環境Q&A まちづくり

掲載日:2013年3月18日

環境Q&A まちづくり

Q1:まちづくりについて市民の果たすべき役割はどのようなことですか?

Q2:環境まちづくりの考え方についてどのようなものがありますか?

Q3:まちづくりを進めていくために大切なことはどんなことですか?

Q4:コミュニティづくりの進め方について大切なことはどんなことですか?

Q5:まちづくりの活動に参加したいのですが、どうしたらよいですか?

Q6:市町村で市民参加を求めることはありますか?

Q7:まちづくり条例とはどのようなものですか?

Q8:環境都市としてまちづくりを進めているところを教えてください。

Q9:自転車によるまちづくりの先進都市を教えて下さい。

Q10:スマートシティ構想とはどのような構想ですか?

 

環境Q&A まちづくり 答え 

Q1:まちづくりについて市民の果たすべき役割はどのようなことですか?

 地球規模の環境問題(地球温暖化、大量消費による資源の枯渇など)は私たちの生活を成り立たないものにしようとしています。循環型社会は循環だけが目的なのではなく低環境負荷も目指さなければなりません。

 「市民の役割」とは、自分たちが被害者であると同時に加害者でもあるという認識の上に立って、個々の生活者としての消費構造に起因する環境汚染を改善していくことです。

 私たちの周りには、大量のエネルギー消費による二酸化炭素(CO2)排出や廃棄物、生活廃水による川や海の汚れ、交通集中による大気汚染や騒音、緑地の減少、歴史的な風土や景観の変化など、さまざまな問題が存在します。このような問題は、関係者と協力や連携をしなければ解決しないことがたくさんあります。そんなときにまちづくりが必要になります。

 今後のまちづくりには、誰もが社会の一員としてその解決に参加するという意識と共に、人と人とが思いやりの心を持つという共生意識が大切です。

Q2:環境まちづくりの考え方についてどのようなものがありますか?

 例えば、持続可能な地域社会の構築を目指すものがあります。

 緑が豊かで、自然との共生を優先しながら、車道、自転車道、歩道などが区別され、適度な生物空間がある安全で誰もが歩きたくなる街並みや、公共交通、自然エネルギーの普及で環境負荷の少ない循環型社会の実現を目指すものです。

Q3:まちづくりを進めていくために大切なことはどんなことですか?

 市民同士や行政との協力の関係を維持しながら、地域の住民が自分たちのことは自分たちで決めるという考え方で進めることで“市民参加型”に向かっていく必要があります。重要なことは、個人個人が手をつないで大きな環にしていく事です。始めは点(個人)ですが、その点(個人)が線でつながり、そして面に広がっていく(仲間を増やしていく)ことが大切です。それがコミュニティの形成につながることになります。

Q4:コミュニティづくりの進め方について大切なことはどんなことですか?

 コミュニティづくりで大切なこととして、次のものがあります。

 ・地域的な範囲を明確にする

 ・出来るだけ利害関係者と協働的な作業を行う

 ・地域として取り上げる問題や課題を明確にする

 ・実現したい環境的、経済的、社会的な目的を明確にする

 ・可能な手段をリストアップし、その中から適切な手段を選択して行動する

 ・適合する管理手法を用いる

 地域単位のプログラム(計画)は、その地域の健康や持続性に関心のあるすべての個人、グループ、そして、そこに存在する企業に影響を及ぼします。地域の多様な私的および公的な利害関係者が協働することにより、以下のことが促進されます。

 ・地域の環境に関わる包括的な共通の認識ができる

 ・すべてのコミュニティに反映する目標に関わる順位付けが可能となる

 ・包括的かつ長期的な解決の計画策定などが可能になる

 そして地域に関する適切な情報が得られたとき、大きなそして多様な利害関係のグループが幅広い専門的意見や知識を提供することができます。これは、効果的で適切な問題解決手法の発展を促進するものと思われます。

Q5:まちづくりの活動に参加したいのですが、どうしたらよいですか?

