環境Q&A ごみ(廃棄物)
環境Q&A ごみ(廃棄物)
ごみ(廃棄物)の種類と量
Q8:神奈川県内でごみの1人1日当たり排出量が少ない市町村はどこですか?
身近な3Rの取組
Q14:リサイクルを進めるため、どのような法律がありますか?
環境Q&A ごみ 答え
ごみ(廃棄物)の種類と量
Q1:ごみとは何ですか?廃棄物とは何ですか?
ごみは、法律上の定義では、廃棄物の区分の一つです。廃棄物とは、自ら利用したり他人に有償で譲り渡したりすることができないために不要になったもので、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」においては、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であって、固形状又は液状のもの(放射性物質及びこれによって汚染された物を除く。)と定義されています。
Q2:廃棄物の種類にはどのようなものがありますか?
廃棄物は大きく一般廃棄物と産業廃棄物の二つに区分されています。
一般廃棄物は、産業廃棄物以外の廃棄物で、「ごみ」と「し尿」に分類されます。また、「ごみ」は、日常生活に伴って生じる「生活系ごみ」と、商店、オフィス、レストラン等の事業活動によって生じた紙くず、生ごみ等(産業廃棄物以外)の「事業系一般廃棄物」に分類されます。
産業廃棄物は、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類など、合計20種類の廃棄物です。
Q3:家庭からはどんなごみが出されていますか?
家庭から出されるごみは、生ごみ(厨芥)、缶・びん・ペットボトル、小さな金属類、プラスチック製容器包装、古布、古紙、粗大ごみなどです。
Q4:全国ではどのくらいごみを出していますか?
平成24年度の一般廃棄物(ごみ)の総排出量は4,517万t、1人1日あたりのごみ排出量は963gです。
【参考HP】環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成24年度)について
Q5:神奈川県ではどのくらいごみを出していますか?
平成23年度の県内における一般廃棄物(ごみ)の総排出量は309万t、県民1人1日あたりの排出量は930gです。
【参考HP】神奈川県 一般廃棄物処理事業の概要
Q6:各市町村ではどのくらいごみを出していますか?
下記ホームページに各市町村の一覧が掲載されていますので、参考にしてください。
【参考HP】平成23年度 神奈川県 一般廃棄物処理事業の概要
Q7:ごみの減量はどの程度進んでいますか?
神奈川県の一般廃棄物(ごみ)の総排出量は、平成13年度に393万tであったものが、平成23年度には309万tとなり、84万t減っています。
県民1人1日あたりでは、平成13年度に1,256gであったものが、平成23年度には930gとなり、326g減っています。
【参考HP】神奈川県 一般廃棄物処理事業の概要
Q8:神奈川県内でごみの1人1日当たり排出量が少ない市町村はどこですか?
神奈川県内でごみの1人1日当たり排出量が少ない市町村(平成23年度)
1位 座間市 740g
2位 綾瀬市 806g
3位 清川村 809g
【参考HP】平成23年度 神奈川県 一般廃棄物処理事業の概要
Q9:市町村によって分別の種類が違うのはどうしてですか?
家庭から出るごみの処理は、市町村の固有事務であり、各市町村の焼却施設や資源化施設等の整備状況、住民の方の協力体制など、それぞれ事情が異なることから、市町村によって分別の区分が違っています。
ごみの出し方、分別については各市町村に御確認ください。
身近な3Rの取組
Q10:3Rとは何ですか?
3Rは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つの英語の頭文字を表し、その意味は次のとおりです。
・リデュース(Reduce)とは不要となる物の「発生量」そのものを減らすことです。ごみ減量を考える際、最も優先的に取り組むべきことです。
・リユース(Reuse)とは一度使用された製品や部品が、主に使用者を替えてそのままの形や機能を生かして再び使われることです。
・リサイクル(Recycle)とは不要になった製品を、いったん原材料に戻して資源として、再び利用することです。リデュース、リユースの次に行うごみ減量の最終手段です。
大量生産・大量消費・大量廃棄のライフスタイルは、処理しきれないほどのごみを生み出すことになります。3Rを実践することで、このような「使い捨て型社会」から脱し、「循環型社会」に変えていくことが必要です。
【参考HP】神奈川県 3Rとは
【参考HP】3R活動推進フォーラム
Q11:ごみを減らすにはどうすればよいですか?
