環境Q&A 省エネルギー

掲載日:2014年6月12日

環境Q&A 省エネルギー

省エネルギーの必要性

Q1:なぜ「省エネルギー」が必要なのですか?

Q2:エネルギー資源を効果的、有効に使うとはどういうことですか?

家庭の省エネ

Q3:「省エネ」活動を進めるにあたって「何から」「どんな考え方」で取り組めばよいですか??

Q4:家庭の省エネ目標はどのように設定したらよいですか?

Q5:省エネに気をつけて過ごすにはどうすればよいですか?

機器の省エネ

Q6:機器の省エネは何が有効ですか?

Q7:エネルギー効率のよい暖房機器は何がよいですか?

Q8:機器ごとの特性や活用のコツは何ですか?

Q9:機器の買い替えの留意点は何ですか?

Q10:家電製品の「統一省エネラベル」とは何ですか?

Q11:家電製品の性能などをインターネットで調べることはできますか?

Q12:高効率機器とはどんなものですか?

住まいの省エネ

Q13:省エネルギー住宅とは何ですか?

Q14:住まいの室内環境を快適にするにはどうしたらよいですか?

Q15:住宅に緑を活かすにはどうすればよいですか?

環境Q&A 省エネルギー 答え

省エネルギーの必要性

Q1:なぜ「省エネルギー」が必要なのですか?

 地球温暖化防止のため、電器、ガス、石油などの使用を減らして、二酸化炭素の排出を削減する必要があります。

 神奈川県では、将来にわたり安全、安心なエネルギーを安定的に確保するために「かながわスマートエネルギー構想」を推進しています。この取り組みは「原子力発電に過度に依存しない」「環境に配慮する」「地産地消を推進する」を3原則としています。

 ご家庭でも節電(電力)だけではなく、ガスや石油も含めたエネルギーの「省エネ」をより効果的で有効的な取り組みをできるところから始めましょう。

【参考HP】神奈川県かながわスマートエネルギー構想

Q2:エネルギー資源を効果的、有効に使うとはどういうことですか?

 エネルギー資源とは、「それ以外からはエネルギーを手に入れるすべがないエネルギーのもと」のことで、地下に埋まっている、陸に生えている、空から降ってくるなど、自然から手に入れることが出来るものです。石油、石炭、天然ガス、原子力、水力、太陽光、地熱、風力などを一次エネルギー資源といいます。そのままでは利用できないので、消費者が使いやすく、運送しやすくするためにエネルギーの形を替える発電所、製油所、ガス会社などでの変換が必要ですが、変換効率が違います。それぞれ変換効率は火力発電<石油、石炭、天然ガス約40%>、原子力発電<約30%>、水力発電<約80%>です。

 家庭で使用する機器(暖房・冷房・照明など)も電気や石油から熱に変換する効率がそれぞれ異なるので、目的に合わせてエネルギー利用効率の良い機器を選びましょう。

出典「地球持続の技術」小宮山宏 岩波新書

家庭の省エネ

Q3:「省エネ」活動を進めるにあたって「何から」「どんな考え方」で取り組めばよいですか?

 一度に全部は出来ないので、身近ですぐ出来ることから、計画的に取り組み、快適で健康な生活をしながら無理せずに「節電」「省エネ」を続けることが大切です。

<省エネの計画例>

(1)身近な省エネ(狭義の削減・節約・もったいない・無駄排除、始めは電力を重点に)

(2)知恵と工夫でローテクノロジーの採用、衣服や自然の活用(太陽・風・緑・雨水など)

(3)機器の使い方・活用・組み合わせ、省エネ機器への買い換・家庭用燃料電池の導入

(4)快適な生活空間と体感温度、環境と共生する住まいづくり

 また、「かながわエコBOX」では、県民の皆様からの節電についての相談にお応えし、アドバイスを行う「県民節電相談窓口」を開設しています。

【参考HP】かながわエコBOX

Q4:家庭の省エネ目標はどのように設定したらよいですか?

 はじめに、省エネの現状を確認します。省エネ活動がある程度進み、実際にどの程度進んでいるか、今までの取り組みを振り返り、「うまくいってること」や「うまくいかなかったこと」「改めて気がついたこと」などを整理してみましょう。

 また、家庭で長期的な目標を立て、基本的な日常の生活がある程度固まった状況で、各家庭に見合った行動を実践しましょう。

 Q5:省エネに気をつけて過ごすにはどうすればよいですか?

