環境Q&A 環境教育・環境学習

掲載日:2014年2月26日

環境Q&A 環境教育・環境学習

Q1:環境教育・環境学習の目的を教えて下さい。

Q2:学校ではどのような環境教育が行われていますか?

Q3:企業ではどのような環境教育をしていますか?

Q4:環境教育を進めるとき、どのようなことに気をつけたらいいですか?

Q5:環境教育の対象は子供だけですか?

Q6:年齢に合わせた環境教育はどのようなものですか?

Q7:環境教育にはどのようなプログラムがありますか?

Q8:体験を通した環境教育とはどのようなものですか?

Q9:神奈川県内の環境教育・環境学習について教えてください。

Q10:環境学習のための教材を借りることはできますか?

Q11:環境教育の講師をしたいのですが、どうしたらよいですか?

Q12:環境教育の講師を探したいのですが、どのように探したらよいですか?

Q13:環境教育に関連する法律はありますか?

Q14:「持続可能な開発のための教育の10年」とはどのようなものですか?

Q15:環境教育への補助制度はありますか?

 

環境Q&A 環境教育・環境学習 答え 

Q1:環境教育・環境学習の目的を教えて下さい。

 環境教育の目的は、地球を取り巻く環境が大きく変化している今、その現実を知り、原因や解決方法を学ぶと共に、持続可能な社会づくりに貢献する人材を育成することです。

 環境教育は、教える人の立場から、環境学習は、学習者の立場から内容を捉える違いがあります。

 いずれも基本は学習者の視点から内容を準備し、議論することが大事です。

<環境教育の3つの視点>

1.環境から学ぶ・・・豊かな自然や地域社会での様々な体験活動を通して、自然に対する感受性や関心などを培う。

2.環境について学ぶ・・・環境問題と社会経済システムのあり方や生活様式との関わりについて理解する。

3.環境のために学ぶ・・・環境保全やよりよい環境創造のための行動を身につける。

Q2:学校ではどのような環境教育が行われていますか?

 学校における環境教育は総合的学習の時間をはじめ、社会科、理科、家庭科などの教科でも取り組みが広がってきました。

 また、委員会活動を通じた環境の取組みもされています。

 学校における環境教育は、教師個人の関心・興味や力量に負うところも大きいようです。

 平塚市では学校「わかば環境ISO」の取組みをしています。これは幼稚園、小学校、中学校など学校単位で学校独自のメニューを設定し取り組むものです。

<学校で実施されているいくつかのプログラム例>

・ビオトープ作りを通して、学校に多様な生物を呼び戻す。

・地域で田んぼを借り、田植え・稲刈りを通して日本の食や自然環境、水環境を考える。

・近くの川に行って水質調査をして水の汚れを知る。

・緑のカーテンを作り教室が涼しくなる事を体験する。

・教室の電気や水の節約を通してエネルギーを考える。

・校舎の屋上に設置した太陽光パネルを通じて自然エネルギーについて学ぶ。

<NPOや市民活動団体による学校への出前授業のプログラム例>

・地球温暖化防止:昔と比べて今の暮らしが大量のエネルギーを使っていることに気づき、日常の暮らしから省エネルギーが出来ることを学び、温暖化防止につながることに気づく。カードを使った学習。エコかるたを使った学習。

・ごみと3R:身近な3R探し。リデュースの一つとして風呂敷包み体験を行う。ごみ分別ゲーム。

・空気の汚れ:学校内外の浮遊粉じんを採取して、汚れの度合いと違いを調べる。苔の分布調査や松の葉で汚れを調べる。雨や車の排気ガスを調べる学習。

・太陽のエネルギー:ソーラークッカーで、ゆで卵など調理し、太陽のエネルギーだけで料理出来ることを知る。ミニソーラーパネルで車やオルゴールを作り、太陽エネルギーを体感する。

Q3:企業ではどのような環境教育をしていますか?

