第7回 かながわ観光大賞 受賞者の取組

掲載日:2016年12月8日

    大賞

    受賞者名

    京浜急行電鉄株式会社

    主な取組内容

    電車・バス乗車券とごはん券、おみやげ券をセットにした「葉山女子旅きっぷ」を販売

    取組概要

     三浦半島エリアの新たな魅力訴求と、葉山・逗子エリアへの通年の誘客を図るため、京急線往復割引乗車券とバスフリー乗車券、20店舗から選べ地元で人気の店舗と一緒に考案した限定メニューも選べるごはん券、10店舗から選べるおみやげ券がセットとなった“電車で行く”「女子日帰り旅」をテーマとした企画乗車券を販売している。

    1. 「女子日帰り旅」をキーワードとし、20代から30代の働く女性をメインターゲットとして設定。告知物のデザイン等も女性の目を引くようにデザイン。
    2. 乗車券の内容設定や、店舗への提案、ポスター等告知物の制作に至るまですべて女性が担当し、ターゲット層に近い立場で造成。
    3. インスタグラムを活用したキャンペーンの実施など、これまでの企画乗車券の販促にはない新たな告知展開を実施。

     平成27年9月から販売を開始し、平成28年3月までの6ヶ月で6,023枚、平成28年4月から8月までの5ヶ月では11,974枚を販売している。さらに、7月・8月の販売枚数の約50%から60%が品川駅販売分となっており、県外からの誘客にも寄与している。

    葉山女子旅きっぷ

    優秀賞

    受賞者名

    NIGHT WAVE 実行委員会

    主な取組内容

    逗子海岸を活用して波への特殊照明によるメディアアート「NIGHT WAVE」を実施

    取組概要

     逗子海岸を活用し、「波」を特殊な照明で浮かび上がらせる新たな手法で「海」の魅力を高め、特に夏のトップシーズン以外の閑散期の誘客を図ることを目的に「NIGHT WAVE」を開催した。

    1. 波を照らす特殊なライトを使用し、潮の満ち引きに合わせ、400mにわたってダイナミックに投影するとともに、オリジナルの音楽を流し、より印象的な世界観を演出するなど、他のイルミネーションとは異なる自然を生かした光の演出として独自性を確立。
    2. 鑑賞者を市内商店街へ誘客するため、商工会等と連携して会場でワンコインスタンプラリーの冊子とシールを配布。

     平成27年度は計4日間の実施で10,500人を、平成28年度は8月と10月に計10日間の実施で35,000人を誘客した。

    NIGHT WAVE

外国人観光客奨励賞(2件)

    受賞者名

    公益社団法人藤沢市観光協会

    主な取組内容

    オリンピック開催に向けて外国人観光客の誘致を図るため、多言語サイトの構築やボランティアガイドの育成を実施

    取組概要

     2020年東京オリンピックのセーリング競技会場となる江の島を中心に、外国人観光客誘致活動及びおもてなしの取組を充実した。

    1. 多言語(7言語)によるウェブサイト“Discover FUJISAWA”や、多言語(8言語)によるメニューサイト“FUJISAWA Foodies”を多摩大学と連携して構築。(平成28年2月19日から)
    2. 外国人観光客向けに駅、ホテル、銀行、TAX FREEショップ、コインロッカーなどをアイコン表記した藤沢駅前早わかりマップを作成。
    3. 江の島を中心に外国語で観光案内ができるボランティアガイドを募集し、研修を実施して育成。江の島の観光案内所に毎日1名づつ派遣。

     観光案内所において案内した外国人観光客数は、平成27年度は16,549人、平成28年度は9月までに11,231人となっており、前年同期と比べ30%増加しているなど、外国人観光客の来訪促進に寄与している。また、店舗の外国人観光客への対応意識も向上している。

    藤沢市観光協会

    受賞者名

    株式会社The Ryokan Tokyo

    主な取組内容

    外国人観光客向けに温泉の入り方などを学ぶ新しいコンセプトの旅館「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」を開業

