会議記録

掲載日:2011年3月1日

様式3

 

会  議  記  録

 

 次の審議会を下記のとおり開催した。

 

審議会等名称

神奈川県港湾審議会

 

開催日時

平成17年9月9日(金)13:30~15:00

 

開催場所

神奈川県庁新庁舎9階  議会第8会議室

 

出席者

※会長等◎

 

◎近藤 健雄(日本大学理工学部教授)

 柴山 知也(横浜国立大学大学院工学研究院教授)

 並木 直美((株)並木設計代表取締役)

 青木  健(真鶴町長)
 梶谷 昇平(藤沢市計画建築部参事:山本藤沢市長代理)
 池町  円(国土交通省関東地方整備局港湾空港部港湾計画課課長       補佐:難波港湾空港部長代理)

[オブザーバー]

 石川嘉一郎(葉山町都市経済部長:守屋葉山町長代理)

 

次回

開催予定日

未定

 

問い合わせ先

所 属 名 県土整備部砂防海岸課砂防計画班

担当者名 島田

 

 
会議記録

楕円: 発言記録  ・ 要約

要約した理由

内容

【議題1 会議の運営について】

会長:まず、議題(1)の「会議の運営について」ということで会議の公開の可否についてでございます。

   本日の議題を拝見しましたところ、特に非公開とするものは見当たらないと思われますので、今回の会議の公開の可否について各委員にお諮りする前に、取扱いについて事務局からご説明を賜りたいと思います。それでは、事務局お願いいたします。

  (事務局から「附属機関の会議等の公開に関する指針」等について説明)

会長:ただいま事務局からご説明のとおり、本日の審議会、特別非公開とする理由が見当たりませんので、公開ということにしたいと思います。よろしゅうございますか。

一同:異議なし。

会長:はい。どうもありがとうございます。それでは本日の審議会は公開ということで決定いたします。

【議題2 諮問事項 ア】

会長:本日は、お手元の資料のとおり、知事から2つの諮問を受けております。議題2の「諮問事項ア」の「葉山港の臨港地区内の分区指定について」でございます。まず、「諮問事項ア」について、事務局からご説明をさせていただきます。

  (事務局から資料「地方港湾葉山港臨港地区内における分区の指定」等について説明)

会長:ありがとうございました。それでは、ご審議をお願いいたします。委員の皆様、何かご意見、ご質問はございませんでしょうか。

柴山委員:分区の地域分けというのは現在の利用の状況を踏まえて、既にこういうふうに分けて使っている現状について、改めてそれを指定するという理解でよいでしょうか。

事務局:はい。そのとおりです。

梶谷参事:除外区域は指定なしということですが、具体的には、建物用途などは今後とも建築基準法が適用されるということですね。

事務局:はい、臨港地区の規制を受けるということでございます。

梶谷参事:除外区域は将来的にもこのまま指定なしの方向で進むのですか。それとも、何か機会があったら例えば追加で認定するということもあるのですか。

事務局:今回、この区域を分区指定なしとすることにつきましては地権者さんからの強い要請がありましたので、将来的にその土地の利用用途の変更があるとかいう場合に、地権者さんのご理解を得られるということであれば、その時点では分区指定を新たに行うことも可能性としてはあると考えています。

会長:全体的には、地権者、個人的な葉山マリーナーという株式会社の図面にグレーに塗られたところは地権者の要望で分区から外すという形で妥当性があるのかなと思います。ただし実際の建築計画、或いは建築申請が出るときにはおそらく葉山町並びに県で検討しないといけないということにはなると思います。おそらく県である程度自由性を持ちたいということかと思います。

