マグカル・テーブル(第11回)会議結果

掲載日:2017年3月23日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

マグカル・テーブル

開催日時

平成28年12月19日(月曜日)17時30分から19時00分まで

開催場所

県庁新庁舎5階 第5会議室

(役職名)

出席者

黒岩祐治、東幾世、島田京子、白井貴子、杉本圭司、鈴木伸治、長倉勉、(座長)西川りゅうじん、平澤創、本多初穂、眞野純、堀江信夫

次回開催予定日

平成29年5月

問い合わせ先

文化課マグカル推進グループ 酒井、田畠

電話番号 045-210-3806

ファックス番号 045-210-8840

フォームメール(以下をクリックすると、問い合わせフォームがご利用いただけます。)

県民局くらし県民部文化課のページ

下欄に掲載するもの

議事録

議事概要とした理由

審議(会議)経過

■知事

 本日はお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。

 マグカル・テーブルも回を重ねて、いよいよ形にしていく作業となる。これから本格化していきたい。

 最近では、8月に、「かながわミュージカルサミット2016」と題し、県内各地で活躍しているミュージカル4団体、これが県立青少年センターで公演を実施した

また、来月には、西川座長が造られた言葉である「地劇」を活用し、「地劇」ミュージカル公演の公開コンペを行う。

また、パフォーミングアーツアカデミーの卒業公演「バイトショウ」。回転する舞台に客席を作り、客席が回転することにより、背景が自動的に変わるという斬新な演出で、なかなかな好評であった。

 そして、33万人を集めた、「ベトナムフェスタin神奈川2016」では、ベトナムでの国民的スターでもあるMTV Band。去年に続いて出演し、パフォーミングアーツアカデミーとの共演が実現した。

さらにマグカルを広くPRするために、ピアニストの熊本マリさんをマグカル大使に任命した。

これらにより、着実に進めてきたわけであるが、2019年ラグビーワールドカップ、2020年オリンピック・パラリンピックも近づいている。これに合わせて、マグカルというものも、ハッキリと見える化をしていきたいと考えている。

いま、1000本の観光ツアーを作りたいと言っている。この1000本の中に、マグカルのエンターテインメントが組み込まれる。そこまで事業を進めていきたいと考えているのでよろしくお願いしたい。

また、来年3月~8月まで5ヶ月間、KAATで劇団四季「オペラ座の怪人」をロングランされる。オペラ座の怪人を見に来たお客さんが、横に目を向けたときに、「神奈川、色んなことをやっているんだな」と分かる。マグカルでこれまで培ってきたものが、まさに「見える化」する。そういう作業をやっていきたい。

 

■事務局

 マグカル・テーブルは原則公開としており、傍聴の参加を認めている。本日の傍聴者はいない。これ以降の進行は座長にお願いする。

 

■座長(西川氏)

 12月の多忙な時期に、皆さんお集まりいただきありがとうございました。

神奈川県と横浜市で共に盛り上げてきたマグカル・テーブル、神奈川の文化の力をマグネットにしていこうではないかという心意気でご参加いただいている。次年度に向けて、さらに議論を深めていきたい。

皆さんからぜひ2017年、盛り上がるために忌憚なきご意見をいただきたい。

それでは議題に入る。

 

議題1「平成28年度マグカル事業の実績報告について」、議題2「平成29年度マグカル事業の展開について」、続けて事務局からお願いする。

 

(堀江マグカル担当局長から資料に沿って説明)

 

■座長

 議題1として、平成28年度のマグカル事業の実績報告と、議題2として平成29年度のマグカル事業の展開について、両方続けてお話をいただいた。

委員の皆様からのご意見とご質問も28年度と29年度に分けてお話をいただく方が集約しやすい。

まず28年度の実績報告、もう一度皆様にふり返っていただきたい。

サマーマグカルフェスタでは、神奈川県には新しいものだけでなく、伝統芸能もありますということを見せている。今まで、伝統芸能の取組は、新しい取組とは別、という線引きがあったわけであるが、これまで取り組んできた「リ(Re)古典」を踏まえて、コラボしていく、一緒に盛上げていくという動きがあったということである。

リ・古典は、古典を「Re(リ)」、再び今の時代にということで、県がこれまで継続して取り組んできた事業である。

パフォーミングアーツアカデミーでは、本日は残念ながら御欠席であるけれども、神奈川県が生んだ日本を代表する演出家、横内謙介氏の力添えによって実施している。本当に素晴らしいアカデミーになってきている。ここからスターが生まれてくる。 

市民ミュージカルサミットでは、先ほど知事から話があったとおり、神奈川県の県民力、文化力の高さを感じる。

地劇はもともと、黒岩知事から紹介いただいた、沖縄うるま市の中高生のミュージカル、『肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)』からスタートした。そのように、地域に根ざしたミュージカルが広まってきて、横浜でも行われている。昔でいう所の、港のために命を投げ出した少女の話。秋田のわらび座では、資料にある源内の演出を横内氏が行っている。堀江担当局長も2度、観劇されて勉強しておられる。

マグカル・ドットネットについて、委員の皆さん、フェイスブックをフォローしていただいているかと思う。

ここで難しいのは、フェイスブック自体が、一時期ほどのパワーがなくなってしまっている。ツイッターが流行った時期があり、フェイスブックやインスタグラムなどに主役が変わっている。私自身もフェイスブックを昔ほど、毎日のようにどんどん更新するということがなくなってきた。見る人の数もインスタの方に移ってきている。一方で、ツイッターは、また若い人たちに広がっていることを見ると、色んな要因があるかと思うが、どうであろうか。

プロモーション事業について、こういうところで、マグカルをバンッと出すことは、嬉しいことではあるけれども、どうであろうか。

熊本マリさん、日本、ヨーロッパ、例えばスペインなど、各地で大活躍する日本を代表するアーティストであり、マグカルの顔としてありがたいと感じる。

28年度のことについて、ご質問やご意見があれば、お願いしたい。

 島田委員、いかがか。感想でも結構である。

 

■島田委員

 だいぶ集約されてきてイメージがはっきりしてきた気がする。いろいろな面でこのまま先に進めていただけたら良いと思う。

 

■座長

 本多委員、いかがか。

 

■本多委員

 サマーマグカルフェスタの中に伝統芸能が入っていることが非常に良いことである。この分野は、「なかなか敷居が高い」と思って見に行きづらい方がとても多いので、このようなことをきっかけに気軽に見に行けるような窓口ができたのではないかと思う。このようなバラエティーに富んだラインナップで揃えていらして、とても良い。

 