 以下の項目を参考にしながら各家庭で話し合ったり、電力測定器(ワットチェッカー等)や温度測定器なども使用して調べたりしながら、楽しんで取り組みましょう。

①夏季はひさしを長くしたり、窓にはよしず・簾や緑のカーテンを利用して直射日光や庭、ベランダからの放射・輻射熱が入らないように工夫をして、風通しを良くしましょう。

②家族と一緒に過ごす部屋を決め、できるだけ一部屋に集まるようにしましょう。

③冬季はリビング・浴室など単板ガラスの窓に断熱フィルムを貼ったり、厚手のカーテンを使用したりして、保温対策をしましょう。

④外の冷気が入らないように扉や窓枠と窓の間などの隙間や、床下の通気口を塞ぎましょう。(換気に注意しましょう。)

⑤1枚多く身に付けて体感温度を上げましょう。(カーディガンで2.2℃、ひざ掛けで2.5℃、厚手のソックスで0.6℃アップ)

機器の省エネ

Q6:機器の省エネは何が有効ですか?

 現在のご家庭の電気、ガス、水道、灯油、ガソリンなど月々の請求書(検針票)を整理し金額や使用量を調べ、現状を把握しましょう。電力計(家電店などで購入可、「かながわエコBOX」で各種測定器の貸し出しもしています)で測定してみると意外なところに電力を使っていたり、無駄があることがあります。

 また、電力需要が高まる時間帯(夏は13:00~16:00、冬は朝・夕を中心に長時間)は、できるだけ電気の消費を抑え、消費電力や消費エネルギーの大きい機器の使用(ピークカット)に取り組みましょう。深夜帯など電力消費量が少ない時間帯を利用し、時間帯を常に意識してピークシフトしましょう。

【参考HP】神奈川県 かながわエコBOX貸出備品

Q7:エネルギー効率のよい暖房機は何ですか?

 気温が0℃以下ではない場合、最もCO2の発生量が少なく光熱費も安くて効率的なのはエアコンです。また、ガスストーブや灯油ストーブと比べて、CO2の発生量と光熱費が最も高いのは電気ストーブです、

 Q8:機器ごとの特性や活用のコツは何ですか?

①エアコン

 ・夏、冬ともドアや窓の開閉は少なくし、フィルターは月1~2回掃除する。

 ・扇風機の併用で、夏は身体に、冬は暖まった空気を室内上下に循環させる。

 ・室外機の周囲を整理整頓し風通しを良くする。

 ・夏の冷房 室温28℃を目安にする。

 ・冬の暖房 室温20℃を目安にする。

②ガス・石油ファンヒーター(電気ヒーター・ハロゲンヒーター含む)

 ・室温は急には下がらないので、お出かけ時などは早めにOFFする。

 ・フィルターの清掃を月1回行う。

 ・石油ストーブ使用時は部屋の換気を忘れずに行う。

③電気カーペット

 ・最低限の広さと温度で利用価値が高い。

 ・床に直に敷くと熱が床に逃げて暖房効率が下がるので、低めの温度でカーペットの下に断熱シートを敷いて効率アップを図る。

 ・分割機能で、人のいない部分はスイッチをOFFにする。

④電気コタツ

 ・上半身は寒くなりがちなので、カーディガン等を着込む。

 ・他の暖房機器と併用する場合は温度設定を控えめにする。

⑤照明器具

 ・点灯時間を短くし、人がいないところや明るいところの照明はOFFにする。

 ・器具の掃除で明るさアップを図る。

 ・白熱電球は電球形蛍光ランプまたはLED照明に替える。

⑥テレビ

 ・つけっ放しに注意し、見ないときは電源をOFFにする。

 ・画面は明るすぎないよう調整し、あわせて画面の掃除をする。

⑦パソコン

 ・使わない時は電源を切る。(スクリーンセーバーでは消費電力は下がりません) 

⑧電気冷蔵庫 

 ・開閉する回数を減らす。

 ・冷蔵庫の中を整理し、詰め込まないようにする。

 ・暖かいものは冷ましてから入れる。

 ・設定温度を「中」(夏)または「弱」(冬)にする。

⑨電子レンジ

 ・下ごしらえ、料理の仕上げに利用し、ガス代の削減に活用する。

⑩電気ポット

 ・長時間使わない時はプラグを抜くか、魔法瓶(ポット)に移して保温する。

⑪洗濯機

 ・まとめ洗いによって回数を少なくし、お風呂の残り湯を利用する。

 ・洗剤が多すぎるとすすぎの水が余分に必要になるので、適量使用する。

⑫食器洗い乾燥機

 ・まとめ洗い(2回/日)と温度調節(40℃)をし、扉を開け余熱で乾燥させる。

⑬ガスコンロ

 ・炎は鍋の大きさに合わせて調節する。

 ・使用は鍋の水滴を拭き取ってからにする。

⑭ガス給湯器

 ・目的に合わせて設定温度をチェック。

 ・洗い物はため洗いし、洗う前に水につけおき、ヘラやぼろ布で先に汚れをふき取ると水の節約になる。

⑮風呂給湯器

 ・使用後は必ず湯船にフタをして、電源を切る。

 ・入浴は間隔をあけずに続けて入り、シャワーは必要なときだけ使用する。

 ・節水シャワーヘッドに交換する。

Q9:機器の買い替えの留意点は何ですか?

