第1回かながわ子どもの貧困対策会議

掲載日:2016年6月28日

様式3

会 議 結 果

 次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

かながわ子どもの貧困対策会議

開催日時

平成28年5月22日 日曜日 14時から16時まで

開催場所

神奈川県社会福祉会館4階第3研修室

(横浜市神奈川区沢渡4-2)

出席者
(◎座長)
(◯副会長)

赤間 源太郎 (社会福祉法人 相模福祉村 理事長) 

 飯田 弘 (神奈川県民生委員児童委員協議会 副会長)

 金澤 信之 (県立田奈高等学校 総括教諭)

 河本 真由美 (秦野市社会福祉協議会 生活支援班 班長)

 近藤 康則 (神奈川労働局 職業安定課長)

 高取 しづか (NPO法人 JAMネットワーク 代表)

 高橋 温 (NPO法人 子どもセンターてんぽ 理事)

 戸田 有紀 (NHK報道局 遊軍プロジェクト 記者)

 冨江 里栄 (公募委員)

 仲野 美幸 (葉山町 福祉部長)

 平岩 多恵子 (藤沢市 子ども青少年部長)

○矢部 雅文 (児童養護施設成光学園 施設長)

◎湯澤 直美 (立教大学 コミュニティ福祉学部 教授)

 高校生代表

 大学生代表

次回開催予定日

未定

問い合わせ先

所属名 子ども家庭課 家庭福祉グループ
電話番号     (045)-210-1111 内線4673
ファクシミリ     (045)-210-8868

下欄に掲載するもの

議事録

議事概要とした理由

会議経過

 

(議題の前に、座長、副座長の選任)

 

(事務局より資料2から6を基に神奈川県における子どもの貧困対策取組状況について説明。)

 

議題(1)高校生からの提案について

(座長)

 議題1は、高校生からの提案についてです。3月にこの会議の準備会というものを開催しましたが、その準備会にも出席していただき、今、大学生代表として出席いただいている大学生代表委員のほうからいくつかの具体的な提案をいただくということになっております。

 子ども部会代表よりご説明をお願いいたします。

(大学生代表委員)

 提案の一つ目が講演会の企画と開催。これは子どもの貧困に対する誤った認識などを正しく理解してもらうために、高校生や学校の教員、私としては特に学校の教員に知って欲しいと思っております。子どもの近くにいる学校の先生が一番理解していただけたら、子どもも助かると思う。学校にいる時間が長いからこそ、子どもも相談しやすい。ですので、学校の先生に理解してほしいと思っております。

 そして、高校生にも、社会問題を知るきっかけにもなり、貧困を理解することによって後ほどお話いたします年下の子どもへの相談会の際に、貧困のことをちゃんと勉強したからこそ、貧困を理解した上でその子たちの話を聞けて、支援に繋げていけるのではないかと思い、講演会を開催したいと思いました。

(座長)

 では今、講演会について説明していただけましたので、講演会の部分で御意見や御質問、まだ具体的な部分を詰めているわけではないかと思いますので、皆様からのアドバイスなどもいただけたらと思います。資料は資料7になります。

(赤間委員)

 イメージ的なものなのかもしれませんが、これは先生方も対象であり、学生の方も対象であると考えているということですよね。そこで気になるのは、昔でしたら「うちは貧乏だよ。」と言える風潮があったが、今は学生の仲間たちでも貧困だったりとか、経済的な部分をあまり知られたくない、逆にそれをいじめの対象にもされたりとか、といった心配がある。相対的には学生の仲間たちはどんな風にイメージ持たれるのかな、それはやるべきなのかな、というところがあり、そこの部分をどうするのかイメージがわきづらいところがあります。

(大学生代表委員)

 同世代が貧困についてどう思っているかということですよね。私がこの問題に取り組んでいることを高校の皆が知っておりますが、マイナスなイメージはなく、友達にも言ったら一生懸命理解してくれようとして意外と否定的な意見はありませんでした。

 また、大学でもこの取組みについて言っていますが、大学で児童福祉を学んでいる子たちなので、子どもの貧困についてすごく理解してくれる。同世代でも子どもの貧困について情報や知識があれば、誤解を招くことはないのかなと思います。

(赤間委員)

 そうでしたか。ありがとうございます。

(高校生代表委員)

 私は高校生で、私立高校に通っていますが、身の周りにあまり日本の子どもの貧困について知識がない、見たことがないという友人が多い。このような講演会や会議を開くことによって、子どもの貧困、日本にも子どもの貧困があるんだということを気づくきっかけにもなると思うので、マイナスなイメージを持つということよりも、まず知ることから子どもの貧困について始めるべきだと思います。

(座長)

 まず一緒に知って勉強して考えていこうということですね。

(高校生代表委員)

 目を背けてしまったら何も見えなくなってしまうので、一緒に見ていく必要があると思います。

(赤間委員)

 そうですね。前向きに行くことは大切だし、私も応援したいと思っている。けれども誰もが明るく発言できる子ではないし、すごく控えめだったりすることもある。変な話になるが、こういった表現でいいのか分からないが、イジメの対象というのは見た目で判断されてしまったりということもあるかと思うので、慎重にいったほうがいいかな、ということも考えている。ですので、これはやるべき必要性もあるかと思うので、進める時に慎重さということも考えていければ良くなるのかなと思います。

(大学生代表委員)

 子どもの貧困問題については、中学生の時から周りにいて、学校に来ない子とかもいて、若干いじめのようなこともありましたが、私はいじめを無くすためにも理解してもらいたいと思っている。私は中学生の時にいじめられていたこともあり、私自身、貧困のことを話したくはなかった。いじめのことを私が一番危惧していて、不安だが、そこを解決していきたいからこそ私はみんなに理解してもらいたいと思っています。

(座長)

 話してくれてありがとうございます。「子どもの貧困」という言葉が定着するようになってきましたが、貧困というものに留まらないイジメの問題や学校に行きづらいといった事に結びついたり、様々なことに繋がっていくということがあるかもしれませんね。

(事務局)

