定例記者会見(2017年3月21日)結果概要

掲載日:2017年3月23日

発表事項

東京2020大会に係る役割分担・費用負担について

 発表項目に入る前に、一言申し上げたいと思います。
 東京2020大会の江の島におけるセーリング競技開催に係る役割分担・費用負担についてです。
 昨年12月26日、都外の競技会場を有する自治体が役割分担・費用負担について、組織委員会、東京都、国に対して要請活動を行った際に、小池知事は年度内に負担の大枠を決めたいと明言されました。
 さらに、小池知事は都議会において、仮設施設整備費について、他の自治体が所有する施設を含め、都が負担することを排除せず検討するとの考えを示されたところであります。
 しかし、その後、運営費も含めた役割分担・費用負担について、東京都や組織委員会からは、今後の見通しを含めいまだに何のお話もありません。
 セーリング競技は他の競技と異なり、2年前にもプレプレ大会が開かれることから、大会の開催に向けた準備は待ったなしの状況です。
 お約束の年度末まで、あと10日となりました。本県としては、1日も早く結論を示していただくことを強く期待しているところであります。

共生フェスタ(仮称)について

 共生フェスタ(仮称)についてであります。
 本日、午前中に第2回目となる共生フェスタ(仮称)実行委員会が開催され、その中で開催日、開催場所を決定したとの報告がありましたので、お知らせいたします。
 まず開催日ですが、10月21日土曜日、22日日曜日の2日間、会場は赤レンガパーク及び赤レンガ倉庫二棟間広場であります。
 当日は、同時に赤レンガ倉庫二棟間広場において「東京湾大感謝際」というイベントが開催されるとのことでありまして、同時に開催することで、より多くの来場者が見込めるのではないかと期待をしております。

湘南ゴールド「和風」スイーツフェア2017を開催します!

 それでは、次です。湘南ゴールド「和風」スイーツフェア2017の開催についてです。
 私の横に置かれておりますこれが、旬を迎えている湘南ゴールドです。県、関係市町及び生産者団体で構成する湘南ゴールド振興協議会では、湘南ゴールドの生産地である県西地域の和菓子店、洋菓子店、ホテルなど8店舗で、湘南ゴールド「和風」スイーツフェア2017を開催いたします。
 湘南ゴールドは、神奈川県農業技術センターが12年の歳月をかけ開発した、かながわオリジナルのかんきつでありまして、かながわブランドに登録されております。上品な甘さとさわやかな香りが特徴です。
 これまで洋菓子の加工によく使われてきた湘南ゴールドですが、今回のフェアにより和菓子などへの用途が広がり、さらなる認知度の向上と県西地域の活性化につながればと期待をしております。記者発表資料に添付いたしましたリーフレットには、今回のフェアに参加いただく店舗や販売される商品が掲載されております。
  どのお店でも趣向を凝らした商品が、今月下旬から順次販売されますので、県西地域にお立ち寄りの際には、ぜひお楽しみいただきたいと思います。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前送付した資料のとおりです。

質疑

東京2020大会に係る費用負担・役割分担について

記者: 知事、冒頭にありました五輪についてですけれども、これは、これまでに数回、作業チームとしての会合もあったかと思いますが、その作業チームの会合の次回の予定などはまだないという、そういう理解でよろしいでしょうか。

知事: 作業チームについては、これまで仮設施設とか輸送、セキュリティなどの内容や予算について、情報共有や意見交換を行ってきたのですけれども、費用負担・役割分担の議論は行われておりません。この後ですけれども、今後、この作業チームでは、さらに論点を掘り下げるとともに、関係自治体等連絡協議会幹事会にどのように報告するのか議論するため、第4回の作業チームを開催する予定ではありますけれども、開催日は未定であります。

記者: それと知事、冒頭にありましたとおり、今度、1カ月というか数週間、何の進展も無いように見えて、ちょっと議論が停滞しているのかなという受け止めを持っていたんですけれども、その点について改めて知事のお考えと言いますか、この数週間、1カ月間の動きについて、今一度、ちょっと、お考えをお話しいただけますか。