 家庭で使用している機器の製造年を確認し、モーターで稼動する機器(エアコン、洗濯機,冷蔵庫など)については、10年から15年以上のものは安全性も含めて点検しましょう。使用頻度、メーカー、機器の性能やランニングコストにもよりますが、新たに購入する方が古い機器を使い続けるより良い場合が多いので、点検結果を踏まえて、買い替えを検討しましょう。買い替えの際には、「統一省エネラベル」を目安に、製品を決めると良いです。

Q10:家電製品の「統一省エネラベル」とは何ですか?

「統一省エネラベル」とは、省エネ法に基づいて、小売業者が省エネ性能の評価等を表示する制度で、エアコン、テレビ、電気冷蔵庫、電気便座、蛍光灯器具(家庭用)等について、全体の中での「省エネ性能の位置づけ」を販売店が売場で表示しています。

・「多段階評価制度」

 省エネ性能を5つ星から1つ星の5段階で表示しています。トップランナー基準を示して、基準達成・未達成の度合いを明示しています。

・「省エネラベル(省エネラベリング制度)」

 省エネ基準達成率、年間消費電力量を表示しています。

【参考HP】(一財)省エネルギーセンター 「統一省エネラベル」

Q11:家電製品の性能などをインターネットで調べることはできますか?

 環境省「省エネ製品買い替えナビゲーション(しんきゅうさん)」のホームページから調べることができます

※製品の使い方や選び方。電気代、水道代は買い換えたらどの程度得か、お店に行く前に予備知識が得られます。

※買い換えたいと思う機器のメーカー名、型式、製造年月日等調べてから始めてください。

 【参考HP】省エネ製品買換えナビゲーション「しんきゅうさん」

Q12:高効率機器とはどんなものですか?

 高効率機器とは同じ目的(冷暖房、給湯、乾燥、加熱など)を効率的に達成するために開発された機器です。

<主なもの>

・エコキュート

 空気から熱を集め、自然冷媒であるCO2を使用して高温にし、高温になった冷媒の熱を水に伝えてお湯を沸かすヒートポンプ式の給湯器です。消費する電気エネルギーの3倍以上の熱エネルギーを利用できます。

・エコジョーズ

 今まで排熱していたエネルギー(排気中に潜む潜熱)を回収するシステムを利用して、給湯熱効率を95%まで向上させた高効率給湯器です。

・エネファーム

 天然ガスからの水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を取り出し、熱と水(お湯)を発生させるコージェネレーションシステムです。家庭で発電と同時に発生する熱も利用でき、エネルギー利用効率は約90%になります。

住まいの省エネ

Q13:省エネルギー住宅とは何ですか?

 平成11年に改正された「住宅の省エネルギー基準」に適うような室内環境を一定に保ちながら、消費エネルギー量を少なくするように設計された住宅を省エネルギー住宅といいます。

Q14:住まいの室内環境を快適にするにはどうしたらよいですか?

 寒暖の快適さを感じる環境の身近な指標は気温ですが、気温に加えて湿度、風の流れ、服装、活動などによる体感温度を意識した室内環境を整えることが大切です。

○夏季

 開口部(窓や屋根面を利用した天窓)の活用、室内外温度差を活かした排気窓、室内の通風経路を確保し、風通しを良くし、壁の断熱に加えて、簾やよしずを利用して窓ガラスの外側で日射を遮蔽しましょう。

○冬季

 床暖房やパネルヒーターを利用して、身体の発熱量、着衣量、温度の対流や熱の伝動などを考えましょう。

○通年

 室内の昼間の明るさを確保するため、建物内に光を上手に採り入れます。南の開口部(採光)では白砂や室内の奥に光を導く反射可能なひさしなど冬に日射熱を取り入れる工夫をしましょう。消費電力が少なく長寿命な電球(電球型蛍光ランプ、Hf蛍光ランプ、LED照明)へ交換したり、光や点灯の制御システム(調光器、リモコン、タイマー、人感センサー)の導入も効果的です。

Q15:住宅に緑を活かすにはどうすればよいですか?

 緑の活用方法は屋上緑化、壁面緑化、屋根緑化の3つがあります。

・屋上緑化

 一般的に歩行可能で人が利用できる空間の緑化で、葉の水分蒸発により熱が奪われる冷却効果や、土壌、樹木、植栽による暖房効果があります。

・壁面緑化

 夏季の西日に晒される壁面の緑化は太陽放射熱を遮断するため日射遮蔽効果が期待できます。冬季はつる性の植物で覆うと保温効果もあります。

・屋根緑化

 一般的には人が利用しない勾配屋根や陸屋根を緑化し、夏は蓄熱せず冬は保温する効果があります。

神奈川県

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