定例記者会見(2017年5月11日)結果概要

掲載日:2017年5月15日

発表事項

災害対応ロボットが商品化されます!

 県で開発したロボットの商品化についてです。
 「さがみロボット産業特区」では、「神奈川版オープンイノベーション」による生活支援ロボットの共同開発に取り組んでおります。このたび、「人の立ち入りが困難な災害現場での情報収集ロボット」、これが商品化されましたので、お知らせします。これは、株式会社移動ロボット研究所が中心となまして共同開発したもので、開発にあたっては、藤沢市消防局の助言をいただいております。なお、6月1日より、販売を開始することになっており、価格は、税抜で920万円となっております。
 こちらが、その開発されました「アルバトロス」です。このロボットは、この中央のメインクローラと、横に4つ付いていますサブクローラによりまして、がれきに覆われた、足場の悪い場所でも走行することが可能であります。ロボット自体は、機動性を重視して小型に作られています。中央にあるアームが伸びることで、先端についているサーモカメラやガスセンサーを適切な位置で使用することができます。周囲の温度や可燃性ガス濃度などを検知しまして、探索や救助活動のための情報収集が可能となります。カメラからの映像は、こちらの画面のように、モニターに表示されます。これらの機能に加えまして、防水、防塵機能や、ロボットが爆発の発火源とならない、防爆の機能、これを持っておりまして、無線による遠隔操作が可能となっています。
 なお、メディアの皆さんに向けまして、藤沢市消防局による公開訓練を5月18日に、藤沢市消防防災訓練センターで行います。今後も、県民のニーズに対応した、「さがみロボット産業特区」発の、県民の「いのち」を守るロボットの商品化を目指してまいります。

知事出席主要行事 

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりでありますけれども、そのうち、2件コメントしておきます。
 まず、5月12日、金曜日に神奈川県立音楽堂で開催します「神奈川県看護賞贈呈式」に出席します。今回で52回目となる「神奈川県看護賞」は、多年にわたり、保健師、助産師、看護師として、その業務に励まれ、顕著な業績を上げられた方々を表彰し、その功績に報いるとともに、県民の皆さんに看護に対する理解を深めていただくことを目的としています。贈呈式は、近代看護の創始者である「ナイチンゲール」の誕生日にちなんだ看護週間、5月7日から5月13日の期間中に行っておりまして、当日は、「山百合」と鳥の「ナイチンゲール」をモチーフとしてデザインした看護章を贈呈いたします。
 次に、5月16日火曜日の16時15分から、知事室で、株式会社神奈川県農協茶業センターから新茶「足柄茶」の贈呈を受けます。今年も天候に恵まれまして、味と香りが一層際立った新茶が生産されたようです。皆様にも神奈川生まれの足柄茶の魅力を知っていただけるよう、かなチャンTV特命かながわ発信隊の丸山祐花さんに現地リポートをお願いしました。その様子は、5月22日月曜日のかなチャンTVで放映いたします。是非、今年の足柄茶を多くの方に味わっていただきたいと思います。                         

その他

 最後に、民間における未病コンセプトの海外への広がりについて、一件、情報提供させて頂きます。
 未病産業研究会の会員であります、社会医療法人社団三思会が、この度、ミャンマーに、日本の医療法人として初めて認可を得て、医療クリニックと健診センターを開設するとともに、未病の考え方を広める講演会などの活動をしていくこととなりました。この会見終了後に、社会医療法人社団三思会が記者会見を行うと聞いております。本県といたしましても、こうした民間の取組みが広がることにより、未病コンセプトが海外においても普及することを大きく期待しているところであります。

質疑

オリンピック・パラリンピックに係る役割分担・費用負担について

記者: 東京五輪について、先程、小池都知事が、仮設の整備費について全額都が負担するというお考えを首相に示したというように報道があったのですけれども、まず、それについて受け止めを改めてお願いできますでしょうか。