知事: 私は前から、本当に時間がないということをずっと申し上げてきた。だから早く結論を出してくれと言ってきました。ただ、小池知事が直接、年度内には結論を出しますと言ってくださったので、本当に一刻も早くという思いではありますけれども、年度末まで待っているという状況であります。
 ただ、年度末と言っても、あとわずかしかないところまで来て、いまだに何の反応もないです。このまま年度末、これを越えられてしまうと本当にプレプレ大会も危機的な状況に陥るということで、あえてきょう、申し上げたということであります。

記者: もし、これが年度末を越えても状況が変わらなかった場合、知事としてはどのように今後アクションしていくというお考えですか。

知事: そのような事態にならないように、小池知事には誠実に対応していただきたいと思っていますが、万が一、年度末までに結論が出されなかった場合は、都外の競技会場を有する自治体とも連携しながら、しかるべき対応を講じてまいりたいと考えております。

記者: それこそ、年末に行った要請のような、他自治体と連携して働きかけていくことを想定しているということですか。

知事: そうです。他の自治体の皆さんの前で、小池知事が直接、年度内に結論を出したいとおっしゃってくださったので、その約束が果たされない場合には、同じように競技会場を有する県と一緒になって、しかるべき対応を講じてまいりたい。内容についてはまだ協議もしていませんから、分かりませんけれども、現時点では、一緒に連携していきたいと思っています。

記者: 今の件で、1点だけ確認なんですが、今冒頭のご発言で、期待をしているというお話でしたけれども、具体的に、例えば、小池知事に電話なり、何なりで、もう一度、意思をご確認されるとか、そのようなご予定というのは現時点ではない。

知事: 公式の場でおっしゃったお話でありますから、それは公式な構えで待っているということです、基本は。電話してどうなっているのですかと言うのは、それは簡単ではありますけれども、しかし、そういう問題ではなくて公式な話としてのやりとりでありますから、それをしっかりと約束どおり果たしてほしいということだと思います。

共生フェスタ(仮称)について

記者: もう1つ冒頭ご発言のありました共生フェスタ、やまゆり事件を受けた取組みとしての共生フェスタの件なんですけれども、先週末の厚生常任委員会、県議会の方で、この件また審議されまして、その中で陳情が2件ほど全会一致で了承されています。その内容としては、共生フェスタについては、当事者の意見が反映されないままであることが非常に遺憾であると。原点に立ち戻って議論をやり直してほしいというような趣旨だというふうに承知しているのですけれども、この陳情が了承されたということについて、どのようなご見解をお持ちなのかということと、今後その共生フェスタ(仮称)ですけれども、これを具現化していく中で、どのような形で進めていくべきかとお考えになっているのか、この点をちょっと確認させてください。

知事: 前から申し上げているとおり、共生フェスタを実行し、実際に実施していく上で、非常に大事なことはプロセスだと申し上げてきました。その中で、共生フェスタ(仮称)ではありますけれども、共生というのは、ともに生きるということですから、その理念を体現するような、その思いが広がるようなイベントを考えるということでありますから、そのつくるプロセスにおいても、できるだけ多くの皆さんの声を聞きながら一緒につくっていくと。そのイベントをつくっていくプロセスそのものが、まさに共生ということをみんなで実感し合える、そのような形にしていきたい。それは前から申し上げていることでありまして、それが、一部の人間だけで勝手に決められたなどと言われるのは、それは少し違うのではないのかと思います。
 また、そのように今の段階でも誤解されているとするならば、それを修正しながらしっかりとプロセスを大事にしながら、本番に向かって進んでいきたい、そのように思うところです。