■長倉委員

時間と共に柱が出てきている。

平成29年度、意見をいただきたい事項、課題について考えてみると、ここに書かれている「インバウンドのためのマグカル・ドットネットの向上」ということがある。私の個人的な感覚ではあるが、先ほどのお話を聞くと、リ・古典ないし、和テイストというものが1つ、重要ではないかと考える。

横浜では「初めて」ということが、外国の方からしてみると、外国から取り入れたもので「初めて」ではない、ということがある。

要は、和テイストをどこまでコンテンツとして、このネットワークを使って生み出していくかが、1つキーワードになるのではないか。また、どういう形で協力できるのかを考えたい。

 

■座長(西川氏)

 今の長倉委員の発言は、インバウンド観光を考えるうえで大事なことかと思う。

先ほど黒岩知事からラグビーワールドカップに向けてという話もあった。

 

■長倉委員

 (和テイストが)1,000本の観光ツアーの中で、いくつかのキーにはなっていくと思う。

 

■座長

 ありがとうございます。東委員、いかがか。

 

■東委員

 この地劇ミュージカルのわらび座は本当に大成功している例である。ツアーになっているということで、旅行会社と組んで展開している。何が成功の要因か。

おそらく、皆さんも研究されているかと思う。市民ミュージカルの「おさん伝説」を私も拝見して、すごく良かったけれども、そういうものが常にどこかでやっているということでないと、期間限定的で実施してもリピートしない。そういう場所が必要ではないか。

 どうしても横浜は、エンターテインメント性に欠けるところがある。先日、平澤委員の紹介で、バーレスクのステージを拝見した。かなりお色気のある衣装であった。

本日、ハーバーズ・ダイニングという、tvkの1階の図面をお持ちした。私の方で今度、6人程度で、このようなエンターテインメントをやってみたいと考えている。どうしても横浜は、そのような出口となるものがない。そういう拠点を1回作ってみて、横浜の経営者の方々などの意見を聞きながら、試しにできないかと考えている。

21日に女性陣と会場に行き、私の感想だけでなく、周りの意見を聞いてみたい。tvkの1階で実施して、どのようなクレームがあるかが心配ではあるが、そのような新しいエンターテインメントを、常にこれからも発信していきたいと思っている。

 

■座長

バーレスクTOKYOを行ったことがあるという方はいるか。

 

■平澤委員

昔とは雰囲気が変わってきている。

 

■座長

 昔から女性同士やカップルでいらしている方々がいた。パリのナイトショーを楽しめる。リドやムーランルージュほど過激ではない。

 

■平澤委員

 逆に言うと、リドやムーランルージュの方に行かれる方がいる。例えば、ムーランルージュは東京チケットオフィサーである。だから過激ではあるけれど、あそこまで文化として定着すると、むしろ普通の人が行く空間になる。未成年は難しいけれども。

 何のことか分からない方もいるかと思うので、少し補足する。

 日本で言うと、ロボットレストランとバーレスクTOKYOは、外国人の方が多い。ロボットレストランに関しては、ほぼ9割が海外のお客様である。首を傾げる方もいらっしゃるが、結局、日本で9時以降に行けるところがない。食事が終わった頃に、行けるような良い場所がないということである。

 海外の方からすると、演劇もクラシックコンサートも、食事のあととなる。8時、9時からスタートする。または、飲食とともに観劇できていたり、音楽・コンサートが見られる。そういう傾向にあるが、日本では、もともと風営法があり、それが逆の方向に向かっている。夜が違う方向に向いてしまっている。

いわゆる風俗の方、アンダーグラウンドな風俗の方に進んでしまったので、明るく食事のあとに行けるエンターテインメントが極端に少ない。

そのため、良いかどうかはわからないけれど、普通に行けるところというと、ロボットレストランか、バーレスクTOKYOということになる。

 

■座長

 六本木のディナーシアター、六本木香和(かぐわ)、六本木金魚、黒鳥の湖などもある。

 

■平澤委員

 それはいわゆるニューハーフの方々が多いショーである。

 ちなみにロボットレストランというのは1日3公演で、9割以上、ほぼ満席である。

 バーレスクTOKYOで言うと、関係者席を必ず用意するが、それ以外は、だいたい1ヶ月待ちとなる。昔とサービス内容は変わってきている。法律に触れるようなサービスはなく、今は、女性のお客様が行って普通に見ていられるショーである。

 いまは、1月あたりのオーディションでおよそ50名程度が来ている。そのような状況である。

 

■知事

 レビューのようなものか。歌って、踊る。

 

■座長

 感覚的にはそうである。

 黒岩知事は東洋のブロードウェイを目指すとのことであるけれども、ニューヨークにはオフブロードウェイがある。ブルーマンショーなど様々な面白いショーがある。そのオフブロードウェイの感覚である。オフブロードウェイの感覚でいうと、ロボットレストランがあてはまる。

 

■知事

 ロボットレストランはショーか。

 

■平澤委員

 ステージショーである。

 ロボットだけでなく、生身の人間も出てくる。最初の演出は、大太鼓と決まっている。

 日本人が見ると、これが日本と思われてしまうと少し複雑な方もいるかもしれないが、実際のところ、90%以上のお客様が海外の方となっている。

 バーレスクTOKYOのマネジメントを行っている。ハコは運営していないが、中で踊っているパフォーマーの女性はうちがマネジメントしている。

 クールジャパンの方々なども視察に来られているので、機会があればご案内する。

 

■座長

 バーレスクは人によって印象が異なるかと思うが、男性女性問わず楽しめる場所である。

先ほど、東委員から発言のあった『わらび座』については、ミュージカルで動員が多いのはもちろんであるが、正社員が、劇団四季に次いで、2番目が宝塚歌劇団、3番目がわらび座で、現在、370名いる。

 秋田の角館から、車でいったところにある。年中満席で、愛媛県坊っちゃん劇場の立ち上げも行っていた。全国で各ツアーを行っていて、日本銀行や信用金庫協会、農協等とも関係が深い。

 それから、わらび座のコンテンツである平賀源内は、横内氏が演出されていて、全国ツアーでたいへん人気になっている。

来週から、小田原生まれの二宮尊徳のミュージカルをスタートすると聞いている。二宮が小田原生まれなので、5月に小田原で最初の公演を行い、全国各地を回るようである。

平澤委員にお伺いしたい。

マグカル・ドットネットについて、事務局では努力して発信しているが、やはりフェイスブック自体のパワーがということもあるかもしれないけれども、いかがか。

 

■平澤委員

マグカル・ドットネットの1番の原点は、知事が、このテーブルで最初に提唱した「神奈川ブロードウェイ構想」である。マグカルの前身の話である。この、一番分かりやすい構想、シンボリックな目標というものがあった。