    取組概要

     全く新しいコンセプトの外国人観光客向けの旅館を、平成28年3月に湯河原に開業した。

    1. 温泉の入り方や和室での過ごし方、和食の楽しみ方などのマナーを楽しく学ぶ新しいコンセプトの旅館。
    2. コスプレや書道体験、招き猫絵付け体験など、日本らしいアクティビティを用意するとともに、レストランでもおにぎり作りやたこ焼き作りが体験できるなど、食べる楽しみだけでなく、作る楽しみも提供。
    3. 伏見稲荷をイメージした外観や雷門をイメージしたエントランス等、館内すべての場所を「記念写真を撮りたくなる場所」にデザインすることで、旅行者が撮影した写真をインスタグラムやツイッターなどのSNSに投稿しやすく工夫。

     オープンから延べ600人以上の外国人観光客が宿泊しており、外国人観光客の来訪促進に寄与している。また、ブッキングドットコムやトリップアドバイザーなど海外各国で利用されている主要インターネットサービスに対応し、宿泊者から平均4.0点以上の評価を得ている。

    The Ryokan Tokyo YUGAWARA

    審査員特別賞(5件)

    受賞者名

    東日本旅客鉄道株式会社 横浜支社 営業部

    主な取組内容

    県内の酒と食を堪能できる魅力満載列車「Shu-Shu Train」を運行

    取組概要

     丹沢山系の伏流水を仕込み水として利用した13酒蔵の地酒や、「かながわブランド」、「かながわの名産100選」等、神奈川県産の食材を活用した料理を堪能できる団体専用列車を、第1弾は平成27年12月、第2弾は平成28年4月、第3弾は平成28年10月に運行した。

    1. 神奈川県酒造組合の協力の下、神奈川の13酒蔵が一堂に会し、車内で各種地酒の説明を聞きながら試飲できる企画を実施。
    2. 「かながわの名産100選」に選定されている地酒・地ビール・かまぼこを楽しめるほか、「かながわブランド」を含む神奈川県産の食材を利用した「Shu-Shu Train特製おつまみフレンチ」を調製。
    3. 第1弾・第2弾は横浜で活躍するプロによる生演奏を、第3弾は地元茅ヶ崎を中心に活動しているグループによるサックスアンサンブル及び木管五重奏を茅ケ崎駅のホーム会場にて開催。

     神奈川県酒造組合、株式会社崎陽軒、小田原かまぼこ通り活性化協議会等の協力・協賛を得て実施し、3回とも満員(計340人)になるとともに、特に酒蔵が集まるJR相模線沿線の活性化に寄与した。

    Shu-Shu Train

受賞者名

株式会社つるや呉服店

主な取組内容

外国人観光客向けに「きもの」を切口に茶道や邦楽など日本文化を体験できるプログラムを実施

取組概要

 外国人旅行客を対象に、呉服専門店の特性を活かし、より専門性の高い日本文化体験プログラムを提供している。

  1. きものから学ぼう日本の文化:英語による説明の後、きものを着付け、茶道体験や邦楽体験、居酒屋体験などの日本文化を体験するプログラムを実施。現在3コース実施しており、うち一つは茶道教室や飲食店とコラボレーションしている。また、桜美林大学の留学生向け授業の一部に取り込まれ、必修となっている科目もある。
  2. 我が街コンシェルジュ:桜美林大学の協力を得て「外国人観光客のための飲食店シート」を作成。また、来店した観光客に、商店会の加盟店を紹介することにより、地域内の回遊性を高めた。

 「きものから学ぼう日本の文化」は、学生を含め200人を超える訪日外国人が体験するなど、外国人観光客の来訪促進に寄与している。また、こうした取組の効果を商店会内で共有することにより、他店でも外国人観光客向けの事業を展開するマインドが出始めるなど、波及効果も現れている。