会長:他にご意見がないようなので、「諮問事項ア」の葉山港の臨港地区内の分区指定につきましては、このままご承認ということでよろしゅうございますか。

一同:ありません。

会長:はい。それでは、審議会としては諮問のとおりご承認いただいて知事に答申するということに決定したいと思います。どうもありがとうございました。

【議題2 諮問事項 イ】

会長:それでは議題2の「諮問事項イ」の「真鶴港活性化整備計画」につきまして、事務局からご説明を賜りたいと思います。

  (事務局から資料「地方港湾真鶴港活性化整備計画(案)」等について説明)

会長:はい。ありがとうございました。ただいまの「諮問事項イ」の「真鶴港の活性化整備計画」について、ご説明ありがとうございました。それでは引き続きましてご審議をお願いしたいと思います。本日真鶴町長さんがいらしておりますので、青木委員の方から何かございましたらお願いしたいと思います。

青木委員:真鶴港の整備計画については、国交省、県土整備部、小田原土木事務所にご尽力いただきまして、平成11年から検討されてきたわけですけども、ここでようやく計画にのってこられたと思っております。是非とも一日も早くこの計画が実行されることを私の方としては望んでおります。と申しますのは、港口が開いてるような真鶴港の構造のため、過去の大きなキティ台風並の台風がくると、耐震岸壁に船が上がってしまいます。実際に岸壁に船が上がってしまうと、岸壁はしっかりできているけれども船が上がってしまった岸壁に物資を運べるのかと懸念していたところですが、ようやくここで皆様方のお力添えによりまして沖の消波堤、防波堤ができるということになりました。地元としましては一日も早くそういった災害にも強い、今説明が事務局からありましたとおりのことが一日も早く実現されることを望んでおります。災害時には、真鶴は陸の孤島になってしまいます。つまり、ちょっと風が吹くだけでもうJRが止まりますし、ちょっとした台風であっても2本しかない国道、真鶴道路と国道135号の2本が遮断されちゃうと、もう空から来るしかない。でも大きな地震が来たときには小学校や中学校などにテントを張るとヘリコプターも降りられなくなってしまいます。そうすると残されたルートは海しかありません。その重要な海への港口が開いているために岸壁に船が上がってしまうと、災害物資の受け取りができなくなってしまいます。ということで是非とも一日も早く実現をしていただきたいと思っております。以上です。

会長:本日、そういう意味でここでご審議をいただきまして、知事に一日も早く答申したいと思いますので、ご協力のほどをお願いいたします。何かご質問ご意見、ございますでしょうか。

柴山委員:この計画の中で「高潮」という言葉が出てこないので、よくないと思います。この前のハリケーンカトリーナの時にニューオーリンズが注目されましたが、ここの東側の海岸はずっと高潮と高波で被災してるのです。台風が来ると必ず高波と一緒に高潮が来るんです。実は大正11年の台風のコースでシミュレーションすると真鶴にはあまり高潮が来ないことになるのですが、それはたまたま来ないだけで、どんなコースを台風が通るかによって高潮の被害はあり得るわけです。資料-2の3ページの第3パラグラフですが、防災機能について、「沖防波堤による津波の低減」と書いてありますけど、「津波」のあとに点を打って、そのあと「高潮・高波」というふうに入れていただけると、高潮・高波がきちんとそのあとも入ってくると思います。もう一つ、今度は教えていただきたいんですが4ページですね、同じ資料の4ページの2)の「港湾管理・防災施設」のところに、「津波避難施設」という言葉が出てくるのですが、これは人工地盤を造って、人工的に高い避難場所を造るという意味で書かれたということでしょうか。

