審議記録

掲載日:2011年3月1日

様式3

審 議 記 録

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

神奈川県港湾審議会(平成19年度第1回)

開催日時

平成19年10月16日火曜日15時から17時まで

開催場所

神奈川県庁新庁舎9階 議会第5会議室

出席者

会長 柴山知也(横浜国立大学大学院工学研究院教授)

委員 畔柳昭雄(日本大学理工学部海洋建築工学科教授)

委員 並木直美(株式会社並木設計代表取締役)

委員 赤井かずのり(神奈川県議会建設常任委員長)

委員 木村謙蔵(神奈川県議会建設常任副委員長)

委員 三好正則(大磯町長)

委員 佐々木秀郎(京浜港湾事務所長:難波国土交通省関東地方整備局

港湾空港部長代理)

オブザーバー 青木 健(真鶴町長)

次回開催予定日

未定

問い合わせ先

所属名、担当者名 砂防海岸課砂防計画班 槇

電話番号 045-210-1111 内線6505

下欄に掲載する

もの

・議事録全文

 ・ 議事録要約

要約した理由

経過

1 会議の運営について

  審議会の公開について、公開することに決定した。 

2 諮問事項

 ア  葉山港の港湾施設利用料の改定について

(事務局から、「葉山港の港湾施設利用料の改定」について説明した。)

会長 : それでは、ご審議をお願いいたします。委員のみなさま、何かご意見、ご質問はございませんか。

委員 : 何点か、激変緩和措置で20年度、来年度は、新港が10%,本港が5%,それから次の年にもう10%ということなんでしょうけども、10%でもこれは激変なのかなとも思いますのでね、まず平成18年9月9日利用者団体の代表者との間の意見交換の中では、それほど難しい意見は出ていなかったような報告をいただいたんですけれども、利用者説明会の団体とは一体どういう団体なのかと、もう少し詳しい利用者説明会の中身を聞かせていただきたいと思います。

事務局:団体といたしましては、葉山港利用者団体でございますけれども、まず葉山ヨットクラブさん、それからディンギ―が主体となりますけれども葉山ヨット協会さん、それからシーホースさんが主体でございます。もともとそんなに多くの団体が使用しているわけではありません。あとは個人の方で1,2名ほど来られたかと思います。主要団体の方には参加していただいておる。それから、9月22日と2月24日に大きくは2回やっておるんですけれども、9月の時には、基本的には、もうそのときには葉山港の港湾管理事務所がかなりできてきておりましたので、翌年の4月には供用開始が多分大丈夫だろうと、そういう中で、ここで先ほど説明にもありましたけれども、充実してきたものですから値上げしたいという話をして、利用者団体の代表者の方からは、施設が充実してきたのは分かるんでそれに見合った値上げも必要だろうなという話が、一部の方、全員ではないですけれども、主要な方からはありました。ただ、さきほどいくつか値上げの手法3点ほどを挙げましたけれども、あまりにも高くなってしまうものについては議論しても無駄であろうということで、湘南港との比較ということで、平成4年に湘南港を1とした場合に葉山港を0.75の施設充実度だろうということを決めておりますので、それを使いまして今回施設充実度について利用者の皆様と話し合いをしましょうという話をいたしました。ただ、少し時間がかかるので、その時にはそういうお話をして、2月24日の日に、先ほどお示しいたしました表を提示しましてですね、意見交換をしたところでございます。ただ実を申しますと、その際には、我々の方としては、ヨットハウスの項目は、港湾管理事務所が湘南港に比べて著しく良くなりましたので、いまヨットハウスは配点15としてあるんですけれども、葉山港は18とみても良いのではないかという提案の中で、新港については25%、本港については、13%の値上げをお願いしたわけでございますけれども、ただ、「もともとの配点を超えてしまうのはおかしい」だとか、「まだまだ湘南港には近づいていない」といった利用者団体の代表者の方のご主張もございまして、今皆様にご提示した10%,20%というところが折り合えるところかな?というところで、今こういうご提案をさせていただいております。

委員 : 今、ハーバーを利用しているクラブの代表者ということなんですけれども、その前にですね、ハーバーを充実させるということを決める前にこうしたヨットクラブのメンバーですとかそういった人たちに、例えばアンケートをするとか、どういう施設が欲しいのかだとか、そういったことは調査されたんですか。