 少し補足説明させていただいてもよろしいでしょうか。実はハイスクール議会の第8委員会が始まった第1回目の時に私は参加させていただきました。皆さんが議論しているところに入らさせていただいて、その時に参加されている高校生の大半の方は、子どもの貧困ということをよく分かっていませんでした。そのような状況の中で、今の大学生代表の方の話を聞いて、大半の方々が「そんなことってあるの?」ととても驚きました。

 それから皆さんが勉強しようということになり、それぞれが勉強し、今日来ていただいている3人の高校生の子ども部会委員さんたちも、私たちに何かできることがあるんじゃないかと。そういった経緯でこの会議にも出席していただいているところであります。それを踏まえて、こういった講演会を作って、もっともっと輪を繋げていきたいという思いが強いのかなと私は認識しております。

(座長)

 知るということは本当に重要ですよね。ありがとうございます。次に提案の2点目で交流会の実施というものがありますので、資料8をご覧いただき、大学生代表委員から説明をお願いいたします。

(大学生代表委員)

 先ほどの講演会の続きとなりますが、講演会で高校生に学んでいただいた後に、それを実際に活かす場として交流・相談会を作り、高校生に小学生や中学生の話を聞いてもらう。貧困の話を聞くというよりも、お話しながら信頼関係を築き、いつかその子たちのほうから相談してもらえるようにと思い、提案させていただきました。

これによって信頼を築いて、子どもたちが相談してくれた後に、支援対策やこういった制度があるとか、そういったことをいつかこの会議で話し合えるようにしたいと考えています。

(座長)

 講演会を更に進めて、自分たちで同年代、あるいはもう少し小さい子どもたちに何かできないかという発想ですよね。いかがでしょうか。何かございますでしょうか。

(副座長)

 最終的な話にはなるかと思いますが、先ほど他の委員の方からもお話いただきましたが、私が勤務する児童養護施設には2歳から18歳の子どもが入所しています。

 子どもは小学校、中学校は地元の公立学校に通うので、施設の子はどういった子、生い立ちがどういった子ということを分かっていますが、高校に行った途端に施設にいるってことを隠すんですね。なぜかというと、10代の子は、先ほどの赤間委員も同じようなことを言いたかったんだと思いますが、みんながみんな強くない。それで正直安心したのは、大学生代表の委員さんがそんなに強くない人で良かったなと。ここで挫けないで、「いいや私はどうしてもやりたいんだ」と強硬に言うような方でしたらちょっとな思いますが、自分の正直な気持ちとして自分がこうやってきたことをなんとかしていきたいんだ、という純粋な思いがある、それを行動に移せる仲間やそういった力の有無は非常に大きい。なのでこれだけ後ろに仲間がいて、そこまで登ってきたんだったら、その次に何をやるのか。

 この人たちに支えられてこれをやりたいっていう思いは分かるけれども、それに誰も乗ってこなくても続けていくという問題がある。そうなってきた時に気になるのが、後に続いてくる高校生、つまり自分たちが去っていった時にどうなるのかということです。

 こういった場を持つときに一番大事になってくるのは、自分の意思を継いで後を継いでくれる同じ世代の人たちをどうやって育てるのかということ。まず相談に乗っていく場所を作るし、信頼を勝ち得るために何が必要か、自分たちが仲間を信じてそこでしっかりとやり遂げること。それに賛同してきて、「この人たちなら信じられる」と乗ってくる人たちを育てていくこと。NPOで活動する方々も社会福祉法人の方々も、もちろん大学の先生たちも、社会福祉協議会や県で働いている人たちも、みんなそうやってきている。それを高校生や大学生でやろうとしているということは、どれだけ大変なことなのか、大人たちはみんな分かっている。大人になる前に自分たちと同じ世代の高校生大学生を育てる。この会議をそういった場にしてほしいなというのが私の率直な意見です。

 相談に来て欲しいという思いはあるけれども、それができる期間は限られているし、そこに来ようとする、その一歩を踏み出そうとする、背中を押してやる力を持っているのは、みんなしかいない。その限られた時間の中で、自分たちのその意思を継いでくれる後輩をどうやって育てていくか、せっかく一人ひとりは強くなくても、そういう意思を持って一歩を踏み出した、その勇気がない人に勇気を与えられるのは、それをやった人だけです。

 実は去年のハイスクール議会の主催者の方からこの話を聞いた時に今の話を話しました。高校生がハイスクール議会でこういった発言をしたということは良い事だねと言いましたが、心配されるのは、やはりみんなが強い人間ではない。強くない人間を無理に前に出してくると挫ける。どうやってその足元を固めてあげられるか。一緒に寄り添ってあげられるか。一番近い年代、一番の仲間として。そしてその後輩をどうやって育てていけるか。大人の仲間を作るのであれば、こうやって集まるかもしれない。中学生、高校生、大学生が同じこと考えているのであれば、同じような仕事をしている方だったらみんな集まってくれるけれども、実際の当事者は、すぐに成長して、高校生だったのに、大学生になる。もう少ししたら社会人になる。自分で仕事を始めてこういった業種に就かなかったら、これを支えることはすごく大変です。自分の生活で精一杯ですからね。その余裕の中でやっていくことは大事だけれども、その前に、高校生、大学生のうちに、活動ができる仲間を増やしていってほしいと思います。

(座長)

 そうですね。その点についてはちょうど県立田奈高校から高校の先生が来てくださっているので、金澤委員いかがでしょうか。

(金澤委員)

 田奈高校の中では今日話題になっているNPOの方とか、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーとか、多様な相談の場所があります。我々が相談といった時に一番難しいなと思うのは、相談に来なさいといってもなかなか相談には行かない。相談する場所があるから相談に行こうと言ってもなかなか生徒たちは集まらない。相談をしてもいいなという気持ちを作るように、学校の中では雰囲気作りからやっています。

 この相談をやっていて本当に難しいのは、本当に困っている人が自ら相談に行けないというケースが実に多い。相談しても良いなという気持ちであの人だったら相談してもいいかな、あの先生に言われたら相談に行ってもいいかなという風な雰囲気作りからやっているのが実際のところです。