ただ、神奈川の場所を、ブロードウェイのように作っていくというのは、時間とヒト、モノ、カネ、すべてがとても多くかかる。神奈川全域で見たときに、これだけ素晴らしい音楽、ミュージカル、舞台をやっているので、まずは、それらをネットに集めていこうというのが原点だったかと思う。

その発信として一番分かりやすかったのがフェイスブックである。これが、時代の流れで、インスタに変えてもいいとは思う。

本日、マグカル・ドットネットが意見いただきたいということで、改めてサイトを見てみた。単なる情報発信という意味で言うと、一番情報が濃いのが、いわゆる一次情報発信者である。情報元で発信されている方が一番いいので、検索するとそっちにいってしまう。

そうすると、このマグカル・ドットネットに人を集めようとすると、何らかのインセンティブが必要である。例えば、無料で会員化し、会員にはチケットが安くなるなどである。インバウンドでいえば、海外のお客様に対して、ワンデーパスをお渡しすることなどが考えられる。これは1つ1つ交渉していかなければいけないので、手間はかかる。だから、マグカルのロゴマークがついているところは割引になる、ユーザーに対して何らかのインセンティブがないと、ここのサイトは、ある程度のところで限界がくる。

あとは、プロモーションにも関わってくるが、協力が得られるなら、過去の作品をアーカイブして動画で見せる。ここに行くと、この演劇はこういうことをやっている。この劇場はこういうことをやっている。というのを見る人に気づいてもらう。こういう場所がある、ということがマグカル・ドットネットでわかる。

現場の方は、これだけの情報を集めて苦労されていると思う。しかし、もう1つ、このサイトが、上を突き抜けていこうとすると、そのような工夫が必要となる。私が申し上げたような施策を取っていけば、さらなるステップアップができる。そこのネットに引き寄せていくときに、フェイスブックであったり、インスタであったり、そこらは発信していくので、そこからクリックして、ネットに行くようにしていけばいい。

その形でいくらでも工夫の余地がある。

続けてやっていただきたいし、協力できることがあれば協力していきたい。

 

■座長

 ありがとうございました。

 いまの議論については、後程の平成29年度の中で、どんなふうに発信していくかということについて、お話をいただきたいと思います。

 ほかにどうか。

 

■白井委員

前回欠席しましたので、皆さんの議論についていけるかを心配していた。

しかし、マグカルがスタートした初めの頃に私が発言した意図、地元の物語、そういうものが基軸としてあって、そこに世界中のエンターテインメントが集まってくるような風景が素敵だなと考えていたためものである。現在、マグカルが考えていた方向に進んでいることがすごく嬉しく感じている。

私が、残念ながらどこの事業にもリンクしていないので、できれば知事が言われている1,000本ツアーの演目の中に私も参加できるようになりたい。

また、歌手による、いわゆる普通のコンサートが少ないというものも含めて、もう少し私も仲間に言わないといけないと感じている。

いま、平澤委員が言われたように、安くチケットが買えるシステムはいい考えだと思う。システムが、アーティストにうまく還元していくようなスタンスになれば、より気軽に皆さんに来ていただけるようになるのではないか。

また、日本人と外国人の方の1番の違いは、やはり体力的に違う。

私たちがナイトライブってすごく素敵にイメージするけれども、だいたい7時に食事して、少し1杯飲んでしまうと、どこにも行きたくなくなってしまう。

あまりナイトライブ、ナイトライブでいっぱいになるのではなくて、とくにファミリーで楽しんでもらえる。朝から楽しんでもらえるようなことと、両輪で頑張ってもらわないといけない。私のライブでいうと、主軸のお客さんが30代後半から40代、50代なので早くやればやるほどありがたがられている。

 

■座長

 ありがとうございました。鈴木委員いかがか。

 

■鈴木委員

 年々と活動が充実しているという印象をもつ。

一方で、マグカル・ドットネットのサイトアクセス数が伸びないということで、これは専門ではないので素人判断しかできないけれども、こういう市民ミュージカルや、地劇ミュージカル、そういったものがもっと映像として、イメージできるように見えるといいのではないか。

公演の、その時にいないと分からないことがある。逆をいうと、公演に来た人にしか味わえないものもあるので、そこらへんがもったいないのかと思う。

 

■座長

 ありがとうございます。杉本委員いかがか。

 

■杉本委員

私はライブの仕事がメインなので、興行化することが自分の中では一番重要と考える。その場合、あるイベントがどれだけ売りあがったのかということが焦点となる。

結局、魅力あるコンテンツはお金を払ってでも見たい。無料のものは、ある意味、タダでなければいかない。コンテンツ力という1つの括りでは、そういうことになってしまう。

有料でも見に行くものを、見せるということが我々の仕事なのかなと思っている。できれば事業として形になったものは、有料で勝負できるよう仕掛けるということがこれからは重要になるのではないか。

その時にやろうとしていることが一般の方々に受け入れられて、わざわざ来て、そういう魅力あるコンテンツになっていくことである。

もう一つは、さっき白井委員が仰っていたように、イベントのラインナップを見ていると、ややハイカルチャーである。ポップカルチャー色があまりないという印象がある。

今度、tvkのビルで事業をやられるとの発言があったが、そういうことをどんどん、どんどんやりながら、幅広いお客さんへのアピールが非常に必要になってくる。

また、変な言い方になるが、どうしても行政が関わるとハイカルチャー的なものになる傾向がある。どこまで幅を広げるかが、様々な事情があって難しいかと思うが、もう少し間口というか、入口を広げていくことが必要ではないか。

あと、もう一つは、フェイスブックにしても、何にしても、SNSは、「なぜ、そこに行くのか」という目的が結局ははっきりしている。

目的が無いものには誰もクリックを押さないし、時間も割かない。

そこに何のために行くかということを明確にアピールしないと、クリック数も増えないし、どんなに素晴らしいイベントでも情報がアップしないと、最初は関心をもたれるけど、数日でそれがどんどん、どんどん下がっていって、結果誰も見なくなるということになる。

情報量だけ増やしていっても(ユーザーは)増えていかないという気もする。

この間、地劇の審査員となった。その書類を何度も見て、私は経験値ないけれども、どれが面白いと思ったか、フィーリングを含めて自分なりに感じ取ろうとした。皆さん共通していたのは、すごく真面目で、真面目に取り組んでいる。真面目すぎてしまい、審査するのも申し訳ないということを県の方々に申し上げた。あそこまで真剣にお子さんもそうであるけれども、取り組まれていると、「なんかフィーリングが合わないよね」という一言では済まない。かなりの重さを感じた。どうゆうところでジャッジすれば良いのか、これからの課題であり、来年に向けて勉強しなければいけない。

ブレイクしている幾つかのミュージカルとの違いというものを、主催されている方、オーガナイザーの方達と、色々話し合いであったり、懇談会であったりをしながら、今後、地区のミュージカル、地劇をどう盛り上げていけるかという話をした方がいい。