動物保護センターの建て替えについて

記者: それともう1つだけ、動物保護センターの関係なんですが、先般の予算委員会で知事が、事業規模といいますか、建物の建設に掛かる費用の関係で、9月には県費充当額の見立てと言いますか、寄附の見通しを明らかにされて、11月にはもう少しかちっとしたものをというようなお話でしたが、この間の厚生常任委員会の中では、6月に少し前倒しして、寄附の見通し、裏返すと県費投入額ということだと思うんですけれども、そこらへんを示すというような趣旨の話があったように受け止めているんですけれども、そこらへんを整理して、今後当面どのような形で進めていくことになるのかという部分について、もう一度ご説明をいただきたいんですけれども。

知事: 平成29年6月の議会で、計画内容および図面と合わせて、その時点での寄附の見込額、これをお示しし、議会との議論を経て、入札等契約手続きを進めてまいります。
 そして9月の議会で、今後の寄附額の見通しなどについて明らかにいたします。そして11月の議会、ここでは、改めて今後の寄附額の見込みと、県費の充当額を示し、併せて契約に関する議案、これをここで提出する予定にしております。

記者: 6月の時点では、その県費投入額の規模というのがある程度ここの中で、示すご予定という形になるのでしょうか。

知事: 寄附の見込み額をお示しすると、当然引き算をすれば、県費の大体の、その時点での形は見えるとは思いますけれども、その時点で固定するわけではなくて、大体どのようなものをつくるのかといったこと、図面とか計画内容、これをお示しして、議会との議論を経て、入札等の契約手続きを進めていくということです。

記者: この寄附の見込み額というのは、いつまでの寄附。最終31年4月までの部分を、全て見込み額を出すということでよろしいですか。

知事: そうです。

共生フェスタ(仮称)について

記者: 共生フェスタの関係なんですけれども、先週末の同じ厚生常任委員会で、2年目の共生フェスタの予算については、1年目のフェスタを実施して、検証ができるまで執行しないという県の答弁があったんですけれども、県議会の指摘をどのように受け止めて、その決断に至ったのかということを教えてください。

知事: 一連のいろんな議論を聞いていても、やはり共生フェスタ(仮称)と今は申し上げていますけれども、具体的にどのようなものになるのかといったこと。これは実は、誰にも分かっていないわけであります。みんなそれぞれ思惑が違うというかイメージが違う中で議論しているわけですから、今年やる部分もまだ分からないのに、その次の話をするのは少し待ってくれというのは、今としてはやむを得ないと思います。
 ですから、今年しっかりとしたものをつくり上げて、もっとこのような形で進めていくべきだという次のステージに入ることについては、なるほどそうだなと納得した次第です。

記者: 県側の説明の中では、2年目のフェスタを行うにあたっても、会場を押さえる都合上なので、より早く予算に計上したいということだったのですけれども、そのへんの何か影響とか考えられることってありますでしょうか。

知事: それは影響がないように工夫していきたいと思います。当然こういうものは連続してやっていこうとすると、前にお金が掛かってくるのです。ですから、それに対してどう対応するかということ、これは知恵を絞っていきたいと思っています。

記者: 共生フェスタ(仮称)の件で、先程プロセスを大事にしたいと、みんなでつくり上げていくプロセスを大事にしたいとお話しで、既に一部批判が出ていますけれども、実行委員会のメンバーに障がい者の方とか、障がい者団体の方を含めなかった理由について改めて教えていただけますか。

知事: 含めなかったというよりは、できるだけ多くの皆さんのご意見をお伺いしたいという姿勢には全然変わりはないです。これからそういう形での皆さんの意見を聞くという、みんなでつくり上げるという形を今の実行委員会のメンバーの皆さんと共につくっていこうと思うし、実行委員会のメンバーをもう少し拡大するということになるならば、それは全然やぶさかではないと考えています。

記者: 批判を受けてワーキンググループというものをつくって、そこで団体の方とか障がい者当事者の方にご意見を伺うと聞いておりますけれども、やっぱり障がい者施設で起きた事件を受けたものなので、実行委員会の中にそういう障がい者の方もしくは団体の方っていうのが入っているのが普通かなとはたから見られていると思うんですけれども、そこは最初そうなさらなかったっていうのは何か特別な理由があったというわけではないのでしょうか。 

