マグカル・テーブル(第10回)会議結果

掲載日:2017年1月16日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

マグカル・テーブル

開催日時

平成28年5月23日(月曜日)17時30分から19時00分まで

開催場所

神奈川県新庁舎5階 第5会議室

(役職名)

出席者

黒岩祐治、東幾世、島田京子、杉本圭司、鈴木伸治、長倉勉、(座長)西川りゅうじん、中山こずゑ(代理:小林仁)、平澤創、本多初穂、眞野純、堀江信夫

次回開催予定日

平成28年12月

問い合わせ先

文化課マグカル推進グループ 酒井、田畠

電話番号 045-210-3806

ファックス番号 045-210-8840

フォームメール(以下をクリックすると、問い合わせフォームがご利用いただけます。)

県民局くらし県民部文化課のホームページ

下欄に掲載するもの

議事録

議事概要とした理由

審議(会議)経過

■知事

本日は、お忙しい中、マグカルテーブルにお集まりいただき、誠にありがとうございます。

今年度は、マグカルに新しい局長が誕生いたしました。ご指導のほどをよろしくお願いしたい。

 本日、偶然にも、劇団四季との共同プロジェクトについて発表したところである。

来年の3月から5ヶ月間にわたって、KAAT神奈川芸術劇場にて、劇団四季「オペラ座の怪人」をロングラン公演することになった。これは、眞野館長の英断である。ここに来られる方々は、当然、ミュージカルのことを好きで来られる。来られた際に、ほかに神奈川にはこんなことがあるということを伝えられるようにして、マグカルを大きく広げていきたい。

 また、劇団四季だけではなく、宝塚ともご縁ができました。いまKAATで次々と宝塚の公演をやっているところです。一昨日、宝塚の公演を観ましたけれども、98%が女性という状況でした。チケットはあっという間に完売ということで続いているようであります。そして、宝塚の歴史にとっては初めてという、門外不出のワークショップをKAATで行い、パフォーミングアーツの生徒さんたちがそれを受けるという歴史的な事業もできました。それから、このメンバーでもありますラサール石井さんのKAAT発のミュージカルですね。オリジナルミュージカル「HEADS UP!」も大変な好評をいただきまして、大成功を収めました。これをさらに展開していくことが可能になりました。

 それから、以前、劇王と言っていた短編演劇祭ですけれども、今年、かもめ短編演劇祭という形で行いました。その中で韓国から選ばれた劇団がチャンピオンになりまして、これもまた新たな可能性を感じさせてくれたと思っています。

 そういう形で、マグカル、おかげさまで少しずつ前に進んできた。2019年、ラグビーワールドカップの決勝戦が横浜であります。2020年のオリパラを目指して、これをさらに大きなプロジェクトにしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。皆様、ありがとうございます。

 

■事務局

 この会議につきましては原則公開となっておりまして傍聴の参加を認めております。本日1名の傍聴の方がおられますのでご了解いただきたい。

 次に県の人事異動に伴いまして、メンバーの変更がありまして、新しいメンバーをご紹介いたします。マグカル担当局長の堀江信夫です。

それでは、これ以降の進行については、座長を務めて頂いております西川りゅうじん様にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

■座長(西川氏)

皆さん、お忙しいところ、また、本日はお暑い中、お集まりいただきありがとうございます。先ほど黒岩知事からオペラ座の怪人のロングランが決定したとのことでしたが、これは館長を初めとする皆さんのおかげかと思います。マグカル・テーブルも第10回として、新年度が本日から始まるわけですけれども、神奈川県のオペラ座の怪人ではなくて、神奈川のカイジン、「カイ」とは「怪しい」という字ではなく、「快い」方ですけれども、快人でお願いします。ラサール石井さんにあやかって、HEADS UPして、ぜひ皆さんとともに、上を見ながら、進めていきたい。

マグカル、全国的にも注目を集めている。先週は、兵庫県の副知事が「マグカルをすごい注目しています」とおっしゃっていまして、先ほど、宝塚の話がありまして、宝塚市は兵庫県ですけれども、このマグカルの仕組み自体を兵庫県でも行ってもいいのではないかと、ちょうどこの港町、横浜と神戸を同じようにある県でもありますし、そしてまた、堀江局長も先ほど伺ったところ、京都のご出身ということで、私、母方が京都の出身ですけれども平澤委員も京都の出身、神奈川県は当然港町とともに、色んな方々と一緒に発展してきた町ですけれども、ぜひマグカルというものを全国世界に広げていくというのがコンセプトでもあります。兵庫県や京都府、福岡県、長崎県など色々なところと連動していけるといいのではないかなと思います。

それでは、議題に入らせていただきます。議題1、平成27年度マグカル事業の実績、そして、議題2が平成28年度のマグカル事業の展開について、2つ続けまして、この度、局長に就任いただきました堀江さんの方から説明をお願いします。

 

■マグカル担当局長

 議題1、議題2について資料に基づき説明。

 

