定例記者会見(2017年8月1日)結果概要

掲載日:2017年8月3日

発表事項

風しん予防PR動画「ミスキャンパスが語る理想のワクチン男子」を公開します!

 はじめに、風しん予防PR動画「ミスキャンパスが語る理想のワクチン男子」の公開についてです。
 県では、平成26年度から風しん撲滅作戦を展開していますけれども、このたび、その一環として、神奈川県と「キャンパスラボ」とのコラボレーション企画を立ち上げまして、風しん予防を呼びかけるPR動画「ミスキャンパスが語る理想のワクチン男子」を作成いたしました。
 なお、キャンパスラボと言いますのは、各大学のミスキャンパスで構成されまして、自治体や企業と一緒に社会課題解決に取り組むプロジェクトチームであります。
 それではこちらをご覧ください。
 まず、動画のコンセプトは、ミスキャンパス20名が、それぞれの理想のワクチン男子を語っていただくというものであります。今ご覧いただいたものはダイジェスト版でありますけれども、20名一人ひとりの動画もあります。
 風しんの一番の怖さというものは、妊婦さんが感染しますと、生まれてくる赤ちゃんが先天性風しん症候群になる恐れがあるということであります。先天性風しん症候群とは、風しんウイルスに感染した赤ちゃんに、生まれつきの難聴や心疾患、白内障などの症状が出る病気です。
 風しんは、かつて、女性しか定期の予防接種がなかった時期があるなどの事情から、男性のほうが抗体を持っている人が少なく、風しんに、かかりやすい傾向があります。そのため、女性だけでなく男性にも気をつけていただきまして、妊婦さんへの感染を防止することが重要であります。そこで、男性のワクチン接種を促し、社会全体で妊婦さんと赤ちゃんを風しんから守るために、このPR動画を作成しました。
 本日は、キャンパスラボのメンバー4名に来ていただきました。どうぞこちらへおいでください。それぞれ自己紹介をしていただけますか。

  安藤さん:東京医科歯科大学の安藤 加織です。
  大迫さん:東京理科大学の大迫 瑞季です。
  山田さん:日本大学の山田 梨央です。
  平田さん:青山学院大学の平田 佳奈です。

では、リーダーの安藤さんから一言どうぞ。 

  安藤さん: こんにちは、キャンパスラボです。今回私たちが一緒に企画させていただいた動画をたくさんの人に見ていただき、妊婦さんと赤ちゃんを風しんから守る理想のワクチン男子が増えたらいいなと思っております。今後も引き続き、啓発活動を頑張っていきたいです。

 ありがとうございます。皆さんからワクチン男子が好きと言われたら、ワクチン男子にならなくてはいけないなと思ってしまう。それが狙いですから。ぜひ頑張っていただきたいと思いますけれども、この動画は、本日8月1日から、かなチャンTVにて配信を開始しますので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。併せて、9月16日、17日に開催されますベトナムフェスタの会場内におきまして、街頭キャンペーンも実施いたします。彼女たちによる啓発活動のほか、無料の風しん抗体検査も実施しますので、こちらもぜひご来場いただきたいと思います。
 どうもありがとうございました。よろしくお願いします。

神奈川県動物保護センター建設基金の新しいリーフレットを作成しました

 次に、神奈川県動物保護センター建設基金の新しいリーフレットの作成についてであります。
 本県は、動物保護センターを処分するための施設から生かすための施設へ転換することとし、建て替えのための寄附を募っております。動物保護センターの建設基金を周知するためには、これまでも、ふるさと納税や英語版など、さまざまなタイプのリーフレットを作成し、お配りしてきたところです。
 このたび、新たな動物保護センターの実施設計も終わりまして、設備や機能も固まりましたので、動物保護センターを再整備することとした背景や、施設の内容などを県民に分かりやすく伝える、総合的なリーフレットを作成いたしました。
 このリーフレット、これを広げるとポスターとしても活用いただけるという形になっています。それと、日本語だけではなくて、英語も随所に入っておりますので、海外に対するメッセージにもなるかと思います。この犬の顔が何とも言えず、求めているような愛らしい顔ですけれども、前のリーフレット、ふるさと納税のバージョンは、檻の中から手を差し伸べているという少し寂し気な感じでしたけれども、動物愛護をやっていらっしゃる方に聞いてみると、ああいうのを見るだけでとても切なくなると。何か明るい感じのものがいいですよということで今回はこういうようなデザインにいたしました。
 本日から動物保護センターや保健福祉事務所のほか、イベントなどでも配布していく予定であります。
 現在までに、1億8,000万円を超えるご寄附をいただいているところですけれども、皆様には、こうした県の取組みにご理解いただきまして、新しい動物保護センター建設基金への寄附について、引き続きご協力をよろしくお願いします。                             