その人達の意見を聞いて、演じる訳ですから、そこを横内さん辺りが、もう少し分かりやすく説明して頂けると、もっとインパクトのある、商売になりうるものになるのではないかと感じた。

 

■西川座長

 眞野委員どうか。

 

■眞野委員

まさに当事者なので、色々と考えている。

今、杉本委員が仰っていたように、別にその作品や取組みからプロを生み出すわけではなく、子ども達が楽しんでやれるもの、本来、興行としての審査の対象としないようなものを審査することになる。そのことについても色々と考えていかなければいけない。

先ほどのご意見で、私が一番言いたいことは、リドやムーランルージュは、本当にお金と才能をかけているということである。

パリの名だたる演出家があそこで演出している。胸のラインもヒップのラインも足の長さのラインも全部を揃えて、演出している。人間の動きを揃えている。それがセットも照明も含めて、すごい技術で踊り続けるので、レベルが全然違ってくる。我々が1億かけるのであれば、向こうは10億かけている。そういう意味で、ロイヤリティーまで発生するぐらいにレベルが高い。そんなものを、我々が真似してやっていても面白くない。そういう意味で、リドやムーランルージュまでいくと本当にエンターテインメントである。おじいちゃんからおばあちゃん、若い子達までみんなが観に来る、ご飯も食べられる。その代わり高いけれど。

何かを最有力のコンテンツとして、そのコンテンツを日本中、世界中にうまく発信していき、それぞれのインバウンドを、神奈川県に持ち込もうとすると、一つの事業に今から絞るのではなくて、いくつもの事業を試行的にやらざるを得ないというふうに考える。

この間、「KAATという知名度がどれだけあるのか」と大学の先生に聞かれた。私からは「待っていてほしい」と伝えたところである。

来年、「オペラ座の怪人」が横浜に進出する。これは、かなり大きな人数を見込んでいる。今年の宝塚も全て満席である。四十数回、公演したが、全てソールドアウト。そういった意味で、全国どこにいってもキラーコンテンツになるものではなくて、神奈川のキラーコンテンツを、それらを我々が体験することによって、おそらく、これからそういったコンテンツを作れるようになる。であるから、「すぐにでも」というはやる気持ちがあるが、強いものには強いなりの理由があるので、去年から来年にかけて、KAATがやれることはやっていくことで示したい。

 

■座長

 皆さんのお話、レンジを広くもつことも大事であると感じる。

館長のおっしゃるとおり、リドやムーランルージュは、日本だったら京都の祇園とか、先斗町、皆川町とか、上野(かみつけ)、そういうところ、あるいは金沢の東の廓(くるわ)、西の廓の演出とある種近いものかもしれない。

そうではなく、ブロードウェイに対してオフ・ブロードウェイというものもある。オフ・オフ・ブロードウェイまでニューヨークにはある。そういう意味ではバーレスクみたいな感覚のものもあり、「和」だったら横浜に昔、あいちやさんという所があった。

 

■平澤委員

 先ほどの眞野委員の話を受けてよろしいか。

本当に集客しようすると確かに多様化というものはとても必要であり、わりとそちらに焦点がいく。私はエンターテインメント業のため、そちらにいってしまう。

その一方で、知事、よくご存じであるけれども、かなフィルがある。あのようなオーケストラ事業は、1回1回の公演で、県もしくは、国からの補助が出ているのではないか。あれはやはり、オーケストラ事業が文化事業であるからだと思う。

であるから、そこの多様化を前提条件にすると、文化事業というのは国からの予算という支援がないと、もしかしたら難しいかもしれない。その一方で多様化となると、非常に重要なので、幅があれば、マグカルはすごく面白い世界観がだせると思っている。

毎年の反省であるけれども、今年は演劇の方がすごく盛り上がっていて、音楽が我々、何もできていないので、そこらは我々の反省である。

熊本マリさんが大使になられたのであれば、音楽の方もさらに強化していけば多様化ということも非常に幅の大きいものがもてるので、それを来年度の一つの大きな目標の方向感にするのも1つかなと思う。

 

■杉本委員

 具体的に1週間とか、KAAT主催でイベントをやるとか。

 1年半の時間を作って、100%、音楽、演劇を含めて、すべて1つのイベントをKAATの中で、マグカルとしてやる。有望な魅力あるコンテンツがそこにあれば、当然、飛躍的にクリック数も増えて、認知度も増える。

 色んなジャンルのダイバーシティー的なイベントを、具体的にそこに向かうようなことが一番早いかもしれない。

 

■白井委員

 拠点が必要である。あまりにもホール数が多すぎて、どこに行けば良いか分からないようなことではなく、最初に発火する場所を作り、そこから、今度はこっち、今度はこっちというふうに移っていけばいい。

 日本で言うと、ビルボードさんが非常に頑張られている。ビルボードさんはライブハウスで、しっかりステーションとリンクして事業を展開している。ビルボードに行けばレベルの高いコンサートが見られるということで、皆さん、小屋のファンである。年を取られた方も多い。そういう感じのKAATのファンを作ればいいのではないか。

 

 

■座長

 ビルボートライブは運営しているのが、たしか阪急阪神ホールディングス。

 

■平澤委員

 阪神コンテンツリンク。

 

■座長

 阪神タイガースと同じところである。東京のミッドタウンにある。

 このマグカル・テーブルは横浜市と神奈川県で進めている。突然の指名で恐縮であるけれども、横浜市魅力づくり室長の小林仁様にお越しいただいているので発言をお願いしたい。

 

■小林氏(横浜市文化観光局長 代理)

 先ほど本多委員からも紹介がありましたが、サマーマグカルフェスタで演劇だけでなくて、伝統芸能が入ったことはすごいと思っている。

横浜でも、いくつかの伝統芸能の取組みが行われている。歌舞伎やお囃子、そういうものが、地域に根ざしたものであり、それらがマグカルの仲間に入れるとなると、枠がかなり広がる。横浜で言うと、自治会、町内会などとのコラボレーションが生まれる可能性があるということを、ご報告を聞いて感じた。

 市民ミュージカルサミットは黒岩知事にも港北区民ミュージカルを港北公会堂で1回ご覧いただいた。地域で陽があたっているものですが、毎年すごく準備されていて、本格的に区民の方でやっているものである。マグカルからも陽を充てていただているのは、非常にありがたい。

また、わらび座の方は横浜市としても、公演されたときは、毎回、後援名義による支援を行っている。こういうものを捉えて、地劇ということで発信することは、素晴らしいことと思う。

 

■座長

 あいちやさんについても一言如何でしょうか。あのようなところも必要と感じる。

 

