お母さんの基礎知識(思春期・男の子編)(もっと詳しく…)

掲載日:2011年1月19日

息子の心の変化…反抗期

             

 

思春期には身体の急激な変化と共に、心にも急激な変化が起こります。この時期の最大の苦悩は、本人が自分の急激な変化についていけず、自分自身がコントロールできないことではないでしょうか。自分の身体の変化に戸惑い、それまで何の違和感もなかった自分自身のことや友達のことが異常に気になる、親のひと言ひと言がかんに障る…でもどうしたらいいか分からない、自分に何が起こっているのか分からない、こんな事を人に話したらおかしいと思われそうで言えない、大人には絶対に知られたくない、だから無性にイライラする。それが思春期の反抗期です。子どもの思春期の反抗は親にとっても戸惑い、不安なものです。苦しそうな我が子を見ていると何とかしてあげたくなって、いろいろ問い詰めてしまうかもしれません。でも思春期は成長にとって必要な一過程。親からの自立、親や他人とは違う「自分」の確立のために、なくてはならないものなのです。親にとっても辛抱の時ですが、子どもの今のそのままの姿を認め、見守ってあげましょう。

(臨床心理士回答)

             

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息子の心の変化…外見を気にするようになります

              

 

思春期になると、自分自身に関心が向くようになります。特に他人から自分がどのように見えるかがとても気になるため、自分の外見について非常に気にするようになります。これは女の子に限ったことではありません。今は男の子も女の子と同じように自分の見た目に気を使う時代です。よく母親が「中学生の息子が急にむさくるしくなって…」などと嘆いたりしますが、むさくるしくなって一番つらいのは本人です。男の子みんながテレビタレントのようにさわやかなわけではありません。自分のからだつきや声が急に変化し「男くさく」なっていく変化に一番戸惑うのは本人たちなのです。そこで男の子たちも友だちや異性から汚く、むさくるしく見えないように、さわやかに見られるように、服装や髪形、体臭や顔の脂に気を遣うようになります。中学生の男子の部活動のあとには、汗ふきシートのごみがいっぱいです。夏の教室では、いろいろな制汗剤や香水の匂いが混ざり合って大変なことになっています。「男の子のくせに」という大人の言い分は今や通用しません。まして「むさくるしくなって」などと言うのは、本人がとても傷つくことがあるのでやめましょう。

(臨床心理士回答)

              

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息子の心の変化…Hな本について

              

 

思春期は二次性徴が現れ、性ホルモンの分泌が活発になる時期です。この時期の男子に性的欲求が高まるのはこの性ホルモンの分泌によるものです。異性に興味を持つ、女性の身体に対して性的興奮を感じる、性行為に関心を持つ…これらはすべてごく普通に思春期の男子に起こる変化です。息子さんの部屋にHな本があったとしても、布団の中でごそごそしている様子があったとしても、何もおかしなことではありません。しかし、思春期の男子の多くは、自分の身に突然起こる性的な変化や、制御しがたい性的欲求に戸惑い、恥ずかしさや罪悪感も感じています。もし息子さんに今まではなかった性的な関心の気配を感じたとしても、茶化したり、非難したり、あからさまな嫌悪感を見せるようなことは決してせず、そっと見守ってあげましょう。この機会に、同性であるお父さんから大人の男性になるということについて話してもらうのもいいかもしれませんね。

(臨床心理士回答)

             

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マスターベーションについて教えてください。

              

 

マスターベーション(自慰行為、またはオナニーともいう)とは、性交ではなく、自分の手や器具などを用いて自分の性器を刺激し、性的快感を得る行為をいいます。特に二次性徴が起こっている思春期の男女は性ホルモンの分泌が成人より活発であり、また性的欲求も高いため、頻度が多いといわれています。男性は夢精の予防も兼ねて、落ち着いてマスターベーションできる就寝前あるいはその前の入浴時等に済ませるのが一般的といわれています。また、早朝の朝立ちにより眼が覚めてしまうと、勃起したままでは再び寝付きにくいので、マスターベーションにより勃起を収めることもあります。マスターベーションが非道徳的・有害である、という考えは遠い昔からありますが、多くは根拠のない虚言です。マスターベーションの経験回数が増えるに従って、性器への刺激が増さないと射精しにくくなる(遅漏になる)ことはありますが、マスターベーションは男女問わず自然に行われるものであり、無理に止める必要はありません。

(泌尿器科女性医師回答)

              

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精通の時期は。母としての対応は。

              

 

精通とは、男子が性的に成熟していく過程で、生まれて初めて射精を経験することです。多くの場合、夢精またはマスターベーションにより経験します。男子では第二次性徴に伴い、精液が生産されるようになり、それが蓄積の限界を超えると睡眠中に夢精という形で体外へ放出されます。または、好奇心で性器を刺激することにより精通を経験します。マスターベーションによる精通の初体験は、早い人で小学校3、4年生、遅い人で高校生と言われています。男子の第二次性徴は急激に階段を駆け上る勢いで中学生頃に起きます。息子さんは母親にはなかなか恥ずかしくていえないようですし、マスターベーションの気持ちよさに感動して、あまり不安に思っていない子どもも多いようなので、優しく見守ってあげていても良いのではないでしょうか。

(泌尿器科女性医師回答)

              

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第二次性徴について教えてください。

              

 