事務局:まず3ページの防災機能の強化の、津波、高潮・高波のお話しですが、高波については当然その静穏度の確保ということで既定の事実でありましたので、記述を失念いたしました。申し訳ございません。高潮につきましては、津波も高潮も同じ形態として海面が上がるということで、津波対策で避難場所を設置すれば高潮対策も可能という認識がございましたのであえて記載をいたしませんでした。しかし、先生お話のとおりの形で処理したいと思います。それから2つ目の4ページの2)の「港湾管理・防災施設」の津波避難施設の件でございますが、これは5ページの11)の「観光・漁業・防災施設」につきましても同じ記載をさせていただいておりますが、ここに建物が建つ予定でございますので、通常であれば真鶴港レ  ベルの港湾管理施設であれば1階もしくは2階建ての建物で十分であると考えておりますが、県のシミュレーションによれば、この真鶴港は津波が相当な高さで押し寄せる、6mから6.5mの波高の津波が来る可能性がありますので、沖防波堤で軽減したとしてもある程度の波高は避けられないだろうという認識の下に、ここに周辺の高い建物が何も無く、地形的に高いところへ逃げる時間的な余裕等の問題もありますので、港湾の中に高い建物を造りまして、津波が来ても大丈夫な避難施設としての兼用を考えているという位置付けの中で、2)と4)につきましてこういう記載をさせていただいてるものでございます。以上です。

柴山委員:津波についてシミュレーションすると、非常に微細な地形で局所的にかなり高くなることがありますので、十分な安全性を持って高いものを造っていただきたい。

事務局:柱についても円形のほうがいいというお話を伺ってますので、実施に際してはそういう配慮もしていきたいと思っています。

柴山委員:わかりました。

並木委員:この活性化計画を拝見して、これが実現されたら、港を利用する方々の層も広がるでしょうし、年間利用率も非常に高まる素晴らしい計画だと感じました。

   しかし、もう少し考えていただきたいと思ったのが、資料-2の4 ページの8)それから7 ページの「4環境整備計画」のところで緑地の話が出てきますが、「漁業地と周辺住宅地等を分離するため」という記載があります。「分離」という考え方について、以前はゾーニングの“分離”という考え方をしていました。最近は、両方を“つなぐ”という意味合いの方がより現実に近いですし、計画で目標にするにはその両方のゾーンを“つなぐ”ものととらえて、言葉としては「緩衝帯とする」というのがふさわしいと思います。そして、実態としてもやはりその両方の地区を分離してはいけないと思います。両方の人の行き来、景観的なつながりは非常に重要ですので、  「分離する」という言葉は削っていただきたいと思いました。

   それから真鶴港のエリアから外れるのですが、真鶴港にとって重要な要素は、港に非常に近いところの斜面、山に豊かな緑があるということです。これが真鶴の他の港にない最大の魅力です。この緑があるからこそ、お祭りをやっても緑をバックにあの派手な色彩のお祭りがとても映えるわけです。ですからこの港の背景としての緑をもうこれ以上減らさないというぐらいの記載が是非ほしいと思いました。エリアは外れるのですが、真鶴の水面とこの周りの緑は切っても切り離せない重要な魅力だと思います。

事務局:緑地の位置付けでございますが、確かに委員おっしゃいますような記載のほうがよろしいと思いますので修正をさせていただきたいと思います。それから周辺の緑地についても私どもも委員と同じような認識を持っておりますが、あくまでこれは港湾計画でありますので、真鶴町さんの施策があり、また県立公園に指定されておりますので、これらの施策と整合させた上でよりよい港を造っていくというつもりでございます。あくまで、この計画はエリア内に関するものですので、計画部分としては記載できませんが、そういうつもりで計画を実行してまいりますのでよろしくお願いいたします。以上でございます。

会長:ありがとうございます。私の方からひとつお聞きしたいのですが、この「真鶴港活性化整備計画(案)」では、沖防波堤はいつ頃完成する予定でしょうか。

事務局:地域再生法に基づく港整備交付金を今年度から充当させていただきまして、5か年で現在進めている第2物揚場の改修と沖防波堤を半分ほど仕上げたいと思っています。あと残りの5か年の前半の部分で沖防波堤を造っていきます。沖防波堤がないと港内の整備が出来ない部分と沖防波堤がなくても整備が出来る部分とを区分けをした上で、最終的には10年後にはなんとかしたいと考えております。沖防波堤は、少なくとも7年程度で完成させたいと思いますが、予算等の問題も考慮した上で出来る限り、沖防波堤先行という形で進めてまいる所存でございます。以上でございます。