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですけれども、そのうち、1件コメントしておきます。
 8月15日、火曜日に、かながわハイスクール議会2017の本会議に出席いたします。今年も県内から多くの高校生が参加して、スポーツ、防災、観光など8つの委員会に分かれて8月4日から議論がなされます。特に今年は、津久井やまゆり園での事件を受けて、共生社会をテーマとした委員会も設けられています。
 8月15日の本会議では、議論の成果を、各委員会からの質問と政策提言という形で、高校生議員から発表していただきます。
 高校生ならではの、新鮮な政策提言を私も楽しみにしています。

質疑

動物保護センターの建て替えについて

記者: 今発表のありました、動物保護センターの新しいリーフレットのことですが、寄付の額が、今目標は多分11億円ですよね。で、それをまだ2割も満たしていない。今後の見通しを改めてお聞かせください。

知事: 動物保護センターの建設基金を募集したということは、動物愛護の輪が神奈川からどんどん広がっていくということを期待したわけであります。1億8,000万円を超える寄附が集まっているということ、これは大変な金額だと思います。いかに多くの皆さんがこの行為に賛同してくださって、寄附をしてくださったということがよく分かる、本当にありがたい数字でありますけれども、われわれが当初目標としていた11億円ということからするならば、なかなか達していないというのが現実のところだと思います。
 われわれとしましては、予定どおりの建設ということを考えておりますので、足りなかった場合には県費を充てるということにもなりますけれども、できる限り多くの皆さんのご寄附をこれからも募っていくために全力で頑張っていきたいと思っているところです。

記者: 特に目標額の変更はないということでしょうか。

知事: そうです。

記者: 県費の投入が、11月でしたでしょうか、県議会へ報告されるということですが、今の段階でどれくらいというようなことはまだ言えないですか。

知事: この間の議会で大体の形はお示ししました。そのときは2億円という形にして、残りの部分は県費をお願いしたいということをお話ししました。これからまた次の議会でも、集まり具合によって新たな寄附の目標額をご提示しながら、県費はどれくらい必要かといった大体の目安もお話をしていこうと思っています。

風しん予防PR動画について

記者: もう1点、風しんの動画です。ワクチン男子として若年層向けの動画だと思うのですが、特に若い世代に見てもらうための工夫という部分を改めてお考えを聞かせていただければと思うのですが。

知事: 最近は、風しんの流行というのは治まってはいるのです。ただ、日本は抗体を持った人の数がまだまだ少ないです。割合としては少ない、諸外国と比べると。ですから、これはまだまだ啓発をしていかなければいけないということです。
 数年前に風しん撲滅作戦といったことでやってまいりました。そういう効果もあったかどうか、最近の風しんの大きな流行は見られないで済んでいるのですけれども、今申し上げた抗体を持っていない人の割合、これは約1割くらいであります。こういうことが続いていると、いつまた大流行してもおかしくないという状況にあります。
 そうした中で、東京2020オリンピック・パラリンピックを控えていますので、国内外から多くの方に安心して来ていただくためにも、より広く普及させていく必要が改めてあるなと感じたところであります。
 そのような中で、特にこういう呼び掛けについて、若い人というのは割とぴんと来ないということが非常に多いと思いますので、若年層に向けてのこういうキャンペーンということ、これを考えたわけであります。
 もちろんこれは若年層だけをターゲットにしたわけではなくて、こういったことをきっかけにして、「あれ、風しんの予防接種は受けたのかな」など、分からない人もいますから、そういう抗体を持っているかどうかの検査もどんどんやっていただきたいと思っています。