 今の提案を聞いて思ったのは、ここで全てを完結させる必要はないのかなと思いました。学校の中でよく我々は「フック」という言葉を使いますが、色々なところにフックがあって、そこに色々な子どもたちが引っかかるわけです。ある子どもはここには引っかかる、でもこの子はここではダメ。でもこっちなら引っかかる、という形で我々の前に現れてくる。それで現れてきた子たちを専門家に相談を繋げる。今回の講演会とか相談会をやって、もちろん全ての困っている子どもたちは集まらないと思います。ただ、ひょっとすると我々が考えてもみなかったような、相談に行けなかった子どもが場合によっては登場するかもしれない。そうしたら、その時そこで完結する必要はない。何かを解決してあげようと思うのではなく、問題を可視化して分かりやすくして専門的なところに繋げていく。そのようにすれば、一つ機能するのではないかなと思います。

 例えば「進学を諦めている仲間がいる」という場合、「進学をするためにどうしようか」という話がでたとしても、生活保護世帯の子どもが進学をするというのは現状では非常に難しい。そういった現実の壁を乗り越えなければならないので、例えばケースワーカーさんも相談に入ってこなければいけない。そのように自分たちだけでは解決できない相談になるはずです。

 場所としてはとても良い案だと思います。ひとつのフックとして、今まで我々大人が可視化できなかった困難を抱えた子どもがひょっとすると現れるかもしれない。そしたらそこで解決しようとしないで、次の専門機関へ繋いであげる。

 そうすると、高校生や大学生の委員の次のお仕事というか学習の課題は、一体どういったところに繋げてあげればいいのか、どういった専門機関があるのか、どういった大人たちがいて、どういった相談になるのか、そういったことを理解する必要がある。

 あとは課題として、副座長からも話があったように、継承。一つの良いものができたとして、次にどうやって繋げていくのか。継続性は確かに課題だなと感じました。

(座長)

 ありがとうございました。田奈高校はぴっかりカフェというものが高校の中にあるそうです。お昼休みなどもお味噌汁が出たりお飲み物が飲めたりするんですよね。

(金澤委員)

 我々がぴっかりカフェを作った一番の動機は、相談というものの難しさからです。我々の言葉で言うと交流相談の場、つまりぴっかりカフェという、お菓子を飲んだりジュースを飲んだりする場に子どもたちが現れる。そこにはマスターがいますが、そのマスターは、実は相談員なんですね。そこで一つの人間関係ができて、相談に入っていく。そういったことを我々は一緒に考えています。

 そこは生徒にとって安心できる居場所になっている。図書館でご飯を食べたりジュースを飲んだりというのはありえないと思うかもしれませんが、図書館というところはとても良い場所で、お菓子やジュースを飲みながら、周りに本がある。そしてボランティアなどの外部の方が来ているのですが、その人たちとお喋りをする。すると色々な問題の可視化がされる。そこで先ほどの話に繋がりますが、我々が、こちらの相談先に繋げれば良いかな、あちらの相談先に繋げたほうが良いかな、と割り振りができる。ぴっかりカフェで出会っているので、信頼感もあるため、生徒は「相談に行こう」と考える。

 実は今年からバージョンアップしていて、ぴっかりカフェ付属の個別相談を作りました。ぴっかりカフェで出会ったら、「その話は今度1対1で詳しく聞きたいな。」というような形で生徒と話をする。すぐに予定を入れます。その後、我々がその生徒はどういった支援を受けているのか、支援を精査した上で、ぴっかりカフェ付属の個別相談をしてみようかな、というような形で相談をやっております。

 カフェであり、居場所であり、相談場所であり、そして図書館なので本がたくさんあり、我々は「文化のシャワー」と言っておりますが、文化のシャワーもそこで浴びる。様々なボランティアの方もいらっしゃいますので、多くの大人の方との出会いの場にもなる。

 こういった場所を色々な高校にも広げていけたら良いなと我々田奈高校は描いております。

(座長)

 ありがとうございます。今お話伺ったところ、交流相談という言葉が出てきましたが、子ども部会からの提案も交流相談ということで、発想として、生かせるところもあるのではないかなと思いました。

 それでは、もう一つの提案についてお願いしたいと思います。漫画版の子どもの貧困対策推進計画についてです。資料9について、大学生代表の委員の方、説明をよろしくお願いいたします。

(大学生代表委員)

 私たちが話し合いをするときに、この神奈川県子どもの貧困対策推進計画を見ながら色々と議論するのですが、この資料がとても見にくく分かりにくい。知りたい情報があまりない上に、私たちは県民なのにも関わらず、知らなかったことが多すぎて、全然分からなかった。もう少し高校生などに分かりやすい資料を作って欲しいと思い、この提言をしました。

 高校生にも分かりやすくと書いてありますが、高校生だけが見るわけではないので、中学生を基準にして、中学生にも分かりやすいものにしたほうが良いのかなと思いました。

(座長)

 高校生代表の方も分かりにくかったでしょうか。

(高校生代表委員)

 この資料を読んだときにあまり分かりませんでした。これに加えて県のホームページなども見てみたところ、情報がすぐに分からず、私たちが知識を深めようとする上でも分かりづらく、これはなんとかしなければならないと思いました。

(座長)

 そのホームページは何が分からなかったでしょうか。

(高校生代表委員)

 県の取り組んでいる政策がズラッと書いてあり、難しいなと感じ、イラストなどでもっと見やすくしたら良いのではないかと感じました。

 先ほど大学生代表委員がおっしゃっていたように、子どもの貧困というのは高校生、中学生より下の子も抱えている問題なので、対象年齢層を下げ、幼稚園向けに絵本とかを作るなど、もう少し気軽に理解できる資料を作ったほうが良いと思いました。

(座長)

 子ども虐待とかドメスティックバイオレンスについて、子どもが理解できるように絵本とかがありますね。

 確かにこの計画は私たちが読んでも分からない部分があるかもしれませんが、今の話にご意見等はありますでしょうか。高取委員、いかがでしょうか。

(高取委員)

 すごく面白いと思います。これは誰を対象に何を伝えたいのかで全然違ってくると思います。

(大学生代表委員)

 この資料は講演会に出席する高校生などが理解しやすいように作るためでもありますし、これから子どもの貧困について知りたいと思った人が気軽に知れるように作りたいと思います。

(座長)