知事: 特に理由はないです。要するにどういったものをつくり上げるかといったことが一番大事なことでありますし、障がい者団体の皆さんの意見を無視してつくるなどということは全く考えていないわけでありますから、どういう形でご参加いただけるかということはいろんな形があると思いますけれども、そこに特別な意図はありません。

記者: 今後、実行委員会を拡大するということも今は考えていらっしゃるというお話だったと思うんですけども、検討されるということなのでしょうか。

知事: それは十分あり得ると思います。

東京2020大会に係る費用負担・役割分担について

記者: 五輪の話に戻らさせていただきたいのですけれども、80億円分の予算を求めていらっしゃると思いますが、待ったなしの状況ということですが、都の方針が決まる前に神奈川県としてその暫定的な予算を組んで、事業を前倒し発注するみたいなお考えはありますか。

知事: 今のところは考えていないです。

記者: 年度末までに決まらないとしても、あくまでも都の姿勢を待つということでよろしいでしょうか。

知事: それは年度末に答えが出るものだと私は思っています。お約束ですから。皆さんお分かりだと思いますけれども、誤解されては困るのは、神奈川県は一切オリンピックに対してお金を出さないのか、全部その組織委員会等に出せと言っているのか、そう思われては全然違う話でありまして、神奈川県はもともとのお約束、つまり恒久的な施設、オリンピックが終わっても使える施設に関して、これは独自の負担で既につくり始めていますから、この部分の費用負担を自分たちでやっているわけです。そこのところだけはぜひご理解をいただきたいと思います。

記者: 現状で待ったなしの状況であるんであれば、少しでも前に進めるというオプションを付けていかなければいけないと思うんですけれども、そこについてはいかがですか。 

知事: 具体の作業の時間的な問題とか、どの時点までがタイムリミットなのかとか、そういったことを全部総合的に判断しなければいけませんから、今の時点で、これが過ぎたらもう出来なくなる、そこまでの話はまだ聞いていません。精査してくると、そういった話も出てくると思います。今の時点では、まだ3月末まで時間がありますから、そこまでは待っているということです。 

記者: 現時点で想定されているタイムリミットというのはいつになるのでしょうか。

知事: 3月末です。

米軍厚木基地の空母艦載機部隊の移駐について

記者: 別件なんですが、米海軍厚木基地の艦載機部隊のですね、移駐にも絡む話なんですが、FCLPの訓練先として、現在硫黄島でやっているものが鹿児島県の馬毛島というのが防衛省の方で候補に挙がってます。そこの鹿児島の地元の西之表市長選で、19日反対派の市長さんが当選されたということなんですけども、こういった訓練の移転先の自治体さんが、反対派の市長さんを選んだという民意についてどういうふうにお感じになられるのかということと、それから、そこが反対派が当選したことによって、当然その訓練場としての実現性というのはまた少し難しくなってくるとは思うんですけども、その辺りの今後の厚木の運用等に関わる影響も含めてどのようにお感じになられているかというところをお願いしたいんですけれども。

知事: 私の関心事というものは厚木基地の騒音を減らすというこの1点です。そのために前にやったような、夜間の離発着訓練といったもの、これをどこでやるか、われわれは恒久的にできるような場所というのは求めていますけれども、それが馬毛島であるかどうかというのは、これは国の判断の分野でありまして、われわれは馬毛島が良いとか悪いとかと言う立場にはないのです。
その中で住民の皆さんがそういうしかるべき判断をされたということは、それはもうそのとおり、われわれとしてはそういうことかと見ているしかないわけでありまして、われわれが厚木基地の騒音問題を減らすために、国はどういうことを考えてくださるのかといったことを、さらにお願いをしていきたい、期待をしていきたいというところです。

(以上)

神奈川県

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