記者: ミスキャンパスの起用というのは知事の発案ですか。

知事: いや、私の発案ではないです。私はそのアイデアを聞いて、これはいいと思いました。

記者: 炎上を狙っているとか、そういうのはないですか。

知事: それはこれからの展開でしょう。

記者: 宮城県で観光PR動画が性をイメージさせるということで話題になっていましたが、まさにそのネットで炎上ということになっていましたけど。ずっとこれまで動画を作ってきた知事として、そのあたりのお考えというのはありますか。

知事: 動画というのはどこで炎上するのか、なかなか分からないところがあります。私はこの動画を見せてもらって、非常によくできているなと思いました。ミスキャンパスの爽やかな感じがよく出ていて、引き付ける力がすごくあるなと思いました。20名の方がそれぞれ語るというと、では他の人はどんななのか見てみたくなる。20名見たら、20回分「ワクチン」という言葉が頭に入るわけですから、これは非常に効果的なPRだと思っています。より多くの人に見ていただけることを期待したいと思います。

横浜市長選について

記者: おとといの横浜市長選挙についてお伺いしたいのですが、選挙戦、そして投票結果を受けて、知事どのようなご所感をお持ちかということと、林さんの万歳会場でもご挨拶されていましたけれども、今後に向けて林市長に改めて期待すること、共にどのように取り組んでいきたいかお話ください。

知事: 林市長、私はもう間違いないと思っていましたけれども、しかし、選挙というのは何があるか分からないというところがあるので、最後の最後までは目は離せないとは思いましたけれども、順当に大勝されたということで、私も心から喜んでいるところです。私が喜んでいるというのは、この林市長の下での横浜市政、これとわれわれがやっている神奈川県政で、非常にいい形の連動が行われていると思っています。お互いに「これは横浜市の領分だ」、「これは県の領分だ」と張り合ったりすると、非常に要らぬ労力がかかるだけであって、あまり生産的ではない。
 しかし、そういうことは、全国を見てみると、県と最大の政令市の間ではとかく起きがちなのです。わが神奈川県の場合には、そういうことが全くないということがあって、林市長と私は非常に相性もいいし、一緒に今までやってきた中でのお互いのコラボレーション、成果もあったなとか、お互いに実感し合っていると思いますので、これが続くということを、私自身期待をしておりました。
 ですから、今回、横浜市民の皆さんの声によって林市長と再び一緒に横浜市政、神奈川県政に共に手を携えていけるということになったことは、本当に嬉しいことだと思っています。
 振り返ってみても、2期8年の中で、失政といったものが特に浮かばないですよね。それだけ、もともと経営者でいらっしゃった方ですから、経営者感覚を持って、横浜市の経営ということをしっかりやってこられた、ということを横浜市の市民の皆さんがしっかり見ていて、それを確かに評価されたということがこういう結果になったのかなと思います。

記者: 万歳の式典が終わった後に、菅官房長官も駆けつけられて、林さんと3人でがっちり握手をされていましたけれども、これから国と市と県と3つの立場で、どういった方向性でさらに進めていきたいというのはいかがでしょうか。

知事: 2019年にラグビーワールドカップが横浜で決勝戦があります。2020年には、東京オリンピック・パラリンピック。横浜でも、野球、ソフトボール、そしてサッカーの予選といったものが控えています。とにかく、これを大成功に導かなくてはいけないという中で、これは、大枠の費用負担・役割分担の問題はクリアしましたけれども、これから具体の作業に入ってくる中で、横浜市、神奈川県、そして国が、しっかりと連携していくということが非常に大事なことだと思っています。そういうのを、一緒にやっていこうという思いを込めて、3人のがっちりした握手になったと思います。
 それとともに、最近、経済が日銀の報告によっても比較的いいという神奈川県の状況も聞いております。これを、本当に確かなものにしていく。そして、中小企業の皆様にも、そういった恩恵といったものが、しっかり浸透していくというために、経済のエンジンをしっかりと回していくのだという中でも、この連携というものは、非常に大事になってくると思っていますので、安堵の気持ち、良かったなということで、3人で握手することになったのだと思います。

