(財)神奈川科学技術アカデミー(KAST)は、先端技術の研究と産業の振興を通じて、地域の発展とくらしの向上に取り組む産学公連携機関です。KAST前理事長藤嶋博士が発見した「光触媒」は、現在では様々な形に応用され、私たちの身近な生活に役立っています。KSPテクノプラザ・光触媒ミュージアムは、「光触媒」の原理やすばらしい効果が目で見てわかるよう展示されています。
ちょっと難しそうに感じていた「光触媒」ですが、光触媒ミュージアム館長の村上さんや石橋さんにやさしく丁寧に説明していただき、とっても便利で役立つ技術に驚きました!「光触媒」は、太陽や蛍光灯などの光を利用して、油汚れを分解したり、水をきれいにしたり、空気をきれいにするなどの働きがあるので、環境にもやさしい技術としていろいろな所で使われています。車のサイドミラー、トンネルにある照明灯のカバーや空気清浄機など様々な製品に光触媒技術が使われています。光触媒が塗布されているタイルは、光を当てると油を分解し、スタンプが消えます。研究中の製品も展示されていて、今後の「光触媒」技術の発展も楽しみです。
光触媒ミュージアムの入口では、科学の絵本やミリオンセラーの絵本コーナーがあり、子どもたちが楽しく科学に興味を持ってもらえるような工夫がありました。ミュージアムをきっかけに科学者・研究者への夢を持ってもらえるといいなと思います。
KASTで「光触媒」を研究している酒井宗寿博士に先端科学技術の研究の醍醐味をお伺いすることができました。
酒井博士は、「小学校、中学校、高校、大学の授業で使っていた教科書に書かれていないことを発見した時、世界で気づいたのは自分ひとりだ、と思うと身震いする」そうです。「何回実験してもやはり教科書に書かれていない結果が出る」といよいよ自分が気づいた!と実感し、この技術がどんな事に使えるか考え、イマジネーションを膨らませると、「未来の扉を開く感覚になる!」そうです。教科書に書かれていないことを発見する、ということはすごい事だと思います!
また、KASTのような公的機関ならではの研究として、基礎的な科学研究があるそうです。「企業へ新しい概念を供給した結果、企業が新しい製品を開発し、その製品を使用することでコスト削減や付加価値向上が実現し、消費者に還元される」KASTでの基礎的な研究がヒントとなって、私たちの身近な生活が変わっていくんですね。
ほかにもKASTでは、「次世代電気自動車のための高効率化技術の研究」や「高齢化社会におけるQOL(クオリティー・オブ・ライフ)向上を目指した人工骨の研究」など最先端技術を研究しています。研究中はご苦労も多いかと思いますが、未来につながる科学技術、新たな可能性を応援します。
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