第二次性徴とは男女それぞれが子孫を残す準備のために身体が変化することを指します。第二次性徴が始まる時期は、おおむね男性は12~14歳頃、女性は10~14歳頃からが多く、急速に発育する子もいれば、緩やかに発育する子もいるので、男女とも第二次性徴が現れる時期や順序、見た目などには個人差があります。男性の場合は、陰嚢の増大と赤みが出てくる時から第二次性徴に入ります。女性は乳房が発達し始める時から第二次性徴に入ります。表に書かれている順に変化が起こることが普通ですが、これらの発生・発育の順番は入れ替わることもあります。第二次性徴は大人になるために誰にでも起こることですが、子どもたちは初めて起こった自分の変化に最初は大きく戸惑い、恥ずかしく感じてしまうこともあります。正しい知識を優しく伝え、その変化を受け入れられるようにサポートしてあげましょう。

(泌尿器科女性医師回答)

              

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第二次性徴に発生する身体の変化

              

 

番号

男性

女性

1

精巣(睾丸)の増大・陰嚢の変色乳房の発達

2

陰茎の長大化性器の発達

3

陰毛の発生陰毛の発生

4

精通の発生初潮の発生

5

変声(声変わり)の発生腋毛の発生

6

腋毛、髭の発生、乳輪の面積が若干広くなり、乳頭と共に茶色や黒色に変色する皮下脂肪の増大

7

包皮の後退、陰嚢・包皮が黒みを帯びてくる骨盤が発達し、ヒップがふっくらと膨らんで丸みを帯びていく皮下脂肪の増大

8

肩幅が広くなるウエストにくびれが形成される

9

筋肉の発達変声の発生(男性ほど著明ではない)

10

乳房の発達(女性ほど著明ではない)顔面の変化

11

顔面の変化体臭の発生

12

体臭の発生

※ 番号は、一般的に変化が起こる順番

              

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包茎について教えてください。

             

 

包茎とは、『平常時、亀頭が常時全露出しておらず、包皮がかぶっている状態』です。ペニスの先端部分を『亀頭』といい、『亀頭』を覆う皮を『包皮』といいます。生まれてきた子どもは大半が包茎ですが、小学校高学年以降、第二次性徴期にペニスが成長することに伴って皮もめくれてきます。皮と亀頭が癒着を起こしていて、平常時・勃起時問わず皮が亀頭をおおっているペニスを真性包茎といい、日本人では男性の1~2%が真性包茎であるといわれています。この場合は尿が出しづらかったり、皮の中にバイ菌がたまりやすく炎症を起こしたりするので治療が必要になります。

それと比較して平常時は亀頭が皮に隠れているものの、勃起時に自然と亀頭が出てくる、または手で簡単に皮をむいたり、亀頭にかぶせたりすることができる場合は、仮性包茎といいます。アジアや欧米諸国を含めた世界の成人男性の多く(80%以上)はこの仮性包茎の状態であるとされており、勃起や性交や射精はできる場合が多いので、必ずしも包茎手術は必要ありません。

(泌尿器科女性医師回答)

              

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息子に彼女ができたら<父親の役割>

              

 

今の子ども達はメディアやうわさ話を通じて、たくさんの情報を耳にしています。そしてその多くが思春期の男の子の欲望をあおるものであったり、性行動に駆り立てるものであったりして、焦りを感じている男の子達は少なくないはずです。真偽の程が不確かで数ばかり多いこれらの情報に、子ども達は踊らされています。

こんな時こそ、父親の出番です。自分の経験も踏まえて息子さんに話をしてみてはどうでしょう。

彼女ができたときの高揚感、性関係を持ちたいけど、どうしたらいいかわからない戸惑い、周りの友達においていかれそうな焦り等々…時代が変わっても思春期の男の子の気持ちに共感できるはずです。それをぜひ伝えてみてください。

でも、それだけではなく、大切な話もしなければなりませんね。彼女ができ、性関係を持つということは責任が伴うこと。そして避妊のこと、性感染症のこと。初体験の早い遅いや、経験の数は意味がないこと。それよりも、いつか出会う「この人と生涯を共にしたい」と思う相手を大切にすることに意味があること。

先輩として、自分の失敗や経験から学んだことも話してあげるといいかもしれません。

つれない返事が返ってくるかもしれませんが、めげずに話してみてください。関心のない態度をしていたとしても、実は真剣に話を聞いているはずです。そして父親が先輩として、腹を割って話をしてくれたことは、子どもの心の中にしっかりと残るはずです。これは決して母親にはできないことです。

いつも奥さんに子どものことを任せきりにしているというお父さん、今こそ出番です。

(臨床心理士回答)

              

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彼女ができたら<母親から息子>

息子に彼女ができたら<母から息子へセックスや性感染症についての話ってどうする>

              

 

母親にとって中学生くらいまでの息子は、ある種特別の存在です。夫よりも密着した関係で、ちょっと恋人にも似た感覚がある場合も少なくありません。

かわいい息子だからこそ、自分の身を守るということを教えておきましょう。

どうしてもセックスがしたいなら、最低限妊娠しないことと、性感染症を予防すること、これは伝えておかなければならないでしょう。女の子から性感染症がうつる場合もありますので、自分の身を守るために、コンドームは必ず使うように伝えておきましょう。また避妊についても、コンドームだけでは絶対ではないことを伝えておかなければなりません。

このような話をすると、セックスを親が容認しているようだと思われるかもしれません。でも「うちの親はセックスを容認している」と考えている子どもはまずいません。親が嫌がることはわかっていても、今の子どもたちにとってセックスをすることは、それほど高いハードルではないのです。

親として子どもにセックスをしてほしくないのなら、黙ってハラハラしているのではなく、「してほしくない」と言えばいいと思います。その上で「でもどうしてもしたいのなら、最低限このことには気をつけなさい」と話をした方が、子どもには親の意図がきちんと伝わると思います。

(臨床心理士回答)

              

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