■小林氏(横浜市文化観光局長 代理)

 あのようなところで残っているのは田中屋さんや、滝川さん。

そういうところに行くと昔の写真が残っていて、色々なものが部屋の中に飾ってある。田中屋さんだと女将が色々なお話をしてくださるので、広い分野でとらえ、あのような伝統に着目してもよいのではないか。神奈川県だと東海道、横浜でも宿場の発信をしているが横浜だけだと市域があるので、お隣の川崎や藤沢市との連携なども含めてやっていただけると横浜市としてもありがたい。。

 

■座長

 小林室長、ありがとうございます。

 

■座長

 皆様から色々ご意見をいただいたけれども、28年度のマグカル事業の実績についての皆さんのご議論を踏まえて、29年度のこれからについて、神奈川の文化プログラム、拠点施設、KAATであるとか、今までの議論をまとめていただいている。

そういうことも踏まえて、最後のご意見いただきたい事項、事務局の方でおまとめいただいているが、ここについて、どれでもけっこうである。

先ほどから出ている、ハイカルチャーだけでなく、色んなコンテンツがあるということや、やはり拠点が中心となるものが1つ必要ではないか。

今まではKAATや青少年センターが、まさに総本山ということがあるけれども、発信というところでは留学生レポートやイベント自体も発信となっている。

マグカル・ドットネットでもリアル&バーチャルで発信しているが皆さんからどうか。

横浜市としてももっとこんなことを一緒に、または、もっともっとこう盛り上げていくことできないか。

どこかから入っても構わない。

 

■島田委員

 今回、オール神奈川で広げていくというものがあるけれども、図がここ(横浜)から全域へ、とある。私は逆に矢印がもっと強くあってもいいと思う。というのは、地劇もそうであるが、市民ミュージカルもこのような形で色んなところで活動しているものがある。リ・古典も含めて。

私はこうではなくて、神奈川県内を見れば、ただ外に向けて発信するのはここ横浜からかもしれない。拠点としてのKAATや県民センターなどがある。

やはりこれからマグカルに関わるような演劇とか色んな文化に関わる人たちを育てるということがかなり大きな使命であると思う。中心からではなくて、小さなものを、あまりハイカルチャーすぎにならない。そういうものをもっともっと、いずれはあそこのKAATで上演したいとかの夢を作っていくことがとても重要ではないか。

そうなるとオリパラに向けてのインバウンドとあるけれども、外国人よりは神奈川県内でこれだけ色んな人に知っていただくことを中心に、やはりそこに力を入れて、将来を見据えることが大切ではないのか。

もちろん外国人の方もそういうものを見たいということがあるのではないか。

そうなると今度は交通のインフラである。たしか横浜市の意識調査で今回、おもしろい結果が出ていた。それを参考にしていただきたい。外国人がどういう経路で横浜に来たり、鎌倉に来たり、箱根の方に出るかという調査があり、本日も面白いなと思ってみていたけれども、意外と横浜を素通りして、鎌倉を途中経過して、色んな経路があるようである。

 そういうことも考えながらやっていく必要があると思う。

 続けていくことと、点を結んでいくことが大事である。

 

■座長

 島田委員からお話いただいた視点はとても重要な視点である。

 やはり横浜から外にというよりも、神奈川県全体が広がっていく、そういうことである。

 私自身も感じたこととして、各市町村がシティプロモーションとして色んなことをやっている。例えば、白井委員は地域の方、南流石(みなみさすが)さん、つるのさんを始めとした方々と一緒にやっていらっしゃったかと思う。

 

■白井委員

 私は小田原の方で取り組んでいる。観光のPRで全国を周って、小田原のことと小田原の童謡の話をしながら周っている。

 

■座長

 白井委員のように、市町村で色々と取り組んでいることがあるかと思う。

私も小田原で風魔忍者を発掘している。忍者サミットというものを、伊賀・甲賀で連携して初めてやりまして、ずっと忍者に関わることをやっている。

それが、神奈川県でも知事から表彰をいただいた。今では全国の忍者の協会ができて、今まで小田原に忍者なんていたのかということでしたあるが、今では風魔忍者、世界的にもナルトやゲーム、色んなところで人気が出ている。

小田原、箱根が大変なときに黒岩知事もご尽力されていた。

私もミスインターナショナルの企画員をやっているので、彼女たちを連れて来た。また、結婚式を挙げられていないカップルを公募で小田原に集めて結婚式をあげるようなこと、小田原であれば小田原での取組みを行っている。

各市町村のシティプロモーションとの連携を行うとより良い。

例えば藤沢で仲間とやらなくてはいけなくなっていることが、最近、ギターの流しが復活している。全国的に恵比寿横丁という私の友人がプロデュースした所でもすごい人気で、新橋とか各地で流しが復活し、平成の流しの協会までできている。

昔は渥美清さん、北島三郎さん、五木ひろしさん、内山田洋さんとクール・ファイブ、色んな方が流しで有名になっていったけれども、そういった流しを藤沢の商店街でやろうとか、そういう動きがある。

オリンピックの64年ごろに藤沢の柳通り音頭ということが、島倉千代子とどなたか、ありえないカップリングでやられていて、それを復活させようと。そういうことを温故知新で地元の方々が色々とやっている。

そういうのを島田委員が仰っているように、横浜をハブにして、まさに県内全域で、つないでいくということが必要である。

鈴木委員は、例えば、茅ヶ崎の跡地でも取組みをやっていらっしゃったかと思う。

 

■鈴木委員

 はい。

 

■座長

 それはエンターテインメントとは違うけれども、市民の方々によるいろいろな取組みがある。

白井委員は、色々な取り組みをやっているがどうか。

 

■白井委員

身近なエンターテインメントというべきか。すごく豪華なエンターテインメントもあれば、辻の説法に似たもの。私は一度、野毛でそれを目指したけれども、途中で終わってしまったので残念でならないが、なかなか点と点が線になっていかない。

私自身は、いつでも土の上で歌う準備はできている。参考になるかは分からないけれども、私は日本の文化を伝えるため、福井県に2年間通い続けて、匠の技を紹介する番組を12本、作ってきた。福井の人たちと自然と仲良くなり、やはり音楽でも頑張りたいという思いから、ライブハウスでもライブをしたけれども、知らない間にバンドの練習が始まっていた。武生という町だったけれども、武生のクレイジーバンドができてしまった。

自然発生的にバンドができて、これはどこにいっても同じことができる。今は、皆、どこでもバンドはやっている。ライブハウスもあるし、昔よりもすごい機材も整っている。バンドの作業も身近で、ドラムもベースも今ではどこでもある。だから、行けばそこでバンド組めるなと盛り上がった。