■座長

 ありがとうございます。いま局長の方から27年度の実績の報告、28年度の事業展開をご説明いただきましたけれども、皆さんから昨年度、こういう点、もっとこうした方が良かったのではないか、あるいは新年度、こういった取り組みを考えている中で、こういったことを活かしたらいいのではないかという論点がありましたらいただきたいと思います。

マグカルドットネットの立ち上げの声をいただいた平澤さんお願いします。

 

■平澤氏

随分、年数が経って、素晴らしい実績が出始めていると思うのですけれども、1つ、オリパラという目標があると思うんですけれども、ロードマップとして具体的に長い時間ないので委員会回数が多いわけではない。いわゆるロードマップで今後何していくのかということを描いていった方が具体的な成果が出るのではないか。

 

■座長

そうですね。たしかに3年、5年でこのようにしていくというロードマップがあった方が、オリパラの後、3年後、5年後、10年後、こうなんだ。これを目指しましょうということです。

 

■平澤氏

当初、知事のすごいマグネットパワーで、バーッと立ち上がってきたわけですけれども、ここにきて、今申し上げましたけれども、何か具体的な目標が見えてきたので、下からの積み上げでどんどんやっていくだけでなく、導いていただくようなことにした方がいいのかなと思う

 

■知事

基本的に2019年ラグビーワールドカップをひとつの目標にしている。そこでマグカルだけではないけれども、外国から来られるお客さんに1,000通りのツアーを用意しようと言っています。ラグビーワールドカップというのは、私もロンドンの大会を見に行きましたけれども、世界中から大勢のお客さんが集まる超ビックイベントで、日産スタジアム72,000席がありますけれども、外国人と思う。

ラグビーを観覧する方は20日間程度滞在する。ラグビーの試合は毎日あるわけではない。横浜には、決勝戦のためにやってくる。それを逃すわけにはいかない。それで、1,000通りのツアーの中にマグカルの舞台、ステージといったものを全部、盛り込んで観てもらう。

2019年ですから、そんなに時間がない。その時に、マグカルのコンテンツとして、何通り用意できるかということですね。

それと国際観光戦略の中に位置付けたいという思いがある。それが1つのゴールというわけですね。今まで試行錯誤でやってきて間に合うものをリストアップしていく。そういう作業、オリパラでは、文化プログラムになってくる。これは政府の正式なものですけれども、そんな中にこういったものをどんどんラインナップしていく。これをもっと具体なロードマップに落とし込むことが必要である。

それとともに最近になって、東京都知事が東京ブロードウェイということを言い始めた。実はこれ、我々用心しなければいけないのは、今、東京の劇場がどんどん改修の工事に入ってきている。劇場が今は足りないということが続いているけれども、この工事が終わると東京の劇場が軒並み使える状態になる。ブロードウェイといったときに、東京の腕力をもってやってくるということは十分にあり得る話であり、そのとき、我々、地道にやってきたものがあとからやってきた東京に全部、かっさられていくというのは大変困る事態だ。我々が重視しているのは、ソフト優先、コンテンツ優先ということでやってきたわけですから、ある種の東京ブロードウェイ、やるならやるでいいけれども、東京ブロードウェイと言っているものとどこが違うのか、差別化ですよね。神奈川、横浜っぽいブロードウェイというものが何なのか。それに特化していくという作業、それぞれ、それがやっぱり必要なのかなと。そういったことを含めてロードマップに落としていくような作業が必要なのではないかなと思っています。

 

■座長

はい、平澤委員、そして黒岩知事、ありがとうございます。

皆さんからも色々、ご意見あろうかと思いますけれども、やはり私、委員の方々、色々な活動をされておりますので、それをもっとつなげていって発信をすると、フェイスブックやツイッターでつなげていくことで相当な影響力のある方も多いので、そういうところの活動をつなげていくということをまずはもっとやるべきと思います。

今、黒岩知事のお話しのとおり、やはり神奈川県は和と洋の出会いということだと思います。和の部分でも、東京は浅草の浅草寺が一番古いぐらいですので、その点、神奈川県は鎌倉もあれば、小田原城もありますので、例えば今度、堀江局長からのお話でもありましたとおり、小田原城で5月1日にリニューアルしたということで、実は私、小田原市の観光総合アドバイザーを務めておりまして、例えば県からも表彰いただきました風魔忍者を活かした観光振興というのも私が、2010年に提唱させていただいて、ゲームの世界で風魔忍者が若い人たちの中で有名になっているわけですから、伊賀、甲賀と並ぶものとなってきました。

他にもこの間、箱根が大変でしたので、黒岩知事にもロープウェイに乗っていただきましたが、ミスインターナショナルの世界大会の企画員も行っている、ミスインターナショナルにも小田原、箱根に行っていただきました。発信をしていただいたわけですけれども、皆さん、和と洋の部分に興味をもちます。そして、小田原城も初日の入館料と寄付金を、小田原市の加藤憲一市長が熊本氏の大西一史市長へお持ちいただいたのですけれども、それも私がおつなぎしました。そういうときに神奈川県というものはやっぱり、和の歴史というものを、その箱根という国際観光地、鎌倉ももちろんそうですけれども、横浜もそうですけれども、東京に負けるはずがない文化が蓄積しております。各委員、色んな活動をされておりますし、横浜市さんでも色んな取り組みをされている。それをどうつないでいくかの作業になるかと思います。なかなか、マグカルドットネットの事務局の方々だけの取材だけではそこまでできないものがあります。県庁の方もサポートしていただいて、委員の方々もお忙しいとは思いますけれども、「最近どうですか?」とどんどんプッシュしていただくことで色々つながるのではないかと思います。

