表丹沢:平成28年5月1日 ヤビツ峠-三ノ塔-新大日-塔ノ岳-金冷シ-堀山-大倉 の巡視情報

掲載日:2016年5月8日

確認日: 平成28年5月1日(日曜日)
コース: ヤビツ峠-富士見橋-三ノ塔-新大日-塔ノ岳-金冷シ-堀山-大倉
天気: 晴れ

<登山道情報>

●今回歩いたコースは丹沢の中でも人気があり、本格的な丹沢登山への入門コースでもあります。この日は大型連休ということもあり、秦野駅からヤビツ峠へと向かうバス停も多くの登山者で長蛇の列となっていました。(写真1)
写真_バス停(写真1)バス停には長蛇の列

●三ノ塔から烏尾山へ向かう登山道は急な下りで、通行にやや苦労しましたが、昨年度の工事によって階段が設置され、以前よりも歩きやすくなりました。(写真2)
写真_構造階段(写真2)構造階段

●表尾根でも難所である行者ヶ岳付近のクサリ場は通過するのに30分以上の時間を要しました。このように大型連休の時期には、多くの登山者で渋滞することがあります。後ろが待っているからと焦らず、一歩一歩ゆっくりと通過するようにしましょう。また、事前の情報収集などを行い、「早めに出発する、時間にゆとりを持つ」など無理のない計画を立てることも大切です。(写真3)
写真_行者ヶ岳付近(写真3)行者ヶ岳付近のクサリ場

●下りに利用した大倉尾根は、標高差約1200メートル、約7キロメートルの道のりです。途中には、岩や石が多い箇所やぬかるんで滑りやすい箇所もあります。疲れてくると、思うように脚が上がらなくなったり、踏ん張りが利かなくなったりしてきます。捻挫や転倒などの怪我にもつながりますので、こまめに休憩を挟みながら、ゆっくり下るようにしましょう。

<自然情報>

●私たちを楽しませてくれたヤマザクラも標高の低い場所では、終盤を迎えてきているようです。標高1000メートル以下で見ごろ過ぎから終わり、標高1200メートル以上ではまだ見ごろな株がありました。(写真4)
写真_ヤマザクラ(写真4)ヤマザクラ
●ミツバツツジは、登山道付近で咲いているものは少なかったですが、新緑の山面に目をやると、鮮やかな赤紫色がぽつぽつと顔をのぞかせていました。(写真5)
写真_ミツバツツジ(写真5)ミツバツツジ
●塔ノ岳付近では、オオバイケイソウが群落を成していました。日に照らされた若葉はつややかな緑色で、思わず目を惹かれます。夏になると、背の高い緑白色の花を咲かせます。(写真6)
写真_オオバイケイソウ(写真6)オオバイケイソウ
●その他確認できた花:ツルシロカネソウ(写真7)・キクザキイチゲ(写真8)・センボンヤリ(写真9)・ヤマルリソウ・エイザンスミレ・タチツボスミレ・ニガイチゴ・ヤマブキなど。
写真_ツルシロカネソウ(写真7)ツルシロカネソウ
写真_キクザキイチゲ(写真8)キクザキイチゲ
写真_センボンヤリ(写真9)センボンヤリ 

<その他>

●近年の登山ブームもあってか、人気の表尾根や大倉尾根には、以前よりも多くの登山者が押し寄せるようになりました。それに伴い、山岳トイレの整備も進んでいます。表尾根の烏尾山荘、大倉尾根の花立山荘に加えて、新たに見晴茶屋、観音茶屋の付近に山岳トイレが設置されました。山岳トイレの維持管理のためにもご使用になられた際は、チップ(100円)にご協力お願いします。(写真10、11)
写真_塔ノ岳山頂(写真10)賑わう塔ノ岳山頂
写真_見晴茶屋付近にも山岳トイレ(写真11)見晴茶屋付近にも山岳トイレ


神奈川県

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