つるやっ呉服店

受賞者名

蓑毛地区活性化対策委員会

主な取組内容

昭和初期の農家住宅『緑水庵』を拠点に、お月見会、芋煮会、有名アニメ監督による意見交換会等を開催

取組概要

 地域が抱える課題解決のため、平成21年11月に「蓑毛地区活性化対策委員会」を設立。観光という視点に変えたことで、学習施設であった『緑水庵』が魅力的な観光資源の拠点となっている。

  1. 竹灯籠でライトアップした「お月見の会」、「芋煮会」、紅葉ライトアップ、淡墨桜ライトアップなどを開催するとともに、有名アニメ監督を迎え、意見交換会で交流。また、農業体験や伝統行事を、地域のふるさと名人が楽しく伝える事業を実施。
  2. 『緑水庵』周辺の自然観察の森などで再生活動にも着手し、棚田や水辺など自然豊かな道を巡り、歴史ある大日堂や御師の里などを訪ねる「新しい道づくり」にも取り組む。
  3. 近年は、様々な団体等と連携し、行政や地域協力のもと、婚活事業やサイクリスト対象事業、食と音楽のイベント等により、秦野市外からも多くの参加者を誘致。

 平成27年度の「お月見の会」、紅葉ライトアップでは各300人、淡墨桜ライトアップでは500人を誘客。また、「新しい道づくり」として「てくてくウォークin蓑毛」を月1回実施することで、着実に誘客実績を伸ばしている。

蓑毛地区活性化対策委員会

受賞者名

三富染物店

主な取組内容

外国人観光客向けにマグロで有名な三崎にある幕府御用職人の店で大漁旗の製造体験などを実施

取組概要

 従来、販売に終始した大漁旗に、鑑賞・体験・土産の要素を融合。大漁旗の枠を超えた付加価値を提供することで、外国人観光客にアプローチできる大漁旗販売店を目指し活動している。

  1. 教育旅行の受入:三浦市と連携し、生徒の大漁旗作成体験を平成20年から実施。(延べ約80校)
  2. 製造場所の開放:平成26年に店舗を改装。製造場所を間近で見られるように開放。
  3. 観光土産品の開発:大漁旗の価格帯は20,000円からで観光客が気軽に購入できるものではなかったため、「手ぬぐい」(全4種:売価700円)を開発し、より廉価な土産品として平成26年から販売開始。
  4. 大漁旗製造体験の実施:近年、増加している旅行先での体験ニーズを汲み取ることを目的に平成27年から実施。

 大漁旗製造体験は、平成27年から延べ235人が参加しており、誘客数は着実に増加している。また、観光土産品の手ぬぐいは、平成27年は月100枚程度の売上げであったが、平成28年は前年の3倍近い月250枚から300枚の売上げとなっており、観光客から人気を集めている。

三富染物店

受賞者名

一般社団法人藤野観光協会

主な取組内容

自然豊かな里山と地元受け入れ家庭を活用し、畑作業などが体験できる「藤野里山の体験ツアー」を実施

取組概要

 藤野地区への交流人口の増加やツアー受け入れ家庭を一層元気にすることを目的に、日帰りの里山体験ツアーを平成27年6月から実施している。

  1. 都心から1時間程度でアクセスできる立地の良さと、森と湖など豊かな自然が残り里山暮らしが息づいているという条件をフルに活用。
  2. 里山散策や、畑作業、地元の食材を使った昼食作り、保存食作り、ヤギ・羊・鶏等の飼育など、受け入れ家庭によって様々な里山体験を楽しめるように工夫。
  3. 受け入れ家庭の募集のため、説明会を開催したり、自治会の協力を得て広報を行ったり、また、受け入れ家庭の情報交換会を実施することで、当初1軒で始めたが9軒まで増加。

 参加者は平成27年度から延べ85人で、今後も増加が期待できる。また、参加者からは、ゆったりした空間で様々な体験をできたと好評を得ている。

藤野里山体験ツアー

神奈川県

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