事務局:港湾管理事務所を立て替える時に、いろいろと意見を聴取させていただいております。たとえば、会議室が必要だとか必要でないとか、そのときにもレストラン等も欲しいといった要望もあったように記憶しておりますけれども、ただああいうところに、そういう施設を作った場合にペイするかしないとかいった議論をした中で、今の形になっております。そういった意味で、港湾管理事務所を作る際にも、整備計画を作る際にも、利用者の団体の代表者の方たちのご意見はある程度お聞きしていると考えております。

委員 : 私の個人の意見としてですけれども、ヨットに乗っている人=金持ちばかりとは必ずしも限らないと思うんですね。どうしてもヨットというと「金持ちのスポーツ」といったとらえかたをされるんですけれども、そうではない方もいらっしゃいますし、価格設定の中で、逗子マリーナですとか葉山マリーナーとかの料金が参考資料の中に入っているんですけれども、これは比べようがない。逗子マリーナというのは多分世界で一番高いハーバーなのではないのかなと思います。そういった中で、公営ハーバーで、県下で1箇所ぐらい、ものすごくリーズナブルな金額でヨットが置けて、海に親しめるような施設もあっていいのかな。それにしては、20%というのはあまりにも急激な値上げなのではないのかなという意見を述べさせていただきまして終わります。

委員 : 今、料金改定の際に、利用者代表の皆さんへの説明会の時に当初は新港が25%で本港が13%というお話がありました。そういう意味からいきますと資料1は、20%,10%アップというのにあたっての、裏づけとしてあえて作ったものでしょうけれども、そういう意味で言うと、最初に湘南港の利用料金の75%というふうに設定した葉山港をね、そこらへんの根拠というのは何かあるんでしょうか。それから、点数の振り分けをして点数をつけているんですけれども、立地修景の面では、本港に行っても、これはあまり変わらないと思うので、10点のままでよいのかなという感じもするんですよ。そういう意味では、点数のつけ方、当初は25%というのが20%という風に、数字を合わせた、合わせなければならないんでしょうけれども、その辺についての説明をお願いします。

事務局:平成4年に料金改定があったんですけれども、そのときには、大体こういった形の表で審議会のほうには出しております。ただ、このときには○×でございました。この表の左のほうに、クレーンですとか保管施設ですとか書いてあるんですけれども、これをずらっと15項目ほど並べまして、○×で評価をして、15分の8とか7とかいう中で、75%というお話をさせていただいております。それを根拠といたしまして、これはある程度並べただけですので、今回はある程度評点付けをしまして、重きをおきまして、たとえば、クラブハウスとか保管施設というのは誰でも利用者が使う重要なものであろう。また安全サービスも重要なところですけれども、施設ではないということで、10点。レストランとか駐車場というのは付帯的なものであるということで配点を分けてあります。重きを分けてあります。それから修景の話が先生のほうからありましたけれども、本港の方では、先ほども話しありましたけれども、漁船と一緒にあるんですね、クルーザーと漁船が同じ港内にあります。それから浮桟橋も、新港に比べますと本港ではかなり差がありますので、本港については、修景点は3点下げている。という理屈をつけております。

委員 : というのであれば、整備前が7点で、整備後が10点というのなら分かるんですけれども、修景については全然変わりがないのではないかという風に思うんですけれども、という意味では、点数のつけ方。港湾の施設を作るという意味での点数のつけ方の基準は他にたとえば国土交通省とかといったところで何かあるんですか。

事務局:われわれも調べたんでございますけれども、点数の基準というのはないんでございます。ただ項目立てしました項目、クラブハウスですとか駐車場だとかある程度の項目については、今日畔柳先生がいらしておりますけれども、畔柳先生の著書などによりましても、ある程度の項目立ては合うのかなとわれわれも思っております。

それから配点については、県独自で考えているところはありますけれども、平成4年度の県の資料を強化してお出ししているところでございます。

委員 : 十分に利用者の方に関しての説明をしていただいた上で、先ほどありましたように、神奈川県内でも数少ない公営の施設ですので、そういう意味では県民の皆様、県民の方ばっかりではなくて県外の方もいらっしゃるでしょうけれども、利用しやすいような施設に是非お願いいたします。

委員 : クラブハウスの項目ですが、湘南港と葉山港を比較した場合に、湘南港はかなり老朽化が進んでいるということと、葉山港はバリアフリー設計でなされたということ、それから、クラブハウスの質だけでなく、利用者に対するロッカーの充実度ですとか量と質の面に関して、クラブハウスの15、15点というのはどういう判断でつけられたのか。