 ぜひ、そういうところで2019を迎えればと思いますが、そのほか、どうでしょうか。

 

■鈴木氏

マグカルの取組も年々、成果を上げてきている面もありますけれども、ここにきて、先ほど平澤さんも仰られましたけれどもラグビーワールドカップとオリパラの文化プログラムというゴールが見えてきたわけですけれども、このときに国際観光戦略といったときに、外国人の方が体験して面白いとか、興味をもつものと、今までプロデュースしてきたものと若干の方向性が違う部分もあるということです。韓国招聘の中で、意識的にノンバーバル、言葉に頼らないコンテンツを作って、これを世界で打ち出すということやっているわけですけれども、いままでのマグカルでやってきた流れの中で、そういったものを作る可能性があるのかということ、これを質問の一つですね。

もう一つはパフォーミングアーツの中にも、神奈川県内、すごく良い環境があるわけですね。そういうものを活かすような仕掛けというものを、ものすごく大事だと思うのですけれども、やっぱり外国人の方の興味、かなり食文化の部分がある。今まで、マグカルの中でそのような幅広い意味でのカルチャー、食文化といったものを扱ってこなかったわけですけれども、やっぱりその体験というものを考えたときに、ある程度、扱うカルチャーの範囲というものを広げるのか、広げないのか、大きな選択である。

私は多様な資源が神奈川県にはあると思いますので、これを機会に文化的なプログラム以外ともう少し、それ以外の産業的なものをつなげていくチャンスではないかなと思います。ぜひそういったところも含めて、パフォーミングアーツ以外の、神奈川県の地の利ですね、東京はどう頑張ってもお店はあるが、食べるもの、産物というものはないですけれども、豊かな恵みがあるのは神奈川県の一つのアドバンテージだと思います。そういうものも同時に紹介していった方がいいと思います。

 

■座長

鈴木さんおっしゃる通りです。やはり、和食も世界遺産になりましたけれども、食というのは観光の最大の目玉でもありますし、黒岩知事がずっと東洋のブロードウェイと仰っていたわけですけれでも、パリのリロやムーランルージュでもそうですけれども、その後のアフターの部分での食とのマッチングや、お酒とか飲み物とかも含めたトータルなマリアージュな部分が一番の魅力ですから、例えばツアーのときに必ず、劇を見て食事をしたり、その前にもホワイエのところでいただいたりといったものが、トータルなカルチャーですのですごく大事なことではないかと思います。

どうでしょうか。色々ご意見でてきましたけれども、島田委員はいかがでしょうか。

 

■島田氏

本当にだいぶ点がつながってきた感じがしますが、その中でも特にリ・古典というテーマがありました。これこそ横浜市内ではなくて、広域の神奈川県を結ぶツールになるかと思います。私、今回の提案書の中で1つ欠けているとすれば、横浜市内におけるマグカル拠点での事業展開とありますが、これと同時に県のマップも作られた方が県民にとっても身近になると思います。やっぱり横浜市だけなのか。ということではなくて、小田原や鎌倉、色んなところに、リ・古典も含めて、食材についてもたくさんあるわけですから、そういう誇りを、マップを作ることによってもう少し取り上げた方がいいのではないかという気がいたしました。

 

■座長

ありがとうございます。各地、色んな取り組みをやってらっしゃいます。

例えば、山北町も今は御殿場線が通っていますけれども、昔は丹那トンネルができるまでは、東海道線が山北は通っていて、鉄道の機関車の町で、D52機関車が静態保存されていたのを50年ぶりに動かした。全国からものすごい人たちの鉄ちゃんが山北に集まっています。子どもたちも機関車好きなので、そういう風な部分も、キンタロウも足柄の方ですが、各地の動きを取り上げていく必要があります。そういった各地の色々な動きを取り上げていく必要がある。

ほかにどうでしょうか。色んな情報を発信している神奈川新聞社の長倉様からいかがでしょうか。

 

■長倉氏

お話を聞いていて、横浜市内だけでなく、県内全域でまだまだ使われていないようなものもあるでしょうし、先ほど小田原の観光協会の話がでましたけれども、県内各地に観光協会がありますので、観光協会との連携なんかも考えていかないといけない。

 

■座長

各地、本当に色んなお祭りもあります。藤沢の「遊行の盆」もどんどん盛り上がってきていて、いま、外国人の方もすごく多い。藤沢は、一遍上人の盆踊り発祥の地で、日本中の盆踊りを呼んでいる。盆踊りの見本市の状態になっている。そのようなものが各地にある。

 

