家対策って非常に重要な課題になっている。

 

■横内氏

  ごめんなさい、話の途中で。最初に劇作家協会ができてからもう20年になるのですけど、井上ひさし先生が、ご存命で我々がやらないといけない事はこういう事ですと。こういう場で演説する気はなかったのですけど、ニューヨークで一番酷い場所の所に廃墟のビルがあったと。そこをニューヨーク市で1ドルで貸した、アーティスト達に。ニューヨークで1番酷い場所だった。家賃は1ドルにしてある団体とかを誘致したと。その結果その周りに面白い奴が集まってきたから飲み屋が出来て古着屋が出来たりして町が再生したという事がある、それを私は見てきましたと。ああいう中にプレイライツセンターを入れたい、プレイライツセンターというのは劇作家の事務所ですか、ニューヨークなんかではプレイライツセンターが劇場を持っている、劇作家達の劇場というのがあって、上演される前の戯曲を上演に値するかどうか皆で読んでみようとか、それからもちろんシンポジウムもやるとか、ワークショップもやるとかそういうような廃墟を探しましょうということをおっしゃった。それは20年の間に本当に実際、騙されているのもあるのでしょうけど、やってみる人達が出て学校がそういう風になっていくのを見ると、そういう言葉があったなと思う。横浜市の財団は非常に先んじていて僕はやっていると思うのです。「急な坂スタジオ」素晴らしい運営になっているし、あそこに岡田利規君も入れて世界的な劇作家、演劇人として注目もされている。やっぱり彼はレジデンスで1部屋もらっているのですよ。今でも、凄いよね、特権的に家賃タダでおそらく借りられる、でも岡田君がいる所だということでいろんな人たちがいる、そういう事を県でも是非どこか探していただけたらいいなと。勿論それは演劇だけではなくて彫刻家とか部屋が必要な人は一杯いる、音楽とか、音を出すのは適地の所で合宿ができる、住まわせてあげるから良い曲が出来るまでここに居なさいとか、そんなような場所は廃屋でいいのです全然。それはでも井上ひさしさんの思いだったので、今僕らそういうことを考えていて、それはまず行政とかがまず、細かく決める必要ないのですね。それ任せてしまう。安い家賃で好きにしろと。実はそういう人達なので勝手に作る。あんまり細かくこんなルールとかやるとつまんないことになるけども、どんと投げちゃうといいんですかね、それがちょと実現したらいいなと思う。

 

■知事

  ありがとうございました。今日は非常に参考になる意見が沢山ありました。場を探してきて場を調べていくというのは非常に重要な我々のやらなければいけない仕事です。先日、相模原の藤野という所に行ったのですけれども藤野というのは芸術家がいっぱい住んでいるのですね。すごく面白い町で、芸術家がどんどん住んでいて一軒一軒美術館のようになっている。町全体でフェスティバルとかやったりしている。それはまあ舞台芸術でないのですけどね、美術とか陶芸とかそういう人達。演劇人たちが集まって来るようなそんな町ができてもいいかなと、そのきっかけ作りになって。我々があんまり町造るんだ!と行政で構えちゃうとつまらなくなっちゃう。そのきかっけ作りというか上手くやればいいと思う。その為にはどこにどんなものがいるかというのをちゃんと見ていただいた上でどんなものにしたいか、後はお任せしますからみたいな、そんなものを作っていきたいなと思っています。

特区を取っていますから、特区を取っているうちに色々なことを求められるのですよ。それは今劇場特区、急に描いてもでも構わないのですよ。

 

■眞野氏

  特区は色々な制約から少し離れられるとかあるといいですね。

 

■知事

  国家戦略特区というのは、今やっているものだけでなくて新たな規制回避の項目が欲しい。こう演劇のスペースをやる為にこんな規制邪魔だといった時に、消防法とか結構厳しいかもしれないですけどね。代わる物出来るとその辺お知恵をお借りしたいなと思います。

何かありますか、これだけは言っておきたいとかありましたら。7回目のマグカル・テーブル、皆さんの活発な意見いただきましてありがとうございました。

 

■文化課長

  それでは事務局から説明させていただきます。長時間ありがとうございました。次回のマグカル・テーブルでございますけれども、来年5月を予定しております。日程につきましては後程事務局からご案内させていただきますが、大体5月の26、27、28日位で調整をさせて頂く予定でございますので、宜しくお願いいたします。尚先程こちらで見学というお話がありましたのですけれども、ちょっと準備がありますので、今日は残念ながら、又の機会に是非見させて頂きたいと思っております。三上区長、宜しくお願いいたします。有難うございました。 

 

                            以上 

会議資料

マグカル・テーブル(第7回)次第 [PDFファイル/73KB]

資料1 マグカル事業の取組み [PDFファイル/2.74MB]

配布資料:マグカル・ハイスクール演劇フェスタ チラシ [PDFファイル/520KB]

配布資料:マグカル・フライデー チラシ [PDFファイル/1.47MB]

配布資料:マグカル・シアター in KAAT  [PDFファイル/638KB]

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神奈川県

このページの所管所属は 国際文化観光局 文化課 です。