事務局:湘南港のクラブハウスが老朽化しているのは確かでございます。ただ当初配点した15点というのはある程度おいておかないとずれてしまいますので、それを生かさせていただきまして、これを超えることがないんだけれども満点になりましたという配点でございます。分かりにくいかもしれませんけれども。クラブハウス内に更衣ロッカーなどはできておりまして、数的には劣るかもしれませんけれどもより充実しているわけでございます。

委員 : 愚問になるかもしれないんですけれども、葉山港の維持経費的なものは分かるんですか。

事務局:葉山港の維持管理経費ですけれども、指定管理料といくばくかの維持管理費でだいたい7900万、8000万近くが維持管理費です。

委員 : 私からもお伺いしたいのですが、日本では、社会基盤施設のストックを大量に抱えておりまして、港もそうなんですが、これから社会基盤施設をどのように維持管理していくのかということと、老朽化したものをどうやって改良していくか、ということが全国共通の課題です。その場合に、たとえば、どれくらいのコストをかけたらどれくらいの便益を得られるのかということを計算しながら、さらに、その便益は誰が受ける便益なのか県民全体が受ける便益なのか、利用者が受ける便益なのかということをきちんと整理した上で、今後投資をどれくらいしていくかというのを決めていく立場が必要と思います。今後、港の話に限らないのですが、公共の施設を維持管理してさらにその質を高めていくという時に、どれくらいのコストをかけて、どれくらいの便益があって、そのコストはだれがどう負担すべきなのかということをきちんと議論しないと、なかなか県全体として、適正な社会基盤施設の更新の方法というのは出てこないと思います。これは、今すぐ答えてくださいということではないのですが、港を一つづつ整備しますというだけでなくて、全体としてどういう状況であるので、整備していく中でこういう優先順位で整備していく必要があるんだという話をしていただけると私としては非常に分かりやすかったかなと思いました。今すぐというのではなくて、将来的にはそうなっていくべきではないかと思っております。

会長 : それでは、ほかにご意見はないようですので、アの葉山港の港湾施設の利用料の改定についてお諮りいたします。特に反対という方はいらっしゃらなかったように思いますが、諮問書の内容のとおりご承認いただいたということで知事に答申をして良いでしょうか。

委員 : 異議なし

会長 : それでは異議無しとのことで、本件は妥当ということで知事に答申いたします。なお、答申書の記述については会長一任とさせていただきたいのですが、それでよろしいでしょうか。

委員 : 異議なし

会長 : ありがとうございました。

イ 大磯港活性化整備計画について

(事務局から、「大磯港活性化整備計画」について説明した。)

会長 : それでは、ご審議をお願いいたします。委員のみなさま、何かご意見、ご質問はございませんか。

委員 : 大磯港については、大磯町にとって、活性化の起点になるのかなということで、町としては期待している一大事業でございます。そういう意味では早期に着工していただけることを望んでおります。

委員 : 海水浴場の砂浜と港湾の砂浜のちょうど境のところにビジターバース、防波堤が長く海のほうに突き出しておりますが、海水浴をしている人たちの安全性を考えた場合に、海に突き出した防波堤に沿って、海の深い方に引く潮の流れが強くなる。海で遊んでいる海水浴の利用者が強く沖のほうに連れて行かれるというような現象が起こるということを聞いておりますので、それに対する対策を、この計画の中で是非考えて考慮していただきたいと思いますが、そのへん何か工夫などあるのでしょうか?

事務局 :この図面で見ていただくと分かるのですが、大磯港に対する卓越波浪というのはちょうどこの図面を下から見た感じの卓越波浪になります。ですから西防波堤と呼んでおりますが、下の防波堤が長くなっております。今お話のあった砂浜でございますけれども、沿岸漂砂の関係がありまして、今ビジターバースと引き出してあるあたりに、ちょうど「かぶと岩」という大きな岩がありまして、昔はそこまで泳いで行くのが結構大変だったということを地元の方がおっしゃっております。ところが今はかなり簡単に行けるようになったというぐらい、砂浜がついているところでございます。ただし今先生がおっしゃられた離岸流が起きているのかということは、これについてはまた地元の方とご相談しながら、必要ならばそれに応じた対応を考えていこうと思います。

委員 : 結構今砂が堆積されて、砂がついてきております。いまは歩いていけるぐらいですのでそれほど大きな影響はないのかなと思っております。堆積が激しいと。その代わり向かって西側のほうは削られているというところです。