私の世界であればこのようなことを、演劇の方もできるであろう。今はメールもあり、どんどん自分たちでできる。そういうことで、趣旨さえちゃんと合えば伝わることは多いと思う。なかなか、漠然とやっていると、点と点は線にならないけれども、しっかりと人とポリシーを持てばやれる。例えば二宮金次郎のことを歌にし、全国どこでもバンドでできることがあると思う。

 

■座長

 今度、わらび座がミュージカルを作るので、歌も作るのではないか。白井委員とコラボでということもあるのではないか。

 

■白井委員

 やらせてもらえれば嬉しい。私もいろいろなことで手いっぱいになっているけれども、例えば二宮金次郎のことであれば、音楽のことだけでなく、本屋さんと連動して、本屋さんでこういう人物であるという紹介をする中で、こういう歌が生まれたということを伝えたり、いまならクラブもできるのではないか。

 

■座長

 いろいろとつなげていく。

 

■平澤委員

オリンピックの頃、東京音頭とか、オリンピックに向けてご当地ソングなどを作っていた。西川座長が仰ったのは、藤沢やなぎ小唄である。デビューしたての島倉千代子が、村田英雄、五月みどりとのカップリングで藤沢ばやしというのがあった。

 藤沢にヨットが来た。その時のご当地テーマソングである。

 

■座長

 それをコロムビア・レコードで出された。考えられない。島倉千代子さんが歌って、村田英雄さんと五月みどりさんのデュエットである。同じレコードになっているとはありえない。

 

■平澤委員

 オリンピックは今ではだいぶエンターテインメントになってきたけれども、日本は当時からそのような試みをしてきていた。

 

■座長

 それは楽曲があるので、復活させようという話が藤沢の中で盛り上がってきている。

 

■平澤委員

 今風にリミックスするとか。

 

■座長

 そういうのを平澤委員、ぜひお願いしたい。

 長倉委員、どうか。

 

■長倉委員

東京オリンピックがそういう時代だったということを改めて感じている。

実は、今年の4月から大さん橋、横浜市から指定管理を受けて、すべてではないけれど、神奈川新聞社の方がジェニックベンチャーを受けてやっている。

いま外国船籍が年間150隻ぐらい入ってきている。残念なことに、去年から日本で3番目に落ちている。1番が福岡で、2番が長崎、3番が横浜。これまで横浜が首位だった。

何を言いたいかというと、中国のバク買いが福岡や長崎にガンガン入っているということである。いまだにヨーロッパの方は横浜が主軸らしいが。

先ほど話に出ていたけれども、まだ箱根とか、鎌倉の方はいいけれども、目的が京都などになると、横浜があくまで玄関口で、そこからポンポンと外に出てしまうと、どうやって、それを食い止めるか。神奈川県内の中で楽しんでいただくことが必要になる。

前回も知事がこの場で、川崎の黒川でしたでしょうか。すごくいいところがあると仰っていた。実は私もまだしっかりと見ていなくて、行かなければならないと思っているが、まだまだそのような場所がたくさんある。そういうところを掘り出さないといけないし、そういうところで活動している人たちを掘り出す必要がある。

例えば外国人向けにワークショップを行っている。炭焼きなどを体験できる。そういうことがあり、それらをうまく連動させていくと先ほどのシティプロモーションにつながっていくのではないか。

せっかく海外の方が神奈川に来ている。年々、2009年、2010年に向けて増えている。2019年、2020年のときはホテルが埋まって足りないため、大型客船がホテルになる。横浜の各埠頭について、そこを基点に海外の方が動き回ると言われている。

それをいかに牽引するか、魅力を考えなければいけない。

 

■座長

ありがとうございます。

今のお話、神奈川県内で外国船が150隻というのはすごい話である。

神奈川県内で楽しんでいただくということについて東委員、いかがか。

 

■長倉委員

実働は100日のようである。大さん橋の両面に着く。

 

■座長

それは、ぜひ、神奈川に滞留するように工夫していただきたい。

 

■東委員

ミスインターナショナルの方が5人だけであるが、一日横浜を見たいということで、時間が限られた中で、どこに連れて行こうかを考えたときに、大さん橋に連れて行ったところ、すごく喜んでいた。

神奈川のどこがよかったかを尋ねると、箱根のロープウェイ、黒卵、そこが一番良かったと、みんな言っていた。

であるから、横浜からそういうところへ行く時に、夜などは何かエンターテインメント的な体験イベントがあるといい。今回、「本当に楽しませてあげたいな」と思ったときに、実際にどこへ連れて行けばよいか、なかなかピンとくる場所がなかった。

IRがこれからどうなるかという状況の中で、横浜などに、若い女性が集まってくるけれども、受け入れ側としてもしっかりとしなければいけない。

西川座長のご友人で学校を作られている方もいらっしゃるけれども、どういう風に楽しむのかということを考える必要がある。カジノを楽しむのか。

どんどんエンターテインメントとして、そのようなイベント的な展開をしていくのもひとつである。

そこで、食事をして、カジノを楽しむハウツーをレクチャーするなどを行うと、複合的なものができてくるのではないか。可能性はある。

 

■座長

そう。やはりIRもカジノだけではダメというのが皆さんの認識である。

シンガポールも、あるいは、ラスベガス、バーデン・バーデンやモナコもそうである。

 

■眞野委員

私、ラスベガスで行ったことがあるが、一回も博打場に入ったことがない。

 

■座長

なるほど。

 

■眞野委員

(東委員のハウツーの話を受けて)仕事で現地を見に行くことがあるけれども、どうすれば賭けられるかが分からないために、周りを見ているだけで一度もやったことがない。

 

■平澤委員

そういうのは、やはり、エンターテインメントになる。

 

■眞野委員

一日中やっていても飽きない。

 

■座長

シルク・ドゥ・ソレイユも、もともとはカナダであるけれども、ラスベガスがベースになる。

 

■眞野委員

シルク・ドゥ・ソレイユで演出したことがある演出家がKAATで2回公演している。本当にものすごく素晴らしい演出家である。ショーそのものがすごく良くできている。ものすごい。

だから、IRができて、KAATの手前にいくつか施設が並んで、繋がってくると、とてもいい。

 

■座長

御意見いただきたい事項が3つあるけれども、みなさん、どうか。

やはり、人を発掘していく話、エンターテインメントは人が作るものである。

ピコ太郎さんの事例もインスタグラムからスタートしたけれども、youtubeで世界的になった。ジャスティン・ビーバーさんが、「my favorite」と書いたことから爆発的にヒットし、ビルボードでは「上を向いて歩こう」以来のランクインになったわけである。

ニューヨークのアポロ・シアターなど、そのような舞台で常に何かをやっているといい。

一時期、本牧にアポロ・シアターができたけれども、かなり昔の話である。

 