■東氏

先ほど、知事も1,000通りのツアーと仰ったんですけれども、海外にいくと必ずホテルにツアーのデスクがある。様々なチケットを取ってくださったりするわけですけれども、日本はまだ、そこまで統一されていないのかなという気がしています。今後、2019、2020に向かっては、ホテルとの連携ですとか、食文化、中華街など面白いものがいっぱいあるということだけではなくて、小田原、箱根、鎌倉、県のマップをつくって、そういう発信をしていくというのも事前にどう発信していくか。トリップアドバイザーになるのか。アプリを使うなど、色々あると思いますけれども、どういう発信をしていくかということです。

また、参加型のスキヤキソングのプロジェクトもどういう形で作り上げていくかということをドキュメンタリー風に追っていくとか。そこらへんをどういうふうに仕掛けていくのかということが重要ではないかなと思います。

 

■座長

ぜひメイキングのところから追いかけていただきたい。ありがとうございます。

様々な活動を地域で取り組んでおられて、発信されている、本多さん、いかがでしょうか。

 

■本多氏

今週末にセントラルタウンフェスティバルY157がありまして、5団体でやっているのがやっと一緒になってきた感じです。それに比べると、マグカルは本当にスピードが速いと感じるぐらいです。ゆっくり温めてきて、やっとみんなで作りあげた。そのようなことも含めまして、山下公園ですとか、イベントがすごく多いです。黒岩知事が仰ったツアー、本当にバラエティーに富んだツアー、カルチャー、食、全部を合わせたものを用意できる。

最近、私どもの水源の地である道志村と、向こうの農産物を飲食店でお客様に出すことによって、道志村の自然を守っていこうという飲食店がございまして、そのようなものも見に行っていただく。色んな資源があるので1,000だけでは足りないのではないかと思うぐらいツアーができますので、どんどん充実させていけたら、ラグビー2019や東京オリンピック、すぐですので、できるところからそういうツアーを組んでいただいて、20日間、ぜひ神奈川県に縛ってどこにも行かせないような、おもしろいエリアにぜひなっていきたいと思っております。

 

■座長

英国は最初、大使館公邸は東京の江戸のお寺に作ったかと思いますけれども、だけどもおそらくラグビーを英国人がやったのは、横浜だと思います。その意味で2019年ラグビーも、文科省から協会に出向した西坂さんというお坊さんと友人ですけれども、皆さん、もともとは港町でやっていたのではないかという認識をされていらっしゃいますし、2020年の藤沢で、江の島で、セーリング競技もあります。

そういう意味では、2019、2020に向けてツアーを日本中、世界中で仕掛けをやってきた杉本委員はいかがですか。

 

■杉本氏

エンタメというものは、わざわざいってもいいところというのが基本かなと思っています。例えば先ほどインバウンドの話ですと、ロボットレストランとか、行かれた方は分かるかと思いますが、あのコンテンツでなぜこんなに混んでるのかと。

ほとんど95%の方が外国の方だと思いますけれども、コンテンツ力があるとそこに人は寄ってくる。ある意味で今我々がやっている活動というのは、内向きなものと外向きなものとがあると思います。今回、オペラ座の怪人みたいなものはどちらかというと外向きの、いわゆるわざわざ行ってもいいところという外向きの、コンテンツ力のあるものだと思うんですけれども、劇王みたいな、内向きのものと、混同されていてすごくいい。

やはり、さっき知事が言われたように、2019年に外国人が必ずここに立ち寄るという強力なコンテンツを作るとしたら、例えばカンヌとか、サウスバーサウスみたいな大きなイベントを我々の力で作ってみる。それには、育てる時間はないので、大きいものを一つやって、その下に育ててきたものをつなげていくようなことは今からでもできるのではないか。

一時期、知事に提案したけれども、例えば、アニメのイベントについて数万人の入客が見込める。それを誘致するためのプロジェクトを立ち上げ、2年、3年かけて取り組んでいく。それは横浜とは限らない、立地条件をやってみるのではないか。

コンテンツ力はすごく大事であるけれども、歴史的にすぐにできるものではないと思います。サウスバイにしても、カンヌにしても、イベント中は人が多くいるが、終わると誰もいなくなってしまう。これを合体させて成功させた所というのは、デューク、ハリウッド、ラスベガスなど、いくつかの街しかない。そこを目指すのは時間的にも足りない。

強烈な、コンテンツ力のある、パワーのあるものを持ちながらも、ロボットレストランみたいなものを今からやるというのは、インバウンドのお客さんに対しては、当然、インパクトがあるのではないかと思います。

 

■座長

 この間、平澤委員とご一緒に浅草を視察していたけれども、浅草、東京にきた外国人が殺到するのはやはり和です。結局、外国の方々は日本に和を求めてやってくる。

 例えば小田原の忍者とか、あるいは北条五大祭りとか、ものすごい外国人に人気である。鎌倉が何故人気かといえば和だからです。

 あるいは、和洋折衷でできてきたものには興味がある。ですから、先ほど、嶋田委員が仰っていたように、リ古典の部分こそ可能性があります。

それから、日本においては先ほど杉本委員が仰ったように、ロボットですよね。知事がこの間、発表されていましたさがみロボット産業特区で、手塚プロと一緒に素晴らしい映像を作られたと聞いておりますけれども、神奈川県はロボット産業の中心でもあります。それはやっぱり杉本さんが仰るように、ロボットが演じるとか、ロボットに関する何か、ロボットレストランというのは新宿にあり大人気でして外国人ばかりが訪れているところです。