委員 : 今回の計画は、大勢の人がいろんな楽しみ方ができるようになる、将来に向けて希望が持てるような計画になっていて楽しみなんですが、人々が、楽しんだり集ったり、休んだりするところで、とても大切なのは安全性だと思うんですね。それでハワイのワイキキビーチがなぜ世界中の人が集まる観光地になったかというと、この海岸で怪我をする人がいないというのが世界中から観光客を集めている一番の理由だということをハワイの州政府の方から聞いたことがあるんです。安全対策には大きなものから小さなものまであるんですが、大きなものでいえば、夕方には必ず州政府がだしたヘリコプターが、沖合いで遊泳時間を過ぎても遊んでいる人を強制的に吊り上げて、陸まで持ってってしまうという大きな安全性に対する対策から、小さなところでは、砂浜ですとか人々が歩くところに、例えばプルトップですとか小さな金属片を全部夕方になると拾うんですね。磁石で。金属探知機を使って大勢の人が足の裏を怪我するようなものを拾うんです。磁石とか金属探知機は、州政府が用意して実際の作業はボランティアさんが行っている。そういう仕組みをハワイではきめ細かく海岸で展開されているので、今回のハードの整備とあわせて、ソフト面の安全対策を強化してほしい。安心して赤ちゃんでも歩かせられるような場所にしていただきたいので、是非ソフト面の計画も作っていただけると非常にすばらしいものになると思うんです。

事務局:先生のおっしゃるとおりだと思います。安全について特に、この計画を立てるにあたって、釣り場のところをどう安全にやるかということ。現在、実際には今ここは入れないような大きな柵をたてているんですが、それでも釣りの人が乗り越えてテトラポッドのほうに入っていかれると。逆に監視をして、例えば波浪注意報が出た場合にはすぐ止めさせるといったソフト対策、安全対策をつくってから開放しなければならないなということは考えております。砂浜のハワイの話は非常に勉強になりました。参考にさせていただきたいとも思います。

委員 : 今回の砂浜のほうについては計画の中には特になくて「港湾」ということで大磯港の活性化ということでつくられているようなのですが、やはり大磯の大きな売りというのは、この砂浜だと思うんですね。そういう意味では砂浜から大磯港に至るこの動線というんですか、これが今の計画では、自転車道歩行車道ということで、漁業関連施設の後ろ側、背後に若干あるようなんですけれども、ここらへんの動線をもう少し何とか太く、また駐車場からこの砂浜の方に行けるような動線を考えてもよいのではないかなと思うんですよね。それからもう一点は今西湘バイパスを降りて、朝なんかの場合結構西湘バイパス渋滞するということで下に下りてしまう車、西湘バイパスを降りちゃって、北側の駐車場の裏側の北側を通っていく車結構多いと思うんですが、土日なんかにしてもこの駐車場結構車が止まっていますよね。また夕方も車が結構多いのですが、横断する方が結構多いんですよ。ですから交通の安全という観点から北にある駐車場、野積場の駐車場との横断についての考え方、たとえば、道路にハンプを設けちゃうことが可能であれば、この先に段差があるのだから速度を落としなさいよだとか、そんなようなことがあっても良いのかなと思います。その2点について。

委員 : ちょっとよろしいですか、私のほうも後ほど要望するつもりではいたのですが、今お話がありましたので、できれば駐車場の後ろ側に大きな壁があるんですね、高低差がありまして、防波堤と駐車場の間にかなり高い防波堤があり段差があります。そういう中で、プロムナードというか人道橋で10m幅か100m幅かのものを作る、ようするに今西湘バイパスの下を通って直接港側に行けるものを考慮していただけると、道路を横断せずにですね、徒歩でも港に直接いけるのかなと、私どもは、今港と住宅地が何か一体になっていない面がありまして、その辺を港が普段でも自由に行き来できるような形をとっていただけると、港と住宅が一体化できるのかなという考え方もあるんですね。いま先ほど先生がおっしゃったような意味合いでも、今、海岸に歩道橋が一本かかっているのですが、あれのもっと大規模ないわゆるプロムナードみたいなものがあると、もっと素晴らしいものができるのかなということも考えております。

事務局:今3点ほどお話がでたと思うのですが、まず海浜地の整理、実はこの案にする前にボードウォークを西湘バイパスの下に引こうという計画を前回皆様方にお話したと思います。その関係で先ほど特に説明をしなかったのですが、9ページの意見募集のところに海浜海水浴ゾーンというところにあります。当初素案のほうでお示しした際には、ボードウォークを海水浴場の裏を結ぼうかという案を出したところ、「砂浜というのは素足で歩くのが本筋だ」という意見がありまして、今回の案からははずしたという経過があります。先ほどお話したように、今後の検討課題かなと考えております。