■本多委員

 30年ぐらい前になるか。

 

■座長

 アポロ・シアターができて、色々ステージをやっていた。

 アポロ・シアターはいつでもオーディションをやっていて、良い人がいればすぐにでもステージにあげてしまっていた。

 そういう才能を発掘するような、スターシステムがあるし、ラスベガスには、そういう異才を発掘するような場もある。KAATでも毎日オーディションをやっているのか。

 

■眞野委員

 オーディションの数はかなり多い。

 たいがいのお芝居に関しては、ある役柄をフルオーディションでやっている。

すごいときにはものすごい数がくる。

 

■座長

 真面目なこと、ハイカルチャーなことも大事であるが、杉本さん仰っていたように、例えば遊び感覚で友達を連れてやってきてもらう。ステージにあがってパフォーマンスをやってみたら面白いということになる。そういう軽いノリの部分もやった方がいい。

 

■杉本委員

 今日、気づきましたが、マグカルがやろうとしていることは、わりと日本のエンターテイメント文化の中でも革命的に、すごいことをやろうとしている。

 例えば、ナイトクラブのこともそうである。地域で、先ほど白井委員が仰っていた、現地に行って何かをする。そこでバックバンドをやってみようとか。昔、バンドをやっていたからと。ライブハウスもあり、劇もあり、インバウンドもあり、やろうとしていることが形になったとしたら、それが1つの文化としてできあがるとしたら、けっこう革命である。それができている所は当然、どこにもないし、もしかしたらラスベガスとか出してみたら、特殊なところになりうる可能性を秘めた会議をずっとやっていると思う。

 もしかしたら目標が高すぎるのか。

 

■座長

 目標は高い。東洋のブロードウェイである。

 

■杉本委員

 眞野委員が言われたように、シルク・ドゥ・ソレイユの例がある。

行政と我々、民間のやることであるとすると、県は場所を提供していただいて、リスクテイクは民間がするというのは、本来の話ではないか。ラスベガスの成り立ちなどもすべて含めてそのように考える。

 場所は県なり、市なり、神奈川県内の自治体の方たちにご用意いただいて、それを我々が何かできることを考えて、商売していくということがドッキングしない限り、大きくならない。

 私が10年間困っているのは、10万人規模のコンサートができない。10万人入れられる場所がない。

 私たちが一番最後に行ったのは、L’Arc en Cielというグループのお台場のライブを、10万人ずつ入れて、20万人入れた。そのときも地域の方々との調整が大変ではあった。

 

 

■座長

 場所は、ひたちなか海浜公園であったか。

 

■杉本委員

 あそこはぜんぜんキャパシティがない。

 もしかしたら、神奈川県として10万人を入れられる場所があれば、ローリング・ストーンズをそこに誘致するということももしかしたら可能かもしれない。

 当然、東京にはないだろう。コンテンツがありながら、会場もあって、遊園地もあって、ということであるとすごく画期的なことかと思う。

 

■座長

 10万人が入るベニューと言えば、日本では難しい。

 

■平澤委員

 それは過去に知事にも相談したことがある。

 場所は、すごく重要な問題で、これだけフィギュアスケートが流行っているのに、常設で1万人の人が入る小屋がない。

みんな、普通には体育館のように見えるリンクで氷を張ってやっている。

だからテレビに映るときはなぜかおかしい。パイプ椅子が、会場の上にいきなり置いてある。カナダとかであれば、すり鉢状になっていて、使わないときは自動的に下から出てくる。

 ライブコンサートのときは、そのような場所がない。そういう話があったので、神奈川県でそういうことを誘致できる場所はないかと聞いていた。結局そのままになっている。

 神奈川県、東神奈川にスケートリンクがある。あれは、国際標準であるが全方位の、客席が取れない。

 

■長倉委員

 国際大会のときは長さが60メートル必要である。幅は40メートル必要になる。アイスショーはそこに席を置いてしまうので、長さが40メートルぐらいに狭まってしまう。横も30メートルぐらいで砂被り席的に氷の上にパイプイスを置いている。

今仰っていたカナダや北米の方は会場を作るときに初めから、リンクありきである。

空調も逆に冷えていて、何も使わないときは氷の上に床がせり出してくる。だから半分スケートで遊んでいる子がいて、半分が卓球で遊んでいる子がいるような感じである。

 要は空調の心配もいらない、氷が一番、荷重があるから、リンクありきで作ってしまった方が実はいいと言われている。

 

■杉本委員

 今からベニューを作るというのは、今は難しい話である。スペースさえあればよい。

それが何かの理由で民間が借りられない。その何かの理由で、というものが理不尽な理由であることがある。

関空の敷地内でイベントをやろうとしたことがあり、あそこは30万人3日間行い、100万人を入れようということで1回具体的に計画を立てた。

 1つだけ問題があったのが、渡り鳥が飛んできて、卵を産む場所であり、野鳥の会から「絶対それはダメだ」と反対された。理由はそれだけである。巣を移動できないかなどのご提案を県の方々に聞くような場も設けたけれども、そのような場に入り込むのが手間がかかる、ダメなものはダメと言われてしまった。

実際には、関西で見たかぎりスペースは、そこにしかなくて、導線の問題も色々あったけれども、もし実現したとしたらそのくらいの規模間でコンサートができたかもしれない。

結局はできなかった。

 

■長倉委員

 瑞穂埠頭という広大な土地があった。あそこは東神奈川から行ける。輸送計画上は問題なかったのではないか。

 

■杉本委員

 それはどこがもっている土地か。

 

■長倉委員

 米軍基地である。

 ただ、一時、THE ALFEEなども公演されていた。プリンセス プリンセスなど、何グループかが上演して、10万人まで入るかどうかである。

 

■座長

 様々なご意見いただいた。鈴木委員どうか。

 

■鈴木委員

 地域とコンテンツのところで、発言する。

 前回、私、県内いろいろなところで事業が展開できるのではないかと発言したわけであるけれども、杉本委員の仰ることもそうであるが、神奈川県は色々な場所をもっている。

例えば、大きな公園もたくさんある。

そういうところでイベントができるか、そういう形で、そういうイベントを生んでいく可能性があるのではないか。

宮ケ瀬湖にはすごく大きなところがあるけれども、あれは県の財団が運営している。

若者はコンサートに行かずにフェスにいく。フェスに言って、一日中、食事をしたりして遊んでいる。

神奈川県の食など、プロモートできることがある。

海岸は最近厳しくなっているが、ビーチイベントももっとできていいだろう。

三浦で廃校を使ってのイベントがあった。色んな可能性があるのではないか。

県内のユニークベニューがたくさんある。古い建物とかそういうのを自由にしていくというのは1つの方向性としてある。

 