 高校生の方どうですか。

(子ども部会委員)

 数字などを知ろうと思っても、手にとってじっくり読んで理解できるようになるのは、絶対にできないです。絵とかも全然ないので、見る気をなくして、途中で読むのをやめてしまうと思います。

 知ろうと思った気持ちの時に見て分かるもの、1回読んで分かるくらいのものができればいいと思います。

(座長)

 高校生の方々も何年かすれば自分も親になる可能性もあり、親になった時にも活用できるものが良いですよね。他の方どうですか。

(子ども部会委員)

 県の資料を見た時に、色々と政策をやっているが結局何が実現して、どの政策が効果あったのかを知りたくてホームページを見たけれど分からなかったので、それも漫画版に入れてほしいです。

(座長)

 何が効果的なのかというのは確かにそうですね。

(大学生代表委員)

 この神奈川県子どもの貧困対策推進計画は、県が偉い人向けに作られたのかと思いますが、「ひとり親家庭のみなさんへ」のしおりは見やすくて分かりやすかったです。しかし、この資料は見やすいけど、実施している支援をインターネットで調べようとすると分かりにくいので直してほしいです。

(座長)

 インターネットは使えても、分かりにくければ実際利用しづらいということですね。

(大学生代表委員)

 こういった資料は市役所に行かないと手に入らない。行けない人はインターネットで調べるしかないが、調べても分かりにくかったら諦めてしまう。

(座長)

 諦めないようにするような資料が必要ですね。その他の子ども部会委員どうですか。

(子ども部会委員)

 私も資料をいただいたのですが、量が多いですよね。1冊読んで得られるものがあれば良いですし、この説明を読めば、すごいなというのは分かるのですが、伝えたいところだけを書いて伝わればもっと良いものになるのではないかと思います。

(座長)

 ありがとうございます。なにか事務局ありますか。

(事務局)

 子どもさんが主体なのに、子ども向けではなかったですね。漫画のやりかたもあるかもしれないですが、高校生だけでなく、中学生、小学生向けも含めて、一緒に作れるように頑張りたいと思っています。

(座長)

 どの自治体もまだ子ども向けの資料というのはないので、一番最初に神奈川県が取り組んだら普及していくかもしれませんし、そういった意味でも貴重な提案かと思います。啓発版というのでしょうか。ジャーナリストの立場から戸田委員、そのあたりはどうですか。

(戸田委員)

 皆が子どもの貧困が分からないということがあり、それはある意味マスコミの責任でもある一方、先ほど赤間委員がご心配されていたように、皆さん顔とか色々な形で出てしまうなど難しい場面もたくさんある。マスコミでもどうやって取り上げていくのか非常に慎重な部分もある。そうなってくると、こういった非常に簡易なものが身近なところで手に入るのはすごく良いやり方だと思います。

 ただ、計画の内容を全く知らない人たちにお伝えするのか、それとも知りたい、自分が使いたい情報を取りにいくのかというところで、一般的な高校生なのか、それとも本当に必要としているご家庭の高校生や中学生、小学生なのか、そういった人たちに、あなたたちに必要な情報はこうですよというところまでお伝えするのかという二つの方法があると思います。

 しかし一方で、講演会で使う資料という意味で言うと、こういった貧困をまず知ってもらう、見えにくいけれど実はそういったことも貧困であるんですよ、表には出てこなくて、みんなと一緒に遊んで楽しくやっているけれど、おうちに帰ってこんな苦労をしている子がいるんですよ、それに対して県はこういうことまでやりますよ、というような資料がある。それにプラスアルファで、県の予算とかもあるかもしれませんけど、あとでお話になるポータルサイトとか、困っているという人たちが、どこに行ったら必要な情報が取れるのかという二つの方向性があるのかなと思いました。

(座長)

 そのあたり、また色々と相談しながら決めていければと思います。他に子ども部会の皆様で発言されたい方はいらっしゃいますか。

 では、事務局の方からはいかがでしょうか。

 それでは今3つの提案についてご説明がありましたので、またこれを受けて一緒に考えていきたいと思います。まずその講演会の部分ですが、日程はいかがでしょうか。

(事務局)

 資料10にて説明いたします。

 事務局からの提案ですが、「子どもの貧困対策推進月間」というものを作りたいと思っております。より多くの県民に子どもの貧困対策に関心を持ってもらい、機運を高めたいと考えています。

 8月は夏休み中で、先生の目が届きにくい、給食がない、ひとりで過ごす時間が長いなどから、より多くの県民が子どもたちに注意を向けられるようにしたいということで、8月に子どもの貧困対策推進月間を作れないものかということで、ご提案させていただきたいと思います。

 この8月の中に県のたよりやポータルサイトによる広報を行っていったり、先ほどお話がでました講演会を開きたいと考えています。そして、ひとり親アンケート、ヒアリング等もこの8月にやっていきたいと思います。

 講演会につきましては、まだ予定ではございますけれども、8月18日の木曜日、まだ時間も決まっておりませんが、この日にできればやっていきたいと思いまして、これにつきましてもこの後、子ども部会の皆さんと検討していきたいと思っております。

(座長)

 ありがとうございました。推進月間という、これも他の自治体ではまだ聞いたことがないので、推進月間は色々な人に知ってほしい、理解してほしい、ということを実現できる期間だと思います。すごく貴重な取り組みになるかなと思いました。

 この件について、ご意見やご質問等ございますでしょうか。推進月間のキャラクターみたいなものが何かあってもいいかなと思うのですが。

(赤間委員)

 予算の関係もあるでしょうが、ポスターなどは作りますか。学校だけでなく、例えば困窮されている方々が行くパチンコ店や不動産屋やスーパーなど、ネットを見ない人もかなりの数いると思うので、そういう意味では、アナログ的な部分はやるかと思いますが、一般的に貼るような場所ではないところに掲示するなど工夫する必要があると思います。

(座長)

 貴重なご提案で思い出しましたが、かなり前に関西地方で、若者向けにメッセージを届けたいということで、たいやきの絵をたくさん描いて「相談したい」というような言葉を引っ掛けて、分かりやすい絵柄のポスターをコンビニに貼ってもらったということがありました。コンビニでしたら若い人が行ったりするので、そういう自治体もあったなということを思い出しました。