知事: 小池都知事の方から私に直接、私の携帯電話に電話がかかってまいりました。そして、その総理との会談の模様の報告をしていただきました。その中で、東京都の方で東京都以外の開催地の仮設施設の費用も全部負担をいたしますと、そういうことにしました、ということでご連絡がありました。非常にこれは前進だなと受け止めているところであります。なかなかご返事がいただけなかったという中で、おとといは思い余ってというか、結果的には総理に直談判ということにもなりましたけれども、それがわずか2日で、仮設費用は都が全額負担してくださるということになったということは、本当に歓迎したいと思っています。
 ただ、われわれが要望していたのは、仮設費用だけではなくて、大会運営費も含めてであります。実は神奈川県の場合、セーリングの競技の場合には、むしろ仮設費用よりも大会運営費の方が大きいです。金額としては。これはどういうことかと言ったならば、江の島に停泊しています1千艇にも及ぶ船、これを大会のために移動しなければいけない。その移動するための費用、そして大会期間中係留していくための費用、それから、海面を使ってのレースでありますから、そこは漁場でありますので漁業補償の問題が生ずると、この漁業補償の問題。これらが大会の運営費ということでありまして、これも原理原則、つまり立候補ファイルに書いてある通り、われわれ開催自治体以外のところが負担するということになっているはずでありますが、この点についての明言はありませんでした。
 せっかく直接お電話をいただいたので、この件について私も小池知事に直接お話をお伺いしました。そうしたところ、「その件についてはまだこれからのテーマでありますけれども、安心をしてください」とだけ言われました。何をもって「安心してくれ」と言っているのかという根拠は全く示されませんでしたので、自分としてはまだ、ストンと落ちた感じはしないところであります。それが今日の感想であります。

記者: 電話というのは今日の午前、だいたい何時頃のお話でしょうか。

知事: 午前だから、11時前後ですかね。

記者: その運営経費について、今後の課題だと思うのですけれども、どのように県としてアクションは起こされていくご予定でしょうか。

知事: アクションというのは具体にもう既に行ったところであります。こういう場を通じてでも、運営費の問題が残っていますよということはしっかりとアピールしていきたいと思っています。

記者: 仮設より運営経費の方が大きいというふうに、神奈川県の場合は。全体像としては80億円という概算があったと思うのですが、運営費は概算だとどのくらいになるのか。

知事: この辺り、デリケートなものがあります。つまり、われわれが申し上げている運営費というものは、補償というものでありますから。これは交渉ごとになってまいりますので、そのあたりの数字というのは、今、具体には申し上げられないところであります。ただ、大きな比重を占めているということだけは、間違いないということであります。

記者: 運営費についても、今の段階では5月中までに、何らかの回答を待っているという状態でよろしいのでしょうか。

知事: 私たちがとにかく切羽詰った思い。九都県市首脳会議の場で申し上げた。そしてその時に十分な回答が得られなかった。「5月末まで待ってください」としか出てこなかった。これではとてもらちが明かないという思いで、結果的には総理大臣まで直訴という形になったわけでありますけれども、その思いの原点にあるのは、その運営費がそこの部分を決めてもらわないと、われわれが作業に入れないということが一番大きかったです。
 仮設施設の場合には、セーリングの場合には観客席でありますとか、それからメディアセンターであるとか、これは本当の仮設ですから、そんなに準備のために時間がかかるものではない。まだ3年あるわけですから。ところが、漁業補償それから船を移動するための経費等は、来年のプレプレ大会に間に合わせなければいけない、ということでありますから、全く時間がない、ということであります。そのことを訴えに行った。ですから、「緊急非常事態ですよ」ということを申し上げたということでありました。この点について何の前進もないというのは、非常に重大な問題がそこに残っているということだと思います。仮設費用を東京都が負担したということになって、1つの物語が終わったようなふうに思われたら、これはとんでもない話でありまして、われわれにとっては一番肝心な話が全く触れられていないということは、最重要課題であると認識しています。

記者: 今の運営経費についてなのですけれども、千葉の森田知事が運営費分担について柔軟な検討をすると表明されたわけなのですけれども、そのことについて、神奈川県としては柔軟な対応というよりはあくまで原理原則を維持して全額負担を要請続けていくということでよろしいでしょうか。

知事: その柔軟な対応という表現はどういうことを指しているのかは、私は存じ上げませんけれども、神奈川県は原理原則ということをしっかり貫いてほしいということです。誤解をしてほしくないのは、神奈川県は一切自分たちでセーリング大会を誘致しておいて、開催することになっているにも関わらず、自分たちは一切お金を払わないで、東京都ばかりに求めていると、もし思われていたら大きな間違いでありまして、恒設施設、つまりオリンピックを開くために造る施設の中で、オリンピックが終わった後も使える施設においてみれば、これは神奈川県が全部自分たちでお金を出して既に負担しているわけです。ですから、江の島に渡る橋を3車線にするということとか、江の島にセーリングセンターというものを新たにつくります。これも恒久的施設です。それから、船の移動先です。これをしっかりと確保しなければいけないということで、葉山港の整備といったもの。これも進めますけれども、こういったお金は神奈川県が自分たち、独自で払っているところなのです。これは約40億円ありますけれども。そういったことがあるので、もともとの原理原則のとおり、仮設施設それから運営費は組織委員会または東京都または国で負担してくださいということをずっと言い続けているわけで、そこを変える気持ちは全くありません。