 自治会や町内会の活動に参加する方法があります。

 また、お住まいの自治体の市民活動担当課や市民活動サポートセンターに問い合わせると、住んでいる地域にどんな団体があり、どんな活動をしているのかを知ることができ、活動に参加するきっかけを見つけることができます。

Q6:市町村で市民参加を求めることはありますか?

 市町村では、行政活動の多くの分野で市民参加を求めています。以下の3つに分類して紹介します。

<政策形成過程>

市民意識調査、アンケート調査、モニタリング制度、政策決定での提案制度、審議会委員や各種計画作成委員の公募や会議の公開、市民会議、出前ミーテング 等

<実施過程>

モデル事業、社会実験、公共施設の運営、アウトソーシング(外部委託)、事業協働の市民提案 等

 また「新しい公共」として、公共の施設(公民館、公園等)を「地域の課題を自主的に解決するための住民活動の拠点」として、地域の住民・自治会・市民団体・サークルが行政と協力して共同で事業を行う動きもあります。

<評価過程>

市民満足度調査の実施、評価指標の設定 等

 その他、市民協働を促進する取組みが多くなってきていますので、お住まいの自治体に問い合わせてみるとよいでしょう。

Q7:まちづくり条例とはどのようなものですか?

 近年、地方自治体でさまざまな「まちづくり条例」が作られており、その内容は、地方独自にまちづくりを進めることですから、自治体によって異なります。

 まちづくり条例にはマニュアルがなく、名称も「まちづくり条例」(真鶴町、葉山町など)・「景観条例」(神奈川県など)・「光害防止条例」(岡山県美星町など)・「定住まちづくり条例」(港区など)などがあります。

Q8:環境都市としてまちづくりを進めているところを教えてください。

<横浜市>

 環境モデル都市(2008年選定)

 臨海部を再生可能エネルギー技術のパイオニアエリアとする「横浜グリーンバレー構想」を推進するなど、大都市型ゼロカーボン生活の実現に取り組んでいます。

<水俣市>

 環境モデル都市(2008年選定)

 ごみの高度分別や市独自のISO(家庭版・学校版等)の認証制度を発案し、市民と協働で様々な環境政策に取り組んでいます。

 2010年の「日本の環境首都コンテスト」で初の環境首都に選ばれました。

<富山市>

 環境モデル都市(2008年選定)

 高齢者にも利用しやすい超低床式車両を富山港線に導入し、公共交通を軸としたコンパクトで持続可能なまちづくりを目指しています。

【参考HP】 内閣府 環境モデル都市構想

 その他の環境都市については、以下のHPで知ることができます。

【参考HP】 環境首都創造NGO全国ネットワーク「日本の環境首都コンテスト」

Q9:自転車によるまちづくりの先進都市を教えて下さい。

 堺市、松本市など数多くあり、県内では開成町が早くから取組みを行っています。

【参考HP】 国土交通省 自転車施策先進都市の紹介

Q10:スマートシティ構想とはどのような構想ですか?

 経済発展と環境対策の両立に向けての構想です。今までは化石燃料や原子力などのメガインフラが中枢をなし、街や工場などの需要側に送る形での送配電システムが取られてきていましたが、これからは需要側でも再生可能エネルギーを取り込み、現行の送電側と需要側の双方向で管理する電力の新しい系統制御を行っていく、これがスマートシティ構想です。

<スマートシティ計画>

 2010年から横浜市、愛知県豊田市、京都府、北九州市をモデル都市に選定してスマートシティを5年計画で実証して行くプロジェクトが始まっています。

<かながわエコ・エネルギータウン>

 神奈川県の中央・湘南都市圏において県民、企業、行政の3者協働により太陽光発電と燃料電池等を複合したエネルギーシステムと環境と共生したライフスタイルを組み合わせたまちを実現する、かながわエコ・エネルギータウンという試みがあります。

【参考HP】 神奈川県 かながわエコ・エネルギータウン研究会

参考文献 :「世界の環境都市を行く」:岩波書店 井上智彦、須田昭久2002年版

       :「スマートシティ」柏木孝夫

神奈川県

このページの所管所属は 環境農政局 環境部 環境計画課 です。