もう一点道路のハンプにつきましては、6ページの平面図に書いてありますけれども、これは骨材輸送用のダンプトラックの速度抑制をするために道路の一部を盛り上げるということを考えております。これは先生おっしゃったように、駐車場の前にももう少しそういうところが必要ではないかということにつきましては、交通管理者である警察と打ち合わせをさせていただきながら考えていきたいと思っております。

それから防潮堤を越えて西湘バイパスの桁下を通れるようなプロムナードをできないかというお話であります。実は、砂浜のほうに行く歩道橋が一つございます。北浜歩道橋という名前がついていますが、これは本来基準から行くと、道路の幅員からいくと歩道橋が建てられないだけの狭い道路というのがありまして、「地元の方々が道路を渡らずに海浜地に降りられるような歩道橋を作れないか」ということがございまして昭和56年だったか忘れましたけれどもつくりました。非常に好評ですので今後の検討課題にさせていただきたいと思います。ただ問題は西湘バイパスの桁下のクリアランスと臨港道路の建築限界、またその上の歩道橋と人の高さとのクリアランスがとれるだろうかという問題があります。

委員 : この基本理念の中に歴史と文化というのが書かれております。計画をみますと、松本順の記念碑とかありますけれども、この場所は日本の海水浴にとって非常に重要な場所なのではないかと個人的に思っているのですけれども、それからすると、記念碑だとかの扱いが本当にこれで良いのだろうかと思いますし、大磯海水浴場発祥の地というのももう少し位置付けないと失礼なのではないかという感じを受けています。

それから、ビジターバースの位置なんですけれども、利用者側から考えると、是非広場休憩施設だとかレストラン海産品の販売とかもありますけれども、それとの関連も考えて、ビジターバースというのをもっと考えられたほうが良いのではないでしょうか。

それからボードウォークはないほうが良いんじゃないかという話は、これは健康体の人は良いかもしれないんですが、砂浜を颯爽と歩ける人はそれでいいのかもしれないですけれども、必ずしもそういう人ばかりではありませんし、先ほど葉山港の中ではバリアフリーという話がありましたけれども、それが大磯港にはそれが必ずしもうたわれていない。せっかく遊歩道とか自転車道なども整備をするのでしたら、ボードウォークなんかも車椅子などでも障害があっても支障なく水場にでれる、そういうのも良いのかな、そんなとこですね。

事務局:ビジターバースの件なんですけれども、われわれ最初に示しました第1案では、漁港区の内側に入れて、やはり先生おっしゃるように建物の側に設けたらどうだろうという案がありました。ただ漁港区のほうに入れようとしても、漁船で一杯だということで、波除堤の外でどうだろうかということでお話がありました。今そこへ記載しております。ただこのまま絶対にここでやるんだということではなくて、漁業者の方と調整していきたいと思います。

委員 : ビジターバースのすぐ横に『立入禁止』というのじゃあんまりでしょうからね。

事務局:それから自転車道のほうなんですけれども、今海に近いところというのは一応歩道というのはあります。幅員が1.5から2m程度の狭いものですから、当然拡幅するに際してもバリアフリーというか段差のないようには整備していきたいと思います。

委員 : 緑の話ですが、海の美しさ、砂浜の美しさというのは、海岸の樹林あってこそのものだと思うのですが、この計画では街中の街路樹のように等間隔に緑を1列に並べるという方法ではなくて、もっと自然になじんだような植え方で植えれば、もっと人々が集まって気持ちよく過ごせる場所になるんではないかと思うんです。西湘バイパスに沿って樹林帯などは作ることは難しいのでしょうか。検討していただきたいと思います。もう一つ、先生の発言で気が付いたのですが、大磯の歴史は、大磯にしかないものをアピールしたほうが良いと思うんですね。日本における海水浴発祥の地ということで、医療的な意味で海水浴を始めたという歴史的な事実を広めて、後世まで伝えていくために、何かそういった工夫はできないものでしょうか。昔の海水浴場というのは、海の中に棒くいを立ててそこにしがみついて、波に体が揺らされるというのを医療的な治療に使ったという、とても面白いエピソードがありますので、その辺はとても分かりやすいし、興味を引くようなものですので、こういう人が集まる場所で何か工夫して、ここはそういう場所だということをアピールしたら面白いと思います。