記者: 関連してなんですけれども、昨日、東京都の顧問の上山信一さんがツィッター上で知事について、黒ネズミ、黒なんとか氏などと揶揄した上で、「五輪ときいて喜び会場を受け入れた神奈川、埼玉両知事は、東京都に甘えている」という表現をされているということなのですけれども、都の公的な立場にある方が、こうした発言をされたことについて、知事のご見解をお願いします。

知事: コメントするに値しないのではないですか。

記者: 都のブレーンとなっている方だと思うのですけれども、この方が費用負担について、都に甘えているという表現というのは、それが都のコンセンサスなのかどうか分かりませんけれども、そうした認識が一部であるということは事実であると思うのですけれども、これについてはいかがですか。

知事: それは、事実をどこまで把握されているかということです。先程申し上げたように、県が全く自分たちで費用を負担しないで、全部東京都に求めているように思われたら、これは違うということです。自分たちで40億円負担して準備を進めているということ。この事実をどこまでご存知なのかということが1つあります。
 それと、もともとは、何度も申し上げてきましたけれども、東京都でセーリングをしたいという競技団体の強い思いがあった。一番最初は、1,000億円掛けて防波堤を造って、それで今度の東京オリンピックのレガシーにしたいという強い思いがあったわけです。1,000億円はあんまりだろうということで、最終的には414億円掛けて防波堤を造っていくということになった。しかしそれは、本来は東京都が負担すべきお金だったわけです。それが江の島で開かれることになったことによって、414億円を東京都は負担することはなくなったわけです。
 それだけ費用負担についてわれわれは貢献したということであります。そのような中で仮設の費用といったもの。これに対して運営費について東京都でもってほしいというもともとの原理原則があったわけですから、これを求めている。それは積算して80億円。414億円掛かるといったものを最終的には80億円ということにしているわけですから、その事実を知った上で「甘えている」という表現が、どこから出てくるのか。甘えている気持ちなど全くありません。

記者: 今後、運営費については、引き続きアピールをされていくというお話でしたけれども、これは具体的に今までですと、大会の他の自治体さんと足並みをそろえて、やっていこうというお話だったと思うのですが、今、若干、千葉のほうのお話がありましたように、足並みの乱れというのをご懸念されることもあろうかと思うのですが、他の開催自治体との距離感を含めて、どのような形で取り組んでいかれるおつもりですか。 

知事: これは、私が九都県市で発言した時に、別に打ち合わせをしたわけでも何でもなかったわけですけれども、埼玉県の上田知事も千葉県の森田知事も全く同じ思いということを表明されました。ですから、そういった意味では足並みの乱れはないと受け止めています。今日、どういう発言があったか十分に把握はしていませんけれども、私が少し話を聞いたところによると、全然差はないと、今までの方針と変わったところはないと説明を受けておりますので、足並みの乱れは特にないと思っています。あれだけ大きなアクションを起こしたわけですから、玉は向こうにあると思っておりますので、丸川大臣が安倍総理の指示を受けて動かれるということでありますから、こういった問題について、どういうふうに動かれるのかということを、われわれは待って見ているという状態だと思います。 

記者: 関連で、今日、仮設費用は全額負担というで、実際、江の島の準備は何らかの動きはあるのでしょうか。 

知事: 仮設だけではない。われわれが言ってたのは、大会運営費の方が、タイムリミットが迫っているということを、ずっと申し上げてきたわけです。つまり、プレプレ大会、来年迫ってきている大会は別に仮設施設を整備しなければできないものというわけではないです。仮設施設については3年くらい猶予があるわけですけれども、大会運営費については来年ということになっているので、そこのところを早くしてほしいということです。

記者: もう一度お伺いしますけれども、小池知事からの「安心してほしい」という言葉の意味ですが、何をおっしゃっていることか意味が分からないとおっしゃったことを、あえて聞きますけれども、知事としては小池知事の言葉というのは、どのように解釈なされましたか。 

知事: 私も小池知事とは長い付き合いになりますから。色々なことをずっとお話してきましたけども、この時点での「安心してください」という言葉の意味は正直いって図りかねています。こうこうこうですから安心してくださいというのなら、まだ分かるのですけれども、とにかく安心してくださいというだけですから、では安心しましょうという気持ちにはなかなかなれないです。ですから、私はこういった問題の重大さといったことを引き続き、しっかりアピールし続けなければならないなと思ったとこです。 