記者: 今、経済の話が出ましたけれども、林さんが当選直後のご挨拶で、経済にも積極的に攻めていくというようなお話がありました。カジノの話が争点の1つにもなっていましたけれども、県の立場として、そのあたり、どのように見つめていくかというのは、いかがでしょうか。

知事: IRをこれからどうしていくのかというのは、国の方でも、カジノ依存対策といったものが進んでいるようでありますけれども、そういった議論を踏まえながら、基本的には、前から申し上げていますけれども、これは、それぞれの基礎自治体が、どのように判断されるかということが、まず最優先であります。横浜市、林市長は、そのへんは、判断されていないようであります。横浜市の方で判断して、IRに向かってやっていくのだとなった場合には、県もしっかりと支援をしていきたいと思っています。

東京五輪に係る都外自治体の運営経費に宝くじを充当するとの報道について

記者: 今、五輪の費用負担に関して、大枠はクリアしたというお話がありましたけれども、先週、東京都の方が、都外の五輪運営費に宝くじ収益を充てるといった意向を表明しております。これに対して、埼玉とか千葉市など一部の自治体は、運営費は原則どおり都側が負担すべきだといったことで、反発をしているのですけれども、県の立場を改めて教えてください。

知事: この350億円という数字で、宝くじという話が出てまいりました。350億円というと、聞き覚えがある、見覚えがあるなという数字でもあります。あの大枠合意の時に、最後の最後まで、ある種、揉めたところの数字でありましたけれども、あれは、私の認識としては、完全最終決着をしているという認識です。というのは、あの中にあった350億円というのは、セキュリティ。セキュリティというのは、開催自治体が負担する。これは、立候補ファイル等にもともと書いてあった部分ですけれども、セキュリティの中身については、明示されていませんでした。最初は、セキュリティ等で350億円。
 それを、結果的には、開催自治体が負担するのか、国が負担するのか、都が負担するのか。それが、曖昧なままに、いったん決着をしかけたのですけれども、最後の最後で、そのセキュリティとは、通常の行政のサービス範囲内でいいということを申し入れた東京都副知事から神奈川県副知事への、4年前に発行された文書が見つかりました。この保証書の有効性についても、小池知事が、皆の前で認められました。ということは、われわれはセキュリティのことは当然のごとく負担をします。
 けれども、あのとき通常の行政サービスの範囲内ということですから、350億円というものをわれわれは負担しなくて済んでいる、セキュリティはあの枠の中から飛んだ話だと認識していて、最終決着をしたと思っているところです。 
 宝くじが350億円だからといって、その350億円に充てるというシナリオはあり得ないと思っています。350億円という前に出したシナリオそのものが崩壊して、もうないという認識です。
 ですから、今度の宝くじで出される場合に、宝くじのお金は、県に入ってくる話でありますから、その分は県が負担する恒久の施設の財源等として充てる、県のお金として充てるという流れになるとわれわれは考えています。

記者: ということは、県はこれまで80億円を求めて、40億円を恒久施設として負担するというお話をされてきたと思うのですけれども、この枠組み自体は変わらない。その80億円はあくまでも都側が負担して、40億円については宝くじ収益を充てていくという理解でよろしいのですか。

知事: そうですね。恒久施設で掛かる費用はわれわれが40億円を出すことで全部進めていますけれども、われわれが出す40億円の財源の中に宝くじのお金がくると考えています。それならオーケーだと。

記者: 都から言われているのは、県の費用負担があくまでも削減できる、県の費用負担削減策として宝くじの提案を受けたと認識されているとの理解でよろしいでしょうか。

知事: そのとおりです。

記者: 今の話の続きなのですけれども、それを踏まえて事実関係として、東京都の方から一緒にやらないかというお声掛けというのは既にこの前の知事会であったのでしたっけ。それに対して県としてどういうふうに答えているのか教えていただきたいのですが。