事務局:記念碑については実は町管理ということで、あまり私が言うのはなにかと思うのですけれども、今ある海水浴場というのは、図面にありますけれども、大磯港ができる前まではこの図面の野積場と書いてあるあたりだったということで、記念碑がここにあるのではないかと思います。今の海水浴場のほうに移すのが良いのか、それともここがそうだったんだよということで、そこをもう少しアピールできるように、せっかくプールだとか港公園とかありますので、考えていきたいと思います。

それからもう一つ余計な話かもしれないんですけれども、防波堤を伸ばしておりまして、その先端にまだ灯台ができておりません。この灯台はデザイン灯台を考えております。そうしますと今古い灯台がありまして、その灯台を壊さねばなりません。壊した際にこれをモニュメントとして利用できないかというお話も地元ではありますので、そういうのもあわせて、そこに記念の碑モニュメントみたいなものを港公園とかプールのあたりで演出できないかなとは思っています。これは町のほうとも打ち合わせしていきたいと思います。

委員 : よろしくお願いします。確かに先生の方からお話いただいたように昔から棒を立てて塩もみのような形でただ漬かるだけというだけの海水浴があったんですね。今この照ヶ崎海岸、要するに左側プールのほうに岩場があるんですが、その前あたりが、そういう海水浴場になっておりました。そこは岩礁地帯になっておりまして、いじくりにくいところになっちゃっているのですね。また、アオバトが来る景勝地になっておりまして、なかなかいじくりにくい。これは県のほうと協調しながら考えていきます。それから、松本順先生が明治18年に海水浴場を開設していましてその記念碑があるわけですね。かなり大きな記念碑です。そのへんをどういう風に整理していくか。そこのところに先生がおっしゃった、緑の植樹をしてもいいのかな、そこにはある程度固まった緑ができるのではないかと思っています。これは今後詰めていく形のなかでよろしくお願いしたいという部分でございます。できるだけ雰囲気を出していきたいなという風に考えております。

委員 : 防波堤のところを一般の方に開放される。いろんな港湾管理者が安全と危機管理の問題からやりたがらない中、神奈川県さんの方で、こういう形でやっていただけるというのは私としては大変ありがたいなと思っております。

ただどうしても最終的に開放すると、安全上の責任が管理者さんのほうへ来るという形になるので、先ほど波浪警報が出たらという話もありますが、波浪警報まで行かなくても、波が越える場合がないかどうか、現地の状況をよく確認されて独自の基準なりをつくっていただいて管理をしていただければなと思います。

もう一つはかなり個人的な要望ですが、このデザイン灯台をつくられるときに、これは『土木施設の中のデザイン』であるということを是非考えていただきたいと思います。是非ここにあった長年の風雪に耐えてもおかしくないような、きちっとしたデザインにしていただきたいなというのが個人的なお願いでございます。

委員 : 今、外郭施設の西防波堤について意見がありました。私も個人的に危惧があります。防波堤というのは基本的に外郭施設で、波を跳ね返すための施設です。当然に波がその上を越えていくということもあります。先日の西湘バイパスが壊れた際にも、長周期の波がきた際に大きなエネルギーで壊したという話がありましたけれども、長周期の波については、今の波浪予測では必ずしも全て入ってるわけではありません。独自の基準を作る場合にも今の時点ではちょっと難しいかなと思います。防波堤には今まで人が入っていませんので、今まで波が越波していてもそれに気づかずに過ごしていることもあると思います。ですから安心して遊歩道にして人を防波堤に入れるというのはあまり賛成ではありません。きちっとした基準を作って、よく監視しながら、安全を確保しながらということをやっていただきたいと思います。

委員 : これは国にお願いしたいんです。テトラポッドの見栄えといいますか、なかなか難しいのでしょうけども、「テトラポッドを外す場所」ということもあるのではないかと思います。テトラポッドは、人を守るものではあるんですが、そこに人が落ちた場合には挟まって出てこれない。という問題もあって、機能を備えたもう少し見栄えの良いものの開発を長期的に取り組んでいただけないでしょうか。

委員 : いろいろありますが、防波堤そのもので波を吸収するようなタイプのものもありますが、やはり消波ブロックにかなうものはない。それはいろんな周期の波に対しても、それから「粘り強さ」と我々呼んでいますが、多少消波ブロックが崩れても大丈夫。ところが防波堤はそのものだけで、ある程度陥落したものは、ある限界を超えると一発でバンといく。それからもう一つ消波ブロックを「乱積み」といって、ある程度ぐちゃぐちゃに並べていますが、これをきれいに並べるという方法もあるのですが、そうですね、あまり変わらないと思いますし、効果は落ちます。確かに我々としては、いろんなところで言われていることは十分確認していますが、なかなか、今のところはすいません。多分アイデアとしてもまだ出ていないと思います。それに向けての研究もまだ行っていない。