会長:はい。ありがとうございます。他にご意見いかがでしょうか。それでは特別ご意見はございませんようですので、「諮問事項イ」の「真鶴港の活性化整備計画」については諮問書の内容のとおりご承認していただくということで知事に答申したいと思います。よろしゅうございますか。

一同:はい。

会長:はい。ありがとうございます。異議なしということでございます。

事務局:文章は少し書き直しをいたします。

会長:はい。事務局の方で調整をお願いいたします。

【議題3 報告事項】

会長:次に報告事項でございます。「湘南港等に係る指定管理者の選定状況について」、事務局からご報告させていただきます。

 (事務局から、資料3「湘南港等に係る指定管理者の選定状況について」により説明)

会長:ただいまのご報告につきまして何かご質問ご意見ございましたらお願いしたいと思います。

   この港湾審議会の委員でございます私と並木委員がこの審査委員会の委員として参加いたしました。私ども色々と話し合いまして、応募団体3社の中では湘南なぎさパークさんがいちばんいいという結論になりました。ただし今後の課題といたしましては、この契約が3年間ということでございますが、果たして3年がいいかどうかということが内部の委員の中で問題になりました。特に初期投資を伴う環境整備ということを考えると、とても3年では回収できない。それについて今後考えないといけないでしょうと事務局に伝えました。

   それからこの湘南なぎさパークさんが正式に契約されるときに、私達も委員として懇談する場所を設けていただき、ご意見を述べさせていただく時間を事務局に取っていただくようお願いしました。そして、ここでは、一つは地元のコミュニケーションといいますか、湘南港だけではなくその背後にあります湘南全体の街の方々とコミュニケーションをうまく取りながら色々と協働しながらまちづくりをやっていきましょうということ、もう一つは、現状の問題としてディンギー置場が100隻分程空いているわけですけれども、これの対応についてもう少し努力したらどうかということをお話ししたいと思っています。昭和40年代上期頃まではディンギー置場の需要が右肩上がりだったので、空きを埋める努力をしなくてもよかったかもしれませんが、右肩下がりの中で今後は100隻の空間をどうやって埋めていくか、それには自助努力は必要です。自ら宣伝して新たなニーズを掘り起こしながら艇を置いてもらいたい。そういう努力をしてもらいたいと考えています。

   さらに、湘南なぎさパークという一つのところだけではなくて、例えば葉山港など、周辺のマリーナと協働して連携しながらより高度な港の活用をしてもらいたいということです。契約が来年の4月1日からでございますが、その前に一度そういう時間を持っていただくというような形でございます。

   この指定管理者の審査につきましては、この経過にあるとおり公明正大にしかも公開をしながらやっておりますので透明性も担保されていると思いますし、また公平性も担保されていると思いますので、他の委員の方々にご報告申し上げております。

   ここに指定管理者の候補に選定された町の代表者が来ておりますので何かあればお願いいたします。

青木委員:私の方としましては、今までの経緯というものを十分尊重していただきたいという要望がありますので、よろしくお願いしたいと思います。

会長:他にご質問ご意見ございませんか。

   指定管理者の選定に関して、もう一つの不満は、他の部局と横並びというところが色々とありまして、それに合わせないといけなかったというのも問題かなと思っています。港湾管理者として県土整備部は港湾についてどう考えているか。港湾のあり方に通ずる強い姿勢もあってもいいのではないかという感じもいたしました。これはあくまで手続き上の話です。

   それではご意見がございませんので、これで終了したいと思いますがよろしゅうございますか。

   それではこれで本日の審議会は終了いたします。

 

 





神奈川県

このページの所管所属は 県土整備局 河川下水道部 砂防海岸課 です。