 

■杉本氏

 あれを見ると、エンターテイメント性が低くても外国の方は来られるのだなというのを感じる。

 

■知事

 ロボットレストランというのは、給仕をロボットがやるのか。

 

■座長

 ロボットがショーをする。

 

■杉本氏

 言葉では表現できない。

 否定するわけではないけれども、日本のすべてを、忍者、ロボットというワンパッケージにして、簡単なドリンク食事ができて、お金を取るというものです。

 

 

■知事

 ショーが主体のものか。

 

■座長

 ショーというか、動き回ったり、光線とかで演出する。

 

■杉本氏

 あれを、西川座長が仰っていたロボットと言えるかどうかというと、着ぐるみに近いです。日本人が行くと、ひくと思います。

 

■知事

 ロボットではなくて、人間が入っているということ?

 

■杉本氏

 いえ、ただ、ロボットと言うかというと、我々が想像しているロボットではない。

 

■座長

 日本に対しての憧れというのはそういうところにあるのか。例えば、ハウステンボスで、HISの澤田さんが変なホテルという、全部、何もかもがロボットという、受付も全部ロボットというホテルができました。それもまたすごい人気です。特に外国人の方に。

 

■平澤氏

 あそこのハウステンボス歌劇団も毎回、全部満席です。学校までできました。

 

■座長

宝塚のOBの方々ですよね。

 

■平澤氏

そうですね。たくさんある中にあのようなものを作る。たくさんいらっしゃる中に何かを作るという考え方。杉本さんがおっしゃったこととは逆になるが、わざわざ見に行くというものを作ることもそうですし、たくさんいらっしゃる中に作るという、でないとじゃあ、面白いかどうかはさておき、ハウステンボス歌劇団をわざわざ東京から飛行機にのって見に行くかというと、私の仮説ですけれどもたぶんしないと思う。あそこはもう本当に人がいるところに作っている。そういうような方向感も考えた方がいいかな。どういうものをつくるのか。

観光庁のページを見たけれども、外国人の話が出たので、では一体、外国人は何をしに日本にきているか。そういうような調査も本当に冷静にされた方がいい。神奈川には何しにいらっしゃっているか。こういうのを見ると、全国、冷静にされた方が、とくに神奈川には何しにいらっしゃっているか。これを見ると全国の調査しかないが、見ると圧倒的に日本酒食、歴史、例えば風景であるとか。やはり、そっちが多い。そうすると、西川りゅうじんさんが仰られるように、非常に神奈川県内、歴史的なものが多い。やっぱりそっちに引っ張られるのではないか。一方、演劇で見ると、圧倒的に少なくなってしまう。その中身を見ると、能、狂言、歌舞伎、やはり和です。

 

■杉本氏

ちなみに、いま、ダイバーシティーという所で劇場をやっているけれども、そこで中国のインバウンドの人たちがものすごい数が来ていて、ショッピングセンター自体は大ブレイクしている。理由は簡単で、バスが50台、止められる。必ず観光コースの羽田、成田から来たバスがそこに泊まって、2時間の買い物をさせる。新しいものは別にないけれども、バスが止められる理由だけで、うまいところに目をつけた。視察していただけると分かるが、平日でもすごい人が、土日はとてもではないが、歩けるような状態ではない。ダイバーシティー、お台場です。ショッピングセンター。とにかく中国人しかいないけれども、その数は、信じられないくらいの袋をぶら下げて歩いているから、日本人がいると一目で分かる。

先ほど、エンタメが必要とお伝えしたが、そのレベルでも来る。

 

■座長

そういう、日本人がというよりは、日本に対して思う、その作る必要、あまり作り過ぎる必要はありませんけれども、やっぱり神奈川県には日本的な素晴らしい文化がありますし、地域もありますし、そして食もあります。

この間、黒岩知事もフェイスブックにアップされていましたが、古民家の集積している、おそらく日本一ではないでしょうか。名称は何といいましたでしょうか。

 

■知事

川崎の日本民家園です。

 

■座長

あのようなところで、エンターテイメントができると、本物の日光江戸村になりますから。日光江戸村や京都の太秦などはものすごい人気である。ただ、それは全部、フェイクです。ですから、本物を作れますから。鎌倉にしても、小田原にしても、町ごと日本の文化を残しているところもあります。

眞野委員、どうでしょうか。

 