 ネットだけだと見ない人、見られない人、検索しても引っかからないということもあるかもしれないので。その他いかがでしょうか。

(近藤委員)

 全体的な提案の中身をずっと聞かせていただいて、まさに我々大人にとっては盲点な部分が結構あると思います。

 私は、神奈川労働局という、ハローワークの統括部署にいますが、資料4のアンケート、10ページ下のほうに就労についてという部分があり、ひとり親の方の就労先の確保でなかなかこなせてないなど色々と書かれておりますが、実際我々の対策として、生活保護受給者への事業というとこで、ハローワークの人間が各区役所に常駐し、生保一体事業という就労支援をやっております。しかし、確かに宣伝とか、広報とか、我々の情報発信力は弱いのかなと感じました。

 先ほどからポータルサイトを作ったりだとかいう取り組みの中で、先ほど副知事が挨拶で言っておりましたが、ひとり親の方は情報弱者の方が多いので、ポータルサイトや先ほど出た漫画などにも、我々がやっている支援策を中に入れる。講演会でも、学生さんだけではなく、学生さんがそういう情報を聞いて親に伝えてあげる。そのようなスキームができると、この取り組みは非常に良いなと思いました。我々も協力できると思います。

(座長)

 行政の立場からも色々なご協力がいただけるとありがたいと思います。そのあたりで、葉山町の仲野委員いかがでしょうか

(仲野委員)

 高校生、大学生の方たちが、自分たちで知ろうとする気持ちが素晴らしいと思いました。ぜひ講演会とかがあれば一緒に見に行きたいなと思います。

 金澤委員が説明された相談については、私たち行政としましても色々やっていかなければいけないと思っておりますが、行政には行きづらい、行くと指導的なことを言われてしまうなど、そのような部分があります。皆さんが考えてくだることや、学校で実施していることなどと連携しながら良い結果に結びつけば良いなと思いました。

(座長)

 ありがとうございます。藤沢市の平岩委員はいかがでしょうか

(平岩委員)

 全国の子どもの6人に1人が相対的貧困であるというような状況の中で、藤沢市も概ね同じような状況でございます。就学援助を受けている小中学生が6人に1人ということで、子どもの貧困対策にしっかりと取り組んでいかなければという状況の中で、こうした神奈川県の貧困対策会議に参加させていただきながら、また、先ほどのホームページや計画が分かりにくいといったことにつきましては、藤沢市もきっと皆さんから見ると同じだろうなということで、耳が痛い気持ちで聞いておりました。

 行政としては様々な情報提供をしているつもりですが、実際に情報が必要な人にその情報が伝わっていかないということがあります。高校生や大学生、当事者の方たちに様々な支援がどうすれば届きやすくなるのかということを教えていただく。そして小中学生については、学校の子どもたちに知らせる、そして保護者の人たちにどうやってそれを知っていただくか。

 また、学校はプラットホームという位置付けであるので、それぞれの連携をどう行っていくのか、この会議の中で議論していただけるととても藤沢市の参考になると思っています。

推進月間については、何を県民の方達に周知をしていくのかを明確化すると、とても良いのではと感じました。

(座長)

 どんなメッセージや情報を伝えてくのかというところですね。

(平岩委員)

 ポータルサイトは市町村についても、関係部署での周知については、十分ご協力できる点はあるかと思いますので、その推進月間を設定する時に、何を目指すのかという点と、何を皆さんに知ってほしいかという点を明確にしていただければと思います。

(座長)

 ありがとうございます。秦野市社会福祉協議会の河本委員もいかがでしょうか。

(河本委員)

 市の社会福祉協議会はなかなか皆さんに浸透しにくく、全国の市町村にあるのに知られていません。私たちも生活費の貸付など、ご相談を受けさせていただいています。私たちも壁にぶつかっており、同じ方が何回も貸付の相談とかに来られることがあり、根本的な解決が必要なため、去年の4月から、総合相談センターというものを常設いたしました。

 今までは高齢者や障害者など対象者を区切って相談を受けていたのですが、そのためになかなか市民の方にとっては利用しづらく、市役所に行ったらこちら、社会福祉協議会に行ったらこちら、と窓口がそれぞれバラバラの状況であったので、なんでもいいから相談に来てほしいということで、窓口を開きました。

色々な方が相談に来られるようになったのですが、明日から電気が止まってしまう、家賃を滞納して出て行かなくてはいけないというような本当に切迫した相談があるので、居場所作りなどもあると思いますが、その前の段階から、子どもの貧困を知ってもらうことは本当に大事なことだと思いました。  

 私たち社会福祉協議会は地域に密着しているので、私たちが地域に出て行って、声が出せない人を訪問して見つけ出し、急迫する前の段階でご相談できればと思います。

 相談しやすい環境を作るという意味でも推進月間というのはとても良いことだと思います。あえてそういう機会を作って、皆さんに知っていただくのはとても大事だと思います。私も一緒になってやっていきたいと思います。

(座長)

 心強いお言葉ありがとうございます。推進月間についてテーマや伝えるべき内容や対象はご相談しながらということでよろしくお願いします。

 残りの時間で講演会、ポータルサイトなどについて意見交換ができればと思います。

 まず最初に先ほどお話に出ました講演会ですが、内容についてアイディアを少しお出しいただけるとありがたいと思います。

 今日、この会議が終わったあとに、子ども部会がありますので、皆さんからいただいたご意見を基に子ども部会で検討する形になっております。講演会について、何かアドバイスやご意見等ありますでしょうか。高橋委員いかがですか。

(高橋委員)

 私たち大人が自分たちでできず、高校生、大学生の皆さんに期待したいのは、現実に何がどう困っているのかという、同じ世代のリアルな声です。

 通常、大人は、お金がないというだけで困っていると考えるが、実は困っていない人もいるかもしれない。反対に、大人は、お金があるから大丈夫と考えるが、別のことで貧困だなと感じている人もいるかもしれない。子どもから見た子どもの貧困というものがあるはずです。

 これがつらい、これが満たされていないというような生の声が、講演会のベースになるのであれば、ある程度の数が集まると、とても説得力がありますし、出発点として良いなと思っております。