 企業での環境教育は、社内向けと社外向けがあり、社会貢献として、また、社会的責任として行われています。

 企業での環境教育は環境マネジメントの基盤でもあり、近年大変重要視されています。

 社内向けとして、社員を対象に環境ISOや分別回収、資源有効活用など、さまざまな講座が開催されています。

 社外向けには環境教育の教材の作成や、学校での出前授業、社内見学の受入等を行っています。

 現在、多くの企業が「環境ISO」「エコアクション21」「エコステージ」を取得し、その中で環境教育も定着しています。その取り組みは各企業のホームページや環境報告書にも紹介されています。

Q4:環境教育を進めるとき、どのようなことに気をつけたらよいですか?

・体験学習を取り入れ、楽しく、解りやすく伝える。

・指導者は常に新しく正しい情報を入手し、総合的に判断して伝える。

・子供が対象の時は、特に安全に配慮する。

・教えるのではなく、「気付き」を引き出し、「行動」を起こすきっかけ作りとする。

Q5:環境教育の対象は子供だけですか?

 子供対象の環境教室も大人対象の環境教室もあります。

 子供から大人まで環境について学ぶ機会をつくり、学んだ事を生かして持続可能な社会作りをめざしていく事が大切です。

Q6:年齢に合わせた環境教育はどのようなものですか?

<幼児・小学校低学年>

 生活科を中心に体験を重視する。自然体験等を通して、心地よい体験や楽しい事、驚きを味わうプログラム。

<小学校中学年>

 身近な地域の環境に目を向け、関心を高める。社会科、理科などの学習を通して、なぜという問いに対し、子供自身で考え、自らが行動に結び付くことが出来るようにする。

<小学校高学年>

 地球規模の視野で環境について考え、行動に結びつける。社会科、理科、家庭科などの授業とともに学ぶ。

<中学生>

 社会的、経済的、文化的な視野を重視する。小学校で学んだ学習を発展させ、自ら行動へと結び付ける。

Q7:環境教育にはどのようなプログラムがありますか?

 地球環境、エネルギー、水、大気、自然環境、リサイクル、ごみ、食、音、においなどを題材としたプログラムがあります。

・地球環境   (地球の歴史、温暖化の現状と対策)

・エネルギー  (新エネルギー、省エネルギー)

・水       (水の循環、水質検査、エコクッキングでの水使用)

・大気      (大気測定、排気ガス測定、植物を使っての測定)

・自然環境   (自然観察マップ、ネイチャーゲーム、森の保全、野鳥しらべ)

・リサイクル  (布、紙、プラスチック、紙すき、リサイクル工作)

・ごみ      (3R、物の一生、地域のごみの行方しらべ)

・食       (買い物の仕方、調理方法、片付け、水、エネルギー)

・音       (音しらべ、地域の音マップ作り)

・におい    (植物のにおいさがし、暮らしのなかのにおい)

・生きもの   (絶滅危惧種、食物連鎖、生きるための工夫、海の生き物と汚れ浄化)

・3R       (暮らしの中の3R、風呂敷包み)

・節電     (消費電力調べ、発電の種類、暮らしの中の節電)

・グリーン購入 (買い物体験、買い物ゲーム)

Q8:体験を通した環境教育とはどのようなものですか?