■眞野氏

意識的にやっているわけではないが何故か、妙にハマっていく。実は、今日、劇団四季と、ようやく記者発表ができましたが、これ、この場で言えなかったが4年かかった。

あのような質の高い、例えばキャッツやファントムを最初に見た子は幸せだなという感じ方ですね。

資料を読んでいただければ分かると思いますが、先ほど、鈴木先生が仰ったように、ある一定期間、パフォーミングアーツに限らない色々なコンテンツを取り上げるべきかと思う。パフォーミングアーツが集中してくるところがある。これが、どういう結果になるか分からなかったが、劇団四季と交渉していると、そういうふうに、いまようやくその成果が出てきた。これが来年も違うコンテンツ、再来年も違うコンテンツで繋がっていければいいというふうには思っています。

それとは別に、まったく別の経路でベトナムと作品を作ろうと劇場がしていた。ところがそれをやっていると、実はベトナムフェスティバルという、どでかいフェスティバルを県庁の真横で、ドカーンとやっている。

 

■座長

 この間のインフィオラータのですね。

 

■眞野氏

そうです。ものスゴイ数の人が出て、そのときに私は傍らでチマチマとベトナムさんと交渉を重ねていたわけです。そして、今度はベトナムの国立劇場に行って、神奈川県にはベトナムの方がいっぱい住んでいます。ベトナムのフェスティバルみたいなのをやっている。そちらからコンテンツを賑やかしに出してくれないかと聞くと、「うちは公務員だから安いよ。」と言ってくれた。ただ、公務員のギャラではなく、他のものが高い。

局長にお願いして整理をしているところですが、神奈川芸術劇場の活動が、ひょんなことから県の施策と結びついちゃう。

それから、ここに書いてある中で、例えば植田景子さんを呼ばれた。植田景子さんを呼んでやる前から、宝塚は長くかかった。それこそ1年ぐらいをかけて。ようやく今年、2週間ほどの公演を4回ぐらいやっていただく。来年は劇団四季さんを入れて、調整がつくようにしたいと思っている。

Win-Winの関係に現状あるので、宝塚さんとの関係もうまくやっていきたい。実はこれも宝塚さんと交渉を進めている最中に植田景子さんがいらっしゃっるわけで、僕はとてもビックリで、今年の年末の公演は植田景子さんが演出される作品で、昨日か一昨日かアップされているかと思うが、植田さんはすごく気合が入っている。

 

■知事

ワークショップで取り上げたのはマノンというベトナムを舞台にしたミュージカル。そのワンシーンを実際に演じるのを植田さんが指導するという内容だった。

 

■眞野氏

それを今度は、本当に本格的な演劇でやられるということ。

先ほど以来、皆さまのお話の中にあるように、マグカルとラグビーのワールドカップとオリパラのプログラムを全部、重ねていかなければいけない。

それには色んなコンテンツが多様に展開されたうえで、その中の一つとしてパフォーミングアーツも取り扱われなければならない。ベトナムに行ってもそうだが、世界中で、日本語の歌を歌えるかというと、「上を向いて歩こう」を歌う。

 

■座長

ありがとうございます。毎年、さらにパワーアップしていただきたい。

黒岩知事の冒頭の話であったとおり、オリンピックも一つの国の連合ですし、それからラグビーも当然、開催地の国内連合がありますけれども、マグカルの都道府県のリーグというか、協議会というか、まずは横浜を中心に、そしてもちろん、のみならず、神奈川県内で色々あるように、兵庫県は宝塚がありますし、平澤さんが以前仰っていた博多座のある福岡県、長崎ハウステンボスも劇場がありますし、蝶々夫人も長崎が舞台ですけれども、そういう、ラグビーワールドカップと重なるように、そういう連携をした方が、国は、文科省とか文化庁はサポートしやすい。別にそれを狙うわけではありませんが、個別にただ呼ぶだけでなく、その分をずっと連携できれば、国もベトナムもこれだけつながりがあったり、台湾も今度つながりがあったりすると、それをずっとつながりをもっていけるような、継続する仕組みにできるといいのではないか。

台湾では日本大好き族のことを 哈日族という。要は日本を死ぬほど好きな方々を哈日族という。

哈日京子さんという漫画家が、台湾の漫画家が作った言葉ですけれども、そういう日本のコンテンツに対してものすごく関心をもっている。そういう向こうのどこかの自治体とつながりをもつとかどうでしょう。せっかく黒岩知事が世界中、つながりをもっていただいている。

 

■知事

国際化という中で、どういうことが国際化なのかを考えています。いまベトナムの話が出ていますけれども、ベトナム人の間で流行らせてしまう。ターゲットを絞ってしまう。ベトナム人が観光に来たら、皆、あそこに行くんだと。行くもんだと最初から良いか悪いか分からなくても、とにかく来ると。ツアーに組み込むというのは実はそういう意味もあります。それは、我々の強みとしては、ベトナムの政府とガチッと結びついている。だからトップからドンといく話になっているので、そこで話をつけておけば、そういうルートが出来上がっちゃう。ベトナム人がいつもきて何か話題になっているぞ、というところからスタートさせていくみたいな。そういうのが国際化として1つある。大きく輪を広げて、「はい、外人どうぞ」とやっても、外人だって何のことを言っているか分からない。だから、その国別でターゲットを絞っていくということやり方も実はあるかもしれない。ワールドカップで来るイギリス人をターゲットにして、ここに来るような流れというもの。先ほど仰っていたように、ラグビーワールドカップに行ったときには、ラグビーというのはそういう世界なんだなと思ったのは、必ず飲みとセットです。周辺、もうなんか、みんな、パブがある。みんな、ビールをガンガン飲んで、その合間に見ている。社交場なんですね。だからそういうものをうまく絡めていきながら、エンターテイメントとしてあるかもしれない。国別でやっていくということも国際化の大きな流れかな、柱かなと思っている。