知事: 一緒にやらないかというのは、宝くじのことですか。

記者: 宝くじのことです。

知事: 宝くじについては、小池知事は全国知事会の場では発言されませんでした。発言されたとしたなら、その後の記者会見ではないですか。知事会では発言されていないので、私は直接小池知事から宝くじという話は聞いておりません。
  ※実際には小池知事は全国知事会の場で宝くじについて言及されています。

記者: 小池知事が記者会見の場で表明した宝くじを活用するという考えに対して、今の前提350億円には使わないという前提であれば神奈川県としては歓迎して一緒にやりたいという考えなのでしょうか。

知事: そうですね。宝くじという話はもともとありました。われわれが立候補しようと思ったときから、財源というのは、お金はいろいろ掛かるけれども、宝くじだとか、いろんなアイデアがあるから、そういう形で補っていくのだからという話をもともと聞いておりましたので、われわれ県も負担することになっている恒久施設のための費用の中に、宝くじが入ってくるというのは、私にとっては想定の範囲内ということです。

記者: 神奈川県としては、宝くじ発行は認めていく、歓迎していくということでしょうか。

知事: 今言ったことであるのならばです。

記者: そこは、確認はされたのですか。

知事: まだしていないです。そういうことだと思っていますから。当然のごとく。

記者: 都から先週の時点で神奈川県の方に説明があったかと思うのですけれども、その時点ではどういう説明があったのでしょうか。

セーリング課副課長: 今の話のとおりで、元の350億円とは違う形で、県の恒久施設等に充当できるお金として350億円を宝くじで確保したいというお話を伺っています。

知事: 東京都がそう言ってきたのですよね。

セーリング課副課長: はい、そうです。

知事: 紛らわしいです。350億円という、前にあった数字と同じ数字だから。それかと思ってしまいますよね。それだったら冗談じゃない。その話はあの時もう終わった話なのだから、それを復活させるという話は、それはない。それは絶対認められないです。

記者: そうすると、現時点で各自治体が、一部反発しているところがあるかと思うのですけれども、それは都との認識の違いによるものだということですかね。 

知事: 他の自治体がどういう形で認めてないとおっしゃっているのか、私よく把握してないものですから。今まで、いろんなことがありましたから、慎重な考え方示していらっしゃるのかと思いますけれども、われわれとしては、先程申し上げたとおりです。

風しんの予防接種費用について

記者: 先程の発表に話が戻るのですけれども、いくつかちょっと知事のご認識を伺えればと思いまして。
 まず、風しんについてですが、参考資料のところに予防接種費用の助成ってあるのですけれども、なるべく若い男性に意識を持って接種してほしいというのであるならば、これを読むだけですと、風しん接種費用の助成が各自治体によって異なると書いてあるので、お住まいの自治体によって風しんの接種費用、自己負担って異なると思うのですけれども、多く接種してほしいのであれば、県として無料で接種できますよくらいの助成を考えてもいいのではないかと思うのですが、このあたりについてのご認識はいかがでしょうか。

健康危機管理課長: 今、市町村の予防接種に助成をしておりますが、市町村とともにやっていくということで、県が全額負担することまでは検討しておりません。

記者: 知事としても、特に拡充する方針は今考えてらっしゃらないということでよろしいでしょうか。

知事: まず、拡充というよりも、それぞれ皆さんへの啓発です。そういったことも確かにそうだなということを気付いていただいて、そしてアクションを起こしていただくということにまず全力を挙げたいと思っています。

動物保護センターの建て替えについて

記者: 次に動物保護センターの件なのですけれども、こちらについて、そもそもで、少し私も勉強不足で恐縮ですが、なぜ動物保護センターが必要なのかというそこのご認識について、知事はどういうお考えで保護センターが必要かと思われてらっしゃいますか。