記者: お言葉では引き続きとおっしゃっていますが、表情を拝見しますと一山超えたという雰囲気が、表情から感じられるのですけれども。そこらへんの手ごたえは感じますか。 

知事: 私が一山越えた感じがしますか。 

記者: これまで時に言葉を荒げて、色々ご主張されてきたところですけれども、今日、小池知事から電話を受けた後、受け止めが柔らかいような感じがするのですが。 

知事: 小池知事も努力されたのでしょう。ですから一歩進んだのは間違いない。仮設費用と大会運営費はと求めたのに対して、仮設費用についてはというところだけは、東京都が全額負担しますと明確な宣言をされたというわけですから、これは半歩ですが前に進んだと、これは評価したいと思っています。ただ、神奈川県にとってみれば、一番肝心な大会運営費という問題について、一歩も進んでいないということだけは間違いないです。もっと怖い顔したほうが良いですか。

記者: 先日の九都県市の際には、今回、総理と会う日程はGW前に決まっていたという話があったのですけれど、ある意味であとは事務方の調整次第なのかなということもあるのですけれど、小池知事との間で、数日後には総理と会うような調整していますという話はあったのですか。

知事: 私も、なにか不可解なことがいっぱいあるのです。つまり、3月末までに結論出しますといわれて返事がなかったわけです。そのとき、何の報告もなかったわけです。なぜ3月末までに結論出せないのかということについて、きょうなど突然電話がかかってきたわけですから、電話一本あれば、そうですかと理解はするのですけれども、何の報告もなしに3月末を淡々と過ぎていったわけです。
 4月前半に事務方の会議やりますからとおっしゃったので、そこで何か話があるのだろうと思って、また待っていました。私自身、小池都知事を変な形で追い込みたくないという気持ちもあるので、皆さんからは、どうして待っているのですかと言われたけれども、待っていたということで時間が過ぎてきた。そのような中で、たまたま九都県市という会合で、小池都知事と公開の場で一緒になることがあった。もともと九都県市の議題にはなかったのですが、その他という議題の中で私自身が満を持してというか、切羽詰まった思いで、このままではオリンピックできなくなるという切羽詰まった思いで発言をしたということであります。ですから、その場で、メディアみんな見ているところでありますから、その場で、どうしてその仮設については都が負担しますからと言ってくださらなかったのか、それは私にとっては謎です。
 結果的には私たちは、3知事は、もうこれは我慢できないということで、もともと、われわれが総理大臣と面会の予定をつくったわけではないです。私自身が官房長官と県政の話題についてお話をしようということで、たまたま、その日に夕方時間をとっていただいておりましたので、もともとオリンピックの話をするという気持ちはなかったんですけれども、そういう状況だったので、私の方からオリンピックの話もしますということを言ったらば、3県知事が集合することになったということです、たまたま。そうしたら、官房長官がみんな揃ったのだったら、では総理のとこ行きましょうということになって、そのまま総理のところへ行って会談が実現したということになったわけです。その中で丸川大臣も入られて、総理から丸川大臣に指示が下りたということでありますけれども、それから2日経って、いきなり、小池知事が今日、総理大臣と会われたら、突然のごとく、仮設費用は全部都が負担しますと、明確に言われたわけです。なぜ、あの2日前に言えなかったのか。国に負担してくださいという話だったならば、その総理との会談を待たなければ言えなかったのかもしれないけれども、都が負担するという話だったならば、あの時点でも言えたのではないかなと思うのですけれども、なぜそうではなかったのかといったあたりが、私にとってはよく分からないところです。

記者: 一般のたぶん市民から見ると、2日後に決まっているのだったら、その場で直接話した時に言えばいいのではないかとか、そこのへんの調整がもしかしたら県民からは、知事はちゃんとできているのかとも思われかねないと思うのですが、その都知事との間で思われかねないと思うのですが、小池都知事に対する不信感とかはありますか。

知事: 調整できてなかったかどうかと言っても、要するに、こういうアピールはずっとしてきたわけです。ですから、玉は向こうにある。ずっと思っていましたから。全然返ってこないという中で、私自身がこの九都県市の場で、この問題について質問しますよということはもう事前に言ってあった。前日、小池さんに直接電話したのではないですけれども、この記者会見の場でも皆さんに話をしていますから、当然小池知事の耳には入っているだろうと私は思っています。ですから、そういったことを踏まえて発言が出てくるものだというふうに、こちらとしては思っている。何もああいう発言というのは全部事前に調整して、何言いますかこう言いますかと決めてからやる話じゃないです。ただそのへんが、聞いた、私が言ったのは全くその突然言われてびっくりしたって話ではなかったはずですけども、しかし、ああいうゼロ回答だったということ。それが2日後に、突然満額回答、満額というか半分ですけれども、半分の満額回答になったということは、ちょっと私にとっては理解ができないということです。