 最初の赤間委員のご発言とも繋がっていくのですが、経済的な問題はあまり知られたくないという問題もあるので、どういう形でどうやって探していくのか、集めていくのかっていうのはとても難しいと思っていますが、講演会のベースにそれがあるととても嬉しいなと私は思っています。

(高取委員)

 私も同じ意見です。高校生たちが知りたい、知ろうとしてもらいたいというのは大人たちにもインパクトを与え、ピュアでとても良いと思います。

 高校生たちがリアルな声を聞いて、自分事として捉えてもらう視点がほしいなと思います。つまり自分だけでなく、自分の友達のまわりとか、可哀想な人たちがいると考えるのではなくて、そこにはいじめが絡んでいるかもしれないし、色々な問題がでてくるかもしれない。どこまで自分事として捉えて発信できるかということで、それに共鳴する仲間がたくさん集まるのではないかと思います。

 そうすると貧困は核ではあるけれども、もっと精神的に困っていることとかが出てくると思います。

 本当に困っている人たちは声をあげられない。困っていることを困っているとも認識してないという状況なので、そこをどうやって映していくか。ぜひ同じ視点になって見てくださると良いのかなと思います。

(座長)

 ありがとうございます。先ほどの発言に出た、若者たちが実際どう感じているのかというところで、かつて聞いたお話の中で、例えば学校にスクールカウンセラーがいらっしゃいますが、相談しづらいということを聞いたことがあります。理由はスクールカウンセラーがいる部屋に行くことが友達に分かってしまうのが嫌だということであり、スクールカウンセラーがいるだけではいけないのではないかと思いました。

 学校の中のカウンセラーが、もう少し工夫すれば良いなという声や、学校の先生との関係で、もっとこういったところを聞いてほしかったなとか、こうしたら話しやすいのに、などあると思います。

 そういった辺りも、子どもたちの声として、教えてもらえたらと思いますが、いかがでしょうか。

(高校生代表委員)

 私の学校にもスクールカウンセラーの先生がいますが、私自身中学三年生くらいまで、スクールカウンセラーの先生とお話することがあまりありませんでした。

 しかし、高校に上がってからスクールカウンセラーの先生主催のアクティビティーが開催されるようになりました。授業の中で自分のことを紹介したりするアクティビティーが月に一回程度あり、ストレスとか、いろんな側面から説明してくださいました。

 それでスクールカウンセラーの先生と心の距離が縮まったと思ったので、先生と生徒の距離を近づけるということをした方が良いと思います。

(座長)

 ただ、相談するのだけではない工夫があると良いですね。

(高校生代表委員)

 相談しやすくなったと言っている友達もいます。

(座長)

 どういう人か分からないと相談に行くっていうのは難しいですよね。ありがとうございます。講演会について他に何かご意見等ございますか。

(赤間委員)

 今回の講演会は、ひとつの課題に対して深く入っていくというよりは、もっとふわっとしていて良いのかなと思います。子どもの6人に1人が困窮しているという状況については我々も最近知ったことですし、みんなも初めて知る。受け皿の先生や、関係者、保護者もそうです。そしてなによりも、自分の置かれている立場を知らない子たちも、たくさんいると思います。

 例えば、部活の遠征に行けない、給食費が払えないとか、そういった生活がずっと続いているから、それが当たり前だと思っている。それをあえて困窮しているなんて認識はないです。児童養護施設の利用者のなかでも、回転寿司に初めて行って、どう取っていいか分からない子たちもいます。

 そのため、今置かれている生活が基準で、本当に困窮していることが分かっていない子たちが当事者たちにいること。そして、一生懸命勇気を出して、私たちはこういうことで我慢していたんだというメッセージを伝えることによって気づいていない子どもが共感していくことが必要ではないかと思います。

 深く切り詰めて、ストレートにやるよりは、気付きを得ることが好ましいと思います。

 学校では子どもの居場所をつくり、交流相談に来てくださいという受身的な取組み以外に、先生が生徒の家庭の経済状況などに気付き始めるなど、今年度は、当たり障りのない範囲で、みんなで共感していったり、気付きのきっかけを作る程度で良いのかなと思っております。

(座長)

 そういう意味では、先生方に来てもらいたいという思いが大きいですかね。

(大学生代表委員)

 スクールカウンセラーの話に戻ってしまいますが、スクールカウンセラーの先生が年度ごとに変わってしまったり、話したことが親に伝わってしまうという噂があったので、私はスクールカウンセラーには行かず、保健室の先生に相談していました。そうするとスクールカウンセラーとの関わりがなくなってしまい、先生たちも何も気付けない。

 先生たちのほうから気付いてくれたら、私も相談できていたのかなと思うので、先生にも講演会に来てほしいと思います。

(座長)

 先ほど、学校をプラットホームに、とお話が出ましたが、子どもの貧困対策の国の大綱の中に、学校をプラットホームにして色々な情報を届けたり連携しようというのがあります。学校の先生方も講演会に出てきていただければ良いのかなと思います。

 では、次はポータルサイトについて、議題2を事務局からご説明お願いいたします。

議題(2)ポータルサイトの名称について

(事務局)

 今回はポータルサイトの名称について皆さまからのご意見をいただきたいと思います。先ほどの推進月間資料の裏面にあります、資料11です。

 ポータルサイトを立ち上げる以上、多くの方々に見ていただき、ひとり親家庭だけでなく、関わる方、お子さんも含めて見ていただきたいので、名称はとても大事になると考えています。

 そこでサイト名称は親しみやすい名称にしたい。一方でインターネットの検索に引っかかりやすくする必要があるため、サブタイトルをつけるなどの工夫が必要と思っております。ひとり親世帯に限定しているわけではないため、そこにも留意が必要だと思っております。

 そこで事務局のほうでいくつか案を考えてみました。また、検索対策としてサブタイトルを、組み合わせはランダムになりますが考えたいと思っております。

 これにつきましては、皆さま方にもっと意見をいただいて、事務局で決めていきたいと思っております。

(座長)