委員 : つい先日、十分に大きくて十分にかみ合ったと思っていた消波ブロックでさえも、大きな波がきてなくなってしまったという経験をしたばかりです。台風9号の際の西湘バイパスの件です。大きなブロックをかみ合わせながら置くという方法でも壊れたということですから。そういう状況ですね。

委員 : 守るためにはしょうがないのかな。もしも、ここで、この西防波堤のブロックを全部撤去して、さらに人を入れるということであれば、おそらくこの防波堤の高さを数メーター上げないとおそらく同じ機能が持たない。

会長 : 他に何がご意見はないでしょうか。ご意見がないようですので、諮問事項イの「大磯港活性化整備計画」についてお諮りいたします。諮問書の内容のとおりご承認いただいたということで知事に答申してよろしいでしょうか。

委員 : 異議なし。

会長 : 異議なしということで、本件は妥当であるとして知事に答申します。

   答申書の記述については会長一任とさせていただきます。

ウ 真鶴港の港湾区域の変更について

(事務局から、「真鶴港の港湾区域の変更」について説明した。)

会長 : それでは、ご審議をお願いいたします。何かご意見、ご質問はございませんか。

オブザーバー:私も「港の整備が町を変える。」という大きなスローガンを掲げておりますけれども、この事業は、まず港湾区域の変更をしていただかないと事業が着手できないということは分かるんですけれども、これに関連して、この議を得た上での港湾区域の国に対する認可を受けて、この事業は年明けから着手ができる予定ですよね。

これを何ヵ年で事業ができるのか、それと私の思っていることは、沖の消波堤、防波堤と併行してこの湾内における事業も進めていただきたい。こういう大きな希望をもっているわけでございます。これらについて県の考え方もお伺いさせていただきたい。というのが、私の今日出てきた思いでございます。

事務局:いろいろと町長さんのほうからお話を聞いておりますけれども、今この沖防波堤を設置する今年度予算というのは3億円ちょっとです。150mやるのでその10倍ちょっとということで、単純に割り返すと今の予算ペースでやりますとだいたい10年になります。「10年とはとてもではないけれども待てない」というお話も伺っておりますけれども、それに関しましては、国の方に予算要求をお願いしまして、できるだけ早く完成するように努めてまいりたいと思っております。

それから港内の方でございますけれども、沖防波堤が終わらなければ中のほうは着手しないというのではございませんで、できるところから順次すすめてまいります。特にクルーザーヨットが泊まっているボートパークの整備に今着手しておりまして、また観光船がとまります第2物揚場の整備についても、昨年、一昨年と2ヵ年で進めておりますので、順次進めていく。ということでございます。

オブザーバー:あんまりよろしくないんでございますけれども、具体的に事業計画というのは総合計画もそうなんですけれども、きちんと町もそうですけれども、県も身の丈にあった予算を組み立てていく、4港湾の中で、私のところは、口が開いているというのは、関東大震災から84年経っているわけですよ。そういった中でね、真鶴は地震のときに人命的に大きな被害を受けている、こういう大きなことが歴史に残っていますので、まず沖の防波堤ができてこないというのは、10年かけられちゃったら、10年の間に(地震が)きたらどうするの?さきほど先生方がおっしゃた安全などうのこうのといった問題が崩れてしまいますよ、ということを一番思っているわけなんですよ。それとね。あと一つは、これをねきちんと「5年でやりますよ」とかね、「7年でやりますよ」というのであれば分かるんですけれども、「10年が1年短くなりましたから短くなりました」といった答弁をされてもね、私どもとして受け入れられる問題ではない。はっきり申し上げまして。それと産業的な部分の中で一つ伺いたいんだけどもね、この基礎の捨石、何万立米くらい入るんですか?