記者: たまたま3知事がそろって行かれたところの経緯を確認させていただきたいのですけれども、官房長官に9日の段階で五輪の話をしたいというふうに最初持ちかけられたということなのでしょうか。

知事: 官房長官とのアポイントは、もともと県政の課題です。これについて、少し陳情したいことがありまして、それについてお話をするということで日程をいただきました。それで、その九都県市のその中で、私自身がオリンピックの話をするという中でのリアクション次第では、少し官房長官にも話をしたいということで、それで行ってお話をした時に、たぶんその途中で官房長官ご自身がそのセーリングということで、オリンピックのことで、黒岩知事が来て話をするのであれば、九都県市で、もう2人知事もいるのですから、その2人の知事の声も聞いてみたいと思われたのではないでしょうか。それで、官房長官の方からお二人の知事に来てくださいという話になったと、私は受け止めております。ですから、3人の知事がそこで出会ったということです。そしたらその場に丸川大臣が呼ばれ、そしてそのまま私が官房長に全部お話をしたあと、だったら総理ちょうど今いらっしゃるから、では行きましょうよということになって、総理との3知事との、そして丸川大臣も含めた会談が実現したと、こういうことです。

記者: あの確認ですが、官房長官の方から知事の方に、神奈川県の方に、あの他の二人の知事にも声をかけてくださいという話があったわけではないのですか。

知事: 私が声をかけるということではないです。

記者: 知事としては、官邸に行かれた段階でほかの2人が着ていることに初めて気がついたということですか。

知事: 初めてというか、その直前に色々と話をしていますから。電話があったという話を上田さんも言っていたから、あ、そうなのですかという話で、では一緒に行きましょうかという話をしていたのですけれども。

記者: その時点では、確認ですが、総理とお会いになるというのは、まだ3人ともご存じなかった。

知事: 知らなかったです。

記者: 今日午前中の官房長官の会見では、官房長官は知事が仮設整備について都で負担されることによって、これで課題はなくなってくると思いますので、そういう意味では大会に支障をきたすことなく、東京都、そして運営委員会、関係都市、組織が連携して進めることが出来ると思っているというふうなお話をされているようです。先程、知事がおっしゃられた、一番肝心な大会運営費の問題は一歩も進んでいないという危機感と、ちょっと政府の認識との間では若干開きがあるように見えるのですけれども、これについてはどのように受け止められて、今後開きがあるとすれば、どのように働きかけていくのですか。

知事: 官房長官がそういうふうにおっしゃったのであれば、それは大きく認識が違います。私は図を示しながら、この仮設と運営費という問題があるのだと、運営費とはと言って、船を移動する、漁業補償だと。船を移動するとか、漁業補償は仮設だとは誰も思わない。ですから、今回小池知事がおっしゃったのは仮設の部分だけ、そこのところの認識はまだはっきりしていないということであるならば、改めてしっかりと訴えていきたいと思います。

記者: 仮設の部分というのが非常にまだ比重を占めているというお話ですが、なかなか金額、ボリューム感が見えないと、本当にどこまで重要なのかということが、なかなか県民に対しても伝わらない部分があると思うのですが、県のほうで示している80億のザクッとのボリューム感を示していただくことはできないのかということなのですけれども、そこらへんいかがでしょうか。

知事: 先程、申し上げたように、運営費といった部分は交渉ごとになりますから、そのへんは、なかなかいくらっていう形で言いにくい部分があります。ですから、ざっと丸めた数字ということになりますけれども。規模感で言えば80億という数字も出しているわけであります。そのような中で半分より多いということでしょう、運営費の方が。

記者: 仮設費用で30億弱というような数字も出ましたけれども、それを差し引いたようなボリュームということで概ね間違いないでしょうか。

知事: その辺りは皆さんのご想像してください。

記者: 官房長官に対して、九都県市会議の内容次第では五輪の話もしたいと打診されたのは、千田特別秘書を通じてということでよろしいのですか。

知事: どうだったか。直接、官房長官にも話をしましたよ、私。

記者: それはお会いになる前に。

知事: はい。

記者: それはいつ頃の時期でらっしゃいますか。

知事: よく話をしますから、それがいつのときに言ったか、あまり記憶が定かではないです。

(以上)

神奈川県

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