 自然体験や物作り体験、エネルギー体験があります。

<自然体験>心地よさを体で感じる事から始まります。

 ・川、里山、森、海、田んぼなどでの生き物や植物の観察会。

 ・森の下草刈り、間伐などの森づくり。

 ・ネイチャーゲームによって五感を通して楽しみながら自然を感じる。

 【参考HP】 (公社)日本シェアリングネイチャー協会

<物作り体験>出来上がる喜びを味わうことが出来ます。

 ・廃材から鳥のえさ台を作り鳥を呼ぶ。

 ・身近な草で布を染めはし袋、スカーフを作る。

 ・牛乳パックや野菜で紙すきをして、はがきを作る。

 ・竹林の手入れで出た竹で笛、箸、器を作る。

 ・空き缶、ペットボトルでソーラークッカーを作る。

 ・エコな料理を作ってエネルギー、水を学ぶ。

<エネルギー体験>学ぶ楽しさを知ります。

 ・手回し発電機による発電をして車を動かしてみる。

 ・自分が使っているエネルギーを重さで感じる体験。

 ・ソーラークッカ―で太陽のエネルギーを感じる。

Q9:神奈川県内の環境教育・環境学習について教えてください。

 学校、地域、NPO、企業、行政による環境教育の取組が活性化しています。学校では総合的な学習の時間や各教科で取り組まれ、企業についても、環境マネジメントの視点からから環境教育に取り組まれています。また、県内の自治体では、各種イベントや出前講座など広く市民を対象としたプログラムを提供しています。

<例>

神奈川県 ”環境”について学ぼう!―かながわの環境教育―

・神奈川県 環境・エネルギー学校派遣事業-かながわ環境教室-

・神奈川県 かながわ環境出前講座

・横浜市 ヨコハマ・エコ・スクール(YES)

・川崎市 ふれあい出張講座のご紹介

・平塚市 地球温暖化対策出前講座

Q10:環境学習のための教材を借りることはできますか?

 下記の場所で貸し出しをしています。

・神奈川県 かながわエコBOX貸出備品

・神奈川県環境科学センター 地球環境学習ひろば

・全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)貸出しツール

Q11:環境教育の講師をしたいのですが、どうしたらよいですか?

 県や市の出前授業にプログラムを登録しておくとよいでしょう。また、近くの学校の“地域の先生”に登録する方法もあります。

Q12:環境教育の講師を探したいのですが、どのように探したらいいですか?

 各自治体の環境行政所管課や市民活動センターにお問い合わせ下さい。また、環境省の「環境カウンセラー」や省エネルギーセンターの「省エネルギー普及指導員」登録者、環境NGO総覧から探す事もできます。

 【参考HP】 環境省 環境カウンセラーとは

 【参考HP】 (一財)省エネルギーセンター 省エネルギー普及指導員

 【参考HP】 (独)環境再生保全機構 環境NGO総覧

Q13:環境教育に関連する法律はありますか?

 2003年(平成15年)に、「環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律」が施行されています。この法律は、環境保全活動・環境教育の一層の推進のために、「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」として2011年(平成23年)に改正されました。

<改正の概要>

・基本理念等の充実

・地方自治体による推進枠組みの具体化

・学校教育における環境教育の充実

・環境教育等の基盤強化等

・自然体験等の機会の場の提供の仕組み導入

・環境行政への民間団体の参加及び協働取組の推進 

 【参考HP】 環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律

Q14:「持続可能な開発のための教育の10年」とはどのようなものですか?

 持続可能な開発の実現のために必要な教育への取組みを推進するため、国際的な取組みとして各国で進められています。2002年のヨハネスブルグサミットにおいて日本が提案し、開始されたもので、2005年には国際実施計画が策定され、日本でも実施計画が定められています。略して「ESDの10年」と呼ばれ、期間は2005年から2014年です。

 ESDは学校だけでなく、社会や地域のあらゆる場で実施され、また、環境に限らず国際協力やまちづくり、福祉、ジェンダーなど、さまざまな社会問題を対象としており、環境教育より広い概念です。

 【参考HP】 環境省 持続可能な開発のための教育の10年 関連情報

 【参考HP】 NPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議

 

Q15:環境教育への補助制度はありますか?

 いろいろな基金や財団による助成制度があります。

 以下は一例になりますので参考にしてください。

 ・神奈川県 かながわボランタリー活動推進基金21

 ・TOTO水環境基金

 ・(公財)日本環境協会 藤本倫子環境保全活動助成基金

 【参考HP】 神奈川県 かながわエコBOX環境情報相談コーナー「補助金・助成金情報」

 【参考HP】 鎌倉市市民活動センター「助成金情報」

神奈川県

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