 

■座長

私たちのイメージでは、あまりラグビーというものが、そんな富裕層の、貴族のスポーツというイメージがなかなか湧かないところがありますけれども、F1のモーターレースよりも、さらに富裕層の人達ですから、本当に貴族みたいな人たちが、大挙してくることになりますので、確かにそれは十分にありえることだと思います。

知事、さがみのロボット産業特区について映像がもしネットでつながるようでしたら、映していただいてもいいのではないでしょうか。皆さん、ご覧になられましたか。見てませんか。短いですから、ご覧になった方がいいですよね。あれは良くできている。知事からご説明いただいてもいいでしょうか。

 

■知事

 あれは2028年のさがみ、というテーマで描いている。相模ロボット産業特区を進めている中で、2028年どうなっているかというものを手塚プロダクションと一緒に作った。ロボットと共生している社会、2028年が何かというと、2027年にリニアモーターカーがつながる年であり、その翌年がどうなっているのかという話である。その中で一つのドラマを仕込んで、手塚プロが本気になって作ってくれました。

 

■座長

 もともとこのマグカルテーブルは、申し上げるまでもなく、黒岩知事と横浜市の林市長の二人

にテーブルマスターを勤めていただき、進めてきました。横浜市の芸術文化振興財団の島田京子専務理事も毎回出席していただいています。横浜市の中山こずえ文化観光局長様の代理としまして、小林仁横浜魅力づくり室長様にお越しいただいております。ありがとうございます。横浜市さんの取組についても伺いたい。よろしくお願いします。

 

■小林氏

中山の代理で参りました小林と申します。どうぞよろしくお願いします。

貴重な時間をいただきまして、ありがとうございます。私どもはトリエンナーレを3年に一回やっておったわけですが、5年前から、その中間年に賑わいを継続していこうということで、ダンスと音楽、現代アートとの、3つのイベントを毎年行っています。今年度は音楽をテーマにした横浜音祭りということで2回目のクールに入っております。お手元に配りました資料は4月に記者発表したときの資料でございます。簡単に内容だけご説明させていただきますと、今年は9月22日から、11月27日まで67日間に渡って、市内全域で事業を展開していきます。後援は、神奈川県さん、県の芸術文化財団さんからも頂戴をしております。実行委員会には黒岩知事にもご参加いただいているところでございます。

プログラム数は、記者発表段階で、279プログラムがあり、これは主催、共催事業のほか、パートナー事業も含めてということになります。現在、主催・共催イベントは、76事業ほどとなっております。

フェスティバルのコンセプトでございますが、スーパーユニバーサルと次世代育成、世界発信、市民参加という4つをテーマとしております。スーパーユニバーサルというのは、いわゆるダイバーシティーですとか、ソーシャルインクリュージョン、私どもの事業では、クリエイティブインクルージョンという柱を立てているのですが、今回の場合は分かりやすさということでユニバーサル、あらゆる垣根を越えて事業を展開しようという考え方で行っております。

ディレクターは、題名のない音楽会を構成されていらっしゃいます新井鷗子さんにお願いしております。プログラムは、添付しておりますが、西本智美さんが9月21日前夜祭、オープニングは玉置浩二さんいうことで、この2公演はチケットの販売をしております。ご関心があれば、ぜひお越し下さればと思います。

次に、川畠さんという、全盲のヴァイオリニストとともに視覚障害のある方と無い方の合同オーケストラで、会場を真っ暗闇にして、音を聴くというコンサートも、青葉区のフィリアホールで行います。

また、MMホールにも著名なアーティストにご参加いただきます。もうちょっとご説明しますと、10ページをお開きいただくと、街に広がる音プロジェクトということで、市内の屋外、屋内問わず、色々なところで、著名な方をお招きして、無料でイベントを展開しております。また、清水和音さんが、横浜の18区で、ショパンのモクターン、これも18番までありますが、それぞれの区で1番から18番まで順番に演奏していくという企画もございます。他にも、色々とございますが、パートナー事業では 県民ホール、県立音楽堂にご協力をいただいています。一緒に神奈川を盛り上げていければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。どうもありがとうございました。

 

 

■座長

ありがとうございます。ぜひこれからもマグカルドットネットなどでご紹介させていただいて、ご一緒に横浜、神奈川を盛り上げていければと思います。

さがみロボット産業特区のビデオをいま見られますか。

 

 (さがみロボット産業特区 アニメーション上映)

 

■座長

 そろそろお時間となりますが、これだけは言っておきたいということがありましたらお願いします。

 

