2017年4月、旧吉田茂邸の公開が始まりました!

掲載日:2017年4月24日

大磯の旧吉田茂邸がいよいよオープン

春です!
今年は気温の影響か、いつもより心なしか長く桜を楽しめたような気がします。
桜の季節が過ぎ、新生活にも馴染みはじめたところで、このブログも新年度分がいよいよスタート!
今年も、湘南地域を様々な切り口でご紹介していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

というわけで、今年度最初にご紹介するのは・・・
旧吉田茂邸(県立大磯城山公園 旧吉田茂邸地区内)です!

旧吉田茂邸の概要

この旧吉田茂邸、2009(平成21)年3月に原因不明の出火により全焼し、その後、地元の方々や町、県などが一体となって再建に取り組んできました。
そして、2017(平成29)年4月1日、大磯町郷土資料館別館として、一般公開が始まりました。

旧吉田茂邸は、大正時代、昭和10年代、20年代、30年代と増築を重ね、最終的な床面積は996平方メートルに及びました。
今回再建されたのは、1947(昭和22)年頃建てられた応接間棟と昭和30年代に近代数寄屋建築で有名な吉田五十八が設計した新館をメインとした、743平方メートルです。

吉田茂は、養父から別荘として引き継いだこの邸宅を、1945(昭和20)年から本邸とし、大磯に20年以上暮らしました。
その間、政財界の大物が意見を求めて「大磯参り」を繰り返すなどしたことから、戦後政治史の舞台として知られています。

再建された旧邸宅は、建物だけでなく、照明や家具などの調度品に至るまで再現され、吉田元首相のモダンな生活スタイルをうかがい知ることができます。

では、オープンしたての旧吉田茂邸の見どころを、ほんの一部ですが、ご紹介します!

日本庭園がお出迎え

県立大磯城山公園の旧吉田茂邸地区に入り、まず眼前に広がるのは日本庭園です。
著者が訪れた時には、薄桃色の桜が日本庭園を華やかに彩っていました。

桜と庭園写真


そして目に入ってくるのが、旧吉田茂邸。
一目ではその全貌はわかりませんが、かなりの大きさ。
手前左に見える白い屋根の部分は温室で、2009(平成21)年の焼失を免れた部分だそうです。

旧吉田茂邸外観写真

 

楓の間と食堂(ローズルーム)

建物に入って最初の部屋は、応接間である「楓の間」です。
焼失を免れた当時の貴重な品々などが展示されているほか、復元された調度品が置かれています。
1979(昭和54)年には、この部屋で、大平首相とカーター大統領が日米首脳会談を行ったという歴史の舞台でもあります。

楓の間写真 (楓の間)


同じ1階にあるのが、ローズルーム(食堂)です。
アール・デコ調の照明、今は合皮ですが、高級感あふれる羊の皮風の壁が特徴のこの部屋。
あまりの美しさにため息が出ます・・・。

食堂(ローズルーム)写真 (ローズルーム)

 

オブジェとベンチ

1階の中庭付近に設置されているのが、こちらのオブジェ。
ここ旧吉田茂邸をはじめとした大磯町の5つの場所(旧吉田茂邸、鴫立庵、旧島崎藤村邸、大磯町郷土資料館、旧木下家別邸(大磯迎賓舘))に、その場所にちなんだ言葉が刻まれた言葉のオブジェが設置されています。
旧吉田茂邸には、「バカヤロー」のオブジェ。
そして、吉田茂の代名詞とも言える、足袋のオブジェと葉巻型のベンチも置かれています。

言葉のオブジェ写真  足袋のオブジェ写真 (吉田茂にちなんだオブジェ)

葉巻型ベンチには、よーく見るとOiso townの文字が。細部までこだわったつくりです。

葉巻のベンチ  葉巻のベンチ(細部)写真 (葉巻型ベンチ)

書斎、金の間、銀の間

2階には、書斎、金の間、銀の間があります。
書斎は、雪月花(欄間の雪、襖の「月」(写真下)、そして折々に活けられる季節の花)があしらわれた落ち着いた雰囲気です。

 書斎の襖写真 (書斎の襖) 


室内には、黒電話(写真下)が展示されています。
おや?
電話にはダイヤルがありませんが・・・、
それもそのはず、首相官邸直通なんだそうです。
黒電話写真 (首相官邸直通の黒電話)


続いては、賓客をもてなす応接間である「金の間」。窓からは、箱根の山々、富士山、相模湾が一望できます。
「金の間」の由来は、天井の目地に張られた金箔。
細部までなんとも贅沢で、しかし不思議に落ち着きのある空間です。

応接間(金の間)写真   応接間(金の間)天井写真 (金の間)


最後は、寝室兼書斎の「銀の間」。
シックな銀の天井に、これまた素敵な照明。
和と洋が違和感なく融合したモダンなデザインで、とても数十年前にデザインされたものとは思えません。

柔らかな調光といぶし銀のような天井が静謐な雰囲気を醸し出すこの部屋で、
吉田茂は、庭園越しに富士山を見ながら生涯を閉じたと言われています。

寝室(銀の間)写真 (銀の間)

吉田茂像

旧吉田茂邸を見学したら、園内をぐるりとひとまわり。気持ちの良い散歩コースです。
海側にある吉田茂の像は、遠くサンフランシスコの地を見据えているのだとか。

  吉田茂銅像写真 (吉田茂像)

さて、旧吉田茂邸レポート、いかがでしたか?
著者は、実際に復元された建物や調度品、吉田茂が眺めていた景色を目にすることで、「歴史の中の人」だった吉田茂が、ぐっとリアリティのある人として感じることができました。
また、時を経ても色あせない美意識に感動しました。
 

ぜひ皆さんも、旧吉田茂邸にお越しください!

旧吉田茂邸の詳しい情報は

旧吉田茂邸の詳しい情報は、こちらをご覧ください。

県立大磯城山公園の詳しい情報は、こちらをご覧ください。

 

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