事務局:すいません。細かい数字までは出しておりません。

オブザーバー:これ今ぜひとも聞きたいんですけれども、例えば二宮大磯の西湘バイパスで、かなり真鶴の石が向かっていますよね。山梨からも石が入ってますよね。今西湘バイパスの復旧工事のために。そうすると、この事業がどういう状況になるのかということを 一つ危惧しているところがあるんです。短くしてくださいといっても、今のこのね石の手配ができるんですかという問題もあるので、みなさんに情報を伝えておきますから、真鶴石だって有限資源ですからね。地元が石屋さんであっても。この辺のところは、きちんと県もアンテナ張っていただかないと、国のほうとも調整していただければ大変ありがたい。伊豆の石で良いのか、真鶴がなぜ地元の石を使えないのかといった問題も起きますので。今西湘バイパスのほうも24時間体制でトラックが走られているんでしょ。そういうことを含めて、県のほうでも一つ目を向けていただければ大変ありがたいと我々思っております。よろしくお願いします。

事務局:以前町長さんにもお話させていただいたんですけれども、単純にいうと10年かかるという話ですけれども、私どもも国のほうに港整備交付金の拡大を要望させていただきながら、先ほどちょっと安全安心という話がありましたけれども、私どもといたしましては1年でも早く、さらに1年でも早く、こういう姿勢で国のほうにも要求させていただきながら対応していきたいと思っております。

それから、地元産の石材については、切出量とか地元の方々との調整もありますが、我々の現在の計画の中では、地元産の真鶴石を使って進めていきたいと、現計画では考えております。

委員 : 西湘については、どんなふうにするのかということはまだ調査段階ですからね。

   どういう形でどれだけの石を使うのかということがまだ全然分かっていないわけですからね、そういう意味では、相当こちらにも影響してくるんでしょうね。

オブザーバー:してきます。間違えなくしてきますよ。その時に石の質とかそういう問題がでて来ると思うんです。

委員 : ちなみに3億は国と県でどういう負担割合なんですか。

事務局:10分の4が補助金でございます。

委員 : 県が6割?

オブザーバー:ただあの一つね。港整備交付金。国土交通省では、国の予算は余っているらしいんですよ。だから問題は県なんですよ。はっきりいって。情報流してますんで是非お願いします。

委員 : ちょっと通常の補助金ではなくて、交付金という形でちょっと変わった制度なものですから、しかも、いろんな条件が厳しいので、なかなか手を上げるところが少ないということで、ちょっと(予算的に)余裕があると、国としては。

オブザーバー:ただ真鶴港は地域再生計画でこの交付金を使っているんです。ですから、県がどこまでバックアップできるかでこの事業が短縮できるかが決まるんです。

委員 : 沖の防波堤についてもそうですか?

委員 : そうです。

委員 : 県のほうはどうなんですかその辺の認識は?

事務局:今年の8月にそんな話を国のほうから情報提供いただきまして、そういった少しでも進めれるような方法を来年度以降とって行きたいと思っております。ですから早く整備が進むようにという方向で進めてまいりたいと考えております。ただ交付金のほうでございますけれども、いろいろと条件、制約がございますので、何が該当できるのかということもございますので、よく国の方と調整しながら進めていきたいと考えております。

オブザーバー:国より町と調整していただきたい。是非ともそう願いたいですよ。

会長 : 本日の議題は、「港湾区域の変更」についてということでございます。

オブザーバー: それはそのとおりスムーズに進みそうですから、問題はその後の話ですから。

会長 : それでは他にご意見がないようでしたら、諮問事項ウ「真鶴港の港湾区域の変更」についてお諮りいたします。諮問書の内容のとおり承認いただいたということで、知事に答申してよいでしょうか。

委員 : 異議なし。

会長 : 異議なしということで、本件は妥当であるとして答申いたします。答申書の記述については、会長に一任とさせていただきます。

エ 大磯港への指定管理者制度の導入について(報告)

(事務局から、「大磯港への指定管理者制度の導入」について説明した。)

会長 : それでは、何かご意見、ご質問はございませんか。

委員 : 大磯町にとっては、かなり大きな事業になりまして、まさに未知数の世界かなといところが少なからずあります。でも指定管理者については、県のほうにもいろいろとご配慮いただきまして、これからご承認いただくようになるわけでございますけれども、組織体制等もしっかりやって行かなければいけないのかなというのもありまして、現在大磯町の中では今のところは都市整備課の方で事務を実施しておりますけれども、今の段階では兼務で1名という段階なのですけれども、これが平成20年度、21年度におきましては、しっかり組織を立てて管理運営をしていきたいということを要望させていただきました。これは先ほども言いましたように、大磯町の活性化を図る中で大きな起爆剤になるのかなということで、私たちとしても期待しているところでございます。

会長 : 他に何かご意見ございますでしょうか。これは報告事項でございますので、『大磯港への指定管理者制度の導入について』の議題はこれで終了したいと思います。

神奈川県

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