■杉本委員

 音楽イベントができる場所がある。音の問題はあるが、いろいろなイベントができる。

 

■島田委員

 マグカルのホームページを見ていて、施設一覧を県南、県北、県西まで全部みてきた。すごく立派な施設がかなりある。しかし画としてはキレイであるが、一体そこで何が行われているのか全然見えなくて、それが知りたい。

そういったときに例えば、神奈川県の状況は、まったく分からないけれども、県内の各首長が中心になって、リーダーシップをとって進めるといいのではないか。

いまは、どちらかといえば、地方から離れている印象がある。誤解かもしれないが、おそらくリーダーシップを取りにくいところがあるのかもしれない。

1つ、マグカルの市長会を設けてもいいのではないか。そうすれば、自分たちの得意な部分、施設であったり、演劇であったり、音楽であったり、自分たちのところから出していこうというネットワークを作ったほうが良い。

 

■眞野委員

 仰るとおりで、私たちもいろいろなところへ出かけていく。

山の中であり、遠い。東京へ出るよりも遠い。みなさん、それぞれのところであの立派な施設を持て余している。持て余しているが、それでも、何とかしなければということで、一生懸命に知恵を働かせてやっている。

そこで僕らが何をできるか。そこで展開したいことは何か?ということを、御用聞きではないけれども、一番良い状態で展開されるためには、どういう環境が必要なのかを聞いている。地域の皆さんは、ものすごく一生懸命にやっている。

一生懸命にやっている人が、これからも一生懸命にやれるような状態を用意できれば、たった一個の劇場ではあるけれども、スタッフには学芸者や、パラリンピックの関係で福祉の担当をさせている者もいる。うまく活用できればと思う。

茅ヶ崎や、平塚、二宮など頑張っているところが多い。みんなが頑張れる場所、特殊な地域が自分たちの魅力を再発見できて、シティセールスしやすいように手伝いたい。

 

■座長

 シティセールス、シティプロモ―ションと連動してやっていくことが良いかもしれない。

県から各市町村にマグカルを作ることを提案すると、では予算は県が用意してくれるのかという話になりがちである。各市町村が既に行っているシティセールスをつなげていくという形にして、それを県で発信していくという流れにするのが良い。

 発信のためにも、結局はコンテンツをつなげていくことである。いろいろなヒントがあった。インバウンドの部分でも、横浜にたくさんの船が入港しているということや、横浜市での調査と連動していくなど。

横浜市から、横浜市の取り組んでいる事業についてお伺いしたい。

 

■小林氏(横浜市文化観光局長 代理)

 横浜魅力づくり室では、横浜市のシティプロモーションを担っている。

市のプロモーションとなると、結局はブランディングということで、「緑」や、「子育て」など非常に幅広い分野となる。今は、街のにぎわいを作り、経済を活性化するということに重点的に取り組んでいる。

 まずは、横浜がどういう都市であるのか、自ら知らなければいけないため、調査・分析事業を毎年やっており、KAATや県民ホールなど、主要な施設・イベントの認知度や来訪率の等の調査を、日本全国を対象に実施している。また、人がどのように動いているのかを知るために、ビックデータの活用もしている。。

調査結果において、想定と違ったのは、東京から箱根、湘南、鎌倉、横浜、それぞれワンウェイの方が非常に多い。若干、鎌倉から横浜という動きもある。せっかく来ていただけるのであれば、県内全体のパイを増やしていく形で、横浜を含め、周遊箇所を増やしていければ、お金も使ってもらえるのではないかと考えている。

 

■座長

 例えば、船が着いたとき、横浜だけでなく、さまざまな町のマスコットキャラクターがきたり、小田原であれば太鼓で出迎えるなど、シティプロモーションを連動させて、そのコンテンツをfacebook等でアップできると良い。

みなさん、自分の街のことには興味がある。大学でも魅力発信をやっている。商工会も連合会に声をかけて繋げていくと良いのではないか。

 

■知事

 貴重なお時間の中、様々な御意見を頂きありがとうございました。

シティプロモーションの事など、色々なヒントも頂いた。島田委員が仰っていた、横浜からの矢印よりも、外からこちらにというのはその通りだと思う。横浜はむしろショーウインドウのような形で、そこに来ると色々なものが見られる。そういう流れを作っていきたい。

ただ、みなさまからマグカルが進んできたとお褒めの言葉を頂いたが、私自身は過分な言葉をいただき過ぎたと感じている。私自身は焦っているというか、このペースで大丈夫かと思っているところがある。まだ点しか見えてこない。

資料の作り方も、どうしてこのような作り方をするのかと感じている。

マグカルでコンテンツをどんどん固めて作っていこうということで、例えば白井晃さんにKAATで芸術監督として、オリジナルのものを作っていただき、そのコンテンツがたまってきている。

本来であれば様々なところでやりたいというのを、神奈川に留めておいてくれている。神奈川で、横浜で、KAATでずっとやり続ける。留め置きのマグネットとしてコンテンツを出さないでくれと頼んでいる。ラサールさんが「HEAD’S UP」を作ってくれて、素晴らしいものになった。KAATで錦織さんが作ってくれた、横浜っぽいミュージカルも磨き甲斐がある。宝塚も今回、門外不出のワークショップから始まり、4回の公演もあり、来年は四季を6ヶ月間抑えるということもありながら、どこにも書かない。この整理の仕方に納得していない。

まさに役人の書き方であり、どう見えるかを、書かないといけないのに全然書かない。このイライラ感ばかりが募る。

ブロードウェイを目指している。外国から来る人が「ここに来たい」と選ぶものを作ろうとしている中で、形ばかり外からやっている。私の感覚が間違っているのかとも感じたが、皆さんが革命的なことが起こる気がするとの意見をいただき、厳しく磨き上げていただきたい。

 最後に、「ともに生きる社会 神奈川憲章」について、相模原の津久井やまゆり園で残念な事件が起きた。障害者がいなくなればいいという強行であった。ともに生きる社会を目指す神奈川の動きは一歩も後退してはならない。この悲しみを力にして前進していこうという憲章をまとめた。この憲章に合わせた形の共生フェスタも行う。これから作っていくコンテンツの中を考える際に、こういったものと連動もあるのかということも1つのヒントとして考えていただければと思う。

 

■座長

神奈川知事から大変な依頼がありましたけれども、色々な方がいるのが神奈川である。共に生きる神奈川。いろいろな方が居る、色文化もいろいろあり、地域もいろいろある。そんなふうに思えるマグカルにしていければと思う。

 

                            以上 

会議資料

資料1 マグカル事業の取組み  [PDFファイル/638KB]

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神奈川県

このページの所管所属は 国際文化観光局 文化課 です。