まず、廃棄物の発生そのものをできる限り減らすことに取り組みましょう。たとえば、買い物をするときは、マイバッグを持参して、不要なレジ袋を断る、詰め替え商品を利用するなど、捨てるものを少なくしましょう。
次に、不要となったものでも使えるものは、できるだけ繰り返し使うことを心がけましょう。たとえば、リサイクルショップやフリーマーケットを利用するのもリユースです。
最後に、繰り返し使えないものは、資源としての活用を進めます。家庭から出る缶やびん、古紙、ペットボトルなどの資源ごみが、きちんとリサイクルされるためには、私たち一人一人がきちんと分別回収のルールに従って、資源ごみを出すことが重要です。
Q12:生ごみを減らすにはどうすればよいですか?
まずは生ごみを出さないことです。
・買い物で「買い過ぎない」・・・必要なものを必要なだけ買いましょう。
・外食時は「注文し過ぎない」・・・食べられる量をよく考えて注文しましょう。
・食事の支度で「作り過ぎない、捨て過ぎない」・・・食べ残してごみにしないよう、食べられる量を考えましょう。また、果物や野菜の皮も食べるなど、捨てる部分を少なくするよう工夫して調理しましょう。
また、生ごみを出す時は水分を切りましょう。水分の多い生ごみを出すと、焼却の際に多くのエネルギーが必要となり、環境負荷が大きくなります。
さらに、生ごみを堆肥化する方法もあります。
Q13:生ごみの堆肥化について教えて下さい。
堆肥化とは生ごみ・落ち葉などの有機物を微生物によって発酵・分解させて肥料や土壌改良剤として再生利用することです。
堆肥は、コンポスター(生ごみ堆肥化容器)、電動生ごみ処理機、密閉式容器、ダンボール箱などを使って作ることができます。生ごみ処理機などの設置補助を行っている市町村もありますので、お住まいの市町村にお尋ねください。
【参考HP】伊勢原市 手軽な堆肥づくり
Q14:リサイクルを進めるため、どのような法律がありますか?
循環型社会形成による廃棄物の排出抑制とリサイクルを促進するため、現在、次の6つの個別リサイクル法が成立しています。
1.容器包装リサイクル法(プラスチック製などの容器包装廃棄物の排出抑制)
2.家電リサイクル法(テレビや冷蔵庫など4品目の大型家電の再商品化)
3.食品リサイクル法(食べ残しなど食品廃棄物の発生抑制と減量化)
4.建設リサイクル法(解体工事などで排出される特定建設資材の分別とリサイクル)
5.自動車リサイクル法(使用済み自動車のリサイクルと適正な処理を実施)
6.小型家電リサイクル法(携帯電話などの小型家電に含まれる有用な金属の再資源化、平成25年4月から施行)
【参考HP】かながわリサイクル情報
Q15:リサイクルはどの程度進んでいますか?
各種リサイクル法の制定などによりリサイクル意識が高まったことから、全国における 一般廃棄物全体のリサイクル率は、平成12年度に14.3% であったものが、平成24年度には20.4%となっており、増加しています。
【参考HP】環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成24年度)について
Q16:神奈川県内でリサイクル率の高い市町村はどこですか?
神奈川県内でリサイクル率の高い市町村(平成23年度)
1位 鎌倉市 47.7%
2位 二宮町 40.4%
3位 海老名市 34.9%
【参考HP】平成23年度 神奈川県 一般廃棄物処理事業の概要