第66回神奈川スポーツ賞プロフィール

掲載日:2017年10月23日

神奈川スポーツ賞

法政大学第二高等学校ハンドボール部 <ハンドボール>

法政大学第二高等学校ハンドボール部
 第40 回全国高等学校選抜大会、平成29 年度全国高等学校総合体育大会、第72 回国民体育大会のハンドボール競技において3大会優勝の偉業を達成した。
 平成29 年3月、法政二高の快進撃は始まった。兵庫県で行われた第40 回全国高等学校選抜大会で、洛北高校(京都)を相手に30-24 で快勝し、初の全国優勝を収めた。
 その勢いは、8月に福島県で行われた全国高等学校総合体育大会においても止まることはなく、ライバル校から春の全国選抜大会優勝校としてマークされながらも、王者の風格漂う堂々とした試合を展開し、決勝では、氷見高校(富山)を相手に38-32 で勝利し優勝した。周囲から「国体優勝」の期待が高まるも、選手たちは、挑戦者の気持ちを忘れずに、偉業達成に向け黙々と練習に励んだ。
 迎えた10 月、合同選抜チームで出場する他県に対し、神奈川県は法政二高の単独チームで国体に臨み、自力を遺憾なく発揮し、決勝に駒を進めた。決勝では、千葉県(選抜チーム)を相手に38-26 という圧倒的なスコアで快勝し、重圧を乗り越え高校三冠の偉業を達成した。
 県内のハンドボール界を牽引してきた同校ハンドボール部は、インターハイ出場19回、全国選抜大会連続17 回出場の実績を誇る。輝かしい実績を持つ常勝チームは「挑戦」というチームスローガンのもと、戦い続けてきた。高みを目指して成長したチームの活躍にこれからも目が離せない。
[川崎市中原区]

王子谷 剛志(おうじたに たけし)さん <柔道>

王子谷 剛志
 平成29年4月に行われた全日本柔道選手権大会無差別級において、2年連続3度目の優勝を遂げた。2連覇は、平成17年の鈴木桂治選手以来12年ぶりの快挙である。
 昨年度も日本一を獲得したが、残念ながら、リオ五輪の代表を逃した。この悔しさが飛躍への起爆剤となり、筋力トレーニングにも積極的に取り組み、持ち前のパワーに一層磨きをかけるとともに、階級に関係なく多くの選手との乱取りを行い、柔軟な対応力を養った。
 平成28年12月の柔道グランドスラム東京大会、その後のパリ大会の100kg超級で優勝、全日本選抜柔道体重別選手権大会100kg超級の優勝を経て、この度の全日本柔道選手権大会の優勝に至った。
 東海大学相模高等学校在学時には、メンバーの一員として、団体戦で高校3大タイトル(金鷲旗高校柔道大会、全国高等学校総合体育大会、全国高等学校柔道選手権大会)の獲得に貢献した。また、東海大学4年生の際には、今回2連覇を遂げた全日本柔道選手権大会において、初優勝を果たしている。
 誰よりも多い稽古量で、確実に勝利していく王子谷選手は、着実に世界のトップを狙い、そして3年後の東京五輪での優勝を目指している。
[秦野市]

土居 愛実(どい まなみ)さん <セーリング>

土居愛実
 2017年8月セーリングのレーザーラジアル級女子世界選手権において、日本勢初のメダルとなる銅メダルを獲得した。
 リオ五輪470級代表でもある兄・一斗さんの影響で小学校2年生からセーリングをはじめた。2007年には、中学生ながら別府OP級全日本選手権大会で総合3位となった。その後ユースでラジアル級に転向し、高校2年生の2010年には全日本レーザーラジアル級選手権大会で優勝、レーザーラジアル級ユース世界選手権大会でも2位を獲得、
次代を担う選手となった。
 2012年、日本代表となり初めて挑んだロンドン五輪では31位と成績は振るわなかったものの、その後、国内外のレースで実力をつけ、2016年には、2度目の挑戦となるリオネジャネイロ五輪に出場した。しかし、メダル獲得への強い思いが逆にプレッシャーとなり、20位と課題の残る結果となった。
 その後、メンタル強化、スタートの改善等の課題に前向きに取り組み、2017年5月にオランダ・メーデンブリックで行われた国際大会でリオネジャネイロ五輪のメダリストを見事破り優勝。同じ場所で開催された世界選手権大会で堂々の3位を獲得するに至った。
 3年後の東京2020オリンピック競技会では、地元で悲願のメダル獲得を狙う。
[横浜市]

国民体育大会アーチェリー競技成年男子神奈川県チーム <アーチェリー>

アーチェリー
 第72 回国民体育大会において、前回大会に続く2年連続の優勝を果たした。
 昨年度の決勝戦は6-2と圧勝で優勝を決めたが、今年度、愛知県が相手の決勝戦は、2-4で最終エンドを迎えながらも、強風を味方に4-4で延長のシュートオフとなった。 
 強気の姿勢で挑んだ先頭の大井選手が、10 点を射抜き勝機をつかんだ。チームを組んで4年目のこの3人が素晴らしいコミュニケーション力と勝負強さを発揮し、今大会を戦い抜いた。
 このチームの主将でもある田畑選手は現在、東海大学洋弓部の監督として選手の指導にあたりながら、自身も選手としてストイックに競技に向き合っている。大貫選手は、この7月にポーランドで行われた「第2の五輪」とも言われるワールドゲームズで日本人初の3位を獲得し、自信を深めている。大井選手は昨年度、ワールドカップ国内選考会で圧倒的な力を見せつけ日本代表の座を射止めた実力者である。
 「神奈川の黄金期と言わせたい。そして3人で東京五輪に出場するのが夢」とは、田畑選手の弁。しかし、決して夢ではない。神奈川の3人が東京五輪のアーチェリーフィールドに立つ姿を是非見たい。

神奈川県選抜チーム <サッカー>

サッカー
 平成29 年3月、各地域リーグを勝ち抜いた都道府県選抜チームが参加する国内最高峰の大会、「第14 回全日本知的障がい者サッカー選手権大会」において、第13 回大会に続く2年連続優勝を果たした。
 知的障がい者を対象とした、神奈川県ゆうあいピック大会や特別支援学校体育連盟サッカー大会等に出場した選手の中から選抜し、概ね1年間に及ぶ練習、合宿等を通して、チームを作り上げた。強豪チームが集まる関東地域リーグを勝ち抜き、全国大会の出場となった。
 全国大会期間中は、チームミーティング後に選手だけで反省会を行う等、選手が主体となって改善点、対策などを立て、チーム一体となって強い気持ちを持って闘えたことが勝利をたぐりよせる大きな要因となった。また、本大会では、登録選手20 名全員が出場しての優勝であった。
 選手・監督ともに「来年度に向けて、まずは関東リーグで勝ち、全国の舞台に戻ってこられるように、日々努力していきたい」と次の大会を見据えている。来年の大会での3連覇も大いに期待される。
神奈川県

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