■平澤氏

一番最初に西川さん言われたように、マグカルドットネットのことで、以降、海外のお話になりましたので、神奈川県のホームページってポルトガル語とか韓国語まで対応している。やはり発信していくのであれば、事務局の方には大変なことになってしまいますけれども、やっぱり海外向けに発信するのであれば、マグカルドットネットの中味も、外国語対応をどうするかを考えていかなければならない。

それと、何を発信していくのかということ。フォーカスしていかないと、全部やっていたら大変なことになる。

 

■座長

せめて英語、中国語、2種類と韓国語は、他の地域のボランティアは、皆さん、けっこうやって、国出身の方が興味持ちそうなものをピックアップして、そして情報を付加していく。

どうでしょうか。よろしいでしょうか。

横浜市さんも本当に素晴らしい活動をありがとうございます。拙い進行で、本当に申し訳ありませんでしたけれども議論いただきまして、ありがとうございました。

 これから堀江新局長と佐藤課長と一緒に盛り上げていければと思いますのでよろしくお願いします。議事は以上とさせていただきます。連絡事項をお願いします。

 

■事務局

 次回のマグカルテーブルの開催ですけれども、例年どおり、12月の下旬を予定しております。時間については17時以降で考えております。別途調整させていただきますのでよろしくお願いします。

 

■座長

最後に一言をお願いします。

 

■マグカル担当局長

たいへん素晴らしいメンバーですので、これから大変楽しみでもあり、非常に怖くもありました。素晴らしい話があって、たくさんヒントをいただいたと思います。2028年は少し先ではありますが、オリパラ、ラグビーまではすぐそこですので、アトム級のスピードで頑張りたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

 

■知事

皆さん、お忙しい中、ありがとうございました。本当に時間が迫っているということがあって、どんどんやれることをやっていかなければいけないなと思っております。今日、話に出ませんでしたけれども、国際化というのをやる中で、ノンバーバルが大事ですけれども、翻訳と言いますか、劇場でどういう形がいいのか、同時通訳がいいのか、字幕スーパーがいいのか、もっと新しい方法、色んな方法を探っていって、いわゆる劇場そのものの国際化というのをしっかりやっていきたいと実は思っているところです。

それとともに、もともと、ここで西川さんから命名いただいた地劇という表現ですけれども、最近、市民ミュージカルを見に行ってみてら、相当レベルが高い。横浜市民ミュージカル、港北市民ミュージカルを見ましたけれども、歴史が横浜市民ミュージカルは十数年で、大変な力量で、びっくりした。

何をテーマにしているか、ということがビンビン伝わってきた。感動して、何を感動したかというと、まさに地劇なんです。

横浜の歴史 かつていた人物というのを取り上げながら描いている。今の人たちが再現する。おさん伝説というので、横浜というのはもともと海だった。これがある人が干拓して、もっと賑やかな町にしていきたい。それを主導するんだけれどもいつも洪水がきて流されてしまう。それで工事している人が皆死んでしまう。繰り返すうちに冗談ではないということになって、これは神主さんが出てきて、人柱を立てるといった。若い女の子を人柱として立てなければいけないんだと言って、それで立てられた人柱が、おさんという、それが立ったことによって、干拓事業が上手くいって、その後の横浜の発展に繋がった。そのおさんの生まれ変わりが今のこの横浜に住んでいるという設定になっている。その人は、そのことを全然知らなくて、スーパーのレジを打っている女性なんだけれども、そこから始まって、かつての物語に戻っていって、それで今のこの横浜があるんだという、この物語。まさに僕が探していた沖縄の肝高の阿麻和利というか、かつての500年前の物語を戻ってきたときの感動というのは、まさに横浜にもあったということを知って、びっくりした。だから、そこで見ている劇場の下が、かつては海だったんだなということを、感じながら観るという、それを、その将来の賑わいをもった人たちが、そこにいる市民たちが演じている。この構図というのはもうガーンガン伝わってきて、それだけせっかくのものがあるんだけれども、なんとそれは年に1回しかやらないという。あまりにも勿体ないではないか。そして毎年毎年、新しい作品を作っているというから、それは勿体ないなというところになって、そういったものをちゃんと支援していこうということで、市民ミュージカルのコンテストみたいなものをやって、それで頑張っている所には我々、公演をするのに対し支援する。そのための予算も確保した。そんなこともやりながら、実は既にあるものの中に、先ほどの古民家園もそうなんだけれども、自分たちのそばにあって、あるものの中で実はその魅力をあまり知らないということはけっこうある。新しいものを作るのもいいけれど、あるものをブラッシュアップしていくということも実は大事な作業かなと思っている。

それはもう文化だけのレベルで見てるだけでは分からない。色んな所が県の中でコラボしていく。県の枠を超えて、横浜市なんかはこうやって色々やっていますけれども、県内に色んなものがありますから、それをもっと掘り出してきて、しっかりとつなげていく、つなげていくときのやり方が1000通りのツアーを作る。ツアーの中に組み込むぞというのをきっかけづくりにしていきたい。

 

以上

 

会議資料

神奈川県

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