知事: 動物保護センターとは、迷子になってしまったペット、犬とか猫、これをそのままにしておきますと野良犬とか野良猫になってしまう、それは非常に生活を脅かされることになりますから、そういった迷子になった犬猫というものを一時的に保護する場所、それが動物保護センターだと思います。
 ただ、保護するといった中でも、いつまでもそこに置いておくことはできないということで、今までは5日間の猶予、5日間だけ置いておいて、その間に引き取り手があると、引き取り手というか飼い主が分かると引き渡していた。また、新しい飼い主としてこの子を飼ってあげたいという人が出てきたならば、それを渡していた。
 ところが、そういう申し出がない犬にしても猫にしても、5日の猶予を過ぎれば殺処分という仕組みになっていたわけです。その仕組みそのものは今も変わらないのですが、われわれはあまりにもそういうペットが、そういう形で殺処分されるのはかわいそうということで、県の職員とボランティアの皆さんが必死になって引き取り手を探して、5日間の猶予が来たものも一時的にボランティアの皆さんが引き取って、そしてそれを一生懸命新しい飼い主を探して探してということを地道に繰り返した結果、神奈川県は全国に先駆けて犬猫殺処分ゼロというのを達成したわけです。
 犬の殺処分は4年連続、猫は3年連続達成している。私は、これは本当に神奈川県の誇りだと思っています。もうボランティアの皆さんには本当に頭が下がる思いであります。これを継続していくということを宣言する。
 ちょうどその頃に期を同じくして、動物保護センターが老朽化した。建て替えの時期に入ってきたといった時に、建て替える時にどういう施設にするかといった時に、これまでの施設というのは、言ってみれば、処分するための施設だったわけです。そうではなくて、これからは生かすための施設に変えていくということです。動物保護センターの基本的コンセプトそのものを、この際、大きく変えようということでありまして、それとともに、プロセスとしての動物愛護の精神を、より多くの皆様に、建設資金を募金でお願いするということにしてきたということです。

記者: 今のご認識ですと、逃げてきたペットを保護する所というご認識だと思うのですが、一方で、神奈川県でどうなっているのかというのは、まだ勉強不足なのですけれども、ペットショップで、長く売れなかったペットについては、こちらに運ばれて来ないのですか。

動物愛護担当課長: それは、こちらの方に収容するということはありません。

第99回全国高等学校野球選手権大会について

記者: 少し話が変わるのですけれども、高校野球の関係で、先程も表敬訪問があったと思うのですが、7日開幕で、きょう小池都知事が「決勝に残ったら私も行きます」というようなことを言っていたらしいのですけど、知事として去年とか、これまでも同じだと思うのですけれども、今年はどういうふうに臨まれる予定などのお考えはありますか。

知事: 日程さえ合えば、決勝戦には行きたいと思います。きょうも皆さんの前で言いました。横浜高校が2年連続残ったと、快挙ですから。決勝戦まで残れば、何とかして行きたいと思っています。
 ただ高校野球ですから、雨が途中で降ったりすると日程がずれたりしますから、本当にその日程で行けるかどうか、今のところまだ確認できていませんけれども、行けたら行きたいと思っています。

横浜市長選について

記者: 市長選にお話が戻ってしまうのですけれども、林市長とのコラボで成果があったと実感されている部分があるということ、それはさまざま細かくあると思うのですけれども、例えばどういった分野でそのようにお感じになっていらっしゃるのでしょうか。

知事: 最大のシンボリックな話というのはラグビーワールドカップです。横浜で決勝戦が行われることになった、これは横浜市と神奈川県が手を組んで手を挙げたからこそ会場になった。しかもこの会場になったことは第1弾でありまして、決勝戦というのは後から転がり込んできたのです。本来ならば決勝戦は東京の新国立競技場で行われるはずだったのだけれども、皆さんご承知の通り新国立競技場はラグビーワールドカップには間に合わないということになったので、決勝戦が転がり込んできたということです。
 これはもう、横浜市と神奈川県が同じ方向を向いて手を組んだら、単体ではできないこともできるという、こういうシンボリックな出来事ではないでしょうか。

(以上)

神奈川県

このページの所管所属は 知事室 です。