 資料に記載の案に限らず、ご意見等をいただけたらと思います。

 この会議の直前に子ども部会の皆さんと打ち合わせを行い、いくつか意見がありました。ご説明をお願いします。

(高校生代表委員)

 神奈川県の花が百合ですが、英語でLily(リリー)というので、リリーというタイトルにして、リリーちゃんのキャラクターが作れるのではないかと思いました。

(副座長)

 他の自治体でリリーちゃんという、ゆるキャラがいたと思います。

(座長)

 それだとダメですね。あと他にカモミールという意見がありました。

(大学生代表委員)

 カモミールという花言葉には「逆境に耐える力」という意味があるので、良いかなと思いました。

(座長)

 そんな素敵な花言葉があるとは知りませんでした。大学生の皆さん、いかがでしょうか。

(子ども部会委員)

 キャラクターを作るということは、検索にも引っかかるということにもなりますし、印象に残ることが重要だと思うので、ポータルサイトの名称も大事ですが、キャラクターを作ることによって、ポータルサイトのイメージを作ることができるので、良いのではないかと思いました。

(座長)

 この中で、子ども部会の皆さんからみて、ポータルサイト名でこれが良いというものはありますか。

(高校生代表委員)

 ポータルサイトの名称案の「子どもと親への応援サイト」とか「ひとり親応援広場」のようなものは、高校生の私たちから見てマイナスのイメージを抱いてしまいます。

 このポータルサイトには、私たちも書き込めるような機能もつけるということがお話にも挙がっていたかと思います。そうするとひとり親とか、マイナスイメージを与える言葉を使わないほうが良いのでないかなということで、先ほどのリリーとか、百合とかいった案が出てきたという背景があります。

(座長)

 積極的に活用しようというイメージになりにくいという感じでしょうかね。

(副座長)

 検索に引っかかるようにするには、色々サイトにキーワードを埋め込めばいいだけで、サイト名は想像できないようなものの方が良いかと思います。「リリー」とか「そよ風」とか「はばたき」とか。なんだろうと思った人が検索するとういのも一つの手ですよね。

 マイナスイメージを与えないでスッと入っていけるものが良いと思います。

(座長)

 「子ども未来応援広場」というのはどうですか。

(高校生代表委員)

 ひらがなやカタカナで、読みやすい名前が良いかなと思いました。リリーとかは覚えられる上に、呼びやすい。リリーじゃなくても良いのですが、パッと言えるようなものが良いと思います。

(副座長)

 リリーで検索すれば出てくるので、短くてキャッチーなもののほうがより使いやすいですよね。

(座長)

 ポータルサイト事業の受託者の方はいかがでしょうか。

(ポータルサイト事業受託者)

 海外では「シングルライフ」など、外国のひとり親世帯向けのポータルサイトがありますが、もっとキャッチーなものの方が良いなと思います。

 今は、お母さんが30代の世代で、スマホ世代ですので、もう少し簡単に検索ができる方がいいと思います。

SNSについては、今はあまりタグを入れたりするということをしません。キーワードは記事の中に入れれば引っかかるので、名前はキャッチーな方が広がりやすいかと思います。

(座長)

 何かいい案はありますか。冨江委員いかがですか。

(冨江委員)

 先ほどおっしゃっていたカモミールっていうのはとても響きがいいと思いました。カモン!カナガワンという歌とダンスがありますので、カモンミールにしたりとか。

(座長)

 カモン!カナガワンとカモミールを引っ掛けるんですね。

(高取委員)

 逆境に耐える力という発案が、とても良いと思います。

(座長)

 事務局の皆さんはいかがでしょうか。

(事務局)

 貴重なご意見ありがとうございます。改めて私たち大人目線で作っているのだなと痛感いたしました。ぴったりな名前じゃなくとも、ヒットされやすいような形の方が良いのかなと思いました。

 今の意見も含めて、花言葉もぴったりだと思ったので、その辺も中心に考えさせていただこうと思います。委員の皆さまから別の案がありましたら、事務局の方に今週中までにお知らせくださるようお願いします。

議題(3)意見交換

(座長)

 次第の議題3の意見交換を行います。言いそびれたことや共有しておきたいことやアイディア等ございましたら、いかがでしょうか。

(飯田委員)

 大学生、高校生、そして行政の働きかけや皆さんに敬意と感謝を申しあげます。

 神奈川県では1万数千人の民生委員が皆さんの家庭の支援に繋げていますが、改めて来年100周年を迎える民生委員として、日ごろ行政や学校や地域のお母さん方に接しております。

 今、貧困という問題がありますが、私も平塚で社会福祉協議会、行政も含めて、色々な問題提供をしているひとりであります。1つは、先ほど副知事がおっしゃいましたように、6万2千世帯の児童扶養手当が行政の窓口で支給されていますが、この辺りが教育現場や民生委員に繋がらない仕組みがあります。

 それからもう1つ、私は平塚市のある小学校の先生に、社会福祉協議会や行政支援についての内容を学校たよりに出してもらいました。これは平塚でも県でもやったことのないことです。

 例えば春の小中学校の入学祝い金。今、生活保護の手当ては行政から支給されますが、社会福祉協議会を主体とした善意のお金を活用している制度が横浜、川崎、相模原、30市町村にありますが、そのことが伝わっていないということがあります。

 それから、就学援助費。民生委員は学校と接点があるんですけど、その仕組みが従前と比べて、薄くなっている。

 20年ぐらい前までは、就学援助は民生委員と学校が立ち会ってやっておりました。今は学校が窓口で受けて、事務処理している。そのことで民生委員のフィードバックがなくなってしまいました。形として見えなくなったために色々な支援ができない。

 ですから、私も修学旅行の準備に入っておりますが、支度費ということで社会福祉協議会から送ってお母さん方に持っていきます。子どもにはそのことにつきましては触れないわけですが、はっきりとお母さん方に子どもの修学旅行の費用の支払に使うよう伝えます。学校によっては修学旅行の費用を払わないと行けない人もいます。

 基本的には行政の福祉窓口と学校の窓口、それぞれの機関が横の連絡を取らないと、支援の切れ目ができるなど、支援が非常に難しくなっているとつくづく感じております。

 国全体が、高齢者には優しい。私は未来に託す皆さんに優しくしてあげようということで、子育て支援等、行政の制度、社会福祉機関の制度を徹底的に、ひとり親家庭等に知らせようと思っていますが、そのパイプが詰まっております。

 平塚市も子育て会議を作りました。2部10課ありますが、横との連絡が非常に必要だと感じております。窓口は忙しいので、制度の対応でいっぱいでございまして、他のことについて、触れる、支える機会が薄いです。そのことについて私は問題を指摘しながら、お母さんに寄り添ってあげて、こういうところに相談しなさいだとか、そういうことを一言言う機会も含め、窓口のアフターや周知活動が必要だと思っていまして、できれば県がそのメッセージを30市町村、横浜、川崎、相模原も含めて伝えてほしいと思っております。

 皆さんの勇気に感謝し、その次に続く小中学校の皆さんの支援をしながら、大学までいく皆さんの将来に託した夢を実現してあげたいと思っていますので、よろしく願いします。ありがとうございました。

(座長)

 ありがとうございます。民生委員制度も100周年を迎えるんですね。

(飯田委員)

 昔はご存知のように、岡山で済世顧問制度、貧困の人たちを救ってあげたいというひとりの行動が知事を動かして、現在ここまできているわけですが、私たちは、生活保護ということは別として、もっと違った、ひとりで自立している人たちを大事にしたいと思います。

 この自立の過程も皆さん、子どもさんも含めて強くしていけば、日本は将来もっと夢のある社会ができるかなと思っていますので、頑張ってください。私たちも応援いたします。

(座長)

 ご発言ありがとうございます。本日、神奈川県子ども未来担当局の茂木局長もいらしてくださっていますので、もしよろしければご発言をお願いいたします。

(茂木局長)

 本日は活発な議論ありがとうございました。事務局からこの会議の趣旨や取組みを申し上げましたけれども、今年度神奈川県で、子どもの貧困対策会議を軸にしっかりと取組みを進めてまいります。

 ただ、この会議は通常の審議会のように意見をまとめて答申して、それから県が何か動き出すという動きだけでなく、この場で色々なご意見をいただきました。県で作っている資料が非常に分かりにくいですとか、連携が必要ということなど、様々いただきました。

 そういった意見を、私どもも早速取り組めることは意見を取り上げて、実際この貧困対策を進めていきたいと思っております。それから、子ども部会の高校生、大学生の皆さんからも講演会や相談会など、色々と提案をいただいております。皆さんと一緒になって、できるだけ良いものを実現していきたいと考えています。 

 今後も様々な形で、私どもの貧困対策、県としての取組みとして手探りの部分が非常に多い状態ではありますので、皆様から多彩なご意見をいただいて、それを生かして取り組んでいきたいと考えております。本日はありがとうございました。

(座長)

 ありがとうございます。その他ご発言ありますでしょうか。お願いいたします。

(大学生代表委員)

 子どもの貧困問題を知ろうと思って講演会に行ったのですが、年齢が上の人たちばかりで、若者が入りにくい雰囲気だったんです。なので、興味持った若い人たちが気軽に行ける講演会ができたら良いと思います。

(座長)

 一般向けの講演会はあるけれど、若者が分かりやすく、一緒に考えていけるものは確かに少ないですね。

(副座長)

 それこそ今までないのではないでしょうか。

(座長)

 友達も呼びやすいし、みんなで作る新しいタイプの講演会をぜひ8月に実現できたら良いですね。高校生代表委員の方、どうでしたか、皆さんとこういった会議にでた感想など最後にいかがですか。

(高校生代表委員)

 ハイスクール議会をきっかけにして子どもの貧困について知ることができて、ここまでの会議に実際になって、具体的に次会議をやるとか決められていることとかが、自分でもびっくりしていると同時に、このようなことに携われて良かったと思います。

 神奈川が初めての取り組みということで、これから進行していくと思うんですけど、神奈川で行ったことが他の都道府県や市区町村に広がったら同じような取り組みが増えると思うので頑張っていきたいのと、同世代の人にも知ってもらうということで、子どもの貧困に対する関心が変わってくると思うので、まず知るということから、私たちは始めていく必要があると思います。

(座長)

 ありがとうございます。子ども部会の高校生の方、感想をいかがですか。

(子ども部会委員)

 こういう機会があるのはありがたいことで、私も本当のことを言うと貧困家庭なんです。ですので、本当に貴重なご意見を色々と聞かせていただけて、素敵な時間をありがとうございました。

 私の周りでも気付かない子はたくさんいると思います。私も自分が貧困だと思わないようにしていました。でも、助けを求めることは大事なんだということを私よりも下の年代の子にどんどん伝えていきたいと思います。

今日はこのような会をありがとうございます。本当に光栄です。ありがとうございました。

(座長)

 ありがとうございました。

 それでは、議事は終了いたします。

(事務局)

 委員の皆様、本日は貴重なご意見ありがとうございました。本日のご意見を踏まえ、今後、内部で検討する予定です。

 

会議資料

(資料1)かながわ子どもの貧困対策会議設置要綱 [PDFファイル/93KB]

(資料2)神奈川県における子どもの貧困対策の取組状況について [PDFファイル/114KB]

(資料3)平成28年度事業の展開イメージ [PDFファイル/401KB]

(資料4)「神奈川県ひとり親家庭アンケート」の結果をまとめました(速報) [PDFファイル/614KB]

(資料5)子どもの貧困対策ポータルサイト [PDFファイル/302KB]

(資料6)かながわハイスクール議会2015 政策提言書 [PDFファイル/68KB]

(資料7)高校生からの提案(1)「講演会の企画・開催」 [PDFファイル/161KB]

(資料8)高校生からの提案(2)「子どもたちへの交流・相談会の実施」 [PDFファイル/133KB]

(資料9)高校生からの提案(3)マンガ版「子どもの貧困対策」 [PDFファイル/102KB]

(資料10)事務局からの提案「子どもの貧困対策推進月間」の設定 [PDFファイル/91KB]

(資料11)ポータルサイトの名称(案)について [PDFファイル/119KB]

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神奈川県

このページの所管所属は 福祉子どもみらい局 子